更新日:2024/11/8

妊婦は便秘になりやすい?妊婦を困らせる便秘の原因と改善方法を解説【薬剤師執筆】

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「今まで便秘とは無縁だったのに、妊娠してから便秘になった。」
「妊娠中の便秘、自分で改善したいけどなかなか改善できなくて困った…」

このようなことでお悩みではないですか?

約7割の妊婦が便秘になるという調査データがあり、妊娠中に便秘に悩む人は多いです。

そこで、この記事では妊婦が便秘になる原因と便秘の改善方法についてご紹介します。

最後まで読むと、妊婦に起こる便秘の原因を知り、改善方法がわかるようになります。

この記事に登場する専門家

薬剤師 中村茉結

大学を卒業後、薬剤師として総合病院に勤務。
内科、整形外科、小児科など全部で8つの診療科があり、全てにおいて薬剤師として携わっている。
産婦人科病棟では、周産期のケアだけでなく、婦人科疾患への薬学的介入を行う。

〈保有資格〉
・薬剤師

妊活中によくある相談・お悩み | 助産師監修

医師監修による妊活中の悩み解決:親族との関係、夫婦問題、職場での悩み等を取り上げ、解決策を提案しています。ぜひ妊活中の方はご一読していただき、ストレスフリーな妊活ライフを目指しましょう。

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ホルモンバランスの変化

妊娠期は、ホルモンバランスの変化により、腸の動きが悪くなることで便秘を引き起こします。妊娠が成立すると黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されます。黄体ホルモンは妊娠を維持させるための大切なホルモンで、以下のようなはたらきが特徴です。

【黄体ホルモンのはたらき】

  • 基礎体温の上昇
  • 筋肉を緩める
  • 食欲増進
  • 水分、栄養を蓄える

妊活中におすすめ食べ物についてまとめ下記の記事もご覧ください!

妊活におすすめの食べ物は?

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運動量の減少

運動量の減少も便秘に関係します。運動量が少なくなると、血液の巡りが悪くなるため、腸の動きも悪くなります。

アメリカの研究で、「毎日運動する人は、週1回運動する人に比べて便秘の人が少ない」という結果が得られているほどです。このことから車移動やデスクワークが多い人は、より便秘になりやすいと考えられます。

出典:慢性便秘症に対する食事療法,運動療法,理学療法 第72巻

子宮による圧迫

妊娠後期になると、おなかの赤ちゃんが大きくなり、胃や腸を圧迫します。圧迫により腸の運きが制限されることで便秘を引き起こします。

また、お腹が大きいと運動不足になりやすいので、筋力が落ち、便を押し出す力が弱くなり便秘を助長します。

いきむのは切迫早産や破水などにつながるので、頻繁にいきむことは控えましょう。

妊婦の便秘を改善する方法4選

妊娠中の便秘はお腹の張りにもつながるので、できるだけ改善したいところです。できるだけ自分の力で便秘を改善したい方のために、ここでは便秘を改善する方法を4つ紹介します。

食生活での改善方法

まずは便秘を改善するために、食生活で取り入れてほしい3つのことを紹介します。

こまめに水分を摂る

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水分補給はこまめに行うことが大切です。水分補給は、**一度にたくさんの水を飲んでも体には蓄えられず、排泄されてしまいます。**また妊婦は1日に1.5〜2Lの水分摂取が推奨されています。理由は以下の通りです。

  • 羊水量の確保
  • 母体の血液量の増加
  • 基礎体温の上昇により汗をかきやすい

妊婦のマイナートラブルの1つに頻尿があります。***頻尿が理由で水分をあまり摂らないという人も、母体とおなかの赤ちゃんのために水分はできるだけ摂るようにしましょう。***水分は生命の維持に欠かせません。
カチカチ便で困っている人は、とくに意識して水分を摂るようにしてください。

食物繊維の多い食べ物を摂る

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便秘の改善には食物繊維の多い食べ物を摂ることも有効です。食物繊維は小腸で消化されずに大腸まで届き、便の体積を増やしたり腸内細菌を増やしたりすることで、おなかの調子を整えます。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

水溶性食物繊維不溶性食物繊維
特徴便の水分を増やし、便をやわらかくする便の体積を増やし、便意を促す
おすすめの人・便が硬い・排便に時間がかかる・便の回数が少ない・腸の動きが少ない
食べ物大麦、こんにゃく、海藻類ごぼう、キノコ、豆類

それぞれの食物繊維の特徴がわかったところで、自分の便秘タイプを見極めて、適した食物繊維を積極的に摂るよう意識してみてください。

発酵食品を摂る

発酵食品とは、乳酸菌や酵母などの微生物によって食材の栄養価を高めた食品のことで、善玉菌の数と種類を増やして、腸内環境を整えてくれます。

発酵食品に含まれる生きた善玉菌(乳酸菌や麹菌など)のほとんどは、加熱や胃酸により死んでしまいますが、腸内で善玉菌のエサとなるため無駄にはなりません。

発酵食品には納豆、キムチ、味噌、ヨーグルトなどがあり、手軽に食べられるものも多いです。毎日の食事に1品プラスして、積極的に摂るようにしてみてください。

下剤を使用する方法

妊婦でも使用できる下剤はあります。食事や運動で便秘の症状が改善しない場合、下剤に頼るのも便秘を改善する手段の1つです。

妊婦によく使用される下剤には、便をやわらかくするものと腸を刺激して排便を促すものがあります。便をやわらかくする下剤には酸化マグネシウムがあります。便が硬くて出ない人におすすめの下剤です。酸化マグネシウムは効き目がやさしく、習慣性もないため妊婦でも安全に使用できる下剤として推奨されています。

