更新日:2025/7/14

妊娠中の食事を完全ガイド!管理栄養士が教えるメニューや摂るべき栄養素、避けたい食べ物まで

妊娠中の食事を完全ガイド!管理栄養士が教えるメニューや摂るべき栄養素、避けたい食べ物まで
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妊娠中はお腹の赤ちゃんの成長のために、いつも以上に栄養バランスに気を配る必要があります。

しかし、
何をどれだけ食べたら良いの?
避けるべきもの、注意したい食べ物はある?
と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、妊娠中に必要な栄養素や積極的に摂りたい食材、逆に控えたい食品などについて詳しく解説します。

管理栄養士がおすすめする妊婦さんにぴったりのメニューも、ぜひ試してみてくださいね!

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医

毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。

"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。

まきレディスクリニック

妊娠中の食事の基本

妊娠中はただ「赤ちゃんの分までたくさん食べればいい」というわけではなく、バランスの取れた栄養摂取が大切です。

まずは食事の基本を見直し、ママ自身の体と赤ちゃんに必要な栄養を意識することから始めましょう。

バランスの良い食事を目指そう

妊娠中は、赤ちゃんの発育とママ自身の健康を支えるために、栄養バランスの取れた食事が不可欠です。基本は「主食・主菜・副菜・乳製品・果物」の5つの食品群を意識した一日三食を心がけましょう。

  • 主食:炭水化物(糖質)の摂取源となる食べ物(ご飯、パン、麺など)
  • 主菜:たんぱく質の摂取源となる食べ物(肉、魚、卵、大豆製品など)
  • 副菜:ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取源となる食べ物(野菜、きのこ、海藻類など)
  • 乳製品:カルシウムの摂取源
  • 果物:ビタミンやミネラルの摂取源

5つの食品群の組み合わせを意識すると、必要な栄養素がまんべんなく摂取できます。バランスの良い食事は、妊娠中の体調を整えるための「基本中の基本」といえますね。

お腹の赤ちゃんに良い食べ物はある?

「お腹の赤ちゃんに良い」とされる食べ物は多く紹介されていますが、特定の食品を食べればアレルギーや先天性疾患を防げるという確かな根拠のある食べ物はありません

むしろ、赤ちゃんのためにと特定の食材ばかりを摂るのは栄養バランスを崩す原因になります。大切なのは主食、主菜、副菜を基本とし、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることです。

ただし妊娠初期に限っては、葉酸の十分な摂取が胎児の先天異常の一つである「神経管閉鎖障害」のリスクを低下させることがわかっています。葉酸について、詳しくはこちらをチェックしてくださいね。

つわりで栄養バランスが考えられないときはどうしたらいい?

つわりの時期は無理をせず、「食べられるものを、食べられるときに」摂ること、水分補給が第一です。体調が落ち着いたら徐々に栄養バランスを意識していきましょう。

つわりがあるときの食事について、詳しくはこちらで解説しています。

妊娠中に積極的に摂りたい栄養素とその役割

妊娠中は、特に意識して摂取しなければならない栄養素があります。よく知られているのは先ほど紹介した葉酸ですが、もちろんこれだけではありません。

ここでは、赤ちゃんの発育とママ自身の健康を支えるために、妊娠中に積極的に摂取したい栄養素について解説します。

葉酸

葉酸は、胎児の神経系の発達に必要な栄養素です。妊娠前〜妊娠初期には、赤ちゃんの神経障害リスクを減らすため、食事に加えて1日400μgの葉酸をサプリメントなどから摂取することが推奨されています(※1)。

また葉酸が欠乏すると赤血球が正常につくられなくなり、ママが貧血になる可能性もあります。葉酸はママと赤ちゃんにとって、とても重要な栄養素といえますね。

葉酸はほうれん草やブロッコリー、納豆、いちごなどに多く含まれます。

【妊婦さんの1日あたりの葉酸の摂取推奨量(18歳以上)】

1日あたりの摂取推奨量
妊娠初期240μg+400μg(サプリメントなどから)
妊娠中期・後期480μg

厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)をもとに執筆者作成)

厚生労働省でも、妊娠初期の葉酸摂取にはサプリメントを利用することを勧めています。妊娠中に必要な葉酸がしっかり摂れるサプリはこちらからチェックできますよ!

