更新日:2025/3/4

産後うつになりやすい人の特徴は?原因や予防するための対策法も解説

育児のサポートが受けづらい人、完璧主義の人、ストレスを感じやすい人などが特徴
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気分が落ち込んだり、イライラしたり、感情がコントロールできず悩んでいるママもいるのではないでしょうか。

出産後にうつ状態に陥る『産後うつ』は、出産した多くのママが経験するうつ病の一種です。

産後うつを予防するためにも、原因や産後うつになりやすい人の特徴を知ることが大切です。

「もしかしたら産後うつかも……」と思っているママは、本記事を参考にしてみてくださいね。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生

産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー

"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。

"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。

産後うつになりやすい人の特徴5つ

ささいなことで落ち込んだり、悲しくなったり…実は一児の母である筆者も、産後はとても悩みました。

産後うつは誰にでも起こり得ますが、以下に当てはまる特徴の人は特に産後うつになりやすい傾向にあるため、注意が必要です。

産後うつになりやすい人の特徴を5つご紹介します。

過去にうつ病や不安障害の経験がある人

過去にうつ病や不安障害になった経験がある人は、出産後に再びうつ症状が発症してしまうケースがあります。特に、産後は育児の負担も大きく、ホルモンバランスも大きく変化する時期。

一度うつ病を発症したことがある人は、精神的ストレスが加わることで産後うつの症状が出やすいかもしれません。

過去にうつ病や不安障害の経験がある人は、体のケアだけではなく、心のケアにも配慮して過ごしましょう。

家庭内で育児などのサポートが少ない環境の人

家庭内で育児や家事のサポートが少ないと負担が大きくなり、産後うつになりやすくなります。

特に身近な存在である夫のサポートは一番重要で、家事や育児のフォローはもちろん、悩みや不安を理解することも非常に重要です。

産後のママは、悩みや不安を一人で抱えないようにパートナーや信頼できる人に頼り、周囲も精神的に寄り添う姿勢が大切です。

産後ケアについては、こちらでも詳しく解説しています。

産後ケアはママの強い味方!サポートの種類や自分でできるケアも

出産後のママと赤ちゃんをサポートしてくれる「産後ケア」。健康チェックや育児相談、赤ちゃんの預かりなどを行ってくれる、ママにとってとても心強いサービスです。今回は、さまざまな産後ケアについてご紹介します。

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完璧主義で責任感が強い人

何に対しても責任感が強く完璧にこなしたい性格だと、育児がうまくいかない時にストレスを感じてしまいます。

育児はうまくいかないことが多く、予測していないことばかり。そうした時に、自分を責めて追い込んでしまいやすい性格は、産後うつを発症しやすくなります。

「育児を完璧にこなさなければ」「家庭を支える責任がある」といったプレッシャーを抱えすぎないことこそ、発症を予防する鍵となるでしょう。

家庭環境や生活環境に問題がある人

パートナーとの関係性や経済面の心配事は、産後うつを引き起こす大きな要因になります。

産後まで問題を引きずってしまうと、育児の負担やストレスが加わり精神的に大きなダメージを与えてしまいます。

もし、心配事がある場合は、なるべく出産前に改善しておくことが望ましいでしょう。

ストレスを感じやすい人

日々の生活の中で感じる、ささいなストレスも原因になります。また、妊娠中に不安などのストレスが大きかった人は、産後も引きずることがあると言われています。

人間関係や経済面、仕事など、日常の中でストレスはつきものですが、なるべくストレスを溜めこまないように心がけましょう。

定期的に発散できる方法を持っておくと、産後の気分転換に役立ちます。

そもそも産後うつとは?

