
更新日:2025/4/2
乳児湿疹のケア方法が知りたい!助産師が解説する基本のやり方と原因、受診の目安

赤ちゃんの肌トラブルで最も多いのが乳児湿疹。実は、スキンケアを行っているにも関わらず、約8割の赤ちゃんが肌トラブルを経験しているというデータもあるんです。(※1)
しかし実際には、お母さんたちが行っているスキンケアはさまざま。「乳児湿疹が出ているお肌の正しいケア方法が知りたい!」という方も多いでしょう。
この記事では、乳児湿疹のお肌のケア方法から、乳児湿疹の原因、受診の目安まで助産師が徹底解説。さらに、乳児湿疹のときでも安心して使うことができるおすすめアイテムも紹介しています。
正しいスキンケアの方法をマスターして、赤ちゃんの肌を守るためのヒントにしてくださいね。
この記事に登場する専門家
助産師ライター かなえ
現役助産師ライター。
助産師免許取得後、助産師外来や院内助産を経験し、現在はフリースタイル出産を取り扱うクリニックで勤務。また、地域の学校や親子向けに性教育のおはなし会を開催。
【資格】
・看護師
・助産師
・保健師
・新生児蘇生法インストラクター
乳児湿疹のケアの基本
乳児湿疹は、特別な治療などをせずに軽快していくものがほとんどです。
しかし、赤ちゃんの肌は大人の肌と比べて薄く、外からの刺激から守るための「バリア機能」が弱いという特徴があります。
そして、乳児湿疹が出ているときの赤ちゃんの肌は、いつもに増して敏感な状態といえます。そのため、より丁寧なスキンケアが必要です。
赤ちゃんの肌を守り健やかに育んでいくためには、大人が正しいスキンケアの方法を知り続けていくことが重要。まずは乳児湿疹のケアの基本を3つ見ていきましょう。
- 1清潔に保つ
- 2しっとり保湿する
- 3刺激を少なくする
清潔に保つ
乳児湿疹が出ている赤ちゃんの肌は、第一に「清潔に保つ」ことが必要です。
- たっぷりの泡で洗おう
- 手を使って洗おう
- 洗浄剤はしっかりと洗い流そう
清潔に保つためのポイントは、しっかり泡立てたたっぷりの泡で全身を洗うこと。
赤ちゃんは、生まれてしばらくは皮脂が多く、汗をかきやすいという特徴があります。そのため、洗浄剤を使ってきちんと洗うことが大切です。
また、赤ちゃんは大人と比べて、首や脇、手首や足の付け根など皮膚が密着しているところが多いという特徴があります。細かいところまでしっかり洗うためには手を使って洗うのがおすすめですよ。
髪の毛の量が増えてきたら、ベビーシャンプーを使用しても良いでしょう。お風呂の最後には、洗浄剤が残らないように、しっかりと流すことも忘れずに。
しっとり保湿する
次に大切なのは「しっとり保湿する」ことです。
- 生まれてすぐから保湿ケアを始めよう
- お風呂と保湿はセットでしよう
- 乾燥を感じる時は追加で保湿しよう
赤ちゃんの肌は大人に比べて薄く、乾燥しやすい傾向があります。そして、乾燥した状態は外部からの刺激の影響を受けやすく、乳児湿疹の悪化を招いてしまうことも。
刺激から守るためには、しっかりと保湿し「バリア機能」を高めることが大切です。
また赤ちゃんの保湿は、生まれてすぐの新生児期から始めることで、アトピーの発症リスクを抑えることにも効果的といわれています。
刺激を少なくする
乳児湿疹が出ている赤ちゃんの肌を守るためには、「刺激を少なくする」ことも大切です。
- 肌に直接触れるものは低刺激のものを選ぼう
- 肌への刺激は最小限にしよう
赤ちゃんの肌はバリア機能が弱いため、外部からの刺激がさらなる肌トラブルの原因になることも。乳児湿疹が出ている状態ではなおのことです。
そのため、肌への刺激は最小限にするのが良いでしょう。赤ちゃんのスキンケアに使用する洗浄剤や保湿剤はもちろん、肌着や肌着を洗濯する洗剤なども、自然由来の優しいものがおすすめです。
また、お風呂の後の水分の拭き取りや、保湿剤を塗るときの摩擦などの物理的な刺激も控えるのがベター。
