更新日:2024/11/7
妊娠超初期症状まとめ!生理前との違いからいつから始まるのかまで完全ガイド【助産師監修】
妊活中は、生理予定日付近に体調の変化が見られると「もしかして妊娠の兆候?」とソワソワするものです。「これって妊娠超初期症状なの?」と気になって検索している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、妊娠超初期に見られる15の症状から生理前との違い、「妊娠したかも」と思ったときの行動まで詳しく解説します。
妊娠超初期について理解を深め、妊娠していたときに適切な行動がとれるように準備をしましょう。
この記事に登場する専門家
助産師 四辻有希子
大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。
〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター
妊娠超初期の症状15選
妊娠超初期は個人差があるものの、さまざまな症状が起こる場合があります。本章では、妊娠超初期に見られる15の症状をご紹介します。
1.おりものの状態がいつもと違う
妊娠するとおりものの状態が普段と異なる場合があります。
おりものが変化する理由は、着床した赤ちゃんを守るためです。そもそもおりものは、細菌などが膣内に入らないようにするためのバリアーの役割を担っています。
妊娠すると見られるおりものの変化は、以下のとおりです。
- 1おりものの量が増える
- 2水っぽいおりものが増える
- 3ピンクや茶色のおりものが見られる
妊娠していなければ生理が近づくと「プロゲステロン」と呼ばれる女性ホルモンの分泌が減るため、おりものの量も少なくなります。しかし、妊娠するとプロゲステロンの分泌量が多いまま維持するので、おりものも増加するのです。
ただし、おりものは疲れていたり風邪をひいたりしたときも、一時的に量が増えることがあります。
おりものについては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
妊娠前のおりものの特徴を徹底解説!量や色はどうなる?生理前との違いが早わかり!
妊娠前のおりものは生理前のものと区別が難しいため、普段からおりものの状態をチェックしておくことが大切です。この記事では、妊娠前と生理前のおりものの特徴と違いを徹底解説!「もしかして妊娠?」と思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。おりもの以外の症状もチェックして、自分の身体の状態を確認しましょう。
2.出血がある
妊娠が成立していると、妊娠3週ごろに少量の出血が見られる場合があります。受精卵が着床したときに、子宮内膜が傷つくことがあるためです。
この出血は「着床出血」と呼ばれますが、妊娠した全ての女性に見られるわけではありません。また、生理予定日付近で見られるため、生理と勘違いしてしまうケースもあります。
着床出血については後ほど詳しく解説しますが、先に知りたい方はこちらからどうぞ。
3.生理痛のような腹痛がある
妊娠超初期の時期は、生理痛のような腹痛が起こる場合があります。妊娠の成立によって、子宮が大きくなっていく影響で痛みが生じるためです。
一方で、痛みではなく「おなかが張る」ような感覚があるケースも。ただし、腹痛やおなかの張りといった症状は、生理前にも見られるため他の症状も合わせてチェックしてみましょう。
4.便秘になる
妊娠超初期は便秘になる人がいます。女性ホルモンのひとつである「プロゲステロン」の作用により、腸の動きが鈍くなるためです。
プロゲステロンは、腸をはじめとした内臓の運動に関わる「平滑筋(へいかつきん)」を緩める作用があります。
また、妊娠すると心身に大きな変動が起こり自律神経が乱れるため、それが原因で便秘になるケースも。ただし、必ずしも便秘になるとは限らず、自律神経の乱れによって下痢症状が起こる人もいるので、症状には個人差があるといえるでしょう。
なお、妊娠中に便秘になる原因や解消法については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
妊婦は便秘になりやすい?妊婦を困らせる便秘の原因と改善方法を解説【薬剤師執筆】
