
更新日:2025/9/9
男性の不妊治療って何するの?原因別の治療法や検査、費用まで気になる中身を徹底解説

「男性の不妊治療ではどんなことをするの?」と漠然とした疑問を持つ方は多いはず。どんな検査や治療をするのか、いくらお金が必要かなど気になることは尽きません。
この記事では、男性の不妊治療でよくある疑問について網羅的に解説しています。
「受診する前にどんな治療があるのか知っておきたい」という方は、具体的な治療法とともに今からできる体づくりをチェックして、ぜひこれからの妊活に役立ててくださいね。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmitas for men監修・男性不妊専門医】泌尿器と男性不妊のクリニック院長 寺井一隆先生
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本生殖医学会専門医・指導医
大学病院で泌尿器全般の治療、泌尿器がんの専門治療などと合わせて、男性不妊治療を専門にしてきた。
2022年開業の同クリニックでも、泌尿器の様々な悩みに応えるのはもちろん、専門医師の少ない男性不妊治療に力を入れている。
男性の不妊検査にはどんなものがある?
男性の不妊検査には、大まかに下記の4つが挙げられます。
- 精液検査
- 触診、超音波(エコー)検査
- 血液検査
- その他の特殊な検査
まずは、それぞれの検査について詳しく見ていきましょう。
参考:厚生労働省|仕事と不妊治療の両立支援のために
参考図書:児島孝久ら『不妊治療ここが知りたいA to Z』社団法人農山漁村文化協会, 1998年
精液検査
精液検査では、精子の数や健康状態を調べます。
具体的な検査項目は下記の通りです。
- 精液の量
- 精子の数(1mlあたり)
- 運動している精子の割合(1mlあたり)
- 奇形の精子の割合(1mlあたり)
検査の結果、
- 精子の数が極端に少ない
- 精子が全く確認できない
- 活動している精子が少ない
- 精子はいるが死んでいる
などが判明した場合、症状にあった治療が行われます。
男性の精液はその時の体調やメンタルの状態などに左右されやすいため、何度か検査を行うことも珍しくありません。
また、精液の採取は病院でできる場合もあれば、自宅で採取したものを持参する場合もあり、病院によってまちまちです。
精液検査については、こちらのコラムでさらに詳しく解説しています。
血液検査
精液検査の結果により血液検査を行うことがあります。
主な検査目的は下記の2つです。
- ホルモン分泌の状態を調べる
- 染色体異常がないかどうか調べる
血液中の男性ホルモン(テストステロン)や黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)などの分泌を調べることで、異常の原因を推測し治療に役立てます。
また、精液の中に精子がまったく見られない場合などは、クラインフェルター症候群などの先天性疾患の可能性があります。これは染色体の検査を行うことで確認できます。
触診、超音波(エコー)検査
精液検査で異常が見られた場合、触診やエコーの検査が行われます。
主に、
- 睾丸の状態(大きさ、形、位置)
- 陰嚢
- 精巣
- 精索
などを確認する検査で、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)などの発見に有益であるとされています。
精索静脈瘤とは、精巣から出る静脈の血液の流れが悪く精子に悪影響を及ぼす疾患で、手術によって男性機能が改善する可能性が高いといわれています。
立ってズボンを脱いでくださいといわれて睾丸を触られると、わかっていてもやはり驚いてしまいますよね。
しかし不妊治療のための大切な検査なので、あまり気にせずリラックスして受けてくださいね。
その他の特殊な検査
各種検査の結果、より詳細な検査を行うなどの場合に実施されます。
代表的な検査と概要はこちら。
検査名 | 目的 | 方法 |
---|---|---|
精巣生検 | 精巣内で精子がきちんと作られているかを調べる | 陰嚢の皮膚を一部切開し、精巣の組織を採取する |
精管精嚢造営検査 | 精子が体外に排出されるまでの経路に異常がないか調べる | 陰嚢を切開、精管を取り出して造影剤を注入。レントゲン撮影することで精管-精嚢-精巣上体までの間に詰まりなどがないか確認する |
ハムスターテスト | 採取した精子が卵子と受精する能力があるかどうかを調べる | 適切に処理したハムスターの卵子と採取した精子を一緒にし、受精した割合を調べる |
※検査の名称は病院によって異なる場合があります
上記の他にも状況に応じて適宜検査が行われるので、医師に確認するといいでしょう。
また、検査によっては限られた医療機関でしか受けられないものもあります。
【原因別】男性不妊の治療法
次に、男性不妊の治療法を原因別に紹介します。
男性不妊の主な原因は下記の5つ。
- 精子がうまく作れないケース(造精機能障害)
- 射精や勃起ができないケース(性機能障害)
- 精子を外に出せないケース(精路通過障害)
- 加齢が原因と考えられるケース
- 原因不明のケース
順番に確認していきましょう。
参考:一般社団法人日本生殖医学会|不妊症の原因にはどういうものがありますか?
