更新日:2024/3/29

はやく赤ちゃんが欲しい!妊娠しやすい人、しにくい人の特徴は?

周りの人たちが妊娠した・子どもが生まれたと投稿しているを見ていると、焦りや不安を抱いてしまいますよね...。

特に妊活が長引いていくと、

「私はこんなに頑張っているのに、なんで授かれないんだろう…。」
「結婚したばかりのあの子が妊娠…。私は妊娠しにくい体質なのかな…?」

といろいろ不安になるようになると思います。



本記事では、そんな方のために妊娠しやすい人・しにくい人の特徴だけでなく、妊娠しやすくなるためにすべきことまで詳しく解説します。


記事の最後には、妊活が長引いてきたら気になる検査や不妊治療についても記載していますので、全妊活中の方必見の記事です。

この記事に登場する専門家

助産師 四辻有希子

大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。

〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター

【助産師監修】妊娠初期に葉酸を飲まなかったけど大丈夫?赤ちゃんへの影響と今から摂ったほうがいいのかも解説!

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本題に入る前に上記の記事では葉酸の重要性を解説しています。

葉酸は妊娠中のみならず、妊活をしている方にとっても大切な栄養素ですので、合わせてチェックしてみてください!


妊娠しやすい人の特徴ってあるの?

自身は妊活が長引く一方で結婚してすぐ授かる人がいて、妊娠しやすい人がいる・そういう体質があると思うかもしれません。


しかし、実際は「この特徴があると妊娠しやすい!」といった要素が見つかったとされる論文はあまり発表されていません。


妊娠しやすい人に共通点があるとすれば、「妊娠しにくくなる要因を持っていないこと」といえます。


妊娠しにくい人の特徴はある

何か特徴があるから妊娠しやすいのではなく、何かのせいで妊娠しにくくなっていると考えるとわかりやすいでしょう。

妊娠が遠ざかってしまう要因は、次のようなものがあげられます。


痩せすぎ太りすぎ

実は体重と妊娠には大きな関係性があります。

痩せすぎている場合子宮内膜症生理不順の発症リスクが、太りすぎている場合多嚢胞性卵巣や様々な生活習慣病が要因となり排卵障害に陥るリスクが高いとされています。

体重の基準はBMI18.5~25で、それよりも上回る / 下回る場合は本格的に体重管理をして、妊娠しにく人の特徴を消していきましょう。


タバコ

タバコにはニコチンやタール、一酸化炭素といったからだには良くない栄養素が多く配合されています。

これらの栄養素は単なる健康被害があるだけでなく、妊活にとってもよくない面を多く持っています。

タバコは卵子が育つ卵巣に悪影響を及ぼし、ホルモンバランスを乱したり卵子卵胞の成長を邪魔します。

その他にも、閉経が早まるため現実的な自然妊娠の可能性も狭めてしまうんです。


また無事妊娠できたとしても、流産や早産といったその他のリスクが付きまとうだけでなく、何よりも赤ちゃんの発育にも悪影響があります。そのため、妊活中からタバコは控えましょう。

喫煙って妊活に影響するの?タバコによる妊娠への影響【助産師執筆】

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性感染症の罹患経験

現在もしくは過去に罹患した性感染症が原因で、妊娠しにくいからだになっている可能性もあります。

例えば症状が出ない人も多いことから感染者も多い「クラミジア」によって、精子と卵子が出会うはずの卵管に精子がたどりつきにくくなることがあります。(卵管癒着・卵管周囲癒着)

症状が出ていないが罹患しているケースも多々あるので、心あたりのある方は検査をする必要があります。


子宮筋腫等の病気

また性感染症以外にも、病気によって妊娠しにくくなっている可能性があります。

例えば子宮内に筋肉のこぶができてしまう「子宮筋腫」


こぶができる場所によっては、精子と卵子が出会う場所「卵管」や受精卵が着床し育つ場所である「子宮内膜」に悪影響を与え、妊娠のために必要な受精・着床がしにくくなってしまう恐れがあります。