葉酸については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

なぜ妊婦には葉酸が必要なの?摂取量からいつまで摂るべきかまで助産師が完全ガイド!

葉酸は妊婦にとって特に必要な栄養素です。この記事では、妊婦に葉酸が必要な理由と、それぞれの時期に合わせた必要量について詳しく解説します。葉酸は、特に妊娠前から初期においては、食事とサプリメント両方からの摂取が必要です。葉酸サプリを選ぶときのポイントも紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

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鉄は、血液中に存在する「ヘモグロビン」を構成する体に必須のミネラル。全身に酸素を運ぶ役割を担い、不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こします。

もちろん、お腹の赤ちゃんにも鉄が必要なので、ママがしっかりと摂取しなければいけません。妊娠中期・後期になると、妊娠前と比べて1.5倍ほどの鉄が必要です(※1)。

【妊婦さんの1日あたりの鉄の摂取推奨量(18歳以上)】

1日あたりの摂取推奨量
妊娠初期8.5mg
妊娠中期・後期14.5mg

厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)をもとに執筆者作成)

鉄は赤身肉やあさり、大豆製品、小松菜、枝豆、ナッツなどに多く含まれています。鉄の吸収を高めるためには、ビタミンCやたんぱく質もしっかりと摂取しましょう。

鉄の効果的な摂取方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

妊娠中の鉄分の摂り方を完全ガイド!助産師が教える鉄分不足の影響と貧血対策におすすめの食べ物

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カルシウム

カルシウムは、赤ちゃんの骨の形成に欠かせない栄養素です。妊娠中期以降は、胎盤を通して赤ちゃんに栄養が送られますが、カルシウムが十分に摂取できていない場合、ママの骨から胎児に移行します。つまりカルシウムをしっかりと摂取できていないと、ママの骨がもろくなってしまうのです。

  • 妊婦さんの1日あたりのカルシウムの摂取推奨量(18歳以上):650mg 1

カルシウムは乳製品や小魚、大豆製品、緑黄色野菜などから摂取できます。不足しないように十分摂取することを意識してみてくださいね。

妊娠中のカルシウム摂取についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事がおすすめですよ。

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ビタミンB群

葉酸以外のビタミンB群も、十分摂取したい栄養素の一つ。エネルギー代謝を助け、赤ちゃんの発育にも重要です。

特にビタミンB12は葉酸とともに「造血のビタミン」と呼ばれており、赤血球の正常な生成をサポートし、貧血予防に役立ちます。

またビタミンB6は、つわりの症状を軽減させる可能性があるといわれているため、妊娠初期は積極的に摂取してみてください。

詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

【助産師監修】ビタミンB6でつわりが消える?効果や摂取量・おすすめの食品について解説

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【妊婦さんの1日あたりのビタミンB群(葉酸以外)の摂取推奨量】

ビタミンB群年 齢 等1日あたりの摂取推奨量含まれる食べ物
ビタミンB118〜29歳1.0mg豚肉、たらこ、玄米、
うなぎなど
30〜49歳1.1mg
ビタミンB218歳以上1.5mgレバー、うなぎ、卵など
ビタミンB618歳以上1.4mg牛レバー、にんにく、
かつお、バナナなど
ビタミンB12-4.0μg(摂取目安量)しじみ、あさり、
いくら、レバーなど

厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)をもとに執筆者作成)

ビタミンB群は水溶性ビタミンなので、たくさん摂っても余分なものは体外に排出されます。できるだけこまめに摂取することを心がけると良いでしょう。

ビタミンC

ビタミンCは、鉄の吸収を助けたり、免疫機能の維持に役立ったりする大切な栄養素です。特に野菜や海藻などに含まれる植物性の鉄(非ヘム鉄)は、肉や魚などに含まれる動物性の鉄(ヘム鉄)と比べて、体内への吸収率が低いとされています。

