更新日:2024/10/8
30代の妊活でまずやることは?効果的な5つの準備と妊活の流れを徹底解説
「そろそろ赤ちゃんが欲しい」と思うものの、まずは何から始めるべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
30代の妊活となると「自然妊娠できれば嬉しいけれど、なかなか妊娠できなかったらどうすればいいの?」といった、漠然とした不安もあるでしょう。
本記事では、30代の妊活でまずやるべき準備と「妊娠しづらいかもしれない」と思ったときの行動について詳しく解説します。
30代で妊活を始めようとしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事に登場する専門家
医療ライター 遠藤 たまこ
大学病院の医療事務として妊婦健診業務に従事。自身も不妊治療を経験。夫の転勤を機に退職し、前職の知識と自身の経験を活かし、医療ライターとして活動中。
30代の妊活でまずやるべき5つの準備
30代の妊活でまずやるべき準備は以下の5つです。
- 葉酸の摂取
- 基礎体温のチェック
- 風疹抗体の検査
- 禁煙
- 生活習慣の改善
それぞれ具体的に何をすればよいのか、詳細を見ていきましょう。
準備1.葉酸の摂取
赤ちゃんが欲しいと思ったら、葉酸の摂取を心がけるようにしましょう。
妊娠初期にママが葉酸を摂取することで、赤ちゃんの脳や脊椎が正常に形成されない「神経管閉鎖障害」のリスクを下げられます。
妊娠初期に推奨されている葉酸の量は、食事からの摂取に加えて1日400μgです。
葉酸を最も必要とする時期は受精後17日~妊娠6週ごろですが、この時期は妊娠に気づけないため、妊娠の1ヵ月以上前からの摂取が推奨されています。
確実に妊娠初期に必要量を摂取できるよう、妊活をはじめるタイミングから葉酸の摂取をすると良いでしょう。
なお、効率的かつ確実に葉酸を摂取するならサプリメントがおすすめです。
おすすめの葉酸サプリについては次章でご紹介しますので、サプリメント選びに迷われている方は、こちらもチェックしてみてください。
なお、妊活中に葉酸が必要な理由や、赤ちゃんの神経管閉鎖障害については下記の記事でくわしく解説しています。
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準備2.基礎体温のチェック
赤ちゃんが欲しいと思ったら、基礎体温をチェックしましょう。基礎体温を記録することで、自分が排卵をしているかどうか推測できるためです。
子宮内膜を着床しやすい状態にするため、女性の体からは「黄体ホルモン」が分泌されます。
そのため、正常に排卵をしている女性の基礎体温は、次のような2相に変化が見られるのです。
- 月経開始から排卵までの約14日間:低体温
- 排卵後から約14日間:高体温
上記のような2相の変化が見られなければ、排卵をしていない可能性があります。
万が一、排卵をしていなければ自然妊娠は難しいです。妊活を始めるならば、まずは基礎体温の変化を確認して、生理周期を把握しましょう。
なお、基礎体温の測り方などについては、下記記事をご覧ください。
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準備3.風疹抗体の検査
赤ちゃんが欲しいと思ったら、男女ともに風疹抗体の検査を受けましょう。妊婦さんが風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群を起こす恐れがあるためです。
赤ちゃんが先天性風疹症候群を起こすと、目や心臓、耳などに障害を持って生まれる可能性があります。
その確率は、妊娠1ヵ月で感染した場合は50%以上、妊娠2ヵ月で感染した場合は35%と高めです。
妊娠後に風疹ワクチンは打てないため、必ず妊娠前に検査をし、免疫がなければワクチンを接種しましょう。
また、妊婦さんにうつすことがないよう、女性だけでなく男性も検査を受け、必要であればワクチンを接種してください。
なお、風疹抗体検査やワクチン接種は、自治体によっては費用を助成している場合もあるので、お住まいの地域が対象か調べてみると良いでしょう。
準備4.禁煙
妊活を始めるのであれば、たばこを吸う人は禁煙をしましょう。妊娠に気づかずに喫煙していた場合、次の影響があります。
- 早産
- 低出生体重
- 胎児発育遅延
加えて、喫煙は生殖能力の低下や子宮外妊娠を引き起こす可能性も。