赤ちゃんのスキンケアの基本については、こちらの記事でも解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてくださいね!▼
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乳児湿疹のケアにおすすめのアイテム
肌にトラブルがあるときは、より優しく丁寧なスキンケアがおすすめ。乳児湿疹の症状があるときに、特におすすめのアイテムをいくつかご紹介します。
固形石鹸
赤ちゃんのスキンケアに使用する洗浄剤には色々なものがあります。
たっぷりの泡で洗うことを考えると、泡タイプのものや、泡立てやすい液体タイプのものをイメージする方も多いでしょう。しかし、洗浄剤の中でも最も優しく洗浄力が強いのは固形石鹸です。
泡タイプや液体タイプのものは、使いやすい半面、泡立てるための界面活性剤や防腐剤が使用されているものも。これらの添加物が肌への刺激となることもあります。
固形石鹸は、シンプルな作りのものが多いため、肌への負担が少なく、洗浄力が高いというメリットがあります。乳児湿疹が出ている赤ちゃんを洗うときには、固形石鹸を使うのがおすすめです。
無添加せっけん「miteraベビーソープ」
新生児期や肌トラブルがある赤ちゃんも優しく洗えるおすすめのベビーソープは「miteraベビーソープ」。
「miteraベビーソープ」は、アトピー症例豊富な皮膚科専門医監修の赤ちゃんの肌に特化したベビーソープです。赤ちゃんの肌の天然の保湿剤である羊水と胎脂を、10種類のアミノ酸、スクワランなどで再現。
石油系成分、合成界面活性剤、鉱物油、合成香料、合成着色料、防腐剤などの添加物が含まれない配合なので、肌が敏感なときでも優しく使うことができますよ。
「乳児湿疹を優しくケアしながら、強い肌を育みたい」というお母さんにぴったり!
無添加せっけんの「miteraベビーソープ」の詳細は、こちらからぜひチェックしてみてくださいね!
乳児湿疹にも使える優しい使い心地のベビーソープについては、こちらの記事でも紹介しています。
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ベビーローション
赤ちゃんの肌の保湿剤には、オイルやクリーム、ローションなど色々なものがあります。その中でもおすすめなのがローションタイプの保湿剤です。
保湿剤は、水分と油分のバランスで効果が異なります。水分は、肌にうるおいを与える役割を担い、油分は水分の蒸発を防ぐフタの役割を担っています。
ローションタイプは、保湿剤の中でも水分を多く含んだサラッとしたテクスチャーです。そのため、乾燥しやすい赤ちゃんの肌にたっぷりと水分を与え、しっとりと保湿することができます。
また、クリームタイプに比べ伸びが良いため、少ない刺激で塗ることができますよ。
乳児湿疹が出ているお肌の保湿にも、適しているといえるでしょう。
羊水生まれの「miteraベビーローション」
新生児期や肌のトラブルがあっても使いやすいベビーローションは、「miteraベビーローション」。
「miteraベビーローション」は、「子どもの肌荒れが改善しない」というお母さんたちの声をもとに作られた、赤ちゃん思いの保湿剤です。「miteraベビーソープ」と同様に、アトピー症例豊富な皮膚科専門医監修のもと生まれた優しい作りとなっています。
赤ちゃんの天然の保湿剤である羊水と胎脂を、11種類のアミノ酸とセラミドで再現。ローションタイプなので、敏感な赤ちゃんの肌にも使いやすく、サラッと馴染んでしっとり保湿してくれますよ。
また、6種類の無添加というところも安心ポイントです。ポンプ式の容器なので、手軽に使うことができるところもGOODですよ。
肌が敏感なときだからこそ、羊水生まれの「miteraベビーローション」で赤ちゃん思いの保湿ケアを始めませんか?
乳児湿疹が出ているときの保湿にぴったりの無添加ベビーローションについては、こちらの記事も要チェック!
