更新日:2024/9/6

母乳量を増やす方法が知りたい!母乳が足りないときのサインと赤ちゃんへの影響も解説

母乳量を増やす方法はないか?というママの疑問に回答し、赤ちゃんが発する母乳が不足しているサインと、母乳不足によってどのような影響が赤ちゃんにあるのかについても解説しています。
FacebookTwitterLINE

赤ちゃんの授乳をしていると「母乳量は足りているのかな?」と心配になるママは少なくないでしょう。

特に産後すぐは母乳の量が安定しないため、母乳育児を続けることに不安になるママも多いと思います。

この記事では「母乳量を増やす方法が知りたい!」というママの疑問を解決し、赤ちゃんが発する母乳が足りないサインと母乳不足による赤ちゃんへの影響について解説していきます。

栄養たっぷりの母乳のサポート役となるサプリメントを先に知りたい人は、こちらからどうぞ。

この記事に登場する専門家

看護師ママライター むねゆか

看護師ママライター

産婦人科勤務経験と2児のママ。

2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!

母乳量を増やすための4つのポイント

母乳が分泌する仕組みには、「プロラクチン」と「オキシトシン」というホルモンが関係しています。

これらのホルモンが順調に分泌することで、母乳育児は軌道にのっていきます。

実は、オキシトシンには母乳を出すだけでなく子宮を回復する効果もあるんです。

母乳量を増やすことは赤ちゃんの成長をサポートするだけでなく、産後のママの体の回復を助けることにもつながるんですよ。

乳量を増やすために気を付けるポイントはこちらです。

  • 授乳回数を増やす
  • 食事・水分をしっかり摂る
  • ストレス解消とリラックス
  • 葉酸サプリを取り入れる

1つずつ詳しく見ていきましょう。

授乳回数を増やす

母乳を分泌させるために必要なホルモン「プロラクチン」と「オキシトシン」は、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが刺激となって、更に分泌量が増えます。

そのため、授乳回数を多くすることが母乳量を増やすポイントです。

乳回数は1日に8~12回、片方のおっぱいで10~20分を目安にしましょう。

しかし、新生児の胃は小さいので、母乳を飲んでも1時間ほどで消化されて母乳をほしがることがあります。

新生児の時期は、回数や間隔はあまり気にせずに赤ちゃんが欲しがったタイミングで母乳をあげましょう。

反対に、よく眠る赤ちゃんは授乳の間隔があいてしまうことがあるので、2~3時間を目安に赤ちゃんを起こして母乳を飲ませるのがおすすめです。

母乳を分泌させるホルモンや仕組みについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

母乳は血液からできている?仕組みや母乳を増やすポイント、血乳の対策まで徹底解説

「母乳って本当に血液からできているの? 母乳が赤くない理由は?」とお考えではありませんか?この記事では母乳が血液からできる仕組みや含まれる成分について解説します。 また、母乳を増やすためのポイントや授乳中に気をつけたいことも紹介するので、今後の参考にできますよ。ぜひご覧ください。

関連記事

食事・水分をしっかり摂る

赤ちゃんのお世話は24時間続くため、少しでも時間があれば「食事を摂るより体を休めたい」と思うママは多いでしょう。

そのため、手軽に食べられる菓子パンで済ますなど、ママの食生活がおろそかになりがちです。

しかし、母乳はママの血液から作られるためしっかりと食事や水分をとっていないと、母乳の出だけでなく質まで悪くなってしまいます。

母乳量を増やしたいと思ったら、バランスの良い食事を3食食べること、水分をしっかりと摂ることが大切です。

バランスのよい食事を摂ろう

授乳中は母乳を通して赤ちゃんへ栄養を運ぶため、栄養バランスの整った食事を3食しっかり食べることが大切!

