更新日:2024/4/16

妊活中にやってはいけない事ってなにがある?食生活から習慣まで助産師が解説!

妊活中にやってはいけないことを解説

妊活中は、やっていいこと、いけないことなど様々な情報があります。

やってはいけないことをすべてやめるとなると、制限が多くて辛いと思う方もいるかもしれません。

ただ、妊娠するにあたってできるだけ必要なことを最短でしたいと考える方も多いでしょう。

妊活は普段の生活習慣を見直すことからはじめます。

急に全て変えることは難しいかもしれませんが、できることから始めましょう。

この記事に登場する専門家

助産師 はるはる

大学卒業後助産師として、地域周産期の総合病院に勤務。
日々妊娠、出産、育児、母乳ケアとさまざまな業務に携わっている。

〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・アドバンス助産師
・新生児蘇生法Aコース修了

妊活中にやってはいけないこと【女性の場合】

女性の場合、妊活中にどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。

喫煙

妊娠したら禁煙しようと考えている人も多いですが、妊活中からタバコはやめた方がいいでしょう。

女性の場合は卵子の質の低下につながります。

卵子の質が低下すると妊娠へ影響があるため、できるだけ妊活中から禁煙を心がけましょう。

また、妊娠すると赤ちゃんにも影響があるので、妊活中から禁煙することをおすすめします。

睡眠不足や不規則な生活

仕事や家事、育児など忙しい女性は非常に多いです。

日々忙しいため、睡眠不足になってしまったり、生活が不規則になってしまったりすることもあるでしょう。

しかし、睡眠不足や不規則な生活は、体に疲労が蓄積してしまいます。

それだけでなく、睡眠不足の場合、イライラしてしまったり、女性ホルモンのバランスが崩れてしまったりする可能性があります。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、女性ホルモンのバランスを調整する働きがあり、夜の10時〜2時までに最も多く分泌されると言われているため、この時間帯にしっかり睡眠をとることが体にとっていいと言われているのです。

そのため、睡眠不足になったり、寝る時間が遅くなったりすると、女性ホルモンのバランスが崩れ、妊娠につながりにくくなる可能性があるのです。

できるだけ睡眠時間を確保し、生活習慣を整えることで妊娠しやすい体づくりにつながるでしょう。

妊活における睡眠の大切さについては、以下の記事も参考にしてください。

妊活中は男女ともに睡眠が大切!妊娠率の上がる睡眠時間とは?

妊活中には男女ともに6〜8時間程度の質の高い睡眠をとることで妊娠率を上げることができます。アメリカの研究からわかった男女別の妊娠しやすい睡眠時間や、妊活中に睡眠の質を上げる方法を解説します。

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無 理なダイエットや偏った食生活

偏った食生活は必要な栄養が不足するのでやめましょう。

特に女性は痩せたいと思う気持ちから無理なダイエットをして、痩せすぎてしまう人もいます。

しかし、痩せすぎるとホルモンバランスが乱れ、排卵しなかったり、生理周期が乱れたりするため、妊娠に繋がりにくくなります。

適正な体重をキープしましょう。

偏った食生活のほか、妊活中に控えたい食べ物について、詳しくはこちらもチェックしてみてくださいね。

妊活中にやってはいけないこと【男性の場合】

喫 煙

タバコは精子の数や運動率の低下につながると言われています。

喫煙は男女ともに妊娠へ影響があるため、妊活中からパートナーとともに禁煙をしましょう。

偏った食生活

偏った食生活は男女ともによくありません。

特に食べ過ぎなどで肥満の場合、男性はEDや精子の運動率の低下につながります。

適正体重のキープを心がけましょう。

下 半身を温めすぎること

男性は特に下半身を温めすぎないように注意しましょう。

締めつけの強い下着を履く、長時間のサウナや長風呂、膝の上にPCを乗せて作業する時間が長いなどは、男性器まわりの血流が悪くなる原因になります。

精子は熱に弱いため、温めすぎるとダメージを受けてしまいます。

これらは長時間にならないよう注意し、できるだけ控えましょう。

また、男性が妊活をはじめる時にまずするべきことについては、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

妊活を始める男性がまずすべきこととは?※助産師監修

医師監修の男性妊活ガイド!妊娠の理解、精液検査、生活習慣改善など、夫婦で取り組める妊活方法を紹介します。妊活したいと考えているが、何をすればいいか分からないという男性は必見です!

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妊活中に食べてはいけないものはある?

妊活中から食べてはいけないものは基本的にはありません。

ただ、とりすぎないよう、避けるとベターなものはあります。

ここからはその内容について解説します。

生 もの

まずは生ものです。妊娠すると生ものを食べられないため、妊活中に食べようと考える方もいるかもしれません。

生ものは絶対に食べてはいけないわけではありません。

ただ、生ものは食中毒を起こすリスクがあり、それだけでなく、生肉にはトキソプラズマという原虫がいる可能性、生卵にはサルモネラ菌がいる可能性があります。

刺身や寿司、生肉など基本的には気にしすぎる必要はありませんが、それぞれしっかり加熱すれば問題ありません。

気になる場合は食べる時は加熱したものを食べるようにしましょう。

ア ルコールはとりすぎに注意

妊娠したらアルコールはNGですが、妊活中から禁酒する必要はありません。

アルコールが妊娠率へ影響するという報告はないため、適正範囲なら問題ありません。

1日1~2杯程度と、とりすぎないように注意しましょう。

ただ、排卵後など妊娠の可能性がある時期は避けることをおすすめします。

妊活中のカフェインはほどほどならOK

カフェインについても様々な意見がありますが、過度に制限しすぎる必要はありません。

ただ、アルコール同様、とりすぎないように注意が必要です。

WHOでは1日コーヒーカップ3~4杯はOKとしています。

毎朝のコーヒー程度なら問題ないですが、毎食後にカフェイン摂取+エナジードリンクなどはやめましょう。

妊活とカフェインの関係について、詳しくはこちらもチェックしてみてくださいね。

妊活中カフェインをとってもOK?気になる疑問を解説【助産師解説】

妊活中におけるよくあるお悩みとしてカフェインを摂取してよいかという相談があります。結論、妊活中にカフェインを少し摂取するのは問題ないですが、摂りすぎない方がいいです。その理由と、代替となる飲み物についてもご紹介します。

