更新日:2024/8/29
妊娠初期症状と生理の違いを解説!出血の原因やチェック方法、妊娠の可能性を確認しよう
妊娠を心待ちにしている妊活期に出血があると「また生理がきてしまった」と思う人は多いでしょう。
でも、もしかしたらその出血は「着床出血」など、妊娠したサインかもしれません。
出血の量や色、出血したタイミングなどを確認し、妊娠初期症状なのか生理なのかを判断する必要があります。
この記事では、妊娠初期症状と生理の違いについて、出血の原因やチェック方法などを解説していきます。
この記事に登場する専門家
看護師ママライター むねゆか
看護師ママライター
産婦人科勤務経験と2児のママ。
2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!
妊娠初期の出血と生理の違いは?
妊娠初期の出血の中でも「着床出血」は、生理予定日と同じくらいの時期に出血するため、判断に迷うかもしれません。
どちらの出血なのか迷ったら、以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。
期間や出血の性状以外の大きな違いは「基礎体温」です。
生理であれば基礎体温は「低温期」に入りますが、妊娠の可能性がある場合は出血した日以降もずっと「高温期」が続きます。
高温期が続いていて、出血の性状などから妊娠の可能性を感じたら、妊娠検査薬で検査をしましょう。
基礎体温の変化や低温期・高温期のグラフの見方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
妊娠すると基礎体温はどう変化する?グラフの見方から妊娠初期症状まで徹底解説
妊活のために基礎体温を測り始めると「もし妊娠したら基礎体温はどう変化するの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、妊娠したときの基礎体温の変化や妊娠初期の兆候、「妊娠したかも」と思った時に注意するべきポイントについて詳しく解説します。
妊活~妊娠初期にある出血の種類
妊活~妊娠初期にある出血の中で、様子をみてもよいものは排卵時出血、着床出血、生理です。
絨毛膜下血腫、異所性妊娠(子宮外妊娠)、切迫流産での出血は、早めの病院受診が必要となります。
それぞれの出血の特徴や出血以外の症状について、くわしく解説していきます。
排卵期出血
排卵期出血は、排卵によって分泌量が減った「エストロゲン」という女性ホルモンが原因で起こる出血です。
エストロゲンが減ったことが影響して、子宮内膜の一部が剥がれ落ちてしまい出血します。
排卵期出血が起こる時期は、次の生理予定日の2週間ほど前といわれています。
出血量は少量で、おりものに混じる程度の量です。
色はピンクや赤、茶色など個人差がありますが、多くの場合1~3日程度で収まることがほとんど。
出血があったらおりものシートで対応しましょう。
着床出血(妊娠初期症状)
妊娠成立の過程の1つである「着床」は、子宮の内膜に受精卵がもぐり込むことをいいます。
受精卵がもぐり込む際に、子宮内膜の血管を傷つけてしまい出血するのが「着床出血」です。
出血量は少量で、1~2日程度で出血はおさまります。
色は赤色や薄いピンク色、茶色とさまざま。
出血時期が生理日周辺のため「着床出血?生理?」と迷うかもしれませんが、着床出血は生理より血液量が少量で期間も短いのが特徴です。
妊娠初期に起こる出血の中で一番多いのが着床出血といわれていますが、すべての妊婦さんにあるわけではありません。
着床出血がなかったからといって、妊娠への不安を持たなくても大丈夫です。
着床出血については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【助産師解説】着床出血はいつ起こる?生理との違いや特徴、妊娠の可能性を完全ガイド
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生理
前回の生理から25~38日以内に濃い赤色~茶色の出血が数日続いたら、生理がきたと思ってよいでしょう。
生理は、妊娠の準備のために厚くなった子宮内膜が不要となり、血液と一緒に体外に排出されることをいいます。
