更新日:2025/1/28

産後ハイとは?眠れないときの対処法から産後うつのリスクまで徹底解説

産後ハイとは?眠れないときの対処法から産後うつのリスクまで徹底解説
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産後ハイは、身体が疲労困憊しすぎて眠れなくなったり、疲労を感じなかったりする状態です。

「すごく疲れているのに寝れない」、反対に「産後だけど身体が元気!」と感じるママは、産後ハイかもしれません。

産後ハイの原因は分かっていませんが、はっきりしているのは「産後のママは休まなければいけない」ということ。

この記事では、産後ハイの特徴や眠れないときの対処法を解説しています。

産後ハイが疑われるママは、注意が必要な産後うつとの関連についてもぜひチェックしてくださいね。

この記事に登場する専門家

WEBライター 佐野春佳

絶賛妊娠中のWEBライター。大学院では神経生物学を専攻。大好きなマラソンと妊活をどう両立するか、日々模索中です。論文を基に、関連する最新の研究や知見をわかりやすく伝えます!

産後ハイって何?

産後ハイとは、出産や直後からの育児でとても疲れているはずなのに「なかなか寝付けない」「テンションが上がって疲れを感じない」という状態になることです。

精神的にハイになっていて休めないので、外出したり家事や育児に精を出したりして、気づかないうちに疲れがどんどん溜まってしまいます。

また、産後ハイを放っておくと産後うつを発症する可能性もあります。詳しくはこちらをご覧ください。

産後ハイの特徴は寝れないだけじゃない

「産後ハイで寝れない」という悩みはよく聞きますよね。

実は産後ハイでは、それ以外にもいくつかの症状が見られます。

  • 疲れているのに眠れない
  • おしゃべりが過ぎる
  • 家事や育児をはりきってしまう
  • 無茶な計画を立てる
  • 赤ちゃんの写真を友人や同僚に頻繁に送りつける
  • 赤ちゃんに関するSNSの投稿が増える
  • 出産や育児について必要以上に話してしまう

出産で多大なエネルギーを消費して疲れているはずなのに、なぜかハイテンションで落ち着かず、普段ならしないような過剰な行動を取るのも、産後ハイの特徴です。

産後ハイはいつからいつまで続く?

産後ハイは、個人差があるものの産後2〜3ヶ月ほど続くこともあるとされています。

この時期は、出産という大仕事を終えたママが一番休まなければいけないタイミングです。

しかし、産後ハイで寝付けない、疲れを感じないという理由から、身体に溜まった疲労を放置してしまうことがよくあるのです。

産後ハイで眠れないときの対処法3選

「身体が疲れているのに眠れない」「休みたいのにうまくできない」のは本当に辛いですよね。出産の疲労を少しでも早く回復するには、睡眠が一番です。

ここでは、「寝たいのに寝れない」と悩むママのために、すぐできる3つの対処法を紹介します。

1. 無理に眠ろうとしない

対処法の1つは、無理に眠ろうとがんばりすぎないことです。

「寝ないと!休まないと!」と意識すればするほど眠れなくなる、というのは産後でなくてもよくあること。寝ようとがんばるのではなく、「横になって目を閉じるだけでいい」と考えてみましょう。

人間の脳は、目から入ってくる情報処理により大きな負担がかかっているため、目を閉じて視覚情報を遮断するだけでも休憩できるもの。

また、ふかふかの布団にゴロンと横になるだけでエネルギーを節約できるので、体の休息になりますよ。

眠れないけど、今は

  • 目をつぶって動かないでいる状態をキープするだけでいい
  • 横になるだけなって、あわよくばうたた寝できればラッキー

くらいに捉えて、焦らないことが大切です。

2. スマホを遠ざける

リラックスするためには、なるべくスマホを遠ざけておくのが有効です。眠れないと暇を持て余して、ついついスマホを触ってしまいますよね。

しかしスマホで写真やSNSをチェックすると、以下のような状態に繋がるため要注意です。

  • 余計に眠れなくなる
  • 目や肩、脳に負担がかかる
  • 昼夜関係なく、他人に赤ちゃんの写真を送りたくなる
  • 赤ちゃんがいかに可愛い(あるいは尊い)かをアピールしたくなる

特に赤ちゃんの写真や出産の体験談などの発信は、内容や状況によっては深刻なトラブルに発展することも

赤ちゃんのことを伝えたい!という思いが抑えきれず、さらに、ハイになって理性が緩んでいるところにスマホがあると、ついついやってしまうというのが産後のママにありがちなミス。