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加湿器
赤ちゃんの肌は薄く乾燥しやすいため、乳児湿疹が出ているときは加湿器を使用して乾燥を防ぐこともおすすめです。
秋、冬など空気が乾燥しやすい時期や、エアコンを使用しているときなどは加湿を意識するのがベター。加湿器がない場合は、濡れたタオルをハンガーなどにかけたり、洗濯物を部屋干ししたりすることで湿度を保つこともできますよ。
また、花粉や黄砂などが刺激になることもあるため、空気清浄機の機能がついているものだとよりGOODです。
生活スタイルや住宅環境に合わせて、自分に合った方法を選びましょう。
自然素材の肌着
乳児湿疹が出て敏感になっている肌への刺激を少なくするためには、赤ちゃんの肌に直接触れる肌着の素材を自然素材のものにするのもポイントです。
自然素材のものは、化学繊維のものと比較して通気性や吸水性に優れているという特徴があります。汗をかきやすい赤ちゃんにとって、通気性や吸水性が高いというのは大切なポイントです。
また、洗濯に使用する洗剤や柔軟剤が刺激になるものでは、効果が半減してしまいます。
柔軟剤は衣類をふわふわにしてくれる効果がありますが、吸水性を下げてしまうことも。香料や安定化剤などの添加物が多く含まれているものもあるため、使用しないのが良いでしょう。
赤ちゃんの肌着は優しい洗剤で洗うのがおすすめです。
そもそも乳児湿疹とは?
乳児湿疹とは、生後2週間ごろから1歳ごろまでの乳児の肌にできる湿疹の総称をいいます。
顔、頭皮、手首、足首など皮脂の分泌が多いところにできることが多く、適切なスキンケアを行うことにより軽快することがほとんど、という特徴があります。
しかし、自己流のケアを続けていたり、間違った判断をして乳児湿疹が重症化してしまうと、アトピー性皮膚炎に移行するリスクがあります。
ここでは、乳児湿疹の原因や、乳児湿疹の種類などを紹介します。
乳児湿疹の原因
乳児湿疹の原因には以下のようなものがあります。
- 肌の角質層の厚みが大人の約半分のため、バリア機能が低い
- お母さん由来のホルモンの影響により、生後2〜3ヶ月は皮脂の分泌が多い
- 皮脂の分泌量が落ち着くと、急激に肌が乾燥しやすくなる
- 体温の調節機能が未熟なため、汗をかきやすい
赤ちゃんの肌は、バリア機能が低いという特徴に加え、皮脂や汗など刺激となる要素が多くあります。そのため、これらの刺激によって乳児湿疹などの肌トラブルにつながりやすいのです。
乳児湿疹の種類
乳児湿疹の種類には以下のようなものがあります。
- 新生児ざ瘡
- 乳児脂漏性皮膚炎
- 皮脂欠乏症・皮脂欠乏性湿疹
- おむつかぶれ
新生児ざ瘡
いわゆる「赤ちゃんにきび」のこと。お母さん由来のホルモンの影響により、皮脂の分泌が増えることで起こることが多い。生後2週間くらいから発症し、適切なスキンケアで軽快することがほとんど。
乳児脂漏性皮膚炎(乳児脂漏性湿疹)
新生児ざ瘡と同様に、お母さん由来のホルモンの影響による皮脂の分泌量の増加によって起こる。頭皮、眉間、顔、耳の周りなどに赤みや黄色っぽいかさぶたができるのが特徴。適切なスキンケアで軽快しない場合は、薬による治療が必要になることも。
皮脂欠乏症・皮脂欠乏性湿疹
お母さん由来のホルモンの影響がなくなり、皮脂の分泌が急激に減ることによって起こる。皮膚の乾燥が強くなり、バリア機能が著しく低下するため、外からの刺激に敏感になり、かゆみを伴うことも。傷ができた場合、そこからアレルゲンが侵入する可能性もある。
おむつかぶれ
赤ちゃんは一日中おむつをつけているため、排泄物や汗などが刺激となりトラブルになることも。濡れたり蒸れたりしている状態が続くと、皮膚がふやけて傷つきやすくなってしまう。おむつの素材やサイズ、おしりに触れるおしりふきや洗浄剤などが合っていないために起こることも。
乳児湿疹の種類や詳しい対処法については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね!▼
乳児湿疹の原因から治し方、ケア方法まで完全ガイド!赤ちゃんのもちもち肌のためにできること
乳児湿疹は新生児期から乳児期に85%以上の赤ちゃんが経験します。だからこそ、予防とケアには正しいスキンケアを継続することが大切です。乳児湿疹ができたときのケア方法や受診の目安、アトピーやあせもとの違いについて解説します。
乳児湿疹とアトピーの違いは?