妊娠中はホルモンバランスの変化や食生活と運動量の変化等、様々な理由から便秘になります。妊娠中でもできる便秘対策も合わせて紹介します。
5.トイレの回数が増えた
妊娠初期はトイレの回数が増える場合があります。膀胱は平滑筋でできているため、腸と同じくプロゲステロンの影響によって膀胱付近の筋肉が緩むためです。
その結果「トイレに行きたい」と頻繁に感じるようになります。
妊娠すると免疫力が低下するため、身体が細菌やウイルスに感染しやすい状態です。膀胱炎などの感染症にかからないよう、トイレは我慢しないようにしましょう。
6.頭痛がある
妊娠初期は頭痛を感じる場合があります。ホルモンの変化や自律神経の乱れによって影響を受けるためです。また、強いつわりによって頭痛が生じるケースもあります。
頭痛が起こったら軽いストレッチを行ったりリラックスしたりして、対処すると良いでしょう。
ただし、頭痛がひどい場合は妊娠以外の原因が隠れている可能性もあるので、医療機関を受診してください。
7.腰痛がある
妊娠をすると腰の痛みを感じる人がいます。その理由は、ホルモンの影響で骨盤内の関節が緩くなるためです。
痛みを和らげるために、マッサージやストレッチをして血流を促進すると良いでしょう。
ただし、マッサージやストレッチは無理のない範囲で行ってくださいね。
8.唾液や鼻水が止まらない
妊娠すると唾液や鼻水が止まらなくなることがあります。妊娠によるホルモンの増加や自律神経の乱れによって、唾液量が増えたり鼻の粘膜がむくんだりするためです。
また、妊娠前からアレルギー性鼻炎や花粉症だった人は、妊娠をきっかけに症状が悪化するケースもあります。
ただし、唾液や鼻水が止まらない症状は風邪と似ているため、他の症状も確認してみましょう。
9.乳首が痛い、胸が張る
妊娠超初期は胸の張りや乳首の痛みを感じることがあります。
妊娠が成立すると女性ホルモンの分泌が増加し、乳腺や乳頭が発達するためです。これにより、乳房が張るような感覚が生じます。
また、乳首が敏感になるため下着に触れた時などに痛みを感じる場合も。妊娠初期をすぎるとおさまるケースが多いですが、気になるときは下着の素材を変えてみるなど工夫をすると良いでしょう。
10.ほてりを感じる
妊娠超初期には、ほてりや熱っぽさを感じる人がいます。
なぜなら、基礎体温が高い状態が続くためです。37度を超える体温が続くケースも少なくありません。
また、妊娠が成立すると赤ちゃんの脳神経の発達に甲状腺ホルモンが必要となります。そのため、甲状腺機能が高まって代謝が盛んになり、ほてりや熱っぽさを感じる人もいるのです。
妊娠したときの基礎体温の変化については、以下の記事でも詳しく解説しているのでこちらもぜひご覧ください。
妊娠すると基礎体温はどう変化する?グラフの見方から妊娠初期症状まで徹底解説
妊活のために基礎体温を測り始めると「もし妊娠したら基礎体温はどう変化するの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、妊娠したときの基礎体温の変化や妊娠初期の兆候、「妊娠したかも」と思った時に注意するべきポイントについて詳しく解説します。
11.しっかり寝ていても眠い
妊娠が成立すると、しっかり寝ていても日中に眠気を感じやすくなります。妊娠の準備や維持をするための女性ホルモンである「プロゲステロン」が分泌され、眠気が生じるためです。
とはいえ、眠気の原因は必ずしも妊娠とは限らず、疲労や睡眠不足なども考えられます。他の妊娠超初期症状と合わせてチェックしてみましょう。
12.立ちくらみやめまいが増えた
妊娠すると立ちくらみやめまいといった症状が起こる場合があります。その理由は、妊娠によって自律神経が乱れたり貧血が起こったりするためです。
ただし、立ちくらみやめまいが頻繁に起こるようであれば、別の原因が隠れている可能性もあるため医療機関に相談しましょう。
なお、妊娠中の貧血で起こる影響については、以下の記事を参考にしてくださいね。
【助産師執筆】妊娠中の貧血はどんな影響がある?
妊娠中に多くのママさんが経験する貧血。その原因と貧血になった場合の赤ちゃんへの影響だけでなく、貧血にならないための予防法までみっちり記載しました。貧血対策としてぜひ参考にしてみてくださいね!