そのため、血液の中にゴロっとした塊が含まれることもあり、出血量も妊娠初期出血に比べて多くなるのが一般的です。
絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
絨毛膜下血腫は、赤ちゃんを包む胎嚢(たいのう)と胎盤の間に血液がたまってしまった状態です。
血液の量が少量だと吸収されてなくなりますが、血液がかたまって「血腫」になり大きくなってしまうことも。
そのため大きくなった血腫から、血液が漏れ出して出血することがあるのです。
出血の色は鮮やかな赤色か赤褐色で、妊娠初期~中期にかけてみられます。
妊娠初期の間に出血が治まることがほとんどですが、中期以降も血腫が大きくなったり出血が続いたりする場合は妊娠継続に影響を与える可能性もあります。
出血が続いて心配な時は、産婦人科に相談しましょう。
異所性妊娠(子宮外妊娠)
「子宮外妊娠」という言葉の方が一般的に使われることが多いですが、正式名称は「異所性妊娠」です。
異所性妊娠とは、受精卵が子宮内膜以外の場所に着床してしまう妊娠のことをいいます。
子宮内膜以外に着床してしまった場合、胎児が成長する環境が整っていないため、胎児が生き続けることができません。
異所性妊娠のほとんどは卵管に着床する「卵管妊娠」ですが、腹腔や卵巣、子宮内膜以外の子宮内に着床してしまうこともあります。
異所性妊娠は異常な妊娠ですが、受精卵となり着床するという意味では妊娠が成立しています。
そのため、生理がくることはなく、つわりのような症状が出ることもあります。
しかし、子宮以外で受精卵が成長することは想定されていないため、妊娠が進行することで臓器が破裂してしまう可能性があります。
卵管などが破裂すると腹痛とともにお腹の中で大量に出血し、出血によるショックで死亡することもある危険な妊娠です。
異所性妊娠でないことを確認するためにも、妊娠が分かったらすぐに産婦人科に受診しましょう。
切迫流産
切迫流産とは、流産になる一歩手前の状態のことをいいます。
流産と聞くと「もう赤ちゃんは生きられないのでは?」と心配になるかもしれませんが、切迫流産はまだ妊娠継続できる可能性がある状態です。
しかし、妊娠12週までの切迫流産に対しては薬の効果がないことが分かっているため、医師の指示に従い安静などで流産の予防をしていきましょう。
切迫流産は出血と腹痛が主な症状で、出血量は少量とされています。
出血量が多い、血が止まらない、繰り返すなどの状態は、流産が進行している可能性があるため早めに産婦人科に相談しましょう。
妊活中に出血があったら色や量をチェックしよう!
妊活中に出血があると心配になりますよね。
もし出血してもパニックにならずに、出血の状態をチェックしましょう。
まずは血液の状態をチェック
妊活中で生理予定ではない時に出血があると慌ててしまうと思いますが、まずは出血の状態をチェックしてください。
出血の原因が自分で分からなくて産婦人科に相談する場合にも、出血がどのようなものかという情報は大切です。
出血があった時にチェックする項目はこちらです。
- 血液の色は?
- 出血量は多い?少ない?
- 出血が続いた期間は?
- 出血以外の症状は?
- 出血があったのは、前回の生理から何日目?
早めに病院受診をした方がよい出血の見分け方
表を使って出血についてチェックしたら、以下の「すぐに受診が必要な出血」に当てはまらないかを確認しましょう。
1.出血量が多く、強い腹痛がある
異所性妊娠(子宮外妊娠)の可能性があります。
出血量が多いとショックを起こして命の危険があるため、すぐに病院受診をしましょう。
2.出血が数日続き、量が増えて腹痛もある
切迫流産が進行している可能性があります。
早めに産婦人科を受診しましょう。
3.絨毛膜下血腫と診断されていて、出血が止まらない場合
絨毛膜下血腫と診断されていて、出血が続く場合は血腫が大きくなっていることが考えられます。
血腫が大きくなると子宮収縮を誘発してしまうなどの影響があり、妊娠継続に影響があることも。
出血が止まらない、腹痛がある場合は早めに受診をしましょう。
出血以外の妊娠超初期症状にはどんなものがある?
