更新日:2026/1/28

妊娠中に貧血になるとどうなる?症状・原因・対策・受診の目安まで助産師がわかりやすく解説

妊娠中に貧血になるとどうなる?症状・原因・対策・受診の目安までわかりやすく解説
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妊娠中、立ちくらみや息切れが増えて「貧血かもしれない」と不安になる方は少なくありません。

妊娠中は血液量が増える影響で、健診で貧血気味と言われることもありますが、軽度であれば過度に心配しすぎなくて大丈夫。ただし、貧血が進むと母体の負担が大きくなり、赤ちゃんへの影響が心配されることもあります。

この記事では、妊娠中の貧血による影響から症状や原因、対策、受診の目安までわかりやすく解説します。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医

毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。

"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。

まきレディスクリニック

妊娠中の貧血が赤ちゃんと母体に与える影響

「妊娠中の貧血=すぐに危険」と決めつける必要はありませんが、貧血が強くなると母体の負担が増え、赤ちゃんへの影響も心配になります。まずは、妊娠中の貧血にはどんなリスクがあるのかを確認していきましょう。

軽度なら心配しすぎなくて大丈夫

軽度の貧血であれば、過度に心配しなくて大丈夫です。妊娠中は体の変化により、血液中のHb(ヘモグロビン)などの数値が低めに出る方も少なくありません。

ただし、数値が大きく下がっている場合は、早めに対処が必要になることもあります。軽度か重度かは症状だけでは判断しにくいため、自己判断で様子見せず、健診結果をもとに医師へ相談しましょう。

貧血が進むと起こり得るリスク

貧血が進むと、血液が酸素を運ぶ力が弱まり、赤ちゃんに必要な酸素が十分に届きにくくなります。

重度の貧血では、赤ちゃんの発育への影響が心配される場合があり、早産や低出生体重児につながるリスクが指摘されています。

参考:厚生労働省|日本の女性は鉄分不足!その不調、貧血かも?

また、母体側も動悸や息切れ、強い倦怠感が出やすくなり、体力低下が続くと出産時の負担が増えたり、産後の回復に影響したりする可能性があります。

ただし、必要以上に怖がる必要はありません。妊婦健診の検査で状態を確認し、医師の指示に沿って対処すればリスクを下げられます。

これって貧血?まずは症状をセルフチェック

次に、貧血として出やすい症状や場面について、以下の表で確認してみましょう。

症状出やすい場面
立ちくらみ
めまい
立ち上がった瞬間にクラっとする
歩いている途中にふらつく
動悸
息切れ
階段や坂道でいつも以上に息が上がる
家事などの軽い動きでも動悸が出る
だるさ
疲れやすさ
少し動いただけでぐったりする
しっかり休んでも疲れが抜けない
頭痛
集中力の低下
頭が重くぼーっとする
仕事や家事に集中できない
顔色が悪い(青白い)鏡で顔色が悪く見える
周囲から「顔色が悪い」と言われる

表に当てはまる項目が多い場合は、貧血の可能性が考えられます。ただし、立ちくらみや息切れは妊娠中によくある不調とも重なるため、別の原因があることも。

大切なのは、今の不調を感覚だけで判断せず、どんな症状がどんな場面で出ているのかを整理すること。正確な診断には、健診の血液検査(Hbなど)で数値を確認することが大切です。

「すぐに受診したほうがいいのかな?」と迷ったときは、受診の目安もあわせて確認してみてください。

妊娠中は貧血になりやすいのはなぜ?

妊娠中に貧血になりやすいのは、体調管理ができていないからではありません。赤ちゃんを育てるために体が大きく変化し、血液のバランスや必要な栄養量が普段とは違ってくるためです。

ここでは、妊娠中に貧血が起こりやすい理由を確認していきましょう。

妊娠中は血液が薄まるから

妊娠すると赤ちゃんに栄養や酸素を届けるために、体の中の血液量が増えていきます。しかし、血液のうち液体成分(血しょう)が先に増えやすく、血が薄まった状態になりやすいのです。

その影響でHb(ヘモグロビン)の数値が低く見えることがあり、これを生理的貧血と呼びます。妊娠中の自然な体の変化として起こることもあるため、必ずしも異常とは限りません。

