
更新日:2025/12/8
安定期はいつからいつまで?過ごし方から注意点、気をつけたいマイナートラブルまで【産婦人科医監修】

妊娠中期が近づくにつれ、体調の変化とともに「安定期」という言葉を耳にする機会が増えていくもの。
この頃になると体が少し楽になると言われていますが、「本当に体調が安定するの?」「安定期は具体的にいつからなんだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
安定期は、妊娠初期に比べて体調が穏やかになりやすい時期ですが、マイナートラブルの心配や、妊娠中ならではの注意点があることも確かです。
この記事では、安定期はいつからいつまでなのかという疑問から、この時期の体の変化、気をつけたい症状までをわかりやすく解説します。妊娠生活をより快適に過ごすためのヒントとして、参考にしてくださいね。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医
毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。
"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。
安定期はいつからいつまで?

「安定期」は、妊娠5か月(妊娠16週)頃から妊娠7か月(妊娠27週)頃までの時期を指して使われることの多い言葉です。
妊娠16週頃には胎盤がほぼ完成し、妊娠初期に起こりやすいつわりや倦怠感が落ち着いてくるため、体調が安定しやすい時期とされています。また、流産のリスクが下がることからも「安定期」と呼ばれることが広く定着しています。
ただし、安定期という言葉は医学的な用語ではありません。そのため、「いつからいつまでが安定期」という明確な決まりがあるわけではなく、人や場面によって捉え方が異なります。
大切なのは名前に捉われすぎず、体調の変化に合わせて無理のない過ごし方を意識すること。安定期といわれる時期でも、体調は一人ひとり異なるため、無理せず自分のペースで過ごしていきましょう。
妊娠初期から始まることの多いつわり。「つわりはいつからいつまで続くの?」と気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
安定期を迎える頃の体の状態は?
安定期に入る頃、ママの体はつわりや熱っぽさなどが少しずつ落ち着いていくといわれています。一方で、赤ちゃんはぐんと成長する時期。
ここでは、安定期のママの体の様子と赤ちゃんの発育の特徴を見ていきましょう。
ママの体の変化

- つわりがやわらぐ
- 基礎体温が下がる
- お腹にふくらみを感じる
- 胸の張りや痛みを感じる
妊娠するとつわりの原因のひとつと考えられているhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌が高まりますが、妊娠16週頃には落ち着いていきます。これに伴い、つわりがやわらぐ人が多くなります。
さらに、妊娠後しばらく続いていた高温期も徐々に終わりに向かい、基礎体温が少しずつ下がり始めます。熱っぽさや体のだるさが軽減され、体調が安定してきたと感じる人が増えるのもこの時期です。
妊娠中の体温の変化については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
一方で、子宮は大人の頭ほどの大きさにまで成長し、子宮底(子宮の一番上の部分)が恥骨の上に出てくるため、お腹に触れるとふくらみを感じられるようになります。
また、女性ホルモンのひとつであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の働きによって乳腺が発達し始めるため、胸の張りや痛みを覚えることも。
体の不快感が落ち着く一方で、出産に向けた新たな変化が始まる時期でもあります。
赤ちゃんの発育の様子

- 身長約20cm・体重150gほどに成長
- 内臓がほぼ完成
- 爪や髪の毛、産毛などの細かい部分が作られる
- 体の動きが活発に
安定期を迎える妊娠16週頃の赤ちゃんは、筋肉や皮下脂肪もつき始め、首を振ったり上体を反らしたりと、体の動きがどんどん豊かになる時期です。お腹の中でアクティブに成長している様子をイメージすると、より愛おしさが増してくる頃かもしれません。
安定期に起こりやすいマイナートラブル

つわりが落ち着き、体調が安定してくるイメージのある安定期ですが、実はさまざまなマイナートラブルが気になり始める時期でもあります。
体の変化が進むことで起こりやすい症状を知っておくと、早めのケアにつながりますよ。
- 貧血
- 便秘・痔
- 腰痛・肩こり
- 肌荒れ
- 気持ちのゆらぎ・イライラ
貧血
胎児がぐんと成長する安定期は、ママの血液量も大きく増える時期です。ただし、血液のもとになる赤血球よりも血漿(血液中の水分)の方が多く増えることで、血液が薄まりやすくなります。
赤血球の数が相対的に不足することで酸素が十分に運べず、貧血が起こりやすくなる点に注意が必要です。
赤血球をつくるためには鉄分が必要ですが、ママが補給した鉄分は赤ちゃんに優先的に送られます。貧血対策のためにも、妊娠中期以降はより多くの鉄分を意識してとることが大切です。
▼18~49歳女性の1日における鉄分の推奨量(※1)
| 鉄分の推奨量(mg) | |
|---|---|
| 妊娠なし(月経あり) | 10.0-10.5 |
| 妊娠初期 | 8.5 |
| 妊娠中期・後期 | 14.5 |
妊娠中の貧血については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
鉄分不足が気になる方は、こちらの記事もチェックしてくださいね。
便秘・痔

