
更新日:2025/6/27
不妊治療の保険適用にデメリットはある?合わせて知りたいメリットや対象となる治療を助産師が解説

妊活中、「そろそろ不妊治療へのステップアップも視野に入れようかな」と考えている方もいると思います。
しかし、それと同時に
「不妊治療が保険適用になったことは知っているけれど、詳しくはよくわからない」
「メリットはよく聞くけど、デメリットもあるの?」
と気になりますよね。
この記事では、2022年4月からスタートした不妊治療の保険適用のデメリットを中心に、メリットや保険の対象となる治療についても助産師が分かりやすく解説していきます。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmitas監修・妊活専門産婦人科医】美加レディースクリニック院長 金谷美加先生
生殖医療専門医、産婦人科医、母体保護法指定医、医学博士
実は妊活期と妊娠期では必要な栄養素は違います。市販の葉酸サプリは「妊活期」と「妊娠期」を分けていないものもありますが、時期ごとに必要な栄養素を摂ることが大切です。
栄養だけでなく、冷えにも気をつけたいもの。子宮の血流が悪いと卵子着床が難しくなり不妊の一因にも繋がるため、しっかりと体を温めることが大事です。
不妊治療が保険適用になったデメリット
まずは、不妊治療が保険適用になったデメリットについてチェックしていきましょう。
条件や年齢制限がある
保険診療には年齢制限が設けられています。
保険で治療を受けることができるのは、治療を開始する時に女性の年齢が43歳未満ということが条件。
また、保険適用の治療回数の制限も以下のように設定されています。
- 40歳未満:6回
- 40〜42歳:3回
そのため、年齢や治療歴によっては、自由診療の方がチャンスを増やせることもあります。
条件や制限については、こちらでさらに詳しく紹介しています。
自由診療が合うケースもある
実は、保険診療は全ての治療が対象というわけではありません。そのため、最新の治療や保険適用外の先進医療を組み合わせることを視野に入れている場合、全て自由診療で行った方がトータルの費用を抑えられる場合もあります。
たとえば「着床前胚染色体検査(PGT−A)」や、「ERA検査(子宮内膜受容能検査)」などは保険適用外の治療です。
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着床前染色体検査(PGT−A)とは
着床前染色体検査は、体外受精でできた受精卵(胚)の染色体の数に異常がないかを調べる着床前診断のひとつです。受精卵を子宮に移植する前に検査を行います。
人間には、通常23対46本の染色体があります。しかし、数が多すぎたり少なすぎたりすると、妊娠しにくくなったり流産しやすくなったりします。
この検査は、全ての人に実施されるわけではなく、医師の判断により対象になった人が受けることができます。
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ERA検査(子宮内膜受容能検査)とは
ERA検査は、成長した受精卵(胚)を移植する最適なタイミング(着床の窓)を調べる検査です。
実は、受精卵が着床する子宮内膜は、いつでも着床しやすい状態にあるわけではありません。通常排卵後5日目が目安とされていますが、人によって少しずれている場合もあります。
ERA検査では、子宮内膜の状態を遺伝子レベルで検査して、その人に最適な着床のタイミングを判定します。
クリニックよって治療法に違いがある
不妊治療は、どこで受けるかによって内容が大きく異なる場合があります。
- 治療のステップアップに対する方針の違い
- 検査の内容や充実度の違い
- 治療技術・設備の違い
- 保険診療と自由診療の比重の違い
また、保険診療と自費診療では使用することができる薬剤や胚の培養の期間が異なります。そのため、保険診療の内容が合わない場合、思うような結果が得られないことがあります。
※「胚」とは、受精卵が細胞分裂を繰り返して成長している途中の状態のこと。成長の段階によって、初期胚と胚盤胞があります。また、胚の質や成長の状態によって評価の基準があります。
「貯卵」ができない
保険診療では、卵子や受精卵をストックする「貯卵」は対象外です。現在ある受精卵を全て移植してからでないと、次の採卵に進むことができません。