35歳以上

加齢とともに不妊の可能性は高まるといわれています。

日本生殖医学会によると不妊の頻度は以下のようになっており、
35~39歳になると、21.9%にまで上がります。

出典:一般社団法人日本生殖医学会『Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?』より

これは自然妊娠率だけでなく不妊治療にも言える話になっているため、35歳以上で不妊治療も考えている方は早めの病院受診が望まれます。


月経不順

月経不順でも妊娠できる人はいます。

しかし、生理の周期が乱れていると「妊娠しやすい日」を逃しやすくなってしまうのです...。


下記の記事では、妊活中の睡眠時間と食事についてわかりやすく解説しています!

妊活中は男女ともに睡眠が大切!妊娠率の上がる睡眠時間とは?

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妊娠しやすい日は確実に存在する

そもそも妊娠が起こるまでのプロセスは、「受精」と「着床」という2段階に分けられます。

このうちはじめのステップ「受精」がおきうるタイミングは、実は1カ月に24時間しかないのです。

精子と卵子が出会うことが受精ですが、卵子はいつでも精子を受け入れられる状態にあるわけではなく、普段は卵巣といわれる名前の通り”巣”に閉じこもっています。


ただ月に1度卵子が卵巣から飛び出すことが出来る日があり、その日中に精子と巡り合うことができれば受精できます。

この卵巣から卵子が飛び出る日のことを「排卵日」といい、排卵が起こる2~3日前が妊娠しやすい日といわれていわれています。

[助産師監修]1番妊娠しやすい日がわかる?排卵日の計算方法や知る方法をご紹介

実は妊娠の可能性があるのは、排卵日後の24時間のみ。本記事では、妊活中に重要な排卵日の測定(計算)方法を3つご紹介しています。排卵日は、生理日・生理周期からある程度予測することが可能で、『排卵日 = 前回の生理初日 + (月経周期 - 14日)』ような式で表すことが出来ます。

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そのため性交渉をするタイミングはいつでもよいというわけではなく、排卵日を正しく予測しその前にタイミングを合わせて行う必要があるのです。

不妊要因が男性側にあるケースが、「半数」

ここまで女性の不妊について多く話してきましたが、実は不妊の要因は男性側にあるケースも多いのです。

日本では「妊活」というと、なんとなく女性が主導するものというイメージが強いです。


しかし、実は男性側にも不妊の要因があるケースが「半分」を占めているため、男性側も妊娠に向けて活動していく必要があります。

男性の妊活についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますので、是非ご覧ください。

妊活を始める男性がまずすべきこととは?※助産師監修

医師監修の男性妊活ガイド!妊娠の理解、精液検査、生活習慣改善など、夫婦で取り組める妊活方法を紹介します。妊活したいと考えているが、何をすればいいか分からないという男性は必見です!

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妊娠しやすくなるには?今から手軽にできること

「妊娠しにくい人」からの卒業

まずは先ほど挙げた「妊娠しにくい人の特徴」から卒業できるようにしましょう。

妊娠しにくい特徴 対策
痩せすぎ・太りすぎ ✓体重コントロール
✓食生活に気を付ける
タバコ ✓禁煙(夫婦ともに)
性感染症 ✓検査 / 治療をする
子宮筋腫等の病気 ✓検査 / 治療をする
35歳以上 ✓まずは病院へ相談
月経不順 ✓体質改善
✓婦人科へ相談
タイミング ✓排卵日をきちんと知る
男性不妊 ✓禁煙
✓正しい食生活
✓睾丸が温まる行為をやめる
…etc