産後うつとは、妊娠・出産を経て引き起こされるうつ症状のことです。

環境省の調査では、産後1〜2カ月までに10%程度のママが発症していることが分かっています。

産後うつは自然に治ることは少なく、進行すると徐々に悪化してしまう危険性があります。中には育児放棄や虐待、自殺行為にまで発展しかねません。

参考:環境省_妊産婦に関する調査 わかってきたこと(2/2)

ママ自身が自覚できるものばかりではないため、周囲の人が様子の変化に気づいてあげるなど、早期発見・早期治療が求められます。

産後うつの概要については、こちらでも詳しく紹介しています。

産後うつはいつまで続く?症状や原因、今できる対処法を徹底解説

つらい産後うつはいつまで続くのでしょうか?通常、産後うつは数週間〜数ヶ月間続くとされていますが、治療せずに放置していると1年以上長引くこともあります。産後うつはママの怠慢などではなく、診断名がある病気です。そのため、適切な治療と周囲の助けが重要です。この記事では、産後うつが続く期間とともに、今からできる対策を詳しくお伝えします。

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産後うつをセルフチェックしてみよう

目安として、以下2つの質問のうちどちらかひとつでもあてはまった場合、「うつ状態」の可能性があります。ここ1か月間のご自身の気持ちを思い出してみましょう。

① 気分が沈む、憂うつな気持ちになることがよくある
② 物事に対して興味がわかない、心から楽しめない感じがよくある

産後うつの主な症状

産後うつの症状はさまざまです。

中でも、子育てにおけるマイナス思考がよく見られる症状です。以下のように、自身を責めてしまうようなネガティブ思考に陥っている場合は注意が必要です。

  • 育児に自信がない
  • 赤ちゃんの世話が面倒
  • 子供をかわいく思えない
  • 母親失格と思う
  • 将来が不安になる

悲しくなって泣き叫んだり、気分の変動が激しくなったり、子への関心がなくなったりするなど、行動にも注意しましょう。

その他に、食欲衰退や睡眠不足、集中力の低下などの身体的症状が現れることもあります。

産後うつとマタニティブルーの違い

産後うつもマタニティブルーも産後に起こるものだからこそ、両者は混同されやすいです。しかし、それぞれの特徴は大きく異なります。

マタニティブルーは産後2〜5日後に起こりやすく、産後のママの30%が経験するといわれています。

マタニティブルーの症状には、

  • 不安定になり急に涙がこぼれる
  • イライラする
  • 睡眠不振
  • 食欲不振

などがあげられます。

産後うつとマタニティブルーの主な違いを見てみましょう。

産後うつマタニティブルー
期間2週間以上続く産後1~2週間程度で終息する
発症時期産後3~6ヶ月産後3~5日
症状の程度日常生活に支障が出やすい日常生活に大きな支障はない
治療自然に改善しづらく治療が必要自然に改善しやすく特別な治療は必要ないことが多い

大きな違いは「マタニティブルーは自然に改善することが多い」ということ。

不安定な気持ちが2週間以上続くようなら、産後うつの可能性があるといえるでしょう。

産後うつの原因は?

産後うつは、ひとつの原因によるものだけでなく、いくつかの原因がもととなり発症します。

産後うつの引き金となる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

ホルモンバランスの変化

ママのホルモンは、妊娠〜出産を経て激しく増減します。ホルモンバランスが崩れることは、産後うつを引き起こす原因の一つとされています。

さらに、子育てによる生活の変化や育児疲れもホルモンバランスを乱す原因になります。

ただし、ホルモンバランスの乱れは気分の落ち込みを引き起こす要因になると思われがちですが、実際の研究では、産前産後のホルモン値には異常が見られなかったという調査結果も。