バランスの整った食事のためには、1食に主食と主菜、副菜を用意するといいですよ。

さらに、母乳の量を増やしたいと思ったら母乳を作り出すための「エネルギー」をしっかりと摂ること大事です。

3食しっかり食べることで、エネルギーを摂りましょう。

母乳の量だけでなく質も高めたいと思ったら、母乳の元である血液が良い状態でなければいけません。

産後のママの体は、出産時の出血と母乳を作り出すために貧血になりやすい状態です。

貧血を改善するために「鉄分」「葉酸」を多く含む食べ物を積極的に摂りましょう。

鉄分は、レバーや牛肉、小松菜、ひじき、納豆などに多く含まれます。

葉酸についてはこちらの項目で詳しく解説していきます。

授乳期間に意識して摂りたい栄養素は?

DHA・EPA、カルシウムは自分の体から作り出すことがむずかしい栄養素であるため、赤ちゃんは母乳からこれらの栄養素を受け取っています。

そのため、授乳中はDHA・EPA、カルシウムを多く含む食品を摂るように心がけましょう。

DHA・EPAは赤ちゃんの脳の発育、成長などに影響する栄養素で、青魚に多く含まれます。

カルシウムは赤ちゃんの骨や歯の成長に必要で、実はママの体のためにも積極的に摂りたい栄養素。

その理由は、母乳を作る工程でママの体の中にあるカルシウムが大量に消費されてしまうからです。

カルシウム不足の状態が続くと、ママの骨や歯が脆くなってしまうリスクがあります。

乳製品や小魚、小松菜などカルシウムを多く含む食品を意識して食べるだけでなく、カルシウムの吸収率を高めるビタミンD、Kも積極的に摂りましょう

水分は温かいものがおすすめ

母乳のほとんどは水分のため、ママの体が脱水状態になると母乳の量が減ってしまいます。

水分を摂ることは大切ですが、一気に飲むのではなく1日2Lを目標にこまめに飲みましょう。

特に夏場は冷たい飲み物を飲みたくなりますが、母乳のためには温かい飲み物がおすすめ。

冷たい飲み物はママの体を冷やすだけでなく、消化するまでに内臓が疲れてしまい産後のママの体を更に疲れさせてしまうからです。

さらに冷たい飲み物は母乳の温度も下げてしまい、赤ちゃんの腸の働きが低下して便秘になってしまうことも。

温かい飲み物でママのからだの巡りをよくして、母乳量を増やしましょう。

母乳の出があまり良くないと感じるママは、母乳分泌を促すハーブティーを取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

母乳によい食べ物や水分については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

母乳にいい食べ物ってなに?助産師おすすめの食事や控えたいものとは

栄養たっぷりの母乳のために必要な食べ物や栄養素を紹介します。母乳の原料はお母さんが食べたもので作られる血液です。この記事では、栄養たっぷりの母乳のための食事や栄養素、そして反対に控えた方が良いものについて詳しく紹介します。

関連記事

ストレス解消とリラックス

産後は、出産の疲れや慣れない育児、夜間授乳による睡眠不足などからストレスが溜まりやすい時期です。

母乳を乳頭から出す働きをするオキシトシンは、ストレスの影響を受けやすいといわれています。

ストレスの影響でオキシトシンの分泌が悪くなると、母乳がおっぱいの中に溜まってしまい乳腺炎を起こしてしまう可能性があります。

乳腺炎を予防して母乳を増やすためにも、ストレスは溜めずに解消していきましょう。

後の入浴ができない期間は、足だけをお湯に浸からせる「フットバス」がおすすめです。

お気に入りのアロマオイルを垂らすとリラックス効果も倍増しますよ。

そこまでゆっくり時間が取れないというママは、おっぱいを蒸しタオルで温めるだけでもリラックス効果があります。

特に授乳前に行なうと、母乳の出もよくなるでしょう。

24時間休みのない育児ですが、人の手があるときは赤ちゃんのお世話を任せてママの体を休めるのも大切です。

ストレス以外にも、母乳が出ない原因にはさまざまなものがあります。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。