ただし、ふらつきや息切れなどの症状が強い場合や、健診で数値が低いと言われた場合は、自己判断せず医師に相談しましょう。

赤ちゃんに届けるために鉄が不足するから

妊娠中は胎児と胎盤の成長を支えるために、鉄の必要量が一気に増えます。鉄は赤ちゃんに酸素を届ける働きにも関わるため、母体の鉄が優先的に使われやすいのです。

とくに妊娠前から貧血気味だった方は、体内に蓄えている鉄(貯蔵鉄)が少なく、不足しやすくなります。その結果、食事からの鉄摂取だけでは追いつかず、鉄欠乏性貧血につながるケースが少なくありません。

鉄不足が疑われる場合は検査で確認し、必要に応じて鉄剤などで補う必要があります。

つわりで栄養が偏るから

つわりで食事量が減ると、鉄を含む栄養素全体が不足しやすくなります。とくに肉や魚など、鉄が多い食品を受け付けない場合は、鉄の摂取量が落ちやすいでしょう。

また、吐き気や胃の不快感があると「鉄を意識した食事を続けよう」と思うこと自体が、精神的な負担になってしまいます。つわり中は、食べられない日があるのが自然であり、努力不足ではありません。

ただし食べられない状態が続く場合は、補い方を考えていく必要があります。

つわりと赤ちゃんへの栄養の関係について気になる方は、次の記事も参考にしてください。

鉄以外の栄養不足の影響から

妊娠中の貧血は鉄不足が原因になることが多いものの、葉酸不足など鉄以外の栄養が関係する場合もあります。

妊娠中は赤ちゃんの発育に必要な栄養素が増えるため、気をつけていても複数の栄養が不足しやすい状態です。ただし、どの栄養が足りていないかは自己判断しにくく、検査結果や医師の判断をもとに考える必要があります。

鉄だけを増やすよりも、原因に合った対処をしていきましょう。

貧血かも?と思ったときの受診の目安

妊娠中の立ちくらみやだるさは、貧血以外の原因でも起こるため、症状だけで判断するのは難しいものです。我慢しているうちに悪化するケースもあるため、「様子見でいいのか」「受診したほうがいいのか」を見極めることが大切になります。

ここでは、すぐに相談したい症状の目安や、検査でわかることについて整理していきましょう。

すぐに病院を受診するべき貧血の症状

妊娠中の貧血は軽い不調で済むこともありますが、日常生活が難しくなるほどの症状があるときは、自己判断で様子見しないようにしましょう。

貧血はもちろんのこと、それ以外の原因が隠れている可能性もあります。

◆すぐに相談したい症状の目安

  • 倒れそうになるほどのめまい・ふらつきがある
  • 安静にしていても息が苦しい
  • 動悸が続いて落ち着かない
  • 立っていられない、歩くのがつらい
  • 症状が急に強くなった

また症状が軽めだったとしても、貧血への不安が強い時点で、産婦人科に相談して大丈夫です。

貧血かどうかは検査でわかる

妊娠中の不調は貧血と似た症状が多いため、「立ちくらみがある=貧血」と症状だけで判断できません。貧血の有無は、健診の血液検査で確認でき、Hb(ヘモグロビン)などの数値が目安になります。

また、医師はHbだけでなく、体調や妊娠週数、必要に応じて貯蔵鉄(フェリチン)なども含めて総合的に判断します。数値が低い場合は、食事指導や鉄剤の処方につながることもあるため、早めに把握して対処することが大切です。

別の原因があるケースも

立ちくらみやだるさは、貧血だけが原因とは限りません。妊娠中は体が大きく変化するため、低血圧や脱水、睡眠不足など、別の理由でも似たような不調が起こりやすくなります。

貧血と似ている症状考えられる原因出やすい状況
立ちくらみ
めまい
低血圧急な体勢変化
起床後
立ち上がり直後
ふらつき
頭がぼーっとする
脱水冬の室内
水分摂取が少ない日
だるさ
疲れやすさ
睡眠不足
疲労
寝不足が続いたとき
動悸
息苦しさ
ストレス
自律神経の乱れ
緊張や不安が強いとき
ふらつき
冷や汗
血糖値の低下空腹時
食事間隔が空いたとき

ただし、当てはまる項目があっても原因の断定はできません。症状が続く場合やつらさが強い場合は、必ず医師に相談してください。

こうした症状の他に、妊娠中は急な出血にも注意が必要です。詳しくは次の記事で詳しく紹介しています。

妊娠中の貧血を予防・改善する対策4つ

妊娠中の貧血は、検査結果に合わせて対策を取ることで予防や改善につなげられます。

ここでは、妊娠中に取り入れやすい貧血対策を4つ紹介します。

まずは健診や病院で数値を確認する

貧血は、立ちくらみや息切れといった症状だけで確定できるものではなく、検査で確認することが前提になります。妊婦健診で血液検査を行い、Hb(ヘモグロビン)などの数値をもとに状態を把握しましょう。

