更新日:2024/1/18

妊活中のアルコールは大丈夫?注意したい飲み物とおすすめの飲み物

2人組がビールで乾杯しています。

お酒が好きな男性・女性にとって、「妊活中にアルコールは飲んでいいの?」「いつからお酒をやめないといけない?」など、お酒に関する疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?妊活中以外のときでも、”お酒の飲みすぎは体に悪い”とされていますが、妊活中はどう気をつけなければいけないのでしょうか?今回は、妊活中のアルコールについてと、注意すべき飲み物、おすすめの飲み物などを詳しく紹介します。

この記事に登場する専門家

海田幹子

妊活中にアルコールは飲んで良いの? 妊娠しにくくなる?

まず気になるのは、「アルコールが妊活に影響を与えるのか?」ということではないでしょうか?結論を言うと、“適量のお酒であれば飲酒が妊娠の妨げになる可能性は小さいけれど、アルコールの過剰摂取で妊娠率が低下する場合がある”と言えます。

2016年にデンマークで発表された「アルコール摂取が女性の生殖能力におよぼす影響」という調査では、アルコール摂取が1週間に14杯未満の女性は、妊娠力に変化はありませんでした。しかし、14杯以上飲酒している女性は妊娠率が18%低下したと発表されています。

た、アメリカの生殖医学会では、自然妊娠を目指すための要点として「1日1L(缶ビールや缶酎ハイ2缶)以上のアルコール摂取は妊孕力(妊娠できる能力)に影響する」と発表しています。

上の2点から、“適量であれば妊活中のお酒は問題ないが、過剰摂取はNG”と読み取ることができるでしょう。

だ、アルコールの分解力は個人差が大きいため、「1日1杯までならOK」というように一概には言えません。妊娠がわかるとすぐにアルコールは避けるべきなので、妊活中から飲む量を減らし、週に2日程度は休肝日を作っておくのがおすすめです。

そ もそも妊娠中にアルコールがダメな理由

“妊娠がわかったらすぐにアルコールは避けるべき”と前述したので、その理由についてお話します。妊娠中のアルコール摂取がなぜダメなのかというと、胎児の形状異常や脳障害、発育障害、早産、妊娠高血圧症候群を引き起こす可能性が高まるからです。

酒が好きな人にとって、妊娠中の禁酒はつらいものかもしれません。しかし、赤ちゃんと自分を守るためにがんばりましょう。アルコール度数0.00%のノンアルコール飲料であれば飲んでも大丈夫です。

酒が好きな方は、妊活中から少しずつノンアルコール飲料へと移行していくのもひとつでしょう。

飲 酒後に妊娠がわかったら?

妊娠がわかったときに「昨日お酒飲んじゃったけど大丈夫かな…?」と不安になる人もいるかもしれません。しかし、少量であれば問題はありませんので、安心してください。気付いた時点で禁酒すれば良いのです。

ルコールが赤ちゃんに影響をおよぼすのは、胎盤ができ血液を通して赤ちゃんに届いたときです。胎盤は妊娠7週頃から形成し始め15週頃に完成します。それまでに妊娠がわかって禁酒ができれば十分間に合うのです。

だ、妊娠に気付くのが遅れ飲酒を続けていた場合、胎児に影響が出る可能性が高まります。このことから、妊活中であってもお酒の習慣は控えるのが無難といえます。

妊 活中の男性はアルコールを飲んでも良いの?

妊活中の女性の場合、“アルコールは飲んでも少量に”ということでしたが、男性の飲酒は問題ないのでしょうか?結論を先に言うと、「適量のお酒であれば妊娠に大きな影響はないが、過剰摂取は控えるほうが良い」ということです。

ぜなら、アルコールの過剰摂取は男性不妊の原因になりうるとされているからです。アルコールは分解するときに活性酸素を発生し、アルコール量が多いとその分活性酸素も多く発生します。

性酸素が過剰になると細胞を損傷させ、精子や卵子が老化し質が低下してしまうのです。また、飲酒によって勃起不全(ED)を引き起こすこともあります。

活はパートナーと2人で行うものです。どちらか一方のみが無理をする状況は長い目で見て良くないでしょう。お酒が好きな夫婦は、飲酒についてパートナーと話し合って決めることが大切です。

妊 活中に注意したい飲み物2種類

妊活中は、アルコール以外にも注意したい飲み物があります。それぞれ見てみましょう。

カフェインの入った飲み物

集中力アップや眠気覚ましなどの効果を期待して、カフェインが入った飲み物を飲む人も多いのではないでしょうか?妊活中は、カフェイン飲料の飲みすぎには注意が必要です。

フェインを大量に摂取すると、不眠や頭痛、イライラなどの症状が出る場合があります。また、海外では大量のカフェイン摂取で妊娠率の低下や妊娠までの期間が長くなるなどの報告も発表されています。