参考図書:児島孝久ら『不妊治療ここが知りたいA to Z』社団法人農山漁村文化協会, 1998年
1. 精子がうまく作れないケース(造精機能障害)
造精機能障害は、男性不妊の原因で最も多いといわれています。
◆造精機能障害の症状
- 精子の数が少ない
- 活動的な精子が少ない
- 奇形の精子が多い
しかし、なぜ精子がうまく作られないのかは、はっきりしないケースが多いのが現状です。
また、クラインフェルター症候群のように、染色体異常により生まれつき精子を作れない場合もあります。
◆造精機能障害の治療法
- 薬の服用
- 精索静脈瘤の手術
薬の服用ではホルモン剤やビタミン剤、漢方薬などが処方されますが、検査結果によっては薬剤を服用しても効果が期待できないこともあります。そのため、薬を服用しながら人工授精なども行うことが多いようです。
また、精索静脈瘤では、外科的な処置で精液の状態が改善する場合があります。
2. 射精や勃起ができないケース(性機能障害)
性機能障害はいわゆるED(勃起不全/勃起障害)と呼ばれるもの。心因性のもの(心因性ED)と、身体に異常があるもの(器質性ED)に分類されます。
◆心因性EDの治療法
- カウンセリング
- 薬剤の服用
心因性のEDは、強いストレスや過労、精神的ショックなどが原因であるといわれていますが、不妊治療そのものがプレッシャーとなって引き起こされる場合もあります。
性行為に不安がある、パートナーとの関係がよくない場合などは、薬剤の使用や夫婦での話し合いで改善が見込めることも。
しかし、極度の疲労やプレッシャー、過去のトラウマ、パートナーとの相性が合わないなどの場合は、カウンセリングなどの心理学的なアプローチが必要になるケースもあります。
また、EDはうつ病と関係があり、EDからうつ病を発症することもあるため注意が必要です。
◆器質性EDの治療法
器質性EDは、逆行性射精と脊髄損傷に分けられます。
【逆行性射精の治療法】
- 薬剤の服用
- 外科的処置
逆行性射精は、精液が膀胱に逆流してしまう疾患です。
膀胱に逆流した精液を回収し、そこで得た精子を人工授精や顕微授精に活用するケースが多いようです。
【脊髄損傷の治療法】
- 薬剤の服用
- 補助器具の使用
- 外科手術
脊髄損傷では、過去に受けた手術や交通事故の影響で関係する神経系が傷ついてしまい、まったく勃起しない、射精ができないなどの症状が現れ、症状によって対応は異なります。
また、脊髄損傷していても適切な治療やパートナーの協力、医療技術の活用などで妊娠できる可能性があります。
3. 精子を外に出せないケース(精路通過障害)
精路通過障害は、精子は作られているものの、精子が移動する通路に異常があるパターンです。
◆精路通過障害の主な原因
- 生まれつき精管に異常がある
- 鼠径(そけい)ヘルニアなどの手術の影響
- 精巣上体炎の後遺症
精子が通る通路に異常があると考えられる場合、精管への造影検査を行い閉塞部分を確認します。
◆精路通過障害の治療法
- 外科手術
- 精子を直接採取
手術で対応可能な場合もありますが、精巣機能の残存度合いによっては医師の判断で行われないことも。
手術で対処できないケースでは精巣などから直接精子を採取し、人工受精や顕微授精に活用します。
4. 加齢が原因と考えられるケース
EDや不妊につながる疾患がなくても、年齢が高いことが不妊の原因になることも。
男性の精巣機能は年齢を重ねてもなくなることはありませんが、機能は少しずつ衰えていきます。
◆加齢による生殖機能への影響
- 精液量の減少
- 運動する精子の減少
- 奇形精子の増加
これにより、体外受精や顕微授精の成功率が低下する傾向があるとされています。