卵子は、年齢の経過とともに質が低下してしまいます。そのため、少しでも若い時の卵子の方が状態が良いことが期待されます。しかし、貯卵は自由診療のみが適応となります。
ステップアップの判断が難しいことも
保険適用内で治療をすると、「規定回数(保険の範囲で治療を行うことができる回数)を使い切ってからでないと次の段階に進めない」状況が発生する可能性があります。
その結果として、ステップアップのタイミングが後だおしになり、治療が長引いてしまうことも考えられます。
規定回数に関しては、こちらで詳しく説明しています。
不妊治療が保険適用になったメリット
ここまで不妊治療が保険適用になったデメリットを紹介しましたが、メリットがたくさんあることも事実です。ここからは、保険適用のメリットについて解説していきます。
経済的負担が減る
一番のメリットと言えるのが、経済的負担が減るというところ。
保険診療は3割負担のため、一般的に体外受精1周期あたりの金額が50〜60万円かかるところ、15〜20万円程度に抑えられるケースが多くあります。また、限度額申請をすることにより、一定金額以上の支払いが不要になります。
さらに、自治体の助成金を併用すればさらに軽減できることも。(※1)助成の対象には年齢の制限がある場合もあるため、お住まいの地域のHPやクリニックの窓口で確認するようにしましょう。
不妊治療にかかる具体的な費用については、こちらの記事も参考にしてください。
不妊治療の保険適用をわかりやすく紹介!気になる条件や費用は?【最新版】
不妊治療が保険適用になるのを知っていましたか?不妊治療の保険制度についてわかりやすく解説しています。治療範囲や条件、治療費の目安や保険以外のお金の制度をぜひ参考にしてみて下さい。
治療のハードルが下がり、受診しやすくなる
費用面の不安が小さくなることで、不妊治療へのステップアップに踏み切りやすいと感じるカップルも増えています。
男女の妊孕性(妊娠のしやすさ)の面でも、若いうちに早めにアクションする方が良い結果につながることが期待できます。
カップルで治療に取り組みやすくなる
不妊治療が国の決まり事に組み込まれたことで、治療説明を2人で聞くことや、治療計画書へのサインも夫婦分必要になりました。そのため、夫婦2人が揃った状態で受診することが定着しつつあります。
女性が主体となって治療を受けるだけではなく、男性側も保険適用で検査を受けやすくなっています。
保険適用の対象となる不妊治療とは?
不妊治療を保険で受けることができるようになったことで、治療を視野に入れて考える方も増えています。しかし、一方で「どこまでが保険で、どこからが自費なの?」と疑問を抱く方もいるでしょう。
ここからは、保険適用の対象となる不妊治療について解説していきます。自分たちに合った方法を選択する助けになれば嬉しいです。
年齢や回数の制限
保険適用には、年齢と適用回数の制限があります。
◆年齢制限
- 治療開始時(治療計画作成時)に女性の年齢が43歳未満
◆治療回数の制限
- 40歳未満:6回まで
- 40〜42歳:3回まで
◆凍結移植の制限
- 制限なし(年齢制限および採卵の回数が保険適用の範囲であることが条件)
※治療とは、採卵を伴う治療周期のことを言い、凍結胚移植を何回行っても「採卵の回数」で上限が決まるという仕組みとなります。
保険適用の条件については、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
不妊治療の保険適用の条件は?年齢や回数から気になる費用までわかりやすく解説
不妊治療の保険適用を受けるための年齢や回数には条件があるため、事前にチェックして治療を始めるタイミングを考えることは大切です。本記事では、不妊治療の保険適用の条件や治療費、あらかじめ知っておくとお得になることもあわせて紹介するので、不妊治療の費用が心配な方は参考にしてください。
対象となる治療内容
以下の3つに分けて、保険適用となる治療を紹介します。
- 一般不妊治療
- 高度生殖医療
- 凍結保存
一般不妊治療
自然な妊娠を目指すための基本的な治療です。
タイミング療法
排卵日を予測し、もっとも妊娠しやすい時期に夫婦生活を持つように指導する方法。排卵検査や超音波でタイミングを計ります。
排卵誘発剤
排卵のタイミングを整えたり、卵胞の発育を促す薬剤。飲み薬や注射などがあり、タイミング療法や人工受精と合わせて使用することが多いです。
人工受精
採取した精液を子宮の中に注入して妊娠を目指す方法。自然な性交渉が難しい場合や、精子の状態が良くない場合に行います。
