更新日:2024/11/28
子供が出来ない夫婦の特徴や原因は?今できることと知っておきたい不妊治療の知識
「なぜ妊娠できないの?」「原因は私?旦那?」
想像していたよりも妊娠できない期間が長くなると「なにか原因があるのでは?」と考えますよね。
妊娠しにくい原因は、男女ともに考えられます。また、当たり前と思っている二人の生活が妊娠しにくい体を作っている可能性もあります。
今回は、子供が出来ない夫婦の特徴や原因、これから妊娠に向けてできることを紹介します。
この記事に登場する専門家
mina
産後に体調を崩した経験から、身体をつくる食事や栄養素について知識を深める。食でのインナーケア・肌のスキンケア・香りのアロマケアで、トータルバランスを整えるケアサポート強みとするライター。
<保有資格>
食生