また、マウスでの研究ですが、高齢マウスの精巣上体(精子を貯蔵しておく器官)にある精子には、下記の特徴が見られました。
- 総細胞数の減少
- 形態や構造の異常
- 運動性の低下
- DNAの損傷
- 受精率と発育率の低下
加齢による体の老化は精子の質に影響を与え、不妊の原因になり得ることが予想されます。
さらに、高齢男性のパートナーもまた年齢を重ねている場合が多く、このことも不妊の原因の1つです。
◆年齢が高い男性に行われる治療
- ビタミン剤や漢方などの服用
- 薬剤の使用
- 精子の凍結保存
- 生活習慣の改善
精子の凍結保存は、質の良い精子を将来の体外受精や顕微授精のために凍結保存しておく技術です。
凍結した精子であっても通常の精子のように問題なく受精でき、胎児や赤ちゃんに影響が出ることもないといわれています。
今からできる生活習慣の改善については、こちらで詳しく紹介しています。
参考:一般社団法人日本生殖医学会|男性の加齢は不妊症・流産にどんな影響を与えるのですか?
妊娠と年齢の関係に関するトピックは下記のコラムがおすすめです。
5.その他、原因がはっきりしないケース
上記のいずれにも当てはまらない、原因不明のケースがあります。
つまり、精液所見などで異常がなく、EDの傾向もない、年齢が高くないにもかかわらず妊娠しないというパターンです。
◆推測される主な要因
- タイミングが適切にとれていない
- 生活習慣の乱れなどで精子の質が低い
- 精子の受精能力が低い
- 女性側に問題がある
カフェインの過剰摂取や過度の飲酒、喫煙は、妊娠能力に影響を及ぼします。
また、仕事のストレスや運動不足、暴飲暴食も精子の質を低下させる要因となり得るため、生活習慣の改善が必要です。
今からできる妊活習慣はこちらからチェックできますよ。
また、精液検査で異常がなくても、そもそも精子に受精能力がなく妊娠できないケースもあります。
精子の受精能力はハムスター検査という特殊な検査で調べられますが、実施できる医療機関は多くありません。
そのほか、実は女性側に見落とされていた問題があったという場合もあります。
しかし一部では、男女ともに異常が見つからずまったく原因がわからない例も。
この場合、現代の医療技術では異常を発見できていない可能性があります。
男性不妊の原因については、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
いまさら聞けない男性の不妊治療に関するQ&A
ここでは、男性の不妊治療で気になるQ&Aをまとめました。
「不妊治療の初歩的なことが知りたい」「こんなこと聞いていいのかな」と感じる男性は多いはず。
些細な疑問でも事前に解消しておくと、不妊治療のハードルがぐっと下がりますよ。
そもそも何科にいくべき?
男性の不妊治療では、不妊治療専門の産婦人科または泌尿器科を受診しましょう。
病院によってスタイルはさまざまですが、男性の不妊治療は下記のようなパターンに分けられます。
- 産婦人科と泌尿器科が連携し不妊治療を行う
- 泌尿器科はないが、婦人科のみで男性を含めた不妊治療を行う
- 男性の不妊治療はできないが、病院を紹介できる
総合病院、個人経営の病院、不妊治療専門のクリニックでは、それぞれ扱う検査や治療が異なるため、事前に電話で確認するといいでしょう。
治療するとしたら通院頻度はどれくらい?
男性の不妊治療は仕事との両立が気になるところですよね。
不妊治療は女性の排卵周期に合わせて行い、個人差は大きいですが、おおまかに1ヶ月の間に半日〜1日程度の通院になるでしょう。
ただし、一般不妊治療と生殖補助医療によっても頻度は違うことや、ご夫婦の状況、体調、医師の判断などによって変動することに注意してください。
★一般不妊治療と生殖補助医療の違いはこちらからチェック!