知っておきたいのが、乳児湿疹とアトピーの違いです。
しかし、実は赤ちゃんのアトピーは、乳児湿疹が重症化し、慢性化したもののことをいいます。そのため、はっきりとした境目がないのが特徴です。
ここではアトピー性皮膚炎の特徴と、どのような状態になったら受診を検討した方が良いのかについて解説します。
アトピー性皮膚炎の特徴
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が長期間続く症状をいいます。
乳児の場合は、2ヶ月以上続くとアトピー性皮膚炎と診断されます。その他、血液や皮膚の検査をして診断される場合もあります。
◆赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の特徴
- かゆみがある
- 赤み、ブツブツ、カサカサ、ジュクジュクしている湿疹がある
- 症状が左右対称に出ている
- 症状が2ヶ月以上続いている
一度アトピー性皮膚炎になると、良くなったり悪くなったりを繰り返し、簡単には良くならないのが特徴です。また、アトピー性皮膚炎は、家族歴があると発症しやすいことが分かっています。
しかし、適切なスキンケアを行うことで、発症を予防する効果があるという研究結果も出ているため、日々の継続的なケアが大切です。(※2)
赤ちゃんのアトピーの特徴や原因については、こちらの記事でも紹介しています。
顔の赤いプツプツは乳児湿疹?助産師が解説する原因や治し方、アトピーとの違い
生後1年の間に現れる、顔を含む赤ちゃんの肌トラブルの総称を「乳児湿疹」といいます。乳児湿疹は、適切な洗い方やスキンケアを行うことで予防・改善が期待できます。赤ちゃんの敏感な肌をまもるためにも適切な洗い方やスキンケアの方法を習得しましょう。また、赤ちゃんの肌におすすめな固形石鹸も紹介します。
受診の目安は?
乳児湿疹が慢性化するとアトピー性皮膚炎に移行してしまう場合もあるため、以下のようなときには小児科や皮膚科に受診するのがおすすめです。
- 症状が悪化している
- なかなか治らず繰り返している
- かゆみや発熱を伴う
- 症状が広範囲に及んでいる
- 肌の症状以外の症状がある(発熱、下痢、機嫌が悪いなど)
適切なスキンケアを続けて乳児湿疹を予防・改善しよう!
赤ちゃんは大人に比べて肌が未熟なため、バリア機能も弱いという特徴があります。
そのため、赤ちゃんのスキンケアの基本は「やさしく」「ていねいに」「しっとり」が大切。
大人が適切なスキンケアを行うことが、肌トラブルを予防することや、その後の赤ちゃんの健康な肌を育むことに繋がります。
また、乳児湿疹などの肌トラブルの症状があるときは、肌がより敏感になっているため、いつもに増して刺激を少なくすることが大切です。
そのような時でも優しく使うことができるアイテムを知っておくことは、安心材料になります。
赤ちゃんの肌を守る洗浄剤は「miteraベビーソープ」、保湿剤は「miteraベビーローション」がおすすめです。
これらは、赤ちゃんの肌を守る自然の保湿剤である、羊水と胎脂を自然素材で再現したスキンケアアイテム。
皮膚科専門医監修のmiteraシリーズが赤ちゃんの健やかな肌を育むお手伝いをします。
参考文献:
(※1)生まれてすぐからスキンケアを実施しているのに赤ちゃんの80%が肌トラブルを経験!~赤ちゃんのスキンケアに関する調査を実施~ | ドコモ・ヘルスケア株式会社のプレスリリース
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