妊娠すると女性ホルモンの分泌が増えますが、その内のプロゲステロン(黄体ホルモン)の作用によって、腸の動きが鈍くなりがちに。妊娠期間が進むにつれて大きくなった子宮によって腸が圧迫されることもあり、便秘に悩まされる妊婦さんは少なくありません。
さらに、子宮が肛門周辺の静脈を圧迫することで、痔に悩まされる方も。
便秘や痔を予防するためには、こまめな水分補給や、食物繊維・乳酸菌を意識してとることが大切です。症状がつらい場合は、妊娠中でも使える薬があるので、無理せず医師に相談しましょう。
食物繊維・乳酸菌・ラクトフェリンといったお腹の調子をサポートする成分を配合した妊婦さん向けサプリの活用もおすすめですよ。
妊娠中の便秘でお悩みの方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
痔になってしまったときの対処法や予防のための生活習慣については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
腰痛・肩こり

お腹が大きくなるにつれて自然と反り腰の姿勢になりやすく、腰や背中の筋肉に負担がかかります。さらに、出産に向けて骨盤が広がりやすくなるように分泌されるホルモンの影響で、関節や靭帯がゆるみ始めることも、腰痛や肩こりにつながる原因に。
姿勢の変化や筋肉の緊張に加え、冷えによる血行不良が重なると、痛みが強まりやすくなります。軽いストレッチや温めるケアで無理なくほぐすことが大切です。
妊娠中の肩こりが気になる方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
肌荒れ

ホルモンバランスの変化により、肌が乾燥しやすくなるほか、ニキビやシミが気になる人も。また、妊娠中は以下のようなかゆみを伴う皮膚トラブルが現れることもあります。
- 妊娠性痒疹(ようしん)
- 妊娠性掻痒(そうよう)
- PUPPP(掻痒性蕁麻疹様丘疹(そうようせいじんましんようきゅうしん))
強いかゆみが続く場合は医師に相談しましょう。
日頃から保湿ケアや紫外線対策を丁寧に行うことが、肌トラブルが起こりにくい状態を保つことにつながりますよ。
妊娠中の肌荒れが気になる方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
気持ちのゆらぎ・イライラ

思うように動けなかったり、これからの生活への不安を感じたりと、妊娠中は心が揺れやすい時期です。ホルモンバランスの変化も加わり、イライラや落ち込みが生じることもあります。
一人で抱え込まず、パートナーや友人と話したり、好きなことをして過ごす時間をつくったりするなど、心をほぐす工夫が大切です。短時間でも「自分のための時間」をとることで気持ちがぐっと楽になりますよ。
安定期はどう過ごす?出産に向けた過ごし方のポイント

安定期に入る妊娠5か月頃は妊娠期間も中盤に差し掛かり、お腹のふくらみも目立ち始め、赤ちゃんの誕生を徐々に意識し始める頃。
この時期に無理のない範囲で生活習慣を整えておくと、出産に向けた体づくりや準備がスムーズに進みますよ。
ここでは、安定期に取り入れたい過ごし方をご紹介します。
適度な運動を行う

出産に向けた体力づくりや体重管理、リフレッシュのためにも、軽めの運動を習慣づけるのがおすすめです。
妊娠12週以降で妊娠経過に異常がないことや、これまでの妊娠で早産や流産を繰り返していないことなどの条件はありますが、「妊婦スポーツの安全管理基準」(※2)では妊婦さんが安全に運動できる目安が以下のように示されています。
▼妊娠中の運動の目安
| 運動の目安 | |
|---|---|
| 頻度や時間 | 週2〜3回、1回あたり60分以内 |
| 心拍数 | 150回/分以下 |
| 運動の強度 | 自覚的には「ややきつい」以下 |
転倒の危険があるスポーツや、相手と接触する競技は避けましょう。ウォーキング、マタニティヨガ、軽いストレッチなど、自分のペースでできる運動がおすすめです。
自宅で自分のペースでできる運動として、筋トレも妊娠中に◎。興味のある方は、こちらの記事をチェックしてくださいね。
栄養バランスを重視した食生活を意識する

厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」(※3)では、妊娠初期と比べて妊娠中期は必要な栄養量が増えると示されています。
- 主菜(肉・魚・卵・大豆製品)
- 副菜(野菜)
- 果物
を意識して増やし、できる範囲でバランスのよい食事を心がけましょう。
とくに、妊娠前よりも多く摂るべき「付加量」が設定されているたんぱく質や鉄分に加えて、カルシウムも妊娠中は不足しやすい栄養素のひとつです。
とはいえ、毎食しっかり栄養バランスを考えて準備するのは大変な日もありますよね。そんなときは、妊娠期に必要な栄養をサポートできる妊婦さん向けサプリを取り入れるのもひとつの方法です。