といっても、妊活のためだけと気負わずに、健康的な生活のためと意識すると取り組みやすいでしょう。

栄養管理をきっちりする

そしてその上で、きっちり栄養をとって授かるためのからだづくりをしていきましょう。

妊娠のために必要な「卵子」そして「母体の体」は、普段ご自身が食べているものがもとになっています。

特に妊活中に大事な栄養素としては、次の3つがあげられるでしょう。


✓葉酸

造血ビタミンともいわれるビタミンBの1種。早産や流産、先天性異常の原因となる「神経管閉鎖障害」を防ぐことで知られています。


✓鉄分

子宮の粘膜や卵巣に関わる成分で、そもそも日本人女性は貧血気味の方が多いため妊活中は積極的に摂取する必要があります。


✓ビタミンD

2019年にイギリスで発表された論文によれば、ビタミンDを十分にとれている人の方が妊娠できる確率、そして無事に赤ちゃんを産んであげられる可能性が高いようです。


葉酸を含んだサプリメントを摂る

特に葉酸は、厚生労働省から”サプリメント”で摂取を推奨されている栄養素になります。

というのも、葉酸は水と熱に弱く、溶けやすい成分。しかし、葉酸が含まれている食材は、ほうれん草や海苔、わかめといった水と一緒に調理したり加熱調理されたりするものが多いです。

そのため、安定的に吸収できるサプリメントからの摂取が推奨されています。

【医師監修】葉酸サプリは飲んだほうがいいのか?効果やおすすめの選び方について。

葉酸サプリの効果や選び方を徹底解説!妊活・妊娠前から必要な理由や、男性への効果も紹介。栄養素と組み合わせることで効果がアップするポイントも解説します。

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妊活中の栄養管理なら、オールインワンの葉酸サプリがおすすめ。

厚労省からも吸収率の観点からサプリでの摂取が推奨されている「葉酸」

葉酸以外にも鉄分ビタミンD活期に欠かせない栄養素は他にもあるので、葉酸サプリを摂るなら様々な栄養素がまとめて取れるオールインワンの葉酸サプリがおすすめです。


「温活もできる葉酸サプリ mitas」なら、不妊治療専門医師監修のもとに、葉酸400μgはもちろん、ヘム鉄5mgやビタミンD25μg等、妊活期に欠かせない栄養素をオールインワンで配合しています。

また、mitasは、妊活中・妊娠初期に必要な栄養素のほか、温活効果のある和漢素材をぎゅっと配合しているので、基礎体温に悩みがある方にも効果が期待されます。

さらに、発売から1年で200万色を突破し、2年連続妊活サプリ人気No.1を頂きました。現在は、オンラインストアのほか全国のクリニックでも取り扱われています。

また男性葉酸の他亜鉛やマカ・ビタミンC・ビタミンEといった栄養素の摂取が欠かせません。

mitasには男性向けのmitas for menもありますので、ぜひ夫婦でお試しください。

不妊治療はいつからはじめるべき?

そもそも、からだの検査はしておくべき

いろいろがんばってもなおなかなか自然妊娠ができない場合、不妊治療を検討しはじめると思います。

ただ、不妊治療はお金や心理的障壁の観点からなかなかいきにくいもの….。


ただまずはじめに、からだの検査は妊活中に実施しておく方が良いです。

妊娠できるかどうかを知るという側面もありますが、例えば妊娠中に子宮頸がんが発覚した場合は妊娠をあきらめざるを得なくなる.…といった悲しいケースがあるためです。


年齢が高いほどはやく妊娠した方がいいのは本当

また年齢が高いほど妊娠のしやすさは下がり、流産の可能性は高まっていきます。

そのため、年齢が高い、目安としては35歳以上の場合はなるべくはやく病院へいった方がよいとされています。


ちなみに2023年に住友生命が実施した調査によると、不妊治療を経験した夫婦のうち約7割は妊活開始から6カ月以内に受診しているようです。

一般的には、妊活開始から半年が一つの基準ともいえそうですね。

ただし、不妊治療は家計とからだに負担がかかるのも事実です。2023年には不妊治療が保険適用され家計への負担は少なくなりましたが、実際に治療するかどうかは夫婦でよく話し合ってきめましょう。

高齢出産によるリスクは聞いたことがある方も多いでしょう。自分が高齢出産に該当するか気になっている方、該当する場合そのリスクを軽減する方法があるのか気になっている方はぜひご覧ください!【助産師執筆】

妊娠・出産は加齢に伴いリスクがあがります。フェーズ毎のリスクと原因について詳しく解説しました。

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