
更新日:2026/2/26
産後うつとはどんな状態?つらさを感じたときに読む症状、原因、受診の目安まで【医師監修】

出産後は、赤ちゃんのお世話に追われる毎日が始まります。その中で、「なんだか気分が落ち込む」「理由はないのに不安になる」と感じている方もいるでしょう。
周囲からは幸せな時期と思われやすいからこそ、自分のつらさを言い出しにくいこともあるかもしれませんが、その状態は産後うつのサインかもしれません。
この記事では、産後うつの症状や原因、受診の目安、そして気持ちを少しでも和らげるための考え方を、わかりやすく整理します。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生
産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー
"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。
"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
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産後うつとは?

出産後は気持ちが大きく揺れ動きやすく、理由もなく落ち込んだり、不安が強くなりやすい時期。それが一時的なものなのか、それとも支援が必要な状態なのかは、自分では判断しにくいこともあるでしょう。
まずは、産後うつの基本的な考え方や起こりやすい時期について解説します。
産後うつは出産後に起こるうつ病の一種
産後うつは、出産後にあらわれるうつ病の一つです。数日で気分が晴れるような一時的な変化とは異なり、日常生活や育児に支障が出る状態が続くことがあります。
参考:MSDマニュアル|産後うつ病
「気持ちの問題ではないか」「自分が弱いからではないか」と感じてしまう方もいますが、産後うつは意志や性格によるものではありません。体の変化や生活環境の変化が重なる中で起こる、心身の不調です。
特別な人だけに起こるものではなく、誰にでも起こりうる症状だからこそ、自分を責めるのではなく、「そういうこともある」と理解することが大切です。
産後うつになりやすい時期
産後うつは、出産後すぐに始まるとは限りません。多くは出産から2週間以降、数か月以内にあらわれやすいとされています。
ただし発症時期には幅があり、出産後しばらく経ってから症状があらわれる場合も。時期だけで判断せず、状態が続くかどうかに目を向けましょう。
いつであれ、つらさが続く場合は注意が必要です。「この状態はいつまで続くの?」と不安な人は、こちらの記事も参考にしてください。
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産後うつになりやすい人に特徴はある?
産後うつは、次のような傾向が重なっている人に起こることが多いといわれています。
・妊娠前や妊娠中に強いストレスを抱えていた
・過去にうつや強い落ち込みを経験したことがある
・完璧にこなそうと自分を追い込みやすい
・周囲に頼れる人が少なく、孤立しやすい環境にある
・睡眠不足や疲労が長く続いている
これらはあくまで「なりやすい傾向」であり、当てはまるから必ず発症するというものではありません。不安を感じたときは、早めに周囲や専門家に相談することが大切です。
マタニティブルーとの違い
産後の気分の変化には、いくつかの種類があります。その中でもよく知られているのが「マタニティブルー」です。
マタニティブルーは、産後3〜5日ごろにあらわれやすく、涙もろさや不安感が中心となる一時的な変化です。多くの場合、2週間以内に自然に落ち着くとされています。
一方で、産後うつは気分の落ち込みや不安が2週間以上続き、生活や育児に支障が出る状態を指します。
また、マタニティブルーは医療的な助けを必要としないケースが多いのに対し、産後うつは受診や支援が必要になることがあります。放置すると長期化しやすいため、「いつか良くなるだろう」と無理に我慢しないことが大切です。
マタニティブルーについてさらに詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
産後うつの主な症状

産後うつは、気持ちの落ち込みだけでなく、体にもさまざまな変化があらわれます。
ここでは、心に出やすい症状と体に出やすい症状に分けて整理します。感じ方やあらわれ方には個人差がありますが、自分の状態を振り返るきっかけにしてみましょう。
心の症状
産後うつで出る心の症状は、種類や強さに個人差があります。すべての人に当てはまるわけではありませんが、次のような状態が続く場合は特に注意が必要です。
- 気分の落ち込みが続く
- 理由のない不安やイライラを感じる
- 何をしても楽しいと感じない
- 自分を強く責めてしまう
- 涙が出やすく、止まらなくなることがある
これらはうつからくる症状で、意志の弱さではありません。つらさが続いている場合は、心からのサインと考えましょう。
とくに産後に涙が止まらなくなるママは少なくありません。うつにつながってしまうかもしれない涙のわけについては、次の記事でも詳しく解説しています。
体の症状
産後うつは心だけでなく、体にも影響があらわれます。体の不調が先に目立ち、「うつの症状だとは思わなかった」という方も少なくありません。
次のような状態が続く場合は、注意が必要です。
- 眠れない、または眠りすぎてしまう
- 食欲が落ちる、または過食気味になった
- 強い疲労感が続き、体が重く感じる
- 原因のはっきりしない体調不良が長く続く
育児による疲れだけでは説明できない不調が続くときは、心と体の両面から状態を見直すことが大切です。
産後うつが起こる原因