妊娠検査薬をまだ使えない妊娠1か月頃の時期を「妊娠超初期」といい、出血以外にもこの時期特有の症状が出ることがあります。
すべての人に症状があるわけではないので、症状がないからといって心配しなくても大丈夫。
以下のような症状を感じた人は妊娠の可能性があるため、飲酒や喫煙など妊娠経過に影響を与える行動は控えるようにしましょう。
- おりものの変化
- 軽い風邪のような症状
- 吐き気や胃のむかつき
- 胸が張る感じ
- お腹の違和感や下腹部痛
- 便秘や下痢
- イライラしやすい
- だるさや眠気
おりものの変化
妊娠初期と生理前のおりものの違いは「量」です。
生理前はおりものが徐々に少なくなっていきますが、妊娠初期にはおりものの量は多くなります。
おりものの性状には個人差があり、水っぽいという人や白~黄色のおりものが出たという人もいれば、妊娠しても変わらなかったという人までさまざまです。
妊娠したときのおりものの特徴については、こちらで詳しく解説しています。
妊娠前のおりものの特徴を徹底解説!量や色はどうなる?生理前との違いが早わかり!
妊娠前のおりものは生理前のものと区別が難しいため、普段からおりものの状態をチェックしておくことが大切です。この記事では、妊娠前と生理前のおりものの特徴と違いを徹底解説!「もしかして妊娠?」と思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。おりもの以外の症状もチェックして、自分の身体の状態を確認しましょう。
軽い風邪のような症状
基礎体温は排卵を機に上昇して、妊娠が成立すると高温期が続きます。
低温期と高温期の差はわずかですが、高温期が続くことで「熱っぽい」ような軽い風邪のように感じる人もいます。
吐き気や胃のむかつき
早い人だと妊娠超初期に「吐き気」や「胃のむかつき」などのつわり症状が出ることがあります。
赤ちゃんのためにと無理して食べるのではなく「自分が食べられるものを食べる」「水分は必ず摂る」など出来る範囲のことをしていきましょう。
胸が張る感じ
産後の母乳の準備のため、妊娠中から乳腺を発達させるために女性ホルモンが活動します。
胸の張りを感じる人は、ノンワイヤーやマタニティ下着など肌に優しい素材で作られた下着に変更しましょう。
お腹の違和感や下腹部痛
妊娠成立により子宮が大きくなること、子宮の周りの靭帯(じんたい)が伸びることから、お腹の違和感や下腹部にチクチクした痛みを感じる人がいます。
生理痛のような痛みだと表現する人もいますが、妊娠超初期の下腹部痛には出血が伴わないことが生理との違いです。
便秘や下痢
妊娠が成立すると体内のホルモンに変化が起こり、その影響から「便秘」や「下痢」などお腹の悩みが出る人もいます。
もし妊娠の可能性を感じていたら、市販薬は飲まずに症状に合う食事で対応しましょう。
イライラしやすい
妊娠成立によりホルモンバランスが変わることが原因で「イライラしやすい」など、精神的に不安定になることがあります。
ホルモンバランスの変化に徐々にからだが慣れてくると、気分も安定してくるといわれています。
だるさや眠気
妊娠を継続させるために、女性ホルモンの1つである「プロゲステロン」が増えます。
プロゲステロンの影響で、妊娠中は眠気やだるさの症状が出るといわれています。
プロゲステロンは生理前にも分泌量が増えるホルモンで、生理前に眠気を感じやすいのもこのホルモンの影響です。
妊娠に気づいたら葉酸サプリを始めよう!おすすめサプリを紹介
出血の状態や妊娠超初期症状、検査薬の結果から妊娠が確認できたら、葉酸の摂取を始めましょう。
赤ちゃんの成長やお母さんの健康維持などさまざまな理由から、妊活・妊娠期には葉酸を摂ることが推奨されています。
葉酸は水に溶けやすい性質を持つ栄養素のため、食べ物から葉酸を摂取しようとしてもなかなか必要量を摂ることがむずかしいとされています。
そのため妊活・妊娠期の葉酸摂取には、葉酸サプリを取り入れることがおすすめです。
妊娠初期は出血だけでなく、つわりの症状が出てくる時期でもあります。
「食べられない」「これしか食べたくない」「食べ物の匂いが辛い」など、つわりの症状は人によってさまざま。