母乳出なくなった原因はなに?助産師が教える復活のためにできること

母乳が出なくなる原因はさまざまです。母乳の原料は血液とホルモンなので、血液となる食事と、ホルモンの分泌を整える過ごし方をすることが大切です。これらを意識しながら授乳や生活習慣などを変えることで、母乳を復活させることができますよ。この記事では、母乳が出なくなる原因と復活のためにできることを詳しく解説します。

関連記事

葉酸サプリを取り入れる

母乳は血液から作られるため、貧血になると母乳量が減ってしまいます。

貧血を予防するために取り入れたいのが『造血のビタミン』とも呼ばれる「葉酸」ですが、葉酸は食事から摂取するには限界があります。

「しっかりと葉酸を摂取したい」と思ったら、葉酸サプリを取り入れるのがおすすめです。

おすすめの葉酸サプリは「mamaco」

mamacoが産後のママにおすすめな理由は、葉酸はもちろん、それ以外の母乳に良い影響を与える成分が配合されているからです。

母乳のもとになる血液を作るための「鉄分」「カルシウム」、体を温めて母乳の分泌を助ける「生姜」、更に赤ちゃんの脳の発達に大切な「DHA」・「EPA」など、赤ちゃんとママに必要な成分がたっぷり入っています。

更に、産後のママの疲労ケアにも着目し、「高麗人参」「なつめ」でママの元気もサポートできますよ。

ほかにもビタミン類、マグネシウム、亜鉛など、厚生労働省が産後に推奨している栄養がカバーされているのは、産後のママにとってうれしいポイントですね。

mamacoは母乳に良い成分がたっぷりと含まれ、ママ自身の体調にもしっかりとアプローチします!

母乳育児をがんばっているママへ、1人でがんばりすぎずにサプリメントの力も借りてみませんか?

母乳が足りないと赤ちゃんにどんな影響がある?

母乳が足りないことで一番問題になるのは「黄疸」です。

黄疸とは、血液中のビリルビンが増えて皮膚や粘膜が黄色く見える状態をいいます。

産まれたばかりの赤ちゃんは、ママのお腹の中とは違う環境の変化で黄疸になりやすく、新生児がかかる黄疸は「生理的黄疸」とよばれ多くの赤ちゃんが経験します。

通常1~2週間で黄疸はなくなりますが、悪化すると脳に影響を及ぼすことも。

黄疸の予防のためには母乳をしっかり飲んで、赤ちゃんの体内のビリルビンをうんちから排出させることが必要。

母乳が不足しているなと感じたら、母乳のあとにミルクを足して授乳量が不足しないように調整していきましょう。

母乳量が不足している時のサインは次で解説していきます。

母乳量が足りないときの赤ちゃんのサインを知ろう!