高度生殖医療
受精を体の外で行う医療技術です。これらは、基本的には保険適用となる治療です。しかし、保険対象外の先進医療(PGT−Aなど)を組み合わせて行う場合は、その周期に限り自費となります。
採卵・培養
排卵をコントロールして、卵子を取り出す「採卵」を行い、採卵によって取り出した卵子を精子と受精させた後に育て「培養」すること。
体外受精
採卵した卵子と精子を体外で受精させて、育った受精卵を子宮に戻す方法。
顕微授精
採精した精子の中から、精子をひとつ選び、顕微鏡下で卵子に直接注入して受精させる方法。
胚移植
体外で受精した受精卵を子宮に戻す治療。新鮮な状態で戻す(新鮮胚移植)こともあれば、一度凍結したものを溶解して戻す(凍結胚移植)こともあります。
凍結保存
採卵して得られた卵子や精子、受精卵を使用するタイミングまで液体窒素で冷凍保存しておくことです。
受精卵・精子の凍結と保管
将来に備えて卵子、精子、受精卵を凍結して保管すること。保存期間や費用には制限がありますが、維持管理費は保険適用となります。
凍結は、卵子だけでなく精子も保険適用可能。精子の質を維持するために、男性が今からできることはこちらの記事にまとめています。
【男性の妊活】精子の質を高める4つの習慣とやってはいけないこと6つ
妊活において男性がやるべきことは精子の質を高めることです。サプリを活用して生活の質を高めることはもちろん、正しい禁欲期間を知ることも大切です。喫煙や飲酒、ストレス、コーヒー、座り仕事など日常生活で精子に悪影響を与えることがあります。良質な精子の作り方を知って元気な赤ちゃんに会いましょう。
不妊治療を始める前に!妊娠に向けて今できること
不妊治療を始める前に、まずは妊娠するために自分の体の状態が整っているかどうかも大切なポイントです。
ここからは、治療を始める前から自分で取り入れることのできる体づくりについて紹介していきます。
妊娠に必要な栄養素を摂る
妊娠前の体作りのためには、摂ることが推奨されている栄養素がいくつかあります。妊活中はこれらの栄養素を意識して摂りましょう。
- 葉酸
- 鉄分
- ビタミンD
- ラクトバチルス菌
葉酸
葉酸は、妊娠前から1日あたり+400μgをサプリなどから摂ることが推奨されている栄養素です。お腹の中の赤ちゃんの「神経管閉鎖障害」という病気の予防効果があることが分かっています。
葉酸は、海苔などの藻類やブロッコリー、ほうれん草などの野菜、動物の肝臓などに含まれる栄養素。しかし、日本人は遺伝的に葉酸の吸収が良くない人が多いため、吸収率の良いサプリメントからの摂取が良いとされています。
「葉酸の必要性」については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。▼
妊活に必要な葉酸は食事だけで摂れる?サプリを飲むべき理由とおすすめ商品を紹介【産婦人科医監修】
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鉄分
鉄分はヘモグロビンの中に含まれる栄養素で、体の至るところに酸素を送る役割を担っています。妊活においても、子宮や卵巣などの生殖器や子宮内膜への酸素供給に重要です。
また、妊娠すると血液が薄まるため、多くの方が貧血傾向になります。そのため、妊娠前からしっかりと蓄えておくことが大切です。貧血は妊活だけでなく、妊娠・出産・産後においても大敵です。
ビタミンD
ビタミンDは、着床率の向上や流産率の低減に有効だと言われている栄養素です。研究でも、ビタミンDが体内に充足していると、着床率、妊娠率、出生率の向上に関連することが確認されています。(※3)
ビタミンDは、魚やきのこ類などの食品からだけでなく、紫外線を浴びることで体内で作ることも可能。しかし、紫外線対策に力を入れている方は、特に不足しがちといわれています。
ラクトバチルス菌
ラクトバチルス菌とは、乳酸菌の一種。近年では、子宮内にも腸内と同様に細菌が生息していることが分かっており、この細菌の状態により子宮内環境が変化すると言われています。特に妊娠においては、ラクトバチルスが90%以上存在する環境が望ましいとされています。
子宮内環境が良好な状態に保たれていることにより、炎症や感染を防ぐ働きがあります。
子宮内環境の重要性や改善する方法については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。▼