ママ自身の体のためにも、今後の良好な人間関係のためにも、できるだけスマホは遠ざけておくと安心です。

なにより、スマホを見るよりも赤ちゃんの安らかな寝顔を眺める方がリラックスできるので、よく眠れるかもしれませんよ。

3. 耳を使ってリラックスする

眠れないときは、耳を使ってリラックスする方法がおすすめです。

寝ないといけないからと、テレビやスマホをセーブしていてもやっぱり退屈してしまうのが人間です。

とはいえ、画面を長時間見続けるのは産後のママには負担が大きいため、耳だけで楽しめる音楽オーディオブックを活用してみましょう。

リラックスするには、例えば以下のような音楽がおすすめです。

  • 川のせせらぎ音
  • 焚き火の音
  • 海辺で聞こえる波の優しい音
  • 小鳥のさえずり
  • リラクゼーション用の音楽
  • 落ち着いたメロディのクラシック音楽
  • オーディオブック

オーディオブックでは、プロの朗読が心地よくて気づいたら寝落ちしていた、なんてこともあるのでぜひ試してみてください。

自分が赤ちゃんになって、お話を読み聞かせしてもらっているつもりで聴くのもgoodですよ!

産後のリラックス法や過ごし方のポイントについては、こちらの記事も参考になりますよ。

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産後ハイになる原因

産後、疲れているのに眠れなくなる産後ハイは、実は原因がよくわかっていません。

考えられる要因には、

  • アドレナリンの分泌
  • ホルモンバランスの変化
  • 睡眠不足や疲労

の3つが挙げられます。1つずつ見ていきましょう。

アドレナリンが多く分泌されるため

産後ハイの大きな要因の1つは、産後に多く分泌されるアドレナリンによるものといわれます。

アドレナリンは神経を興奮させる働きがあるため、体が疲れていても、

  • 目が冴えて眠れない
  • 疲れを感じにくい

という現象が起こります。

アドレナリンなどの興奮性の物質は、身の危険を感じるような状況から脱出するために動物に本来備わっているものです。

「何がなんでも今このピンチを乗り切らないと生き残れない!」というときには、「しんどくても無理ができてしまう」「いつでも動けるようにしておかないと落ち着かない」という状態でないと、命を守れませんよね。

窮地を脱するための役割を担うのがアドレナリンなので、産後のママはアドレナリンの分泌によって、心身ともに「緊張状態にさせられている」といえます。

そのため、寝たいのに眠れない、動いていないとソワソワする状態になってしまうのです。

ホルモンバランスが変化するため

ホルモンバランスの変化も産後ハイの要因といわれています。

産後は女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の分泌量が激減することが知られています。

女性にとってこれらのホルモンの乱れは心と身体に両方に強く影響するため、

  • 感情の起伏が激しくなる
  • 眠れなくなる

という現象が起こるのです。

そのせいで、赤ちゃんを産んだ喜びや嬉しさが増幅されて、テンションが上がってしまうのではないかと考えられています。

ようやく授かった第一子だと、喜びが人一倍大きいので産後ハイが長引くこともあるようです。

睡眠不足や疲労のため

睡眠不足や極度の疲労も、産後ハイの要因の1つと考えられています。

人間は、エネルギーを使い果たして寝る体力すら残っていないという状況では、精神面でハイになることでバランスを取ろうとすることがあります。

例えば、こんな経験をしたことはないでしょうか。

  • 連日の深夜残業でろくに寝ていないけど、妙にテンションが高くてこのまま仕事ができそうと感じる
  • 初めてのフルマラソンの後、経験がないくらいクタクタなのに、気持ちがふわふわして全然眠れない

適度な疲労は質の良い睡眠をもたらしますが、疲労度が過剰になると脳がホルモンを分泌し、しんどさをごまかそうとします。

その結果、寝て体力を回復しなければいけないのに眠ることができない、というおかしな事態になるのです。

ここでのポイントは、脳が出すホルモンの「しんどさを紛らわす効果は一時的なもの」であるということ。

テンションが高くてなんでもできそうと勘違いしてしまいがちですが、これは一時的なもので、ママの身体はすでに限界を超えているので、脳に騙されずにしっかり休んでくださいね。

産後ハイと産後うつには関係がある!?

意外に感じるかもしれませんが、産後ハイの後に産後うつを発症することがあるのです。

出産は人生の中でも1、2を争うほどの大仕事で、非常に体力を消耗します。

しかし、産後ハイで寝れないなどで、自覚の有無を問わず疲労が溜まり続けると以下のような状態に。

  • 判断力の低下
  • 感情の波が激しくなる
  • キャパ以上のストレスが溜まる

すると、産後ハイでテンションが高かったはずが、次第にこのような産後うつの状態へと発展してしまうのです。

  • ネガティブ思考
  • 一人で抱え込みすぎる
  • 育児の気力がわかない
  • 食欲がなくなる

とはいえ、ママが自分で「自分は産後ハイだ」と気づくことは難しいため、周囲の気付きとサポートが重要です。

また、ママ自身も疲れを感じていないからといって動き回るのではなく、体の回復とリフレッシュに務めるようにしてくださいね。

産後うつについては、こちらのコラムで詳しく解説しています。

産後うつはいつまで続く?症状や原因、今できる対処法を徹底解説

つらい産後うつはいつまで続くのでしょうか?通常、産後うつは数週間〜数ヶ月間続くとされていますが、治療せずに放置していると1年以上長引くこともあります。産後うつはママの怠慢などではなく、診断名がある病気です。そのため、適切な治療と周囲の助けが重要です。この記事では、産後うつが続く期間とともに、今からできる対策を詳しくお伝えします。