産婦人科医が監修した妊娠期向けサプリ「mamaru」には、妊娠中に摂りたいビタミンやミネラルが20種類以上配合されています。

鉄分は吸収率の高いヘム鉄を含むブレンドヘム鉄を10mg配合しており、効率よく鉄分補給ができます。さらに、
- 骨や歯の形成に欠かせないカルシウム
- 脳の発育をサポートするDHA/EPA
などもバランスよく含まれ、赤ちゃんの成長をサポートできますよ。
また、mamaruには食物繊維、乳酸菌、ラクトフェリンといった「菌活サポート成分」も配合!安定期のマイナートラブルとして、多くの妊婦さんが悩むお腹の調子にもアプローチできる設計になっています。

業界最小サイズに加え、ニオイを抑えたコーティングで飲みやすさにもこだわったつくり。1日4粒を目安に取り入れるだけなので、無理なく続けやすいのも嬉しいポイントです。

mamaruはスギ薬局やマツモトキヨシなど全国のドラッグストアで購入できますが、気になる方はまず公式サイトをチェック!初回限定のウェブだけのお得な価格&返金保証つきでお試しできますよ。
食欲が出てくる安定期は、ママとお腹の赤ちゃんのために日々の食事を見直しつつ、足りない部分はmamaruで補っていきましょう。
歯科検診を受ける

妊娠中はホルモンバランスの変化によって、歯周病の原因となる細菌が増えやすく、口の中のトラブルが起こりやすい時期だといわれています。つわりで歯磨きがしにくくなったり、間食が増えたりすることも重なると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、妊娠中の歯周病は、早産や低体重児出生のリスクが7倍以上になる(※4)という報告もあります。安定期のうちに一度歯科検診を受けておくことで、予防につながりますよ。
妊娠後期は仰向けの姿勢がつらくなることもあるため、体調が落ち着いた頃に受診しておきましょう。
母親学級・両親学級に参加する
安定期に入ると、自治体や産院から母親学級・両親学級の案内が届くことがあります。妊娠中の生活、出産の流れ、産後の赤ちゃんのお世話などを学べる貴重な機会です。
同じ時期を過ごす妊婦さんとの交流ができたり、パートナーと出産や産後の暮らしについて一緒に考えたりするきっかけにもなりますよ。
出産の準備をする

里帰り出産を予定している場合は、早めに医師へ相談し、紹介状を準備しておきましょう。分娩予約が早い段階で埋まってしまう産院もあるため、受診のタイミングや予約の期限を事前に確認することが大切です。
また、ベビーベッドやチャイルドシートなどの育児用品を少しずつ選び始めるのも◎。必要なものをリスト化するほか、ベビー用品を「購入するかレンタルにするか」といった選択肢について、パートナーと話し合っておけると準備がスムーズに進みますよ。
安定期に注意したいことは?
安定期は体調が安定しやすい時期ですが、気をつけておきたいポイントもいくつかあります。
安心して過ごすために、以下の点を意識してくださいね。
旅行や長距離の移動は体調に合わせて

妊娠経過が順調であれば、出産前に思い出づくりとして旅行を考える方もいるかもしれません。
ただし、妊娠中は血流が滞りやすく、長時間同じ姿勢で座り続けると、足のむくみや静脈血栓のリスクが高まる恐れがあります。車や新幹線などで移動する場合は、ずっと同じ姿勢でいることは避け、足首を動かしたり脚をマッサージしたり、血流が滞らないよう意識することが大切です。
また、混雑する時期や、運動量の多い観光プランは負担になりやすいため、無理のない日程で、体調を最優先にスケジュールを立てましょう。
体重管理に気をつける

安定期は赤ちゃんがぐんと成長する時期でもあり、ママの体重も増えやすくなります。
体重が増えすぎると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクが高まる一方、体重増加が少なすぎると低体重児の出産や切迫早産につながる恐れがあります。
適度に体を動かし、バランスのよい食事を意識しながら、体重増加の目安を参考に過ごすことが大切です。
▼妊娠中の体重増加の目安(※5)
| BMI | 体重増加の目安 | |
|---|---|---|
| 低体重 | 18.5未満 | 12~15㎏ |
| 普通体重 | 18.5~25.0未満 | 10~13kg |
| 肥満(1度) | 25.0~30.0未満 | 7〜10kg |
| 肥満(2度) | 30.0以上 | 上限5kgまで |
※BMIの計算式:BMI=体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)
妊娠中の体重増加の目安については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
性生活は負担のない範囲で
妊娠の経過が順調で、医師からとくに制限がなければ、性生活は基本的に問題ないとされています。ただし、精液には子宮の収縮を促す成分が含まれているため、必ずコンドームを使用しましょう。
お腹を圧迫する姿勢は避け、張りや痛みを感じたときは無理をせずすぐに中断を。パートナーとコミュニケーションを取りながら、ママの体調を第一に考えてくださいね。
感染症対策を心がける