そのため、産後うつは環境要因により引き起こされているとも言われています。

参考:産後うつ病はホルモンバランスの崩れが原因だは誤解|北村メンタルヘルス研究所

睡眠不足などの育児疲れ

産後は2~3時間おきの授乳などにより、慢性的な睡眠不足に陥ります。昼夜問わず慣れない赤ちゃんのお世話をすることで、精神的な負担も大きくなりがちです。

こうした負担により徐々に疲れが蓄積すると、うつ症状が引き起こされます。

しかし、育児は休めないもの。周囲のサポートを頼り、できるだけママが休める環境を整えることが重要です。

産後になかなか眠れない「産後ハイ」が気になる人は、こちらの記事で解説しています。

産後ハイとは?眠れないときの対処法から産後うつのリスクまで徹底解説

産後ハイで眠れない、動いていないと落ち着かないというママはいませんか?この記事では、産後ハイの特徴や原因を徹底解説。疲れているはずなのに家事や育児に精を出しすぎて、気づいたら産後うつになっていた…というケースも。ママと赤ちゃん、そして家族のために体を休める方法をチェックしましょう。

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孤独感

孤独感を感じることは、産後うつを引き起こす大きな原因になります。

周囲のサポートが少ない環境であればあるほど、孤独感をより一層感じやすくなるでしょう。

家族やパートナーの協力が足りていなかったり、周囲に相談できる人がいなかったりすると、育児の負担や悩みを全て一人で抱えることになってしまいます。

周囲がしっかりと状況や悩みを理解し、孤独感を取り除いてあげることが必要です。

ストレス

「赤ちゃんを育てること」自体がプレッシャーとなり、精神的ストレスを感じてしまうママもいます。

育児による肉体的ストレスに加え、精神的ストレスがかかることで、産後うつを引き起こしてしまいます。

産後うつは、経済的なストレスや仕事のストレスなど、あらゆるストレスが引き金となります。

なるべく育児以外のストレスを溜めないような生活を心がけましょう。

妊娠や出産時のトラウマ

過去の出来事が産後うつにつながることがあります。

特に妊娠・出産時に予想外の出来事が起こると、身体的・精神的なトラウマとなってしまうケースも。

ストレスがより強くかかると、より長期的な影響につながりかねません。

妊娠や出産時に何かトラウマを抱える出来事があった場合は、心のケアを受けることが重要です。

産後うつを予防するための対策法

産後うつは適切な対策をすることで予防できます。進行すると深刻化しやすいからこそ、未然に予防することが望ましいでしょう。

ここでは、産後うつを予防するためにすぐに始められる対策法をご紹介します。

家族やパートナーとしっかりコミュニケーションをとる

産後うつを予防するために、家族やパートナーとしっかりコミュニケーションをとりましょう。

日々感じる悩みや不安を共有するだけでも、悩みを一人で抱え込まないことにつながります

家族だけでなく、地域のサポートを活用してコミュニケーションの機会をもつことも一つの方法です。

筆者も、実家の両親や友達と電話をしたり、地域の支援センターに足を運んだりして、人と話す機会を積極的にとっていました。

ちょっとした出来事や育児の悩みを話せる場所があるだけで、心が軽くなることもありますよ。

バランスのよい食事や適度な運動を心がける

産後うつを予防するために、規則正しい生活を心がけましょう。

生活習慣が乱れやすいからこそ、バランスのとれた食事や適度に体を動かすことは意識したいポイントです。体を動かすことで、気分のリフレッシュにつながりますよ。

産後うつのママは、鉄とビタミンB群の不足が深刻であるという情報が出ています。その他にも、産後うつの予防にはビタミンD、葉酸、ナイアシンなどの栄養素が大切と言われているので、意識して摂りましょう。

参考:産後うつ | みぞぐちクリニック | 東京駅八重洲北口・日本橋駅5分

産後の食事のポイントについて気になる人はこちらもチェック!

助産師が教える産後の食事のポイント|お母さんと赤ちゃんのためのおすすめ栄養素やメニューは?