妊娠中は鉄をしっかり補うことが重要ですが、植物性食品から効率よく鉄を吸収するためには、ビタミンCの働きが欠かせません

  • 妊婦さんの1日あたりのビタミンCの摂取推奨量(18歳以上):110mg ※1

ビタミンCも、ビタミンB群と同様に水溶性です。野菜や果物から、こまめに摂取しましょう。

生で食べられるものは生食すると効率的ですよ。特にキウイフルーツやいちご、ピーマンに多く含まれています。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康をサポートします。日光(紫外線)を浴びることで体内で生成されるビタミンですが、十分に摂取するためには食事からも摂取する必要があります。

  • 妊婦さんの1日あたりのビタミンDの摂取推奨量:9.0μg ※1

ビタミンDの摂取源となる食品は、きのこ類や魚類(鮭やイワシなど)、卵などです。

亜鉛

遺伝子の発現やたんぱく質の合成、細胞分裂に関与する亜鉛は、お腹の赤ちゃんの成長に不可欠な栄養素です。ママにとっても、妊娠中の貧血対策や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。

【妊婦さんの1日あたりの亜鉛の摂取推奨量】

年齢等1日あたりの摂取推奨量
18〜29歳妊娠初期7.5mg
妊娠中期・後期9.5mg
30〜49歳妊娠初期8.0mg
妊娠中期・後期10.0mg

厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)をもとに執筆者作成)

亜鉛は牡蠣(かき)や牛肉、大豆製品、ナッツなどに豊富に含まれています。

妊婦さんが亜鉛を十分に摂取することで得られる効果について、詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。

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たんぱく質

赤ちゃんの体をつくる材料となる栄養素です。妊娠中期〜後期にかけては、普段よりも多めにたんぱく質を摂取することが推奨されています。

【妊婦さんの1日あたりのたんぱく質の摂取推奨量(18歳以上)】

1日あたりの摂取推奨量
妊娠初期50g
妊娠中期55g
妊娠後期75g

厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)をもとに執筆者作成)

たんぱく質は、肉や魚、卵といった動物性たんぱく質と、大豆製品や穀類に含まれる植物性たんぱく質があります。どちらもバランスよく摂ることを意識すると、食事そのものの栄養バランスを整えやすくなるでしょう。

たとえば、動物性食品からは鉄や亜鉛、ビタミンB12が摂りやすく、植物性食品からは食物繊維が多く摂取できますよ。

たんぱく質についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もどうぞ。

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食物繊維

整腸作用のある食物繊維は、便秘になりやすい妊婦さんにとって欠かせない栄養素です。妊娠中は、ホルモンの影響やつわりによる食事量の変化、大きくなるお腹が原因で便秘がちになる方も多くいます。

食物繊維はヒトの消化酵素で消化されずに大腸まで届くことで、排便をサポートしたり腸内環境を整えてくれたりする、妊婦さんにとって積極的に摂取したい栄養素の一つです。

  • 妊婦さんの1日あたりの食物繊維の摂取目標量:18g以上 ※1

野菜やきのこ、海藻、穀類、果物などが食物繊維の摂取源となります。

食物繊維が妊婦さんにおすすめの理由や、効率よく摂取する方法については、こちらの記事を読んでみてくださいね。

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妊娠中に必要な栄養を手軽に摂る方法

ここまで紹介したように、妊娠中はたくさんの栄養が必要です。しかし、つわりや体調の変化に加え、仕事や家事で忙しい日々が続くと、毎日の食事だけで必要な栄養をしっかり摂ることは簡単ではありません。

そんなときに頼りになるのが、妊婦さん向けのサプリメント。中でもおすすめなのが、葉酸や鉄、カルシウム、ビタミンDなど、妊娠中に積極的に摂りたい栄養素が一つで摂れるオールインワンサプリ「mamaru(ママル)」です。

  • 厚生労働省が推奨している400μgの葉酸
  • 吸収率の高いヘム鉄
  • 赤ちゃんの骨の形成に欠かせないカルシウム
  • つわりケアにビタミンB6
  • 「造血のビタミン」ビタミンB12
  • 鉄の吸収を助けるビタミンC
  • 骨の健康を助けるビタミンD
  • 細胞分裂に関与する亜鉛

1日たった4粒で、これら20種類以上の栄養がオールインワン!

