
更新日:2025/8/26
妊娠中に飲んではいけないサプリとは?避けたい成分や注意点・選び方を管理栄養士が解説

妊娠中は、おなかの赤ちゃんのためにもしっかり栄養を摂りたい時期。サプリメントの活用も効果的でしょう。しかし、サプリのなかには妊婦さんに適さないものもあります。
この記事では、妊娠中にサプリからの摂取に注意したい成分や補給したい栄養素、サプリ選びのポイントについて、管理栄養士が詳しく解説します。
自身の健康管理と赤ちゃんの成長をサポートするための参考となれば幸いです。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医
毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。
"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。
妊娠中に飲んではいけないサプリはある?
妊娠中は体のホルモンバランスが大きく変化し、胎児の発育も急速に進む時期。お腹の赤ちゃんに十分な栄養を届けるため、サプリの利用を検討する方も多いでしょう。
しかし、普段なら問題のない成分でも、妊娠中はサプリでの摂取は避けたほうがよい成分も存在します。このような成分が含まれたサプリは、「妊娠中に飲んではいけないサプリ」と考えてよいでしょう。
また妊娠中に限らず、栄養は食事からの補給を基本に、足りないぶんをサプリで補うことを意識しましょう。加えて妊娠中は、過剰摂取に注意したい成分を含むものや品質が保証されていないサプリは避け、安心して摂取できるものを選ぶことが大切です。
妊娠中は摂取を避けたほうがよいサプリメント成分
妊娠中には、以下のような成分が含まれるサプリメントには注意が必要です。
- ビタミンA(レチノール)
- 子宮収縮作用のあるハーブ
- 糖や脂肪の吸収を抑える作用のある成分
ビタミンA(レチノール)
皮膚や粘膜、目の健康を保つのに欠かせない栄養素がビタミンA。しかし、妊娠中に過剰に摂ると胎児の先天異常のリスクが高まる可能性があります。
ビタミンAは主にレチノールとして動物性食品に、βカロテンやβクリプトキサンチンとして植物性食品に含まれています。
βカロテンやβクリプトキサンチンなどは、体内で必要なぶんだけビタミンAに変換されるため、摂り過ぎによって胎児に悪影響を及ぼす心配はありません(※1)。注意したいのは、レチノールの過剰摂取です。
レチノールは、レバーやうなぎなどに多く含まれています。これらの食品の摂取量や頻度に注意するとともに、サプリメントからは摂取しないよう注意しましょう。
妊娠中のビタミンAの摂取について、詳しくは以下の記事で解説しています。
子宮収縮作用のあるハーブ
ハーブ系サプリの中には、子宮の収縮を促す作用やホルモンバランスに影響を与えるものがあります。
代表的なものはローズマリーやシナモン、レモングラス、オレガノ、セージなど。これらのハーブは、妊娠中には避けたほうがよいとされています。
天然由来の成分とはいえ、妊娠中に使用して大丈夫かどうかを必ず確認しましょう。
糖や脂肪の吸収を抑える作用のある成分
糖や脂質の吸収を抑える成分を含むサプリ、いわゆる「ダイエットサプリ」も妊娠中に飲んではいけないサプリの一つ。
妊娠中は、体重増加を気にしすぎるあまり、こうしたサプリに頼りたくなる方もいるかもしれません。しかし、お腹の赤ちゃんの成長にはバランスのよい食事が不可欠。
糖質や脂質も体に欠かせない栄養素であり、吸収が抑えられると赤ちゃんへの栄養供給にもかかわってしまいます。
加えて、ダイエットサプリの成分そのものがママや赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性も否定できません。
そもそも妊娠中は、自己判断でダイエットを実行することは避けるべき。ダイエットが必要かどうかは医師に相談し、自己判断でダイエットサプリを使用することは控えましょう。
妊娠中にサプリメントで補給したい成分
一方で、妊娠中に不足しがちで、サプリメントでの補給が推奨される成分もあります。ここでは、妊娠期に特に意識して摂りたい栄養素を紹介します。
葉酸
妊娠初期に特に重要なのが、ビタミンB群の一種である葉酸です。妊娠前から初期にかけて、葉酸を十分に摂取することで胎児の先天異常の一つ「神経管閉鎖障害」のリスクを減らすことが報告されています。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、妊娠を計画している方や妊娠の可能性のある方、妊娠初期の方は、サプリや強化食品などから1日400μgの葉酸摂取を推奨しています(※2)。
妊娠中の葉酸サプリについては、以下の記事も読んでみてくださいね。
鉄
鉄は、私たちの体に欠かせない重要なミネラルの一つ。鉄の不足は「鉄欠乏性貧血」を引き起こす原因になります。
妊娠中、特に中期以降は赤ちゃんの成長とともに必要な血液量が増えるため、鉄も不足しがち。妊婦さんは日々の食事に加え、サプリを活用しながら積極的に鉄を補給することが大切です。
カルシウム&ビタミンD
カルシウムと、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDは、胎児の骨の形成に不可欠な栄養素。どちらも日本人の女性に不足しがちな栄養素の代表的な存在です。
お腹の赤ちゃんのために確実に摂取したいなら、サプリで補給しましょう。
妊娠中のカルシウムの摂取について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
DHA・EPA
青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(イコサペンタエン酸)は、胎児の脳や神経の発達によい影響を与えるといわれています。
DHAやEPAも、好みやアレルギーなどで食事から摂りにくい場合は、サプリを活用するとよいでしょう。
サプリを利用する場合は過剰摂取に要注意!