産後うつは、ひとつの理由だけで起こるものではありません。「どうしてこうなってしまったんだろう」と感じる方もいるかもしれませんが、背景にはいくつもの要因があります。
ここでは、代表的な原因を整理していきましょう。
出産後のホルモンバランスの変化
出産を境に、女性ホルモンの分泌量は大きく変動します。
ホルモンの変化は、気分や感情の安定と深く関わっているもの。妊娠中に増えていたホルモンが急激に減少することで、体だけでなく心の状態にも影響が及びやすくなるのです。
そのため、はっきりとした理由がなくても、不安や落ち込みを感じてしまうことも。
こうした変化は、本人の意志で抑えられるものではありません。「気の持ちよう」や「努力不足」が原因ではないということを、まず知っておきましょう。
生活の変化による睡眠不足や疲労の蓄積

出産後の生活は、それまでとは大きく変わります。中でも心身に影響しやすいのが、次のような変化です。
- 夜間授乳やお世話による慢性的な睡眠不足
- まとまった休息が取りにくい
- 出産による体のダメージが回復しきらないままの育児
- 自分の時間がほとんど取れなくなる
- 食事が簡単なものに偏り、栄養バランスが崩れやすくなる
これらが重なると、体の疲れだけでなく、気持ちの余裕も失われてしまいます。生活の変化は当然のことなので「思うようにできない」と感じても、それはあなたの努力不足ではありません。
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育児への不安やプレッシャー
育児に正解はありません。それでも、初めての育児では「これで合っているのだろうか」と不安を感じやすくなるものです。
育児に対して、特に次のような思いが重なると、心の負担が大きくなります。
- 初めての育児で、何が正しいのか分からず不安になる
- 「ちゃんと育てなければならない」と強い責任感を抱く
- SNSや周囲の家庭と比べて焦りを感じる
- 失敗してはいけないと自分に厳しくなりすぎる
赤ちゃんを大切に思う気持ちが強いほど、自分を追い込んでしまうことがあります。不安やプレッシャーを感じること自体は誰にでも起こるため、決して珍しいことではありません。
家族や周囲のサポート不足
周囲に頼れる人が少ないことも、産後うつの背景のひとつになります。
たとえば、ワンオペ育児が続いたり、パートナーとのすれ違いが重なったりすると、気持ちを共有できず孤立感が強まります。また、実家が遠くてすぐに頼れないケースなど、助けが得られにくい状態では、「自分が頑張るしかない」と追い込まれやすくなります。
その積み重ねが、気づかないうちに心の余裕を奪っていってしまうこともあります。
妊娠前・妊娠中の心身の状態
妊娠前や妊娠中の心身の状態も、産後の不調に影響することがあります。出産はひとつのきっかけになりますが、それまでの心や体の負担が重なって表に出る場合も考えられます。
- 妊娠前に強いストレスを抱えていた
- 妊娠中に体調不良や不安が続いていた
- 心身が十分に回復しないまま出産を迎えた
- 過去にうつや強い落ち込みを経験している
ただし、これらはあくまで「なりやすい傾向」のひとつです。当てはまるから必ず発症するというものではないことも覚えておいてくださいね。
産後うつになりやすい人の特徴についてさらに詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
産後うつかも?と思ったときの受診の目安