また、数値によって必要な対策は変わるため、自己判断で「食事だけで何とかしよう」と抱え込まないことが大切です。ふらつきが強い、息苦しさがあるなど症状がつらい場合は、次の健診を待たず産婦人科へ相談しましょう。

鉄を意識して補う

妊娠中の貧血対策では、まず食事で鉄を意識して補ってみましょう。

鉄には、吸収されやすい「ヘム鉄」と、植物性食品に多い「非ヘム鉄」があります。肉や魚に多いのがヘム鉄、豆類や野菜に多いのが非ヘム鉄です。

ただし、つわりで食べられない時期もあるため、毎日完璧を目指す必要はありません。「食べられる範囲で鉄を増やす」意識が大切です。

たとえば以下の食材を、少しでも取り入れてみましょう。

  • 赤身肉
  • レバー
  • かつお・まぐろ
  • あさり
  • 納豆
  • 小松菜

しかし、レバーや魚類は妊娠中の摂りすぎが心配ですよね。そんなときは、無理なく手軽に鉄を補える妊婦さん向けサプリに頼ってみるのがおすすめです。

妊娠中の鉄分補給には「mamaru」がおすすめ

妊娠中は赤ちゃんに酸素や栄養を届けるために血液量が増え、鉄の必要量も一気に高まります。しかし、つわりで食事が偏ったり、鉄が多い肉や魚を受け付けなかったりして、思うように鉄分を補えない方も少なくありません。

そんな時期の栄養サポートとして味方になってくれるのが、産婦人科医監修のもと妊娠期専用に設計されたオールインワンサプリ「mamaru」です。

mamaruは吸収率の高いヘム鉄を10mg配合し、妊娠中に必要な鉄分量をしっかりとカバー。食事がつらいつわりの時期でも、無理なく鉄を補給できます。

さらに、葉酸400μgをはじめ、ビタミンB群や亜鉛・マグネシウムなど妊娠中に不足しやすい栄養を1日4粒でまとめて補えるのも特徴。

業界最小レベルの粒サイズ・においを抑えた飲みやすい設計なので、体調が優れないときも、手軽にママと赤ちゃんを支える栄養ケアまでサポートできます。

もちろん、国内製造・不要な添加物は不使用で、信頼できる品質もお約束。

そんなmamaruは多くの妊婦さんに選ばれて、全国のドラッグストアで展開中。店頭でも購入できますが、公式サイトなら特別価格でお得に始められます。

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一方で、お茶やコーヒーに含まれるタンニン(ポリフェノール)やカフェインは、鉄の吸収を妨げる場合があります。食事中や食後すぐは避け、飲むなら時間をずらすなどタイミングにも気をつけましょう。

無理に鉄の多い食材ばかりに偏る必要はなく、続けられる形で少しずつ取り入れることが大切です。

つわり中は無理せず食べ方を工夫する

つわり中はそもそも食事が辛くなる方も多く、無理をすると食事そのものが負担になってしまうことも。吐き気が強いときは、食べられるタイミングを選び、スープやゼリーなど口にしやすい形のものを試してみましょう。

また、少量をこまめに取る方法もおすすめです。肉や魚が難しい場合は、鉄にこだわりすぎず、まずは食べられる食材を優先して栄養不足を防ぐことを意識してください。

食事だけで補うのが難しいと感じたら、サプリの活用など補助的な方法を取り入れるのも一つの選択肢です。

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つわりで食べられない日があるのは自然なことなので、努力不足だと責める必要はありません。

つわり中におすすめの食べ物や、食べ方の工夫については次の記事でも紹介しています。

必要に応じて鉄剤(処方薬)で補う

病院で処方される鉄剤は、妊娠中の貧血治療でよく使われる薬で、貧血を改善する基本的な方法の一つです。健診で数値が低いと言われた場合や、症状が強い場合は、医師の判断で鉄剤が処方されます。

ただし、副作用として吐き気や胃の不快感、便秘、便が黒くなるなどが起こる場合も。つらいと感じたときは我慢せず、種類の変更や飲み方の工夫ができるよう医師に相談しましょう。

また、妊娠中は自己判断で市販薬を使うことは避け、必ず医師の指示に従って治療を進めることが大切です。

妊娠中の貧血に関してよくある質問

妊娠中の貧血はよくある不調の一つですが、「自然に治るの?」「食事だけで足りる?」「鉄剤は飲まないといけない?」など、疑問や不安を感じる方も多いでしょう。

最後は、妊娠中の貧血についてよくある質問をまとめて解説します。

Q1:妊娠中の貧血は自然に治る?