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これらの栄養素を毎日の食事からしっかりと摂ることはハードルが高いですよね。そこで、そんな妊活女性の味方になってくれるのが、妊活サプリの「mitas(ミタス)」です。
妊活成分を効率良く摂るなら「mitas」がおすすめ
不妊治療を始めるかどうか迷っている方は、まず栄養面から自分の体を整えるのも◎。また、治療を行いながら並行して必要な栄養を摂ることも大切です。
妊活サプリのmitasは、葉酸・鉄分・ビタミンD・ラクトバチルス菌の4つの栄養成分の他に、厚生労働省で摂取が推奨されている栄養素がたっぷりと配合されているオールインワンサプリメント。
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「治療を考える前に、自分の体を整えることは考えていなかった」という方は、まずはmitasをチェックしてみませんか?
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栄養面からの妊活を改めて見直すために、ぜひmitasを始めてみてくださいね。
生活習慣を見直す
妊娠に向いている体は、食事だけで作ることはできません。毎日の睡眠、運動、ストレスなどの生活習慣の積み重ねによって作られます。
生活習慣が整うと、妊娠に向けての土台作りはもちろん、心身が整い調子が良くなることも期待できますよ。
ここでは、特に大切な3つの習慣について紹介します。
睡眠
睡眠はホルモンのバランスや血流を整えるためにも重要です。睡眠不足は、女性ホルモンのバランスの乱れや、卵子の質の低下を招く可能性があります。
質の良い睡眠を摂るためには、寝る2〜3時間目に食事を済ませるようにしましょう。寝る前のブルーライトを控え、起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。
妊活における睡眠の大切さについては、こちらの記事が参考になりますよ。
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運動
週に3回以上の適度な運動習慣を持ちましょう。ウォーキングやヨガ、ピラティスなど無理なく続けることができる運動を取り入れるのがおすすめです。
血流の改善は、子宮や卵巣に酸素を送る助けになりますよ。
ストレス
ストレスのかかりすぎは、妊活にはもちろん心身の健康に悪影響を及ぼします。自分に合うストレスケアの方法を探しましょう。
運動や映画、マッサージや自然のあるところに出かけるなど、リフレッシュできる時間を持つようにしましょう。
腹式呼吸や涙を流すことは、ストレスを軽減する効果があるため、瞑想やヨガ、映画鑑賞などもおすすめですよ。
夫婦でコミュニケーションをとる
妊活や不妊治療は長期に及ぶことも珍しくありません。また、通院の頻度が高くなることもあるため、負担に感じることもあるでしょう。その上で、最も大切なのは、夫婦でしっかりとコミュニケーションをとりながら進めること。
不妊治療を始めるかどうか、治療方針、費用、今後のライフプランを一緒に話し合い、同じ方向を向いて進むことを忘れないようにしましょう。
妊娠のための体づくりに関しては、こちらの記事も参考に。▼
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保険適用の治療から開始して、かかりつけ医と相談しながら治療を選択し進めていくというのもひとつの方法。大切なのは、制度を活用しながら2人にあった方法を探していくことです。
また、治療を始める前や治療をしながらできることは、体の状態を整えること。
妊活においてはもちろんのこと、妊娠中や育児中も健やかな心や体の状態は大切です。今のうちから土台を整えていくことを意識しましょう。
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参考文献:
(※1)不妊治療が保険適用されています。
(※3)Vitamin D and assisted reproductive treatment outcome: a prospective cohort study - PubMed
参考資料:
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