13.ちょっとしたニオイが気になる
妊娠が成立すると、これまでは何も感じなかったニオイが気になる場合があります。その理由は、受精卵が着床すると分泌される「hCGホルモン」の影響で、嗅覚が敏感になるためです。
明確な原因は解明されていないものの、つわりもhCGホルモンが関係しているとされています。食べ物のニオイや部屋のニオイなど、気になるニオイは人によってさまざまです。
ニオイが気になるときはマスクをしたり、ニオイの少ない食べ物を選んだりして対策をすると良いでしょう。
14.急に食べ物の好みが変わった
妊娠するとこれまでの食べ物の好みが突然変化することがあります。なぜなら、妊娠によるホルモンバランスとともに、味覚も変化するためです。
具体的には、次のような変化が多く見られます。
また、妊娠超初期は食欲がなくなったり、逆に旺盛になったりと、食欲も変化する場合があります。症状には個人差がありますが、食欲がないときは無理せず、食べられるものを食べられる分だけ食べましょう。
食欲旺盛な場合は、体重が増えすぎないように、よく噛んで時間をかけて食べるなど工夫をしてみてくださいね。
15.感情の起伏が激しい、不安定
妊娠超初期は感情の起伏が激しくなることがあります。妊娠によってホルモンのバランスが崩れるため、精神が不安定になりがちです。
具体的には、次のような変化が見られるケースが多くあります。
ウォーキングをはじめとした軽い運動をしたり、音楽を聴いたりしてメンタルヘルスケアをしましょう。
なお、不安定な状態が長く続くようであれば、医師に相談してみてくださいね。
★症状をチェックして「もしかして妊娠かも?」と思ったあなたは、今すぐ葉酸サプリを始めましょう!葉酸の摂取はこの時期が一番大切。妊娠超初期から飲めるサプリはこちらからチェック!
妊娠超初期症状と生理前の違い
妊娠超初期症状と、生理前に見られるPMS(月経前症候群)の症状はよく似ています。では、どのように妊娠超初期と生理前を見分ければよいのでしょうか。
本章ではそのポイントを解説します。
妊娠超初期と生理前の見分け方
妊娠超初期症状と生理前の大きな違いは「基礎体温の変化」です。そもそも女性の基礎体温は、生理から排卵日までの低温期と、排卵後の高温期の二相に分かれます。
妊娠が成立しなければ、排卵後に高くなっていた体温は、生理が近づくとともにだんだんと下がり始めます。
一方で、妊娠が成立していると、生理予定日をすぎても高体温が続きます。
妊娠超初期の症状に加えて、生理予定日を過ぎても基礎体温が高い状態が続き、かつ生理がこない場合は妊娠の可能性が高いでしょう。
妊娠超初期と生理前を見分けるポイントは、以下の記事で詳しく解説しているのでこちらもぜひご覧ください。
妊娠初期症状と生理の違いを解説!出血の原因やチェック方法、妊娠の可能性を確認しよう
妊娠初期症状と生理の違いについて、出血の原因やチェック方法などから解説します。妊活中の出血には着床出血や生理、もしくは赤ちゃんとママに命の危険のある出血があることも。そのため、妊娠初期症状かもと思ったら、早めに産婦人科を受診するのがおすすめです。
着床出血と生理の違い
妊娠超初期症状なのか生理前なのか一番迷うのが、出血があったときですよね。着床出血と生理を見分ける方法は、出血の量です。
着床出血の場合は、一般的にごく少量の出血が見られます。下着が汚れたり、トイレットペーパーに付着したりする程度で、生理のような多量の出血は見られないケースが多いです。
加えて、出血の色や期間も見分けるポイントとなります。着床出血の色はおりものにピンク色や赤色の血が混じったような色で、生理のような赤黒い出血はありません。
期間も生理のように数日間続くことはなく、1回限りや1日程度の場合がほとんどです。出血量が少量で、色や期間の特徴が当てはまるようであれば、着床出血の可能性があるでしょう。
check ✔︎
流産の可能性がある出血の特徴は?