さらには、腸内環境をケアする豊富な乳酸菌と食物繊維、ラクトフェリンといった成分も配合。妊娠中のおなかの調子までサポートしてくれます。

手軽に栄養を補給できるのはもちろんのこと、mamaruは産婦人科医の監修のもと、妊娠中の体や赤ちゃんへの移行に配慮されている点もポイント。

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ただし、初めての方やお得に試したいママは、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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管理栄養士が教える妊婦さんにおすすめのメニュー

栄養バランスは大切とわかっていても、毎日の献立に悩む妊婦さんは多いもの。ここでは、つわりの時期や栄養強化をしたい時にぴったりの、簡単でおいしいメニューを紹介します。

つわりがひどいときに!豆乳そうめん

つわり中も食べやすいのどごしの良いそうめんと、まろやかで栄養豊富な豆乳を組み合わせた一品。

めんつゆだけで食べるそうめんよりも、豆乳を加えることで、たんぱく質やビタミンB群、カリウムなどを摂取できますよ。

【材料(2人分)】

  • そうめん:3束(1束50g乾麺)
  • 無調整豆乳:180ml
  • めんつゆ(3倍濃縮タイプ):80ml
  • 薬味(ねぎ、みょうが、青じそなど):お好みの量

【作り方】

  1. 豆乳とめんつゆを混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく
  2. そうめんを表示時間どおりにゆでて冷水でしめ、水気を切る
  3. そうめんと豆乳つゆをそれぞれ器に盛り、好みの薬味を添える

栄養満点!トマたまガーリックソテー

たんぱく質を始めさまざまな栄養素が含まれる卵と、卵に足りないビタミンCと食物繊維を補ってくれるトマトを使った一品。にんにくの風味が、食欲をそそります。

作り方も簡単なので、つわりが落ち着いてしっかり食べられるようになったら、ぜひ試してくださいね。

【材料(1~2人分)】

  • トマト:中2個(約200g)
  • 卵 :2個
  • にんにく: 1片(みじん切り)
  • オリーブオイル: 大さじ1
  • 塩・こしょう: 適量

【作り方】

  1. ヘタを取り除いたトマトを、皮つきのまま食べやすい大きさに切る
  2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが立つまで炒める
  3. トマトを加えて少し崩れてくるまで炒め、塩・こしょうを振る
  4. 3.に溶き卵を回し入れて、大きく混ぜながら炒める
  5. 卵が半熟状に固まったら完成

鉄・カルシウムが摂れる!クラムチャウダー

妊娠中に積極的に摂りたい鉄とカルシウム。鉄が豊富なあさりに加え、牛乳でカルシウムをしっかり補えます

野菜たっぷりにすれば、栄養バランスも抜群。ルウ不要で作れるのも嬉しいポイントです。

【材料(2人分)】

  • あさり水煮:130g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • にんじん:1/3本
  • じゃがいも:1/2個
  • 小松菜:30g
  • バター:10g
  • 薄力粉:大さじ1
  • 水:200ml
  • コンソメスープの素(顆粒):小さじ1/2
  • 牛乳:100ml
  • 塩、こしょう:適量

【作り方】

  1. 玉ねぎ、にんじん、じゃがいもは1cm角に切る
  2. 小松菜は1cmくらいの長さに切る
  3. 鍋にバターと1.を入れ、玉ねぎとじゃがいもの表面が透き通るまで炒める
  4. 3.に2.を加えて少し炒めたら、バターと薄力粉を加え、全体的に混ぜながら炒める
  5. 4.に牛乳をかき混ぜながら少量ずつ加えたら、コンソメとあさり缶(汁ごと)も加え、野菜に火が通るまで煮る
  6. 塩、こしょうで味を整える