母乳が足りていないとき、実は赤ちゃんはさまざまなサインを出しています。

赤ちゃんは言葉で伝えることができないため、発しているサインを見逃さないようにしましょう。

乳が足りていないときのサインはこちらです。

赤ちゃんの体重が増えない

生まれたばかりの赤ちゃんは、上手に母乳を飲むことができません。

そのため体に入ってくる水分よりも、おしっこやうんち、汗などで出ていく水分の量が多くなってしまい、一次的に体重が減ってしまいます。

これは「生理的体重減少」とよばれ、どの赤ちゃんにも起こる現象なので心配しなくて大丈夫。

生後2~3日目くらいが体重が減るピークで、1週間~10日ほどで出生時の体重に戻ります。

体重が減る目安は出生時の5~10%が目安となっており、それ以上減っているときは母乳が不足しているサインかもしれません。

赤ちゃんの体重が安定するまでは、体重の減り方が多すぎないかチェックしていきましょう。

後10日目以降は、こちらの体重増加の目安を参考にしてください。

これよりも体重が増えていない場合は、母乳が不足しているかもしれません。

月齢1日当たりの体重増加の目安
0~3か月25~30g
3~6か月15~20g

おしっこ、うんちの回数が少ない

赤ちゃんの1日のおしっこ、うんちの回数の目安はこちらです。

月齢1日のおしっこの回数日のうんちの回数
出生時5~20回7~10回
1か月15~20回3~5回
3か月15~20回1~2回
6か月10~16回1~2回

「うんちが何日も出ていない」
「おしっこの色がいつもよりも黄色い」
「おしっこの匂いがきつい」
こんな時は、赤ちゃんの体の水分が不足している可能性があります。
赤ちゃんの月齢と照らし合わせて、おしっことうんちの回数が少なくないか確認しましょう。

飲んだ直後にすぐに母乳を欲しがる

  • 「授乳が終わってもまだおっぱいを欲しがる」
  • 「授乳の間隔が短い」

これは母乳が不足している可能性があります。

産後すぐは母乳の量がまだ安定しないため、このようなサインが多く見られるかもしれません。
しかし、徐々に赤ちゃんがほしがる量が作れるようになるので、母乳の量が安定するまでは授乳後にミルクを足しながら母乳育児を継続していきましょう。

母乳が足りないときの赤ちゃんのサイン以外にも、母乳に関する気になる疑問はこちらでも回答しています。

母乳出ないときはどうすればいい?原因と今からできる対処法を詳しく解説

母乳出ないときはどうすればいい?というママの疑問を中心に、母乳が出ない原因と今からできる対処法を詳しく解説しています。母乳が出ない原因は授乳回数、食事と水分、ストレスです。また、母乳の元である血液が貧血だと母乳が出ないことにもつながるので、葉酸サプリを取り入れるのもおすすめです。この記事で詳しくチェックしていきましょう。

関連記事

指しゃぶりは母乳不足のサイン?

breastmilkamount-increase-6.png
赤ちゃんはママのお腹の中にいる時から、指しゃぶりをしておっぱいを飲む練習をしています。
エコーでお腹の中の赤ちゃんが、指しゃぶりをしている姿を見たことがあるママもいるでしょう。

赤ちゃんには口に触れたものを吸うという「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」があります。
指だけでなく、口元にあるものはなんでも吸ってしまうのです。
いろいろなものを口にいれて、そのものの形や味、感触を確かめる成長発達のひとつともいわれています。

そして、指しゃぶりには不安や緊張を減らす効果があるともいわれています。
指しゃぶりをしながら赤ちゃんが寝てしまった、という経験をするママもいるでしょう。

指しゃぶりをしていても機嫌が悪くなかったり、元気そうなら母乳を足さずに様子をみて大丈夫です。

母乳育児を軌道にのせるには赤ちゃんだけでなくママの体も大切に

産後は赤ちゃんのお世話が中心となり、ママの生活が後回しになりがち。

しかし、ママの体を休めること、栄養バランスの整った食事を摂ることは、母乳量を増やして赤ちゃんの成長を促すことにつながるのです。

母乳のためにも、赤ちゃんだけでなく、産後のママの体も大事にしていきましょう。

れでも食事や休養まで手が回らないというママは、葉酸サプリ「mamaco」を取り入れるのがおすすめ。

mamacoは母乳の量や質をサポートする成分だけでなく、疲労ケア成分、授乳中に必要な栄養素も入っているオールインワン葉酸サプリです。

赤ちゃんとママ自身のために、ぜひ今から葉酸サプリmamacoを飲んで、母乳育児を軌道にのせていきましょう。



FacebookTwitterLINE
\ 送料無料 /
mitas series オンラインショップ

mitasシリーズでは、
必要な栄養素とお悩みをサポートする
5つのラインナップをご用意しています。

▾ 公式インスタグラムをフォローしよう

mitas series 公式インスタグラムmitera organics 公式インスタグラム