そんな辛いつわりの時期にも毎日飲んでほしい葉酸サプリは、飲みやすいものを選びたいですよね。
そこでおすすめなのが、業界最小の粒サイズを実現した「mamaru」です。
妊娠期におすすめ葉酸サプリ「mamaru」
mamaruは葉酸サプリの中でも粒のサイズが業界最小で、つわりの辛い時期にも飲みやすいよう身体に影響のないセラック加工でコーティング。においをとことん抑えています。
また、mamaruの魅力は飲みやすさだけではありません。
つわりの時期はなかなか思うように食事が摂れず、赤ちゃんに栄養が届いているか心配になるでしょう。
mamaruは、厚生労働省が発表している妊娠期に必要な栄養素をすべて配合している「オールインワン葉酸サプリ」。
赤ちゃんの骨や歯の成長に必要なカルシウムや、ママの貧血予防と赤ちゃんの成長サポートに必要な鉄分、そのほかにもDHA/EPAやビタミン類など、赤ちゃんとママのために必要な栄養をしっかりと含んでいます。
しかし「妊娠中にサプリメントから栄養を摂るのって大丈夫なの?」と心配するママもいるでしょう。
mamaruは、厚生労働省が認定したGMP認定工場で作られた信頼性の高いサプリメント。
GMP認定工場は厳しい検査が必要な医薬品も製造する工場で、材料から製造過程のすべてにおいて品質管理基準がしっかりと決まっています。
GMP工場で製造されたmamaruは、赤ちゃんのことを考えるママにとっても信頼して飲める、妊娠初期にぴったりの葉酸サプリといえるでしょう。
葉酸サプリは妊活期から飲み始めるのがおすすめ
実は、葉酸サプリの効果を最大限に取り入れるには、妊活期から飲み始めるのがおすすめです。
妊娠した時に葉酸がしっかりとからだのなかにあることで、赤ちゃんの先天異常である「神経管閉鎖障害」を予防することができるからです。
神経管閉鎖障害予防のためには、妊娠する1か月以上前から葉酸サプリを飲むことが必要。
妊娠を意識したら、まずは葉酸サプリを飲み始めましょう。
妊活期に葉酸サプリを飲むのに、注意したいポイントが1つあります。
それは、妊活・妊娠の時期によって、必要な葉酸の量が違うことです。
時期 | 食事に付加して 必要な葉酸の量 |
---|---|
妊活~妊娠初期 | 400μg |
妊娠中期~後期 | 240μg |
授乳期 | 100μg |
葉酸サプリを選ぶときは、必要な葉酸の量が配合されているかを確認しましょう。
数ある葉酸サプリのなかで、妊活期におすすめなのがmitasです。
mitasには、妊活期に必要な葉酸400μgが配合されていることはもちろん、妊活に大切な「温活」を実現する和漢植物素材を配合しています。
生姜や陳皮、なつめ、高麗人参を取り入れて、妊活を乗り切るためにからだの巡りをサポート。
着床率を高めるとして近年注目されている、ビタミンDがたっぷり入っているのも注目ポイントですよ!
「安心安全マーク」もついている信頼性の高い商品なので、口にするものに敏感になりやすい妊活期にも取り入れやすい葉酸サプリですね。
妊娠初期の症状かな?と思ったらまずは身体の状態をチェック!
妊活・妊娠初期の出血には、着床出血や生理、もしくは赤ちゃんとママの命の危険のある出血もあります。
そのため「妊娠初期の症状かな?」と思ったら、妊娠検査薬で検査をして早めに産婦人科を受診しましょう。
妊娠は目には見えないため、病院で正常な妊娠の経過をたどっているかをチェックすることが大切です。
赤ちゃんとママの健やかな妊娠期間を送るためにも、妊娠初期の症状を見逃さないようにしましょう。
妊活中や妊娠したかもと思ったら、赤ちゃんの成長サポートとママの健康維持のために葉酸サプリをはじめましょう。
葉酸サプリの中でも、粒のサイズが小さく飲みやすいのはmitasシリーズ。
妊活中の人は「mitas」、妊娠したら「mamaru」がおすすめです。
妊活・妊娠期に必要な葉酸と栄養素がしっかり詰まったmitasシリーズで、健やかな妊娠期間を過ごしましょう。
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