【時期別】妊娠中の食事のポイント

妊娠中に必要な栄養素の量や食事の工夫は、時期によっても異なります。ここでは、妊娠初期・中期・後期それぞれの段階に応じた食事のポイントを紹介します。

妊娠初期

妊娠初期は、つわりなどで食事が偏りがちな時期です。無理にたくさん食べる必要はありませんが、葉酸など赤ちゃんの発育に重要な栄養素は意識して摂りたいですね。

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またつわりの時期は、食べられるときに、食べられるものを少しずつ口にすることが大切です。たとえば冷たい麺類、ゼリー飲料、果物など、比較的食べやすいものを中心に摂ってみてください。水分補給もこまめに行いましょう。

つわりがあるときの食事については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

つわり中におすすめの食べ物は?管理栄養士が教える食事のコツから避けたいものまで【産婦人科医監修】

何かと悩むことが多いつわり中の食べ物。妊婦さんの5〜8割の方が経験するといわれているつわりのときに、おすすめの食べ物はあるのでしょうか?この記事では、つわりでも食べやすいものや避けた方が良いものなど、つわり中の食事のコツを管理栄養士が紹介します。

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ママの食べたものが赤ちゃんに影響するのはいつから?

ママが摂取した栄養がお腹の赤ちゃんに送られ始めるのは、胎盤が完成してから。胎盤は妊娠7週(2ヶ月)頃からつくられ始め、完成するのは15週(4ヶ月)頃です。
つまり、妊娠初期でつわりがひどい時期は、無理に食べなくても大丈夫。バランスの良い食事を心がけることは大切ですが、食べられるものを食べられるときに食べて、つわりが落ち着くのを待ちましょう。

妊娠中期

一般的にはつわりが落ち着き、食欲が増してくる方も多いでしょう。体重が増えすぎないよう、食べるものや量に注意したい時期です。

また、この時期は胎盤が完成し、母体から胎児へ本格的に栄養が届けられ始めるため、赤ちゃんもどんどん成長します。赤ちゃんへの栄養供給ももちろん大切ですが、ママ自身の過度な体重増加を防ぐためにも、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

妊娠中に食事制限やダイエットはしてもいい?

妊娠中の過度な食事制限や自己流のダイエットは、赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼす可能性があるため避けましょう。ダイエットが必要な場合は、医師の指導のもとで適切に行うことが大切です。

体重が気になる場合は、間食を見直したり脂っこいメニューを控えたり、野菜をたっぷり摂ることを意識したりしてみてくださいね。どうしても食べる量が多くなってしまう場合は、ゆっくりよく噛むことも効果的ですよ。

妊娠後期

妊娠後期はお腹の赤ちゃんが急速に成長し、出産に向けて母体にも大きな負担がかかる時期です。

この時期には妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といった合併症のリスクも高まるため、塩分や糖分の摂りすぎには特に注意が必要です。味付けは薄めを心がけ、スナック菓子や甘いお菓子は控えめを意識しましょう。

妊娠中の合併症と食事の関係については、こちらの記事が参考になりますよ。

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また妊娠後期は、鉄やたんぱく質、カルシウムなど、出産や授乳に備えて必要な栄養素を積極的に摂ることも大切です。

妊娠中は控えたい食べ物や飲み物

妊娠中は赤ちゃんの健康や発育に影響を及ぼす可能性があるため、避けたほうがよい食べ物や飲み物があります。安心して過ごすためにも、以下のようなものには注意しましょう。