産後の食事は、お母さんの心身の回復と、赤ちゃんの栄養となる母乳の生成を意識した食事を摂ることが大切です。産後のお母さんの特徴を捉えて、摂取が必要な栄養素を知っておきましょう。また、摂らない方が良いものについても知っておきましょう。産後に必要な栄養素の補給にはサプリメントの使用も有効です。

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食事が不規則になりがちな産後のママには「mamaco(ママコ)」がおすすめ

食事が不規則になりがちな産後のママにおすすめなのが「mamaco(ママコ)」です。

mamacoは産後のママのために作られた「産後専用サプリ」

厚生労働省の定める葉酸120μgや鉄分のほか、ビタミンAやDHAなど、ママと赤ちゃんに必要な20種類以上の栄養素を配合しています。

育児疲れによるイライラやめまい、心身の不調を緩和するカルシウムやタンパク質、産後うつのママに不足しがちな鉄やビタミンB群も、mamacoひとつでしっかり摂ることができますよ。

さらに、産後の育児疲れを優しくケアしてくれる和漢素材も配合。

選び抜かれた6つの和漢素材が沈んだ気持ちをケアし、リフレッシュできるようサポートします。

産後はどうしても自分の食事やケアを後回しにしがちです。そんな中でも小さい粒で、手軽に飲みやすい形状なのも、おすすめのポイントです。

そんなmamacoは、ママ向けのアプリ「ママリ」の「ママリ口コミ大賞」を受賞!たくさんの先輩ママが愛用している点でも信頼できますよね。

mamacoは公式サイトから簡単に購入できるので、産後に外出しづらいママが始めやすいのも魅力。公式サイト限定の特別価格はここからチェックしてみてくださいね。

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周囲にサポートを求める

「子育ての相談にのって欲しい」「産後気分が落ち込みやすい」などの悩みを抱えている場合、周囲にサポートを求めましょう。

一人で悩まず、悩みの相談ができるだけでも精神的に救われることがあります。友人や家族のほか、専門家や自治体母子保健担当課、地域子育て支援拠点などの相談窓口も活用しましょう。

家事や育児のサポートを受けたい場合は、自治体の産後ケア事業や育児ヘルパーを利用するのもおすすめです。

出産前の時期から、自治体の事業や受けられるサポートを調べておくと、産後スムーズに依頼ができて安心ですよ。

完璧を求めすぎない

家事と育児に完璧を求めすぎないことも、産後うつの予防策の一つです。

「子供のため」と考え過ぎて完璧を求めることは、結果的にママを苦しめてしまうことになりかねません。

”育児に正解はない”ということを理解して、完璧を求め過ぎないようにしましょう。

家族それぞれの育児のやり方があるように、家族で協力し合い、失敗を責めないことが重要です。

必要に応じて専門家のサポートを受ける

産後うつの可能性がある場合は、早めに専門家のサポートを受けましょう。産後うつは自然に治りづらいからこそ、早めの治療が求められます。

産後うつが疑われたら、助産師さんや保健センターのスタッフさんに相談し、産後うつの相談ができるカウンセラーや精神科医を紹介してもらいましょう。

産後うつの治療法には、カウンセリングなどの精神療法の他に、薬を処方する薬物療法があります。

専門家に症状を相談しながら、適切な方法で治療を進めることをおすすめします。

心と体のバランスを整えて産後うつを予防しよう!

産後はホルモンバランスや生活習慣など、全てが乱れやすい時期。

ついつい子育てに追われて自分の生活を蔑ろにしてしまいやすい時期だからこそ、意識して心と体のバランスを整えることが産後うつの予防につながります。

自分自身の考え方や生活を見直し、少し意識を変えるだけでできる対策があるものです。

しかし、なかなか自分の生活習慣や食生活の改善にまで手が回りませんよね。

そこで、忙しい中でも簡単に飲めるサプリの活用がおすすめです。

mamacoは、栄養面や飲みやすさなど産後のママを第一に、さらに赤ちゃんに届く授乳の影響まで考えて作られたサプリです。

産後うつの予防にはバランスの良い栄養摂取が不可欠であることを理解して、mamacoで心と体のバランスを整えながら産後うつを予防しましょう。

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