生理のときよりも出血が多く、ひどい腹痛がある場合は流産の可能性があります。また、この症状が見られるときは、子宮以外に着床している異所妊娠(子宮外妊娠)のおそれも。
妊娠初期は正常な妊娠の経過であっても少量の出血が見られることがありますが、出血量が多いと感じたり腹痛が生じていたりする場合は医療機関を受診してください。
なお、着床出血については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
【助産師解説】着床出血はいつ起こる?生理との違いや特徴、妊娠の可能性を完全ガイド
「これって着床出血?」と迷っている人必見!着床出血は、出血の時期から生理と見分けるのが難しい症状です。この記事では、着床出血の特徴やいつ起こるのか、生理との違いについて助産師が詳しく解説!今のあなたの症状と照らし合わせて、妊娠の可能性をチェックしてみましょう。
妊娠超初期症状が起こるのはいつから?
「妊娠超初期の症状や生理前との違いについては分かったけど、実際に症状が起こるのはいつなのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
本章では妊娠超初期症状が起こるタイミングと、発生の理由について見ていきましょう。
タイミングをとってから1~2週間後に症状が出始める
妊娠超初期症状が起こり始めるのは、タイミングをとってから1~2週間後です。この時期は、妊娠3週目ごろにあたります。
妊娠3週目ごろは受精卵が子宮内膜に着床する時期です。一般的には、受精卵ができて12日前後で着床するといわれています。
これは、最後に生理が来た日から約3~4週間後になるため、生理前の不調やPMS(月経前症候群)と間違えやすいです。
妊活中でタイミングをとった場合は、基礎体温をチェックするなどして、妊娠超初期症状か生理前の不調かを確認しましょう。
check ✔︎
そもそも妊娠超初期とはいつのこと?
妊娠超初期とは、妊娠検査薬を使っても陽性反応が出ない「妊娠0~3週目」までを指します。卵子と精子が受精し、子宮内膜に着床してから1週間後くらいまでの時期です。
ちなみに、「妊娠超初期」という医学用語はなく、正式には妊娠1ヵ月目が該当します。
妊娠超初期症状は必ずしも全員に起こるわけではないため、妊娠超初期には自覚がない人も多いです。
なお、妊娠週数は最後に来た生理の1日目を「妊娠0週0日」として数えます。生理中が妊娠1週目ごろ、排卵日前後が妊娠2週目ごろです。
つまり、妊娠超初期の期間ではあるものの、妊娠0~1週はまだ妊娠が成立していない状態なのです。
妊娠超初期症状はなぜ起こる?
妊娠超初期は、ホルモンバランスが急激に変化することによって、さまざまな症状が見られます。
女性の卵巣から排出された卵子は卵管に取り込まれます。卵管で卵子と精子が出会って合体し、受精した卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ。女性ホルモンの影響でふかふかになった子宮内膜に受精卵が根をはやすと、着床の成立です。
着床が完了したあとは、妊娠を維持するために女性ホルモンが増加します。その影響で、妊娠超初期症状が起こる場合があるのです。
妊娠検査薬を使うタイミングと受診の目安
妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後以降に使用します。生理予定日から1週間すぎると、妊娠の有無を調べるために必要な、尿中のhCGホルモンの量が十分に増えるためです。
妊娠検査薬の使用が早すぎると、妊娠していても陽性にならない場合があります。検査をして陰性であってもなかなか生理が来ない場合は再検査をしてください。
また、陽性反応が見られても、子宮外妊娠の可能性もゼロではありません。妊娠検査薬でその判別はつかないため、陽性反応が見られたら必ず医療機関を受診しましょう。
なお、妊娠検査薬の詳細や使い方については以下の記事を参考にしてくださいね。
妊娠検査薬はいつから使える?正しい使用方法と受診するタイミングを解説
自宅で身近に検査できる妊娠検査薬は、有効な結果を得るために、適切なタイミングや使用方法が重要です。フライング検査にならないためには、生理予定日の約1週間後からの検査が有効的です。妊娠超初期の症状や病院の受診方法についても言及しています!