フェインは、コーヒーや紅茶、玉露に多く含まれるのは有名ですが、栄養ドリンクやエナジードリンクにも含まれています。妊活中はこれらの飲み物の過剰摂取に気をつけましょう。

ナダの保健省では、”妊活中および妊娠中の女性は、カフェインを300mg以下に抑えたほうが良い”とし、イギリスでは300mgから200mgへと上限を引き下げました。カフェインを300mg以下に抑えるためには、コーヒーなら2杯、玉露なら1杯、紅茶なら5杯以内に抑えれば大丈夫です。

飲んではダメ”ではなく極端に飲むのはNGということを覚えておいてください。

糖 質が多く入った飲み物

甘い飲み物には、多くの糖質が含まれており、糖質の摂りすぎは肥満の原因になります。肥満が妊活にどう影響するかというと、肥満によって女性は排卵障害や生理不順などが起こる可能性が高まるのです。

適量のコーヒーよりも、糖質が入った飲み物のほうが注意が必要」という医師もいるくらいですので、糖質が多く入った飲み物こそ気をつけたほうが良さそうです。糖質が多く入った飲み物といえば、ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクを思い浮かべる人も多いかもしれません。

れに加えて、市販の野菜ジュースや加糖の缶コーヒー、みかんやももといった味のついたミネラルウォーターなども意外と糖質が多く含まれているので注意が必要です。

妊 活中におすすめの飲み物3選

「アルコール、コーヒー、ジュースを控えたほうが良いのなら、何を飲んだら良いの?」というあなたに、ここでは妊活中におすすめの飲み物を3つ紹介します。

1.野菜ジュース

市販の野菜ジュースには砂糖が入っていて美味しいですが、妊活中は自宅のミキサーで作るフレッシュ野菜ジュースがおすすめです。

活中におすすめの野菜や果物は、葉酸を多く含むいちごやアボカド、ほうれん草など。3食の食事で野菜不足を感じる人は、野菜ジュースにして摂取すると良いでしょう。

生労働省は、妊活中から葉酸の摂取が大切としており、食べ物以外の栄養補助食品からも1日400µgの葉酸摂取を推奨しています。野菜ジュースと一緒に、サプリメントなどからも葉酸を積極的に摂ってくださいね。

2 .ハーブティー

2つ目におすすめなのがハーブティーです。ハーブティーはカフェインゼロ。そして、種類も豊富なのできっとお気に入りのものが見つかるでしょう。

活中・妊娠中に特におすすめなのがルイボスティーです。ルイボスティーにはミネラルやポリフェノールが含まれ、抗酸化作用もあります。ホットハーブティーにすると、温活にもなるのでぜひ一度飲んでみてください。

方、妊娠中に避けたほうが良いハーブティーもあります。それは、カモミールやレモングラスなどです。成分や効能を調べるとともに、お好きな味や香りのハーブティーを探してみてはいかがですか?

3 .ノンカフェイン・カフェインレス・デカフェ

「カフェインの摂取が気になるけど、コーヒーが飲みたい」という人は、たんぽぽコーヒーなどのカフェインレスコーヒーやカフェインを取り除いたデカフェなどを選ぶのが良いでしょう。

ンカフェイン・カフェインレス・デカフェの違いは、

  • ノンカフェイン=カフェインが全く含まれていない
  • カフェインレス=少しカフェインが含まれている
  • デカフェ=カフェインを取り除いたもの(わずかにカフェインが含まれる可能性あり)

す。

どれを選んでもカフェインの摂取は抑えられるため、試してみてください。

妊 活中のアルコールはほどほどに

妊活中の男性も女性も、アルコール摂取はNGではありませんが、飲むなら適量にとどめるのが良いでしょう。妊娠がわかるとアルコールはすぐに止めるべきなので、妊活中からノンアルコール飲料に代えておくのも良い方法です。アルコールの他にも、カフェインや糖質の多い飲み物には気をつけ、自分で作る野菜ジュースやルイボスティー、ノンカフェイン飲料を選べると良いですね。妊活中はアルコールを控えるとともに、葉酸の摂取も取り入れてみましょう。


【参考文献」

デンマーク「アルコール摂取と繁殖力の調査」

一般社団法人日本生殖医学会「生殖医療 Q&A」

日本産婦人科医会「タイミング」

e‐ヘルスネット「健康日本21(第二次)におけるアルコール対策」

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