更新日:2024/11/21
産後うつはいつまで続く?症状や原因、今できる対処法を徹底解説
この記事を読んでいる方は、「産後うつはいつまでつづくの?」「産後うつの症状が辛い」と大きな悩みを抱えていることでしょう。
産後うつは、数週間〜数ヶ月程度続くとされていますが、人によっては1年以上続く場合もあります。
本記事では、産後うつの症状や原因のほか、今すぐできる対処法も紹介しているので、産後うつで苦しむママが少しでも元気になるきっかけになると幸いです。
「こんなはずじゃなかったのに…」と感じている方はぜひ最後までご覧ください。
この記事に登場する専門家
WEBライター 佐野春佳
絶賛妊娠中のWEBライター。大学院では神経生物学を専攻。大好きなマラソンと妊活をどう両立するか、日々模索中です。論文を基に、関連する最新の研究や知見をわかりやすく伝えます!
産後うつは数ヶ月〜1年以上続くことも
産後うつは、数週間〜数ヶ月続くのが一般的です。
しかし、治療が遅れたり、うつ症状を放置したりすると、1年かそれ以上長引くこともあります。
産後うつの発症時期は出産後1〜2週間以降といわれており、出産女性全体の1〜2割がかかるとされています。
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マタニティブルーズとの違いは?
マタニティブルーズは産後うつと似ていますが、下記の点で違いがあります。
・分娩直後〜数日の間に発生する
・長くても数週間で自然に回復する
・治療の必要はない
マタニティブルーズは、家事を少し休んだり、温泉に入ってゆっくりしたりするとよくなることが多いようです。
マタニティブルーズや産後うつ、妊娠中のうつの違いについては、下記のコラムが参考になりますよ。
妊娠中のうつをセルフチェック!知っておきたいマタニティブルーや産後うつとの違いとは【助産師執筆】
気分の落ち込みや涙もろさなど、妊娠中にいつもと違うココロの状態を感じているなら、妊娠に伴ううつ病ではないかをセルフチェックしてみませんか?この記事では、妊娠中のうつについて解説していくとともに、マタニティブルーや産後うつとの違い、妊娠うつにならないためにできることについて紹介していきます。
産後うつの症状
産後うつの症状について、身体的症状と心の症状の2つの観点から解説します。
身体的な症状
産後うつでは、身体の状態にも不調が現れます。
産後うつでみられる身体症状の例はこちらです。
- 不眠または過眠
- 食欲の低下または増加
- 体重の減少または増加
- 疲れやすい
- 頭痛や全身の痛み
- 集中できない
- 不安発作やパニック発作
- 子どもの世話ができない
うつは精神的な病気と思われがちですが、心の負担は、頭痛や睡眠障害など身体の不調として現れることがあるのです。
心の症状
産後うつでみられる心の症状はこちら。
- 気分が塞ぎ込んだり、悲しくなったりする
- 楽しいと感じることが減った
- 何もする気が起きない
- イライラしやすい、怒りっぽい
- 気分の波が激しい
- 感情をコントロールできない
- 母親として不適切だと感じる
- 子どもを傷つけてしまうかもしれないと感じる
- 子どもに関心がない
うつ状態であることへの罪悪感や育児に対する不安などから、母親と子どもの間で絆を構築できなくなることもあります。
産後うつの原因や症状などをもっと詳しく知りたい方は、こちらのコラムも参考にしてください。
10人に1人が産後うつ?原因や症状、対策をチェック!