妊娠したかもと思ったらやるべきこと、やってはいけないこと
「妊娠したかも」と思ったら、以下に注意が必要です。
- 規則正しい生活習慣を心がける
- 食生活を見直す
- 葉酸の摂取を始める
- たばこ、アルコールをやめる
- カフェインの摂取を調整する
- 服用中の薬について医師に相談する
- 普段以上に感染症に気をつける
具体的にやるべきことや、その理由について順番に解説します。
規則正しい生活習慣を心がける
妊娠超初期症状が見られたら、規則正しい生活を心がけ、健康的な体づくりを意識しましょう。妊娠すると女性の体には大きな負担がかかるため、健康的な体が欠かせません。
具体的にやるべきことは以下のとおりです。
睡眠は脳と体を休めるためにとても大切です。早寝早起きを心がけ、生活リズムを整えてください。
また、適度な運動は体力づくりに加えてリフレッシュ効果もあります。ウォーキングやヨガなど続けやすい運動を日々の生活に取り入れるのがおすすめです。
ただし、妊娠初期は流産の可能性が高い時期です。激しい運動は控えるようにしましょう。なお、栄養バランスのとれた食事については、次章で詳しく解説します。
食生活を見直す
ママの体調や赤ちゃんの健やかな発育のために、「妊娠したかもしれない」と思ったら食生活を見直しましょう。そのためには、1日3食さまざまな種類の食材を使って、栄養バランスの整った食事が欠かせません。
特に、以下の5大栄養素をしっかりと摂ることで、健康的な体づくりにつながります。
- たんぱく質
- 脂質
- 糖質
- ビタミン
- ミネラル
なかでも、ビタミンBや葉酸などの栄養素は赤ちゃんの細胞の成長を助けるため、意識して摂ると良いですね。
妊婦さんが太りすぎていると流産や早産の可能性が高まったり、痩せすぎていると低出生体重児を出産するリスクが高まったりするため、妊娠超初期症状が現れたら食生活を整えましょう。
なお、妊娠中の体重増加の目安や体重管理のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
妊婦体重増加の目安は?理想的な増え方とコントロールのコツを助産師が紹介!
妊婦体重増加は、元の体格によって異なります。妊娠中の体重増加が多すぎても少なすぎても、母子に影響があると考えられています。妊娠中は元の体格に合った体重の増加と、健康的に過ごすために生活習慣を整えることが大切です。この記事では、妊娠中の理想的な体重の増え方と健康的に過ごすためのコツを紹介します。
葉酸の摂取を始める
妊娠超初期症状がある場合は、早めに葉酸の摂取を始めましょう。妊娠初期に葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害を持った赤ちゃんが生まれてくる可能性を軽減できます。
神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄のもとになる「神経管」が正常にくっつかない先天性の障害です。脊髄が背骨に覆われていない状態の「二分脊椎」という病気や、脳の全部または一部がない状態で生まれてくる「無脳症」などがあります。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
神経管閉鎖障害と葉酸にはどんな関係がある?赤ちゃんの先天異常をサプリメントで予防しよう【助産師執筆】
葉酸を摂取することで発症を予防することができるといわれている「神経管閉鎖障害」。神経管閉鎖障害とはどんな病気なのか、その原因や検査方法などを、葉酸との関係性を含めて詳しく解説します。赤ちゃんの先天異常を予防するために、妊活中にできることを今から始めていきましょう。
神経管閉鎖障害を持って生まれた赤ちゃんは、手術が必要だったり誕生しても生きられなかったりする場合も。しかし、妊娠初期に葉酸を摂取することで、発症リスクを下げられるのです。
厚生労働省は、妊娠初期は食事に含まれる葉酸に加えて、1日400μgの葉酸摂取を推奨しています。妊娠初期に必要な葉酸を効率的かつ確実に摂取するなら、葉酸サプリの活用がおすすめです。
赤ちゃんは受精後17日で神経胚の形成が始まり、妊娠6週ごろに神経管が閉鎖されるので、妊娠が確認できたらすぐに妊娠期専用の葉酸サプリ「mamaru」を飲み始めましょう。