妊婦さん本人がたばこを吸わなくても、一緒に生活をしている男性が吸うようであれば、乳幼児突然死症候群の要因となることが確実視されているため、男女ともに禁煙を心がけましょう。
妊活中の喫煙の影響については、下記記事をご覧ください。
喫煙って妊活に影響するの?タバコによる妊娠への影響【助産師執筆】
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準備5.生活習慣の改善
赤ちゃんが欲しいと思ったら、生活習慣の改善をすることが大切です。妊娠は心身ともに大きな負担がかかるため、健康的な体づくりが欠かせません。
具体的には、以下を意識した生活を心がけましょう。
- 適度な運動をして、筋肉をつけたり血流を良くしたりする
- 脳と体を休めるために、できるだけ早めに寝るなど良質な睡眠を心がける
- 1日3食バランスのとれた食事で栄養素をしっかり摂る
とはいえ、30代の女性がやらなければならないことは妊活だけではなく、仕事に家事に忙しいのが現実です。なかなか全てを完璧にこなすのは、時間的にも体力的にも厳しいでしょう。
そんなときは、サプリメントを使用してバランスよく栄養素を摂るのがおすすめです。
少しでも効率的に妊活に向けた体づくりができるよう、サプリメントの活用を検討してみてください。30代の妊活におすすめなサプリメントは次章でご紹介します。
妊活中に必要な栄養については、下の記事でも詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
妊活中におすすめの食事や避けたい食べ物はある?必要な栄養素を知って妊娠しやすいカラダをつくろう【助産師執筆】
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30代の妊活にはサプリメントを取り入れるのもおすすめ
30代の妊活にはサプリメントを取り入れるのもおすすめです。
妊娠しやすい体づくりのためには、バランスの整った栄養素が欠かせません。加えて、妊娠したときに備えて葉酸を摂取する必要がありますが、サプリメントであれば必要な量を安定的に摂ることができます。
30代の妊活におすすめのサプリが葉酸サプリの「mitas」です。
妊娠初期に必要な葉酸量400μgが含まれているほか、厚生労働省が推奨している妊娠前・妊娠中に必要なこれらの栄養をオールインワンで配合しています。
さらに、mitasには着床率を高めるとして産婦人科医にも注目されているビタミンDや、妊活中に嬉しい温活成分もたっぷり!
大手ドラッグストアのスギ薬局では、妊活サプリ売り上げナンバーワンも獲得しています。
※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績
多くの女性に選ばれている実力派サプリを一番お得に買うなら、こちらからチェックしてみてくださいね。
また、栄養バランスを整えなければならないのは女性だけではありません。男性にも葉酸をはじめとして、亜鉛やマカなど妊活に欠かせない栄養素が多数あります。
30代は男女ともに仕事や家事などが忙しく、妊活のために葉酸量や栄養素を考えて毎日の食事作りをするのは大変でしょう。
mitasでは、女性用だけでなく男性用のサプリメントもご用意していますので、おふたりで一緒に妊活の準備を進めてください。
30代で自然妊娠できる確率と受診の目安
こちらのグラフのとおり、女性が妊娠できる確率は30歳からだんだんと低くなり、40歳をすぎると急速に減少します。
一般的に「不妊症」と判断されるのは、タイミングをとり始めて1年たっても妊娠しなかった場合です。
女性が妊娠しにくい主な原因は「卵子の老化」とされています。
女性の卵子は、ママのお腹にいるときに作られたきりで、出生後に新たに作られることはありません。女性が年齢を重ねるとともに卵子も年をとっているのです。
30代で妊活を始めて1年間妊娠しなかったら、産婦人科を訪れてみると良いでしょう。
ただし、年齢が35歳以上の場合は、6ヵ月以上妊娠しなければ早めに医療機関の受診を検討してください。
なお、30代の妊娠確率や、妊娠するまでにかかる期間については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
30・40代の妊娠確率〜40代でも妊娠しやすい人の特徴と妊娠力を上げるポイント4つ~
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妊娠しづらいかもしれないと思ったら何をすればよい?