また、女性の排卵周期が安定しているか、精子が上手くとれそうかなども考慮しておく必要があります。
パートナーの治療や検査結果の説明へ付き添うケースもあり、男性自身の不妊治療以外にも、頻繁に病院に出向くことがある場合もあります。
男性の不妊治療の費用はいくらぐらい?
不妊治療にかかる費用は、病院の方針によって大きく異なります。
ここでは男性の不妊治療4項目にフォーカスし、都市圏のクリニックの費用感を表にまとめました。
項目 | 産婦人科 | 不妊治療院 | 男性不妊治療専門院 |
---|---|---|---|
精液検査 | 5,000円程度(自費) | ・300円程度(保険・月1回目) ・1,500円程度(自費・月2回目以降) | 7,000円程度(自費) |
ED治療薬 | 2,000円程度(自費・種類や量による) | 80〜2,000円程度(自費・種類や量による) | 1錠あたり500円程度(保険) |
TESE | ・400,000円程度(自費) ・65,000円程度(保険) | 60,000円程度(保険) | 150,000円程度(保険) ※精子が採取された場合は別途料金が必要 |
精索静脈瘤手術 | 250,000円程度(自費) | ・80,000円程度(保険・両側) ・40,000円程度(保険・片側) | 150,000円程度(保険) |
※保険適用はすべて3割負担の場合の金額
こちらはあくまで一例ですが、かかる費用は自費か保険適用かで大きく変化することがわかります。
また、病院によっては男性不妊検査の基本プランやセットコースなどを設けていることも。
例:精液検査+血液検査+抗体検査を行うプランで45,000円など
受診する前に、どのような検査や治療ができるのか、どこまで保険が使えるのかを事前に確認しておくといいでしょう。
このほか、初診料や再診料、精液を採取する際に使用するメンズルームの使用料などがかかることもあります。
男性の不妊治療は保険適用される?
2022年(令和4年)4月以降、男女ともに不妊治療の保険適用範囲が大幅に拡大されました。
男性の不妊治療では、精巣から精子を直接取り出す手術(いわゆるTESE)等も保険が使えるようになったため、男性不妊で悩むカップルには希望の光といえるでしょう。
改訂された不妊治療の保険適用範囲は下記の通りです。
一般不妊治療 | 生殖補助医療 |
---|---|
・タイミング法 ・人工授精 | ・体外受精 ・顕微授精 ・男性不妊の手術 |
一部の先進医療(保険適用されない先進的な医療技術)については、通常の診療(治療や検査、薬剤など)と共通する部分は保険適用がなされます。
また、保険適用になるかどうかは下記についても事前に確認しておきましょう。
- 年齢や回数などの条件
- 希望する治療が病院で保険診療として扱われるか
保険が適用されるかは各病院によって対応が異なります。診療内容や保険適用範囲の詳細は病院に問い合わせてみましょう。
参考:厚生労働省|不妊治療に関する支援について、令和5年4月1日時点版
厚生労働省|令和4年4月から、 不妊治療が保険適用されています。
不妊治療全体の保険適用の詳細については、こちらのコラムが参考になりますよ。
赤ちゃんを授かるために不妊治療以外にもできることはある?