  • アルコール
  • カフェインを多く含む飲料
  • 生もの
  • 過剰摂取に注意したい成分を含む食べ物

アルコール

妊娠中にアルコールを摂取すると、お腹の赤ちゃんの脳や身体の発達に深刻な影響を及ぼす「胎児性アルコール症候群(FAS)」を引き起こすおそれがあります。

少量でも安全とされる基準はなく、妊娠に気づいた時点から飲まないようにすることが望ましいとされています。

カフェインを多く含む飲料

妊娠中にカフェインを過剰摂取すると胎盤を通して赤ちゃんに移行し、流産に至ったり低体重で生まれたりするリスクが高まる可能性があるといわれています(※2)。

妊婦さんに推奨されているカフェインの摂取目安量は、1日あたり200〜300mg程度です(※2)。妊娠中の飲み物はノンカフェインやカフェイン控えめのものに置き換えて、過剰摂取しないように工夫してみてくださいね。

妊娠中のカフェインについて、詳しくは以下の記事で解説しています。

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生もの

生魚(刺身・寿司)や生卵、加熱不十分な肉などは、細菌や寄生虫による感染症のリスクが高い食べ物です。妊娠中は免疫力が低下しやすいため、これらの食品の摂取は避けるべきといえるでしょう。

生ハムやスモークサーモン、ナチュラルチーズなども加熱せずに作られるため、注意が必要です。

特に妊娠中にリステリア菌やトキソプラズマに感染すると、胎児に深刻な影響が出ることも。食材はしっかりと加熱し、調理器具や食材の衛生管理にも気を配りましょう。

妊娠中は、食中毒にかかりやすいといわれています。食中毒にかかってしまった場合の母体と赤ちゃんへの影響や、予防法などについては、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

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過剰摂取に注意したい成分を含む食べ物

妊娠中は栄養バランスが大切ですが、一部の成分は摂りすぎるとかえって赤ちゃんや母体に悪影響を及ぼすことがあります。以下の成分は、摂取量に気を配りながら取り入れましょう。

ビタミンA

レバーやうなぎなどに多く含まれています。体に必須のビタミンですが、妊娠中に過剰に摂取すると胎児の奇形リスクが高まる可能性があります。特に、サプリメントからの過剰摂取には注意が必要です。

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水銀

水銀は、海中生物の食物連鎖によりマグロやキンメダイなどの大型魚に蓄積します。過剰摂取すると胎児の神経発達に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中は摂取量に注意が必要です。

たとえば、ミナミマグロは1週間当たり160g程度、キンメダイやメカジキ、メバチマグロは1週間当たり80g程度の摂取が推奨されています。

ヒ素

ひじきには無機ヒ素が含まれています。一般的な量であれば問題ありませんが、大量のひじきを長期間にわたって摂取すると健康に悪影響を及ぼします。

妊娠中も、副菜としてたまに取り入れる程度であれば、過度な心配はいりません

ヨウ素

昆布や昆布だしなどに多く含まれます。ヨウ素の過剰摂取は胎児の甲状腺機能に影響する可能性があるため、摂りすぎないように注意しましょう。

「だし」を使用した料理を気にせず食べたい場合は、かつおやにぼしなどがおすすめ。また、ヨウ素(ヨード)が主成分のうがい薬の使用にも注意が必要です。

塩分

塩分の摂りすぎは、妊娠高血圧症候群のリスクを高める可能性があります。

香味野菜やスパイス、酸味、減塩調味料を活用したり、加工食品は控えたりといった工夫で、塩分を摂りすぎないよう意識しましょう。

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毎日の食事でママと赤ちゃんに栄養をチャージ!

妊娠中の食事は、ママの健康を支えるだけでなく、お腹の赤ちゃんの成長にも直結する大切なものです。特定の食材に偏らず、さまざまな食品をバランスよく取り入れることで、必要な栄養素をしっかりと補給できるでしょう。

つわりや体調の変化で食べづらい時期もありますが、工夫しながら無理のない範囲で栄養を補うことが重要です。

妊婦さん向けの葉酸サプリmamaruは、食事だけでは補いきれない分の栄養をオールインワンでサポート。ママの健康と赤ちゃんの成長を応援します。

参考文献:

※1 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)

※2 厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~

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