産後ママの10人に1人は産後うつの症状を抱えており、産後うつは誰でもなりうる病気です。今回は、産後うつの原因や症状、ならないための対策などを詳しく紹介します。
産後うつの原因
産後うつの原因について、身体面と精神面の2つの観点から解説します。
ポイントは、体と心は密接にリンクしておりお互いに影響しあっている点です。
心へのストレスだけが原因ではないことも覚えておいてくださいね。
不慣れな育児などによる身体的な負担
身体的なストレスは、産後うつの原因のひとつです。
物理的な疲労は単に身体が疲れるだけでなく、心の健康にも影響する点は見逃せません。
産後のママは慣れない育児や赤ちゃんの夜泣きなどで慢性的な睡眠不足に陥りやすく、疲労が溜まりやすいです。
とくに、パパが仕事で忙しいと育児の負担がママに偏りやすくなるため、ますます身体的なストレスが増してしまいます。
ただの疲労と思って放っておくと産後うつに繋がる可能性があるので、身体が疲れているときはしっかりと休息をとることが大切です。
また、出産後は身体の中のホルモン濃度が急激に低下することも、産後うつの大きな要因であるといわれています。
環境の変化などによる精神的な負担
精神的なストレスは産後うつの大きな原因の1つです。
不慣れな育児をしていると、「これでいいのかな?」「間違っていないかな?」などさまざまなことが心配になりますよね。
とくに初めての子どもの場合、「しっかりがんばらないと!」と自分にプレッシャーを与えることでストレスが加速してしまいます。
また、将来のことで急に漠然とした不安に襲われ、どうしようもなく涙が出てしまうなんてことも。
子どもが生まれることでこれまでの生活環境が大きく変化し、その変化自体が知らずしらずのうちにストレスになっていた…ということもあります。
経験のない育児や環境の変化などが原因で、産後の女性は妊娠中よりも心の病気にかかりやすいといわれています。
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産後うつになりやすい人はいる?
産後うつの発症率は、赤ちゃんを出産した女性の10〜20%です。多くの研究で、産後うつになりやすい人には下記の特徴があることがわかっています。
・妊娠前や妊娠中にうつ病を発症したことがある
・人間関係や経済面でストレスが多い
・周囲から十分なサポートが受けられていない
・近親者にうつ病の発症歴がある
・想定外の妊娠だった
・赤ちゃんに関して心配事が多い
中でも妊娠中にうつ病を発症した場合は産後うつの重大なリスクとなるため、すぐに主治医や助産師に相談してください。みんながあなたの味方ですよ。
産後うつかも?と思ったときの対処法7選
最近、「なんだかしんどい」「周囲にあたってしまう」「些細なことでイライラする」ということはありませんか?
ここでは「産後うつかもしれない…」と思ったときにできる対処法を7つ紹介します。
すぐに始められることばかりなので、どれか1つからでも試してみてください。
1.手抜きを許す
家事や育児、その他のやることリストに対して、手を抜くことを許しましょう。
赤ちゃんが生まれると、「しなければならないこと」が格段に増えます。それら1つひとつを完璧にこなすことは、そもそも現実的ではありません。
「大体できたらOK」「できなくても大丈夫」くらいの気持ちで過ごしてみましょう。
手を抜くという感覚がピンとこない場合は、できてないなと思ったときに、肩の力を抜いて「まあいいや」と口に出してみるといいですよ。
すべてをちゃんとやろうとして上手くできずに心が沈むくらいなら、少しでも楽をして休む方がママや赤ちゃんのためになると割り切ってみることから始めましょう。
2.周囲にヘルプサインを出す
やることが多くて手が回らない、不安で泣きそうという時ってありますよね。そんなときは自分だけで解決しようとせず、周囲に助けを求めましょう。
ヘルプサインは自分なりの方法でOK!
例えば、
- 直接会って話を聞いてもらう
- 電話で話す
- メールやチャットを送る
- 手紙を書く
などがあります。
ポイントは「周囲の人にとても辛い状態であることを伝えること」。
コミュニケーションツールはさまざまです。話すのがストレス発散にもなる人は直接会って、文章で伝える方が簡単な人はチャットや置き手紙で、自分がやりやすい方法でアプローチしてみましょう。
自分1人でできることは限られています。キャパオーバーなときや心が不安定なときは、周囲にヘルプサインを出してSOSを出すだけでも心が楽になりますよ。
3.人とコミュニケーションをとる