「もしかして産後うつかもしれない」と感じたとき、医療に頼ることは特別なことではありません。心や体の不調を専門家に相談するのは、ごく自然な選択です。
産後うつは、早めに対応するほど回復につながりやすいとされています。受診先は心療内科や精神科だけではありません。産婦人科や地域の保健師に相談しても大丈夫ですよ。
ここでは、つらいときに受診を考える目安となるサインを見ていきましょう。
気分の落ち込みや不安が2週間以上続いている
出産後は気持ちが揺れやすい時期ですが、その状態が2週間以上続いている場合は注意が必要です。とくに、徐々に良くなる実感がなく、つらさが途切れず続くときは受診を考える目安になります。
気分の落ち込みや強い不安が長く続くと、家事や育児をこなすことがさらに難しくなってしまいます。「そのうち戻る」と様子を見るよりも、早めに専門家へ相談しましょう。
日常生活や育児に支障が出ている

気持ちの落ち込みが続き、日常生活や育児など、これまでできていたことが急に難しく感じられる場合は注意が必要です。
- 家事や育児が何も手につかない
- 起き上がること自体がつらい
- 外に出る気力がわかない
また、何をするにも強い負担を感じ、いつもなら「頑張ればできる」のに「どうしてもできない」と感じるケースもあります。
これらは一時的な疲れとは異なります。日常の動きそのものが難しくなっている場合は、必ず専門家に相談してください。
自分や赤ちゃんを傷つけたい気持ちが浮かぶ
自分や赤ちゃんを傷つける思いが一瞬でも浮かぶ場合は、すぐ受診してください。実際に行動に移していなくても、そのような考えが出てくること自体が重要なサインです。
こうした気持ちは、恥ずかしいことではありません。心が限界に近づいているときにあらわれるSOSといえます。
ひとりで抱え込まず、緊急性を感じる場合は、地域の相談窓口や救急の受診も選択肢に入れましょう。
不安やイライラが強くてコントロールできない
不安やイライラが強くなり、自分でうまくコントロールできないと感じる場合も、受診を考える目安です。
- 小さな出来事に強い不安を感じる
- 理由のはっきりしない焦りや緊張が続く
- 感情の波が激しく、どう扱ってよいか分からない
また、「以前の自分と違う」「性格が変わったように感じる」と思う場合もありますが、それは意志の弱さではありません。心身のバランスが崩れているサインとして受け止めてください。
周りに相談しても気持ちが軽くならない
家族や友人に気持ちを打ち明けても、つらさが変わらない時も受診の目安と考えましょう。
また、話して一時的にすっきりしてもすぐに落ち込みがぶり返したり、気持ちの重さが疲労となってとれない場合も注意が必要です。
「誰かに話したからもう十分」と考えるのは危険です。身近な人への相談と、医療や専門機関への相談は役割が異なります。
必ず医師や専門家の視点からの見解を聞き、自分の状態を把握するようにしましょう。
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産後うつの治療法は?
産後うつと診断された場合、主に次のような治療が行われます。
・医師やカウンセラーによる面談・心理療法
・必要に応じた薬物療法
・生活環境の調整や家族へのサポートの提案
症状の程度や授乳の状況に応じて、治療方針は個別に決まります。また、相談したからといって、必ず薬が処方されるわけではありません。
医師と話し合ったうえで、自分にあった治療法を見つけていきましょう。
つらい気持ちを少しでも和らげるために試したいこと5つ

産後うつの可能性を感じたときは受診も大切ですが、同時に日々の中でできる小さな工夫が、気持ちを和らげることもあります。
最後は、無理なく取り入れられる方法を5つ紹介します。すべてを完璧にこなす必要はないので、今の自分にできそうなことから少しずつ試してみましょう。
まずは「つらい」と感じている自分を否定しない
産後につらさを感じることは、決して珍しいことではありません。体も心も大きく変化している時期は、誰しも気持ちが不安定になるものです。
それでも、「母親なのに弱い」「もっと頑張らなければならない」と自分を責めてしまう方は少なくありません。しかし、出産後の感情や状態には必ず背景があり、甘えではありません。
まずは「つらい」と感じている自分に気づき、その気持ちを否定しないでください。自分の状態を認めることが、回復への第一歩になります。
ひとりで抱え込まない
つらさをひとりで抱え続けると、さらに追い込まれてしまいます。まずは、家族やパートナーに今の状態を言葉にして伝えてみましょう。
「助けてほしい」「少し休みたい」と口にしてもいいのです。今の自分を具体的に伝えることで、周囲も動きやすくなります。
また、頼れる人に話すだけでも、頭の中が整理され気持ちが軽くなることがあります。ネガティブな気持ちも含めて、今感じていることをそのまま伝えることが大切です。
「周囲に頼るのが苦手…」という人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
休息やリフレッシュを優先する