食事からの摂取では不足しがちな栄養素も、サプリの利用で過剰摂取につながる例も少なくありません。
特に脂溶性ビタミンやミネラルは体に蓄積されやすく、摂り過ぎにより健康被害を生じる可能性もあるため注意が必要です。
ここで紹介したカルシウムやビタミンD、葉酸には、習慣的に摂取しても健康被害が生じない上限量「耐容上限量」が設定されています。
サプリメントを利用する場合も、この耐容上限量を超えないようにすることが大切です。
特に妊婦さんは、自身の健康だけではなくお腹の赤ちゃんへの影響も考慮すべき。サプリメントは、必要とする栄養素を必要なだけ摂ることに役立てるようにしてくださいね。
妊娠中に必要な栄養を必要なだけ摂るなら『mamaru』がおすすめ
「いろんなサプリを組み合わせるのは心配」「必要な成分だけきちんと摂りたい」という方には、妊婦さん向けに設計された葉酸サプリ『mamaru(ママル)』がおすすめです。
『mamaru』は、厚生労働省が推奨する1日あたり400μgの葉酸に加え、吸収されやすいヘム鉄、カルシウム&ビタミンD、DHA・EPAなど、ここまで紹介してきた必要な成分をバランスよく配合しています。
もちろん、妊娠中の摂取が心配なビタミンA(レチノール)やハーブ、糖や脂質の吸収を抑える成分は一切不使用。
その他にも、ママが信頼して飲めるよう、産婦人科監修のもと6つの無添加や品質管理も徹底して行っています!
mamaruは現在全国にある産婦人科や、4,400店舗以上のドラッグストアで取り扱われており、すでに多くの妊婦さんたちが愛用中。
店頭で手軽に購入できるのはもちろんのこと、公式サイトでは始めやすい特別価格も!
不必要な成分は避け、赤ちゃんの健やかな成長と、ママの健康を同時にサポートしたいと願う方にこそ、ぜひ選んでいただきたいmamaru。
まずは公式サイトで詳細をチェックしてみてくださいね。
妊娠中におすすめのサプリについては、こちらの記事も要チェック!
妊娠中のサプリ選びのポイント
妊娠中のサプリメント選びには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。安心して使用するためにも、以下の点を確認しましょう。
食事とのバランスを考える
サプリメントはあくまで食事を補う存在です。まずは、できるだけ日々の食事から必要な栄養を摂ることを意識しましょう。そのうえで、不足しやすい栄養素をサプリで補うことが大切です。
パッケージや公式サイトでどのような栄養素がどれくらい含まれているのかを確認し、既に食事で十分に摂れている栄養素が過剰にならないよう注意しましょう。
妊娠中に必要な栄養素が過不足なく摂れるよう、食事内容を見直しつつサプリを活用してくださいね。
★実際の食事摂取量をもとに作られた妊婦さん向けサプリはこちらからチェック!
海外製サプリ・個人輸入品は避ける
海外製サプリは成分や含有量の表示方法が日本と異なる可能性があるほか、場合によっては国内で使用が制限されている成分や、妊娠中に安全性が確認されていない成分が含まれていることもあります。
個人輸入品は成分の真偽や品質の保証が難しく、万が一体調に異変があった際もサポートを受けにくいのが現状です(※4)。
妊娠中は赤ちゃんへの影響も考え、できるだけ国内の信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
医師や薬剤師・管理栄養士などに相談する
赤ちゃんの健やかな成長を適切にサポートするためには、サプリの使用について医師や薬剤師、管理栄養士などに相談するのがおすすめです。
栄養成分が効率よく摂取できるとはいえ、サプリの種類や食事内容によっては、特定の栄養素が過剰になったり成分同士の相互作用が起こったりするリスクもあります。
現在の体の状態や食事内容を踏まえつつ、必要な成分や摂取方法について専門家に具体的なアドバイスを受けることで、安心して妊娠期を過ごせるでしょう。
『mamaru』は国産・産婦人科医監修で信頼度◎
ここまでに紹介したポイントを意識して妊娠中のサプリを選ぶなら、おすすめなのがmamaru。
mamaruは、厚生労働省の食事摂取基準をもとに、妊娠期に必要な成分を必要なだけ配合しているため、過剰摂取のリスクを抑えつつ栄養補給を続けられます。
さらに、5つのこだわりを徹底し、製造品質の管理を行っています。
- 国内GMP認定工場での製造
- 産婦人科医が監修
- 香料、着色料、保存料、酸味料、甘味料、増粘安定剤が不使用
- 安心安全マーク取得
- 原料の原産国・最終加工国を開示
品質や安全性においても、信頼できるサプリといえるでしょう。
\赤ちゃんとママのための国産サプリ/
ママと赤ちゃんの健康のために正しい知識でサプリを選ぼう
サプリメントは、妊娠中の栄養バランスのサポートに役立つ便利な存在。しかし、正しく選ばなければママの健康や赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼしかねません。
食事とのバランスを考えながら不足しがちな成分を補えるサプリ、安全で信頼できるサプリを選ぶことがポイントです。
産婦人科医監修の妊婦さん向けサプリmamaruなら、妊娠中に欠かせない栄養素がしっかりと補給できるうえ、安全性もお墨付き。
心配なことがあれば医師や医療スタッフに相談しながら、健やかな妊娠生活を送りましょう。
参考文献:
※1 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)|ビタミン(脂溶性ビタミン)
※2 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)|ビタミン(水溶性ビタミン)
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