赤ちゃんを授かるためには、基本的な生活習慣を整えることも大切です。
「もともとの体質だから仕方ない」「不妊治療だけしていればいい」という考え方では妊娠は遠のいてしまいます。乱れた生活習慣では現状を悪化させる可能性があるからです。
これからやってくる妊娠・出産・産後は、さらなる正しい生活習慣が求められる時期。今から練習と思って、ぜひパートナーと一緒に取り組んでくださいね。
良質な睡眠をしっかりとる
睡眠時間や睡眠の質は、精液の質に影響を与えることがわかっています。妊活中の男性は、8時間程度の良質な睡眠を取るのが理想です。
中国で行われた研究では、下記のような結果が報告されています。
◆1日の睡眠時間と精子量の関係
睡眠時間が8~8.5時間の男性を基準としたとき、
- 睡眠時間が6時間未満の男性は、精子量が12%低かった
- 睡眠時間が9時間より多い男性は、精子量が3.9%低かった
◆睡眠の質と総精子数、総運動率、精子運動率の関係
睡眠の質が高いと判定された男性と比較したとき、睡眠の質が低いと判定された男性は、
- 総精子数が8.0%低下した
- 総運動率が3.9%低下した
- 精子運動率が4.0%低下した
もちろん個人差もありますが、睡眠不足や質の低い睡眠は精液の質に悪影響をもたらす可能性があるといえるでしょう。
妊活と睡眠時間の関係は、こちらのコラムで詳しく紹介していますよ。
バランスのいい食事をとる
栄養バランスのいい食事は精子の質の向上に役立ちます。
◆バランスを意識した食事が妊活にもたらす効果
- 肥満や痩せの回避
- 妊活に必要な栄養素を摂取できる
太り過ぎや栄養不足はいずれも精子の質を低下させ、不妊に繋がります。
また、バランスの良い食事を意識すると、男性妊活で積極的に摂取したい栄養素が自然にカバーできるのもうれしいポイントです。
男性妊活で意識して摂りたい主な栄養素はこちら。
栄養素 | 効果 |
---|---|
亜鉛 | ・精子の質の改善 ・男性機能の向上 |
葉酸 | ・精子の質の改善 |
ビタミンE | ・抗酸化作用による精子の質低下の予防 ・血流の促進 |
ビタミンC | ・抗酸化作用による精子の質低下の予防 |
コエンザイムQ10 | ・精子の形態異常の改善 ・精液の改善 |
マカ | ・EDの改善 ・疲労回復 |
男性妊活におすすめの食べ物や栄養素については、こちらのコラムで詳しく紹介しています。
男性向け妊活サプリを活用する
男性妊活のサポーターとして、妊活用サプリを取り入れるのも賢い方法です。
前項で紹介したように、妊活に必要な栄養にはさまざまなものがありますが、毎日の食事できっちり摂取するのは難しいですよね。
サプリメントなら足りない栄養を手軽に補うことができるので、働き盛りの男性にぴったり。
数ある妊活サプリの中で特におすすめなのは、男性妊活の専門医が監修した「mitas for men」です。
男性妊活の栄養サポートには「mitas for men」
男性のために作られた妊活サプリ「mitas for men」の魅力は下記の3つ。
- 男性妊活に必要な栄養素がぎっしり
- 疲労・ストレス対策成分も
- パートナーと一緒にお得に始められる
mitas for menは、男性不妊専門クリニックの院長監修のもと、男性の妊活に必須の栄養素がオールインワン!
先ほど紹介した亜鉛、マカ、葉酸が妊活に欠かせない男性の活力や、コンディションをサポートします。
また、ビタミンC・EやコエンザイムQ10などの抗酸化作用をもつ栄養素も配合しているので、毎日のタバコやお酒、疲労による酸化ストレス対策にも役立ちますよ。
そして、mitas for menの大きな特徴の1つである「カップルセット」も見逃せません。
不妊治療を含めた妊活はひとりでするものではなく、パートナーと二人三脚で取り組むのが大前提。そのためmitasシリーズでは、2人で協力して妊活に臨めるようにカップルセットをご用意しています。
女性向け妊活サプリ「mitas」は、葉酸やビタミンDなどの妊活成分とともに、温活を叶える和漢素材を配合。
全国のドラッグストアで話題となり、スギ薬局で一番売れている妊活サプリにも輝いています!
※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績
mitasのカップルセットがおすすめの理由は、女性だけがmitasを飲んでいたカップルよりも、カップルセットを飲んでいたカップルのほうが妊婦さん向けサプリにステップアップした割合が多いというデータから!
※2023年4月の調査結果(自社調べ)
それぞれ単品で購入するよりも1000円オフで始められるのも、嬉しいポイントです。
不妊治療を考え始めたら、まずは体づくりの第一歩としてmitasのカップルセットを始めてみませんか?
パートナーと2人で、同じ目標に向かってスタートしましょう!