腸を刺激して排便を促す下剤にはラキソベロンがあります。腸の動きが低下している人におすすめの下剤です。ラキソベロンは錠剤もありますが、一般的に使用されるのは液状のもので、排便の状況によって量を調整しやすいことがメリットです。デメリットは腸を刺激して排便を促すため、腹痛が起こりやすいこと、習慣性があり長く使用していると効きにくくなってしまうことがあります。

いずれにせよ、下剤を使用する場合は担当医師に相談し、指示を守って使用してください。

腸活をする

腸活とは食事や運動により、腸内細菌のバランスを整えることです。腸活により腸内の善玉菌が増えると、腸の動きが良くなり便秘の改善が期待されます。

食事では食物繊維や善玉菌を含む食事を意識しなければなりませんが、食事内容の改善が難しい人は、サプリメントによる腸活のサポートをおすすめします。
腸活のサプリメントには、次の2つのタイプがあります。1つは乳酸菌や酪酸菌などの善玉菌や善玉菌のエサになる成分が配合されているもの、もう1つは善玉菌の他にビタミンなどの栄養素も配合されているものです。サプリメントは自分の目的に合ったものを選ぶことが重要です。

サプリメントは健康食品なので、医師の診断や処方なしに自由に購入できます。そして、手軽に栄養補給ができるので、食事が偏りがちになる妊娠期はぜひ活用してみてください。

妊娠期に嬉しい!mamaruの葉酸サプリメント

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mamaruは妊活期に欠かせない葉酸はもちろん腸活成分もはいった、まさに便秘に悩むプレママのための葉酸サプリ。
妊婦向けのサプリメントは沢山あって、どれを選べばよいかわからなくなってしまいますよね。妊婦向けのサプリメントだからどれも同じだろうと思っても、含まれている栄養素やその含有量がメーカーによってさまざまです。その中でもmamaruの葉酸サプリメントがおすすめな理由を3つ説明します。

mamaru(ママル)の商品詳細はこちら>>

おすすめ理由①妊娠期に欠かせない葉酸と一緒に腸活成分も摂れる

mamaruの葉酸サプリメントには、厚生労働省が定める妊婦に必要な葉酸量400㎍が配合されています。さらに、腸活成分である3種の乳酸菌(ビフィズス菌・ラクトバチルス菌・殺菌乳酸菌末)やラクトフェリン、食物繊維も配合されているため、妊婦の便秘対策にもつながります。
妊娠期に欠かせない葉酸を補いながら、腸活・便秘対策も行いたい方におすすめです。

おすすめ理由②ブレンドヘム鉄など妊婦におすすめの栄養素がぎっしり配合

mamaruの葉酸サプリメントには、葉酸の他に妊娠期に必要な栄養素であるブレンドヘム鉄、ビタミンB群、ミネラル、DHAなどが配合されています。つわりによりバランスの良い食事が摂れないお母さんとおなかの赤ちゃんの健康をサポートします。

ブレンドヘム鉄は、10㎎とたっぷり配合されており、自然由来で吸収率が高いことが特徴です。鉄分の需要が高く、貧血になりやすい妊娠期には特にうれしい栄養素です。
マルチにしっかりと栄養を補給したい方にぴったりのサプリメントとなっています。

おすすめ理由③【安全品質】GMP認定工場で生産

GMPとは「Good Manufacturing Practice」の略で、「適正製造規範」という意味です。つまり、原材料の入手から出荷するまでの製造過程を管理し、一定の品質を保った製品を作るための基準です。

医薬品はGMPに則った製造が義務ですが、サプリメントは健康食品であるためGMPは任意となっています。サプリメントは成分が一定に調整されていない、消化吸収に問題がある商品もあるとも言われています。

GMP認定工場で製造されたサプリメントには「GMP認定マーク」が表示されているので、サプリメントを選ぶ際は、GMP認定工場で製造されたサプリメントを選ぶことをおすすめします。

妊婦の便秘改善にはサプリメントも活用しよう

これまで妊婦が便秘になる原因と改善方法を紹介してきました。
まずは食事や運動、腸活サプリメントで便秘の改善を試みましょう。運動をする際は、必ず担当医師に相談をしてから行ってください。それでも便秘の症状が変わらないようでしたら、下剤の使用も検討するとよいと思います。

今回おすすめしたmamaruの葉酸サプリは、妊娠期に特化したサプリメントです。mamaruの葉酸サプリは妊娠期に必要な栄養素と腸活成分が1つにまとまっているため、お母さんと赤ちゃんの健康をしっかりサポートしてくれます。

妊娠中の便秘はおなかの張りにつながります。おなかの張りは赤ちゃんも苦しいですし、母体にも負担がかかるので、便秘は我慢せず、早め早めに改善策を行うようにしてください。

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