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産後の疲労にはサプリの活用も検討してみよう

「寝たいのに眠れない」「つい動き回ってしまったツケが来た」というのは辛いですよね。産後の疲労を少しでも和らげるには、サプリの活用も考えてみましょう

この時期の体調管理には、産後・授乳期のママに特化したmamacoがおすすめです。

ママと赤ちゃんに必要な栄養をたっぷり含んでいるだけでなく、疲労回復に役立つ成分も配合しているので、お疲れのママをしっかりサポートできますよ。

6つの和漢素材で体調維持をサポートするmamaco

mamacoには、ママの元気をサポートする6種類の和漢素材が含まれています。

疲れているのに寝れないというのは想像以上に辛いもの。早く元気になりたいですよね。

出産と育児でお疲れの身体の回復を助けてくれる和漢素材はこちら。

和漢素材働き
高麗人参(コウライニンジン)体の内側からイキイキをサポート
丁子(チョウジ)体のコンディションを助ける
陳皮(チンピ)栄養素を全身に行き渡らせる
タンポポ女性の体のスリムをサポート
甘草(カンゾウ)緊張を和らげリフレッシュ
ナツメ豊富な鉄分や亜鉛で体をケア

体のコンディションを整え、リフレッシュにつなげる自然由来の素材が、疲労にやさしくアプローチ。体が整ってぐっすり眠れると気分が安定することもあるので、産後ハイが落ち着く可能性もありますよ。

赤ちゃんが元気に成長するためには、ママの心身が健康であることが一番です。

産後ハイの辛さを少しでも和らげられるよう、ぜひmamacoを有効活用してくださいね。

栄養満点でママの体力回復に貢献

栄養たっぷりのmamacoはママと赤ちゃんの強い味方。

産後はママの体調管理はもちろん、母乳を作り出すためにも多くの栄養素とカロリーが必要になるといわれています。

厚生労働省が推奨している栄養素と、mamacoの配合量はこちら。

mamacoには、

  • 身体の調子を整え、赤ちゃんの成長を促す「ビタミンCやビタミンB群」
  • 赤ちゃんの脳の発達に必要な「DHA / EPA」
  • 骨や歯の形成に役立つ「ビタミンDやマグネシウム」

もたっぷりと含まれていますよ!

産後ママの体力回復はもちろん、赤ちゃんのための栄養たっぷりの母乳に必要な成分のダブルケアが可能です。

産後ハイで眠れない、うまく休めないときでもサッと飲めるから、お疲れママにしっかり貢献します。

参考:厚生労働省|妊娠中・産後のママのための食事BOOK

先輩ママからの熱い支持で信頼性◎

実はmamacoは、産後専用のサプリで唯一「ママリ口コミ大賞」を受賞しています。「ママリ口コミ大賞」とは、子育て中の家族が認める商品やサービスを厳選して紹介する企画です。

受賞の成果は、母乳の出が悪い、量が心配、栄養ちゃんと摂れてるのかなというママにご活用いただき、なおかつ結果に貢献できているからこそ。

赤ちゃんと、何よりもがんばるママ自身のために、信頼と実績のある産後サプリメントmamacoを役立ててくださいね。

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おすすめの産後サプリや必要な栄養素については、こちらの記事でも紹介しています。

助産師が教える産後の食事のポイント|お母さんと赤ちゃんのためのおすすめ栄養素やメニューは?

産後の食事は、お母さんの心身の回復と、赤ちゃんの栄養となる母乳の生成を意識した食事を摂ることが大切です。産後のお母さんの特徴を捉えて、摂取が必要な栄養素を知っておきましょう。また、摂らない方が良いものについても知っておきましょう。産後に必要な栄養素の補給にはサプリメントの使用も有効です。

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産後ハイで眠れないときもリラックスして疲労を取ることを優先して!

産後ハイになると、「疲れているのに寝れない」「疲労を感じない」「赤ちゃんや出産のことを話したくてしかたない」などの症状が現れます。

うまく休憩できないという場合は、下記の3つを試してできるだけリラックスするようにしましょう。

  1. 無理に眠ろうとしない
  2. スマホを遠ざける
  3. 耳を使ってリラックスする

また、産後ハイで家事や育児を張り切りすぎたり、頻繁に外出したりすると、疲労が溜まり産後うつに発展するケースもあるため、注意が必要です。

そんなお疲れのママには、産後のママ専用のサプリメント「mamaco」がおすすめ

  1. 16種類の和漢素材で体調維持をサポート
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産後の疲れが溜まっているママを体の内側から整え、元気な体をしっかりサポートします。

産後ハイで「しまった!」と後悔する前に、mamacoでしっかりケアしておきましょう。

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