軽度で症状が少ない場合は、経過を見ながら自然に落ち着くこともあるでしょう。妊娠中は血液量が増える影響でHb(ヘモグロビン)が低く見えやすく、「妊娠に伴う体の変化」として起こる貧血もあります。

ただし、鉄不足が原因の鉄欠乏性貧血では、自然に治らず対策が必要になるケースも。自然に治るかどうかは症状だけでは判断できないため、医師の診断を受けることが大切です。

Q2:食事だけで改善できる?

軽度の貧血であれば、鉄を意識した食事の工夫で改善できることもあります。

ただし、妊娠中は鉄の必要量が増えるため、食事だけでは追いつかない場合も少なくありません。とくにつわりで栄養が偏りやすい時期は、食事の改善が難しいことも。

健診で数値が低いと言われた場合は治療が優先されるため、食事だけで何とかしようと抱え込まないことが大切です。

まずはできる範囲で食事を整えつつ、健診結果を見ながら対策を考えていきましょう。

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Q3:鉄剤は絶対飲まないといけない?

Hbの数値が低い場合や症状が強い場合は、鉄剤で補うことが基本になるため、自己判断で避けるのはおすすめできません。

鉄剤は妊娠中の貧血治療でよく使われる薬で、必要な場合は医師から処方されます。飲んでみて、もし合わない場合は種類の変更や飲み方の工夫ができるため、つらいときは我慢せず相談することが大切です。

Q4:貧血だと帝王切開になる?出産に影響する?

貧血だからといって、必ず帝王切開になるわけではありません。多くの場合は健診で数値を確認しながら、必要に応じて食事指導や鉄剤などで調整し、出産に備えていきます。

ただし、貧血が強い場合は、出産時の出血や体力面への影響が心配されます。不安がある場合は「出産に影響があるか」「今の数値で問題ないか」を健診の際に具体的に確認しておきましょう。

出産前に対策しておくことでリスクを下げられるため、早めに整える意識が大切です。

Q5:産後も貧血が続くことはある?

出産には出血が伴うため、産後も貧血気味になることは珍しくありません。とくに妊娠中から鉄不足が続いていた場合は、出産後も回復に時間がかかることが多いでしょう。

産後も貧血が続くと、疲れやすさやだるさを抱えながら育児をしなくてはなりません。心身のつらい状態を避けるためには、必要に応じて産後も鉄の補給を続けることが大切です。

産後に必要な鉄を補えるサプリもありますよ。医師の指示に従ってケアを続けましょう。

産後の貧血については、次の記事でも詳しく紹介しています。

Q6:鉄分サプリと鉄剤はどう違う?

鉄剤は「治療」を目的とした処方薬で、貧血と診断された場合に医師の判断で使用するもの、鉄分サプリは「栄養補助」として、不足しがちな栄養(鉄)を補うためのものです。

医師の判断で治療が必要とされている場合は、鉄剤が優先されます。

一方で、「数値はまだ大丈夫だったけど、貧血対策の一つとして鉄分を摂りたい」という妊婦さんには、鉄分サプリがおすすめです。

mamaruは吸収率の高いヘム鉄に加え、鉄の吸収を高めるビタミンCが同時に補える妊婦さん向けサプリ。妊娠期を元気に過ごすためのサポート役として、ぜひ活用してくださいね。

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妊娠中の貧血は症状を見逃さず、検査結果をもとに対処していこう

妊娠中は血液量や必要な栄養が大きく変化するため、貧血になることも珍しくありません。

軽度なら過度に心配しすぎる必要はありませんが、症状がつらい場合や健診で数値が低いと言われた場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。

貧血の改善には、食事の工夫で整えられることもあれば、鉄剤など治療が必要になるケースもあります。無理に抱え込まず、検査結果をもとに自分に合った方法で対処していきましょう。

つわりで食事が思うように取れない時期は、吸収率の高いヘム鉄が補える「妊娠期向けサプリmamaru」で不足しやすい栄養を補う方法もおすすめですよ。

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