mamaruは、妊娠初期に必要な葉酸量400μgをしっかりと含んでいます。
さらに鉄分、ビタミンB群、ミネラルなど、妊娠中に摂りたい栄養素をたっぷりと配合し、ママの健康と赤ちゃんの成長を多角的にサポートしてくれますよ。
また、本来であれば葉酸は妊活中から摂取を始めるのがおすすめです。妊娠初期に、確実に葉酸を体内に満たしておくために、妊娠の1ヵ月以上前からの摂取が推奨されています。
まだ妊娠が確認できていない方におすすめの葉酸サプリは「mitas」です。
葉酸はもちろん、着床率に関連があるとされているビタミンDや、不妊の大敵である冷えにアプローチする温活成分も同時配合したmitasで、いつでも赤ちゃんを迎えられるように準備すると良いですね。
なお、葉酸で得られる効果や葉酸を摂取する方法については以下の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
葉酸で得られる5つの効果とは|摂り始めるタイミングから妊娠中におすすめの摂取方法まで完全ガイド
葉酸は妊娠中に摂ると良いものというイメージがあるものの、得られる効果や詳細は分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では葉酸の効果や摂取のタイミング、効率的な摂取方法などについて詳しく解説します。ぜひ今から葉酸を摂って、妊娠しやすいカラダづくりの準備を始めましょう。
たばこ、アルコールをやめる
妊娠の可能性がある場合は、たばことアルコールをやめましょう。たばこはニコチンや一酸化炭素といった有害物質によって、早産や胎児発育不全、常位胎盤剥離をはじめとした産科合併症を起こすおそれがあるため、危険です。
また、アルコールも胎盤を通じて赤ちゃんの血液に入り込み、体重減少や脳の障害といった影響を及ぼす可能性があります。
ママと赤ちゃんの健康を守って、安全な出産の確率を少しでも上げるために「妊娠したかも?」と思ったらたばことアルコールは控えるようにしましょう。
なお、たばこによる妊娠への影響は以下の記事も参考にしてください。
喫煙って妊活に影響するの?タバコによる妊娠への影響【助産師執筆】
「喫煙は健康に悪い」というのはご存知だと思います。今回の記事では、妊活中の喫煙は妊娠にどのような影響を及ぼすのか解説していきます。女性のみならず、男性の喫煙も妊活に影響するので、健やかな妊活ライフを送りたいと考えている方は必見です。
カフェインの摂取量を調整する
妊娠超初期症状が見られたら、カフェインを多く摂りすぎないよう調整をしてください。WHO(世界保健機関)は、妊婦さんが1日に300mg以上のカフェインを摂取すると、流産や低体重の赤ちゃんが生まれる危険性があるとして、摂取量を制限するよう注意喚起しています。
300mgのカフェインは、マグカップのコーヒー2杯分です。コーヒー以外にも、緑茶や紅茶、エナジードリンクといった飲み物にも含まれています。
日本人が慣れ親しんでいる飲み物にもカフェインが含まれているものが多くあるため、妊娠の可能性があるときはカフェインの入っている飲み物を飲みすぎないよう意識しましょう。
なお、妊娠中にカフェインが良くないとされる理由や摂取量の目安については以下の記事を参考にしてくださいね。
妊婦にカフェインはなぜダメなの?妊娠中の摂取量の目安や胎児への影響を詳しく解説
妊婦になったらコーヒーは飲んではいけないのでしょうか?カフェインの過剰摂取は、母体と胎児に影響を与えると懸念されていますが1日2杯までであれば、カフェインの過剰摂取にはなりません。今回は、妊娠中に摂っても良いとされるカフェイン量や、カフェイン以外に気を付けたいことについても紹介します。
服用中の薬について医師に相談する
現在服用中の薬があり、妊娠の可能性があるときは、医師への相談が必要です。薬の中には赤ちゃんに影響を及ぼすものがあるため、妊娠中は使用できないものがあります。
とはいえ、ママと赤ちゃんの健康のために飲み続けなければならない場合もあるので、自己判断で中断したり服用したりせず、必ず医師の判断をあおぎましょう。持病がある方は、妊活を始めるタイミングで担当医に相談しておくとスムーズですよ。
また、風邪などで市販薬を使用したいときも注意が必要です。薬を服用するときは必ず医師に相談してください。
普段以上に感染症に気をつける