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ト ランス脂肪酸を含む食べものには注意が必要

市販の揚げ物や菓子パンに含まれるトランス脂肪酸は、妊娠を妨げる可能性があると言われています。

そのため、避けた方がいいでしょう。

トランス脂肪酸はマーガリンや、マーガリンを原料にした菓子パンやお菓子、ファーストフードなどに含まれています。

また、肥満や動脈硬化、心筋梗塞のリスク因子と言われているため、普段の生活からできるだけ避けた方がいいでしょう。

逆に妊活中にやっておくといいことは?

ここまで妊活中にやってはいけないことについて解説しましたが、逆に妊活中にやっておくといいことはどのようなことがあるのでしょうか。

妊 活についてパートナーとともに話し合う

治療が必要な場合、どの程度まで治療するのか、どの程度妊娠しなければ通院を考えるのかなど、事前に話し合いましょう。まず、妊活についてどう考えているか、パートナーとともにあらかじめ話し合っておくことがとても大切です。

妊活はパートナーとお互いが協力することが重要です。

そのため、妊娠するまでにお互いの考えを知っておきましょう。

風疹の抗体を確認する

妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんに影響があります。

そのため、風疹の抗体があるかどうか、パートナーとともに確認しておきましょう。

自治体の助成で抗体を確認できることもありますので、妊活をはじめる時点で確認しておくと安心ですよ。

風疹の抗体がない場合は、妊活をはじめる前にワクチンを打っておきましょう。

妊活前に打っておきたい風疹のワクチンについて、詳しくはこちらもどうぞ。

妊活中に風しんのワクチンって打った方がいい?〜赤ちゃんに影響する感染症【助産師執筆】

赤ちゃんに影響する感染症の一つである「風しん」。風しんはワクチンがありますが、妊活中には打った方がいいのか、詳しく解説していきます。その他の感染症にも解説しているので、ぜひ妊婦さんは確認しておきましょう!

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妊活中の生活で気をつけたいこと4選

できるだけ妊娠につながるように普段から気をつけることはあるのか気になる方もいるでしょう。

ここからは、妊活中の生活で気をつけたいことについて解説します。

体を冷やさない

冷えは女性の大敵です。

妊活中に限らず、体を冷やさないようにしましょう。

シャワー派の人もいますが、できるだけ体を冷やさないよう、湯船にゆっくりつかり体を温めましょう。

夏は冷たいものをとりたくなりますが、夏でも冷たいものばかりとらないように、温かいものを食べるようにするなど、体を冷やさないようにしてくださいね。

良質な睡眠をとる

睡眠をしっかりとることも大切です。

睡眠不足や睡眠の質が悪いと、ホルモンバランスの乱れにつながります。

また、睡眠不足はイライラにつながることもあります。

できれば6時間以上の睡眠をとるようにしましょう。

睡眠環境を整えてできるだけ良質な睡眠をとれるよう心がけましょう。

ストレス対策をとる

ストレスは妊活の大敵です。

仕事などストレスが多々あるかもしれませんが、できるだけストレスをためないように、男女ともにストレス対策方法を見つけましょう。

たんぱく質を多く含む食事をとる

筋肉や血液など、体の基本となる部分はたんぱく質でできています。そのため、男女ともにたんぱく質を多く含む食事をとるようにしましょう。

たんぱく質は体重×10g程度が目安と言われています。(体重50kgの人の場合50g)

さらに、男性は亜鉛やビタミンを合わせてとるようにしましょう。

女性は葉酸とビタミン、鉄分を意識してとることがおすすめです。

また、栄養は食事でとることが基本ですが、毎食栄養バランスを意識することは大変なので、サプリメントを上手に使いながら補いましょう。

妊活中におすすめの葉酸サプリ『mitas』は、妊活中に必要な栄養素がギュッと詰まったサプリメントです。

このサプリメント1つで妊活に必要な葉酸や鉄分、ビタミンなどがバランスよく摂取できます。

妊活をはじめるタイミングで、一緒にmitasをはじめてみませんか。

妊活中におすすめの食べ物について、詳しくはこちらの記事でも紹介しています。

妊活中におすすめの食べ物は?摂るべき栄養とおすすめレシピをご紹介

妊活中は、必要な栄養が入った食べ物をしっかり摂りたいものですね。この記事では、妊活におすすめの食べ物と注目したい栄養素について詳しくご紹介しています。お手軽レシピや避けたい食べ物も紹介していますのでぜひ読んでみてください。

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生 活習慣を見直して赤ちゃんを迎える準備をしよう

妊娠するためには、体づくりがとても大切です。

そのために、体に必要な栄養をとったり、生活習慣を改善したりといったことが必要になります。

一気にすべて変えることは難しいかもしれませんが、できることから取り入れ、土台である体づくりを始めましょう。

また、妊活中に必要な栄養はサプリメントで補うことをおすすめします。

妊活をはじめるタイミングでmitasを一緒に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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