妊活をはじめたものの、なかなか赤ちゃんを授かれないと不安を感じてしまうものです。そんな場合は、以下の行動をしましょう。
- 不妊の原因がないか検査する
- 産婦人科でタイミングの指導を受ける
- 不妊治療を受ける
具体的に何をすればよいのか、詳細を解説します。
不妊の原因がないか検査する
妊活をはじめてもなかなか妊娠が成立しない場合は、不妊の検査を受けてみましょう。検査の結果、妊娠しにくい原因が見つかる可能性があります。
具体的に女性が行う不妊の検査は次のとおりです。
- 超音波検査
- 血液検査
- 子宮卵管造影検査
- フーナーテスト
一方で、男性は精液の量や濃度、運動率に問題がないかを検査します。男女のどちらかに不妊の原因があると、妊娠する可能性は低くなります。どちらかだけが検査を受けるのではなく、必ず男女ともに受けるようにしましょう。
なお、精液検査の詳細や、男性の妊活については以下の記事で解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
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産婦人科でタイミングの指導を受ける
不妊の検査を受けて男女ともに問題がなければ、産婦人科でタイミングの指導を受けます。
産婦人科では超音波で卵胞の大きさを測ったり、ホルモン検査をしたりするため、「妊娠率の高い日」を正確に割り出せます。
もちろん、アプリなどを利用して排卵日を予測してタイミングを合わせることも可能です。しかし、産婦人科の指導を受けてみたら「実はタイミングがずれていた」なんてことも。
最も妊娠率が高い日は「排卵の2日前」とされています。
検査後に自分たちでタイミングをとっても赤ちゃんを授かれない場合は、医師に指導してもらい、妊娠率の高い日に合わせてタイミングをとると良いでしょう。
不妊治療を受ける
タイミングを合わせてもなかなか妊娠しなかったり、年齢が高かったりする場合は不妊治療を受けるという方法もあります。
不妊治療を受けることで、妊娠の確率が上がる可能性があるためです。
産婦人科で排卵のタイミングを指導してもらう方法も、「一般不妊治療」と呼ばれる不妊治療のひとつですが、さらにステップアップすると次のような治療法があります。
- 人工授精:精液を医療機関で処理し、子宮にカテーテルで注入する
- 体外受精:体外に卵子を取り出し、精子と同じ容器に入れて受精させる
- 顕微授精:取り出した卵子に顕微鏡を使って1つの精子を直接注入する
日本では現在4.4組に1組の男女が不妊の検査や治療を受けているといわれています。
なかなか妊娠が成立しない場合は、不妊治療も視野に入れて医療機関を探すと良いでしょう。
30代で妊活を始めるなら事前準備をしっかりと!
30代で妊活を始める場合にやるべき準備は以下のとおりです。
- 葉酸の摂取
- 基礎体温のチェック
- 風疹抗体の検査
- 禁煙
- 生活習慣の改善
女性が妊娠できる確率は30歳からだんだんと低くなり、40歳をすぎると急激に減少します。タイムリミットを考えると、不安を感じたり焦ったりすることもあるでしょう。
しかし、だからこそ事前の準備が大切です。特に葉酸は赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを下げるために、妊娠の1ヵ月以上前からの摂取が推奨されています。
「赤ちゃんが欲しい」と思ったら、そのタイミングから葉酸の摂取を心がけましょう。
また、妊活は3食バランスよく栄養素を摂ることも重要なので、葉酸だけでなく他の栄養素もまとめて摂れるサプリメントを選ぶと効率的です。
葉酸サプリ「mitas」は葉酸はもちろん、厚生労働省が推奨している妊娠前・妊娠中に必要な栄養をオールインワンで配合しています。
さらに、妊活に嬉しいビタミンDや温活成分もたっぷり含まれています。
赤ちゃんを望んだら「mitas」で妊娠に備えた体づくりを始めましょう。mitasが30代の妊活を応援します!
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