下半身を適度に冷やす
大切な精子を守るために、下半身を適度に冷やしましょう。精子は高温や低温に弱く、周囲の温度が精子の運動性や生存率に影響します。
ここでいう高温とは、人肌である37℃前後も範囲に含まれる点に注意してください。
実は人間をはじめとする哺乳類は、精子が入っている陰嚢を体外に出すことで、精子が適度に冷やされるようにしているのです。
実際に精子と温度の関係を調べた研究では、下記のような結果が報告されています。
条件:精子を4℃、20℃、37℃で保管し、運動性などを調べた。
- 37℃で保管した精子は、運動性と生存率が低下した
- 4℃で保管した精子は、運動性が著しく低下した
- 20℃で保管した場合、精子の運動性は無視できる程度の低下であった
上記以外にも精子に関する複数の研究があり、精子の最適温度は20〜25℃程度であるとされています。
つまり、サウナや長風呂などで下半身を温めすぎたり、水風呂や外気浴などで冷やしすぎたりすると、精子の悪影響が出てしまうということ。
妊活の成功率をアップさせるためには、下半身を適度に冷やすのが大切といえるでしょう。
禁煙、禁酒する
禁煙、禁酒は妊活の第一歩といわれるくらい重要です。
◆タバコによる妊活への影響
男性の喫煙は、次のような症状が発生しやすく、精液の質を低下させてしまいます。
- 精子数が減少する
- 精子の運動性能が低下する
- 奇形の精子が増える
このほか、喫煙はED(勃起障害)を誘発する大きな原因になるうえに、男女どちらかでも喫煙している場合、妊娠に至るまでの時間が長くなることがわかっています。
妊活したいと思ったらすぐに禁煙しましょう。
◆お酒による妊活への影響
過度のアルコール摂取は、過去の研究から精液の質の低下や遺伝子の変異を引き起こすことがわかっています。
- 精子濃度の低下
- 精液量の変化
- 奇形精子の増加
- 精子が持つDNAの変化
これらにより、子どもの先天性疾患などを引き起こす可能性が指摘されています。
適度な飲酒はストレス軽減に役立ちますが、やはり飲みすぎはよくありません。
妊活を意識し始めたらパートナーと一緒に禁酒を心がけましょう。
参考:
厚生労働省|女性の喫煙・受動喫煙の状況と、妊娠出産などへの影響
ストレスフリーで過ごす
意外と軽視されがちですが、妊活にはストレスを溜めないことも大切です。
男性の場合、心身のストレスが溜まると射精や勃起ができない性機能障害を引き起こす可能性があります。
また、自分がイライラしているとパートナーにもイライラが伝染して雰囲気が悪くなり、タイミングをとるどころではなくなってしまうことも。
男性だけでなく、女性のストレスはホルモンバランスを乱し、妊娠しにくい状態になることもあるため注意が必要です。
ストレスフリーに過ごすために、例えばこんな対応はいかがでしょうか。
- 妊活のことで悩みがあるなら、パートナーや医師、家族に相談してみる
- 仕事が上手くいかないなら、休日に体を動かしてリフレッシュしてみる
- 漠然とした不安があるなら、座禅やマインドフルネスをやってみる
- 好きなことができずにイライラするなら、思い切って休みを取ってみる
- 毎日嫌なことが多いなら、パートナーとハグしたり楽しい話を聞いたりしてみる
日頃からストレスを溜めない工夫をし、できるだけリラックスして過ごすことが妊活成功のポイントですよ。
二人でできる妊活については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
男性の不妊治療はひとりで焦らずパートナーと協力を
男性の不妊治療では、原因によってさまざまな治療法があります。
「なかなか妊娠できない」と悩んでいるなら、まずはパートナーと相談して検査を受けてみるのも良いでしょう。
とはいえ、男性不妊は複数の要因が絡み合っており、原因がわからないことも多々あります。
不妊治療で大切なのは、ひとりで悩まないこと。
妊活はひとりではできません。悩むときは、必ずパートナーと一緒に悩んでくださいね。
不妊治療を考えるとともに体を整えるなら、パートナーと一緒に妊活を始められるmitasシリーズの「カップルセット」がおすすめです。
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