妊娠中に風邪やインフルエンザにかかっても、胎児への直接的な影響はほとんどないといわれていますが、ママ自身の症状が重くなりやすい傾向があります。
人混みを避ける、手洗いうがいを徹底する、十分な休息をとるなど、日頃の感染対策を丁寧に行いましょう。
また、風疹は胎児の先天性異常を引き起こす可能性があり、麻疹は流産・早産のリスクを高めるなど、胎児への影響に注意すべき感染症もあります。
流行状況やワクチン歴について、不安がある場合は医師に相談しておくと安心です。
安定期でも流産のリスクはある?気をつけたい病気や症状
安定期に入ると、妊娠初期に比べて流産のリスクはぐっと下がります。実際、流産は妊娠と診断された女性の約15%に起こるといわれていますが、その多くは妊娠12週未満の「早期流産」(※6)です。
とはいえ、安定期に入ったからといって、全くリスクがなくなるわけではありません。
最後に、安定期にも注意しておきたい病気や症状についてご紹介します。必要な知識として知っておくことで早めの対処につながります。
切迫早産

妊娠22週から36週の間に、早産(37週未満の出産)につながる可能性が高い状態を「切迫早産」といいます。
◆切迫早産の可能性がある兆候
- お腹の張りが強い
- 出血が見られる
- 子宮口が開き始める
このような兆候が見られるときは早めに医療機関へ相談し、医師の指示に沿って過ごしましょう。
切迫早産になりやすい人の特徴については、こちらの記事で解説しています。
切迫早産で入院となる基準について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
子宮頸管無力症

自覚症状がほとんどないまま子宮口が開いてしまい、流産や早産につながることがある病気です。妊娠16〜24週頃に起こりやすいとされており、妊婦健診のエコー検査で子宮頸管の長さを測ることで発見できるケースもあります。
週数や症状によっては、早産や流産を防ぐために、子宮の出口である頸管を縛る「頸管縫縮術」を行う場合もあります。定期的な妊婦健診でしっかり経過を見てもらうことが大切です。
妊娠高血圧症候群
妊娠中に血圧が上がり蛋白尿が出る病気で、胎盤の形成がうまくいかなかったことが原因のひとつと考えられています。ママと赤ちゃんの両方に重い合併症を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。
食事療法で改善を目指しますが、状態によっては薬による治療が必要になることもあります。むくみや頭痛などの症状がある場合は、早めに医師に相談しましょう。
「血圧が高め」と診断された場合の食事管理のコツについては、こちらの記事で紹介しています。
妊娠糖尿病

妊娠中にはじめて糖代謝異常が見つかった場合を「妊娠糖尿病」と呼び、妊婦さんの7〜9%が発症するとされています。
妊娠高血圧症候群を引き起こすことがあるほか、巨大児や低血糖、心臓の肥大など、胎児に影響が出ることもあります。
基本は食事療法で血糖値を管理しますが、それでもうまくコントロールできない場合は、インスリン注射で治療を行います。健診で血糖値をチェックしてもらいましょう。
妊娠糖尿病にならないために気をつけたいことや、ママと赤ちゃんへの影響について気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。
前置胎盤

胎盤が子宮の下部につくられ、子宮口(子宮頸部)に重なる状態を「前置胎盤」といいます。子宮口を塞ぐことによって赤ちゃんが外に出られないため、帝王切開による分娩になります。
ただし、妊娠の初期〜中期で、前置胎盤の疑いがあると診断されても、週数が進むにつれて胎盤が子宮口から離れていくケースは多くみられます。妊婦健診で状態をしっかり確認してもらうことが大切です。
前置胎盤について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
安定期は体調を優先しながら、赤ちゃんを迎える準備を

安定期に入るとつわりが落ち着き、体調が安定してくる人が多くなります。その一方で、貧血や便秘、腰痛などのマイナートラブルが出やすい時期でもあるため、これまで以上に体をいたわりながら過ごすことが大切です。
赤ちゃんは安定期に入るとぐんぐん成長していくため、バランスのよい食事や、無理のない範囲での運動を心がけながら、日々の生活の中でできることを少しずつ取り組んでいきましょう。
妊娠期に必要な栄養素を補えるmamaruを活用するのもおすすめ。食事だけでは補いきれない部分をそっと支えてくれる、心強いアイテムです。
体調と相談しながら、無理のない範囲で赤ちゃんを迎える準備をしていきましょう。
参考:
(※1)「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
(※4)日本臨床歯周病学会 歯周病と妊娠
あなたへのおすすめ
mitas series オンラインショップ
