心や体がつらいときは、まず休むことを優先してかまいません。家事や育児を無理にこなそうとせず、生活の負担をできるだけ減らしましょう。
できる範囲で手を抜くことは、怠けではなく体力と気力を守るための選択です。
また、短時間でも育児から離れてリフレッシュする時間をつくりましょう。眠れるタイミングがあれば、家事よりも休息を優先していいのです。
産後にしっかり睡眠をとる方法については、次の記事で詳しく解説しています。
また、自治体の支援や一時預かりなどのサービスを利用することも、ひとつの方法です。「ちゃんとしなければならない」という思いから少し距離を取ることが、回復への近道になることがあります。
体の内側から心身をケアする
心がつらいときほど、体の状態にも目を向けることが大切です。
産後は時間に追われやすく、自分の食事が簡単なものに偏りがちです。そのため十分に食べているつもりでも、必要な栄養が不足している可能性があります。
◆心身の回復に必要な栄養素
- たんぱく質:筋肉の修復、血液の材料になる
- 鉄:出産後に不足しやすく、めぐりや元気を保つために重要
- 葉酸(天然葉酸):赤ちゃんの成長とお母さんの回復を助ける
- ビタミンD:体の土台づくりを支える
- ビタミンB群:エネルギー代謝を助け、疲れやすい体をサポート
- ビタミンE:めぐりを支え、コンディション維持を助ける
疲れた心身を整えるためには、意識してこれらの栄養を補うことも対処法のひとつです。できる範囲でバランスを意識し、体の内側から回復を支える視点を持ちましょう。
疲れた心と体をやさしくケアする産後サプリ「mamaco」

食事だけで必要な栄養を十分に補うことが難しいときは、産後専用に設計されたサプリメントを取り入れる方法もあります。
産後・授乳期向けサプリ「mamaco(ママコ)」は、お母さんの疲労ケアを考えて作られたサプリメント。ビタミンB群やビタミンEなど、代謝やめぐりを支える栄養素に加えて、高麗人参やタンポポなどの和漢素材も配合されており、産後の疲れやすい体を内側から支えてくれます。

さらに、葉酸120μg、鉄15mg、ビタミンD8μgをはじめ、母乳育児を応援する栄養素もバランスよく配合。

赤ちゃんにもお母さんにも必要な葉酸は、厚生労働省が推奨する天然葉酸を使用している点も特徴です。
mamacoは産婦人科医が監修しており、産後の体の変化を踏まえた設計。香料・着色料・保存料などの不要な添加物は使用していません。安全性試験も行われており、GMPマークや安心安全マークを取得するなど、製造体制も徹底しています。
忙しい毎日の中で、すべてを食事だけで整えることは簡単ではありません。実際、産後にmamacoを活用した先輩ママも多数!

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つらさが続く場合は専門家に相談する
産後うつは、医療や支援が必要な状態です。
相談先は精神科や心療内科に限らず、出産した産婦人科や、地域の保健師さんでも大丈夫。まずは話しやすい窓口から相談してください。
相談したからといって、すぐに投薬や入院などがあるわけではありません。まずは今の状態を整理し、どのような支援が必要かを一緒に考えるところから始まります。
「これくらいで受診していいのだろうか」と迷う気持ちは不要!相談すること自体に意味があります。
産後に受けられるサポートも合わせてチェックしてみてくださいね。
産後うつは誰でもなり得るもの。ひとりで頑張りすぎないで

産後うつは、特別な人だけがなるものではありません。出産という大きな出来事のあとに、心や体のバランスが崩れることは誰にでも起こり得ます。
「自分が弱いのではないか」「母親なのに情けない」と感じる必要はありません。つらさには必ず理由があります。
つらいときはまず休むこと、そして我慢をせずに専門家に相談することも大切です。
また、体の内側から心身を整える視点も忘れないでください。日々の栄養管理が負担につながらないよう「mamaco」を取り入れてバランスを整えましょう。
日常生活も育児もすべてを無理にこなす必要はありません。あなたの心と体を守ることを、いちばんに考えてくださいね。
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