妊娠の兆候があるときは、いつも以上に感染症に注意をしましょう。なぜなら、妊娠をすると免疫力が低下し、細菌やウイルスに感染しやすくなるためです。
感染症の種類によっては、おなかの赤ちゃんに影響が起こるケースもあります。感染症を予防するために、意識するべきポイントは以下のとおりです。
手指の消毒やマスクをするなど、まずは基本的な感染対策を心がけましょう。
加えて、調理するときは、食べ物をしっかりと加熱してください。妊婦さんが生肉や生魚を食べると「トキソプラズマ感染症」を起こし、赤ちゃんが水頭症を起こす場合があります。
トキソプラズマ原虫は猫の糞にも存在する場合があるので、猫を飼っている方はトイレの処理に注意してください。手袋やマスクをして処理をし、終了後は手洗いと消毒を徹底しましょう。
また、規則正しい生活や栄養バランスの整った食事を摂ることで免疫力が高められます。感染に気をつけるだけでなく、免疫力を高める意識ができると良いですね。
妊娠中に必要な栄養をバランス良く、かつ手軽に摂りたい人にも、mamaruはおすすめです。
これらの栄養素が1つで摂れるmamaruが気になる人は、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
なお、妊娠中に食べてはいけないものをもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
妊娠中食べていけないものはある?【助産師解説】
妊婦さんが食べたものは、お腹の中の赤ちゃんの栄養となります。そのため、妊娠前は食べていたものでも、妊娠中は食べてはいけないものや食べる量に注意する食材などがたくさんあります。 どのようなものに注意するのか、食べる時に注意するポイント、少量ならOKの食べものをご紹介します。
check ✔︎
妊娠超初期に性行為はしてもいいの?
妊娠超初期は、ママと赤ちゃんの安全を考えて性行為は控えると良いでしょう。性行為によって子宮を刺激したり感染症が起こったりすると、流産につながるおそれがあります。
そもそも妊娠初期は流産が起こりやすい時期です。妊娠超初期から妊娠初期の間は性行為は避けると安心ですね。
妊娠超初期を過ぎてからの性行為については以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてくださいね。
妊娠初期にセックス(性行為)してもいいの?赤ちゃんへの影響はある?人には聞きにくい疑問を助産師が解説!
妊娠初期にセックス(性行為)をしてもいいのか、赤ちゃんに影響があるのかは、なかなか聞きにくいことですよね。妊娠初期のセックスは赤ちゃんへの影響だけでなく、ママの気持ちも大切にしたいもの。この記事では、助産師が妊娠初期のセックスに関する疑問について詳しく解説します。妊娠初期のセックスについて悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
妊娠超初期症状かな?と思ったらあせらずにできることから始めよう
妊娠超初期にはさまざまな症状が見られます。とはいえ、個人差があり全ての女性に妊娠超初期症状が現れるとは限りません。
妊娠超初期症状と思われる症状が起こったら「妊娠したかもしれない」と意識し、食生活の見直しやたばこ・アルコールを控えるなどを意識した生活をしましょう。
また、妊娠の兆候があったときに、特に重要となるのは葉酸の摂取です。妊娠初期に葉酸を摂取することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを下げられます。
妊娠が判明したらすぐに葉酸サプリの「mamaru」を飲み始めましょう。
まだ妊娠が確認できていない妊活中の方も、葉酸摂取は必須です。葉酸は妊娠の1ヵ月以上前からの摂取が推奨されています。
妊活中の方には葉酸はもちろん、着床率に影響するとされるビタミンDや、温活成分もオールインワンで配合されている「mitas」がおすすめです。
赤ちゃんを望んでいると、ちょっとした体調の変化が「妊娠超初期症状かもしれない」と気になるものです。
妊娠超初期症状に気付いたら、その後のママの健康と赤ちゃんの発育を考えて、できることから始めてみてくださいね。
あなたへのおすすめ
mitas series オンラインショップ