産後うつかも?と思ったら人とコミュニケーションをとるのもおすすめです。
自分1人だけだと思考がぐるぐるとループしてしまいます。友だちと、パートナーと、家族と、自分以外の人と会話することが大切です。
人と会話することで、こんな効果が期待できますよ。
- ストレスの緩和
- リラックス効果
- 思考の整理
- 新しいアイデアを思いつく
- 人との繋がりを感じられる
友人や家族とのおしゃべりは脳へのいい刺激になるため、ストレス発散や気分転換に有効です。
また、他人の意見を聞くことで独りよがりな思考やネガティブから脱却できるきっかけにもなります。
家事や育児に追われ家に引きこもりがちになる産後ですが、他者とコミュニケーションをとることで、人や社会との繋がりを感じられる点も重要です。
「私はひとりじゃない」と思えるようになると、心がとても軽くなりますよ。
うつっぽいな、と思ったら、懐かしい友人や親戚に連絡してお話してみましょう。
また、家族とのたわいない会話も、リラックスにつながるコミュニケーションのひとつ。下記のコラムでは、産後うつで苦しむママのために家族ができることをまとめているので、一緒にチェックしてみるのもいいですね。
ママと家族に知ってほしい産後うつ対策
産後うつにならないためには、ママとパパ・家族全員で、ママと赤ちゃんが健やかに過ごせるよう気をつけなければいけません。ここでは産後うつになってしまう原因、症状だけではなく、ママと家族ができる産後うつ対策をお伝えします。
4.自分にご褒美をあげる
毎日がんばっている自分にご褒美をあげましょう。
朝起きて、赤ちゃんや子どものお世話をして、家事もしているママ。家族のために、すでに十分過ぎるくらいに時間とエネルギーを使っています。
そんな粘り強く、優しい自分を労い、ぜひ自分自身にご褒美をあげてください。
例えば、
- ゆっくりお昼寝する
- 美味しいお寿司やスイーツを食べる
- 友だちとおしゃべりする
- 思いっきり身体を動かす
- 綺麗な景色を見る
など、心躍る時間を作りましょう。
人によっては、まとまった時間が取れないかもしれません。
そんなときは、コンビニでいつもより高いコーヒーを買ったり、面倒な家事を免除したりするような、小さなご褒美がおすすめです。
5.専門家に相談する
産後うつで辛いときは、専門家に相談してみましょう。
うつっぽい症状で困っているけど、「周囲に相談しづらい」「どうしていいか分からない」「どうにも症状が改善しない」と感じることもありますよね。
産後のママの状態や変化を熟知している医師やカウンセラーに相談することで、下記の効果が期待できます。
- 有益なアドバイスが得られる
- 真剣に話を聞いてもらえる
- 適切な治療を受けられる
遠慮せず専門家に頼ることで解決の糸口が見出せます。
また、必要な場合は薬を処方してもらえるので、まずは近くの産婦人科や心療内科を探すことから始めてみましょう。
6.外の空気を感じる
「気分が落ち込む」「イヤな考えばかり浮かんで辛い」と感じるときは、外に出て新鮮な空気を吸いましょう。
産後は赤ちゃんのお世話や家事に追われて家にこもりがちになりますよね。
しかし、外に出ないで自宅に引きこもっているとネガティブな思考が加速してしまいます。
まずは靴を履いて外に出てみましょう。
新鮮な空気や、自宅では聞こえない音、綺麗な青空、季節の移ろいを感じられると、とてもいい気分転換になりますよ。
そのままお散歩に行くと運動にもなるのでおすすめです。
外出が難しい場合は、窓を開けたり、ベランダに出たりするだけでもOK。
「最近しんどいな」「悪いことばかり考えてしまう」ときは、ぜひ外の空気を感じてみましょう。
7.サプリメントに頼る
「産後うつでなにもやる気が起きない…」というときには、たっぷりの栄養が手軽に摂れるサプリメントの摂取もおすすめです。
赤ちゃんのためにもしっかりと栄養を摂りたいけど、うつっぽい状態では食事をするのも作るのも億劫になりがちですよね。
そんな時に、栄養補給の助けとしてサプリメントに頼るのも有効な手段です。
料理や買い物がちゃんとできなくても、サプリメントを活用すると栄養面での安心感が得られます。
数あるサプリの中でもおすすめは、産後、授乳期のママに特化したmamacoです。
産後専用のサプリで心とカラダをケアしよう
「最近心が沈みがち…」というママには、産後・授乳期に特化したmamacoがおすすめです。
mamacoは、ママの心のケアに役立つ和漢素材を配合。「産後うつかも」というママにぜひ試してほしい産後専用サプリです。
母乳にも良い成分がたっぷり入っているので、赤ちゃんのためにもなりますよ!
mamacoの特徴を詳しくチェックしてみましょう。
ママの心の健康をサポートする和漢素材が入ったmamaco
mamacoに配合されている和漢素材は、心の健康に役立ちます。
身体と心の消耗は、産後うつのきっかけや症状悪化の原因。
産後うつで弱った心では何をするにも気力が湧かず、赤ちゃんやママ自身を傷つけてしまうかも…と不安になることもあるでしょう。
そんなママが少しでも心の健康を取り戻せるようにと、mamacoには自然由来の和漢素材を配合しています。
- 高麗人参
- ナツメ
- 生姜
- チョウジ
- 陳皮
などの和漢成分が、産後のイライラや疲労を優しくサポートします。お疲れママの体調の維持、回復にも役立ちますよ。
赤ちゃんはママのイライラや精神の不安定さを敏感に感じ取ってしまうもの。
赤ちゃんのためにもママ自身のためにも、mamacoでしっかり体調をケアして、心身ともに元気を取り戻しましょう。
産後・授乳期に必須の栄養素を網羅
mamacoは、産後のママと赤ちゃんに必須の栄養素を網羅している点もポイントです。
産後は疲労やストレスで、食事の栄養バランスまで気が回らなくなりがちですよね。
「母乳のためにもお世話のためにも、しっかり栄養を摂らないと!」とわかっていても、日々のタスクが多くて、結局簡単な食事で済ませてしまう…なんてことも多々あるでしょう。
とくに完全母乳の場合、ママが摂った栄養が赤ちゃんの健康に直結するため、栄養面が心配で仕方ないというママも多いですよね。
産後・授乳期に特化したmamacoなら、食事に合わせて小さな粒を4つ飲むだけで、厚生労働省も推奨している授乳期に必要な栄養素をあっという間に補給できます。
もちろんきちんと食事を摂ることは大前提ですが、mamacoをサポートとして活用することで栄養面の不安が抑えられ、「栄養バランスが悪いなんて母親失格だ」のようなネガティブな考えを回避することにもつながります。
赤ちゃんに必要な栄養素をきちんと摂るなら、自分を責める前にサプリに頼ってみませんか?
母乳に影響する栄養素については、下記のコラムで詳しく解説しています。
授乳中に食べてはいけないものってあるの?〜母乳に影響する産後の食事の注意点〜【助産師執筆】
お母さんの体で作った母乳を赤ちゃんにあげる授乳期。この時期は、特にお母さんの健康が赤ちゃんの健康にダイレクトに関係します。その授乳中に食べてはいけないものはあるのかとその理由、さらに積極的に摂取していきたい栄養素について紹介していきます。
GMP認定工場で製造している
mamacoは、GMP認定工場で製造しているので信頼感も◎。
サプリメントが役に立つといわれても、体に入れたものが母乳を通して赤ちゃんに影響する授乳期は、安心できる製品でないと飲みたくないですよね。
mamacoは産後・授乳期のママと赤ちゃんを一番に考えて、製品の安全性や品質に細心の注意を払っており、その証明としてGMPを取得しています。
「GMP」とはGood Manufacturing Practiceのことで、製品の品質だけでなく製造過程も厳しくチェックされる、医薬品の品質管理基準のことです。
厚生労働省が定めたものなので、GMPで取得した製品は国が認めた品質と製造工程であるといえます。
また、通常のサプリメントの製造では用いられない厳しい基準をクリアしたことを証明する「安心安全マーク」も見逃せません。
mamacoはママと赤ちゃんの健康を第一に考え製造しているから、品質には自信があります。
信頼できるサプリメントを望むママにぴったりなサプリメントといえるでしょう。
心と体がつらいと感じるなら、早めに対処することが大切です。あなたは一人ではありません。
栄養面のサポートはmamacoに任せて、まずはがんばっている自分を労わってあげてくださいね。
産後うつは長引くことも。辛いときは我慢しないで
産後うつは、通常、数週間〜数ヶ月程度続くといわれています。
しかし、診断や治療が遅れたり、何もせず放置したりすると1年以上長引く場合もある心の病気です。
分娩直後から数日間の間に起こるマタニティブルーズとは異なり、自然回復するものではありません。
ママの甘えや怠慢ではなく、きちんとした診断名がつく病気なので適切な治療や、周囲の理解とサポートが必要かつ重要です。
対処法としては、家事や育児を手抜きする、周囲に助けを求める、専門家に頼るなどのほか、サプリメントを活用するのも良い方法です。
中でも産後・授乳期に特化したmamacoなら、
- 1和漢素材で心の健康をサポート
- 2必須栄養素を網羅
- 3GMP取得で信頼性◎
などの特徴があります。
ママと赤ちゃんに必要な栄養素をカバーしながら、なおかつママの心のケアにも役立つので、心身ともに疲れ切った産後ママの強い味方といえるでしょう。
mamacoは、がんばりすぎているママを栄養面からサポートするサプリです。
あなたがmamacoを飲んで、少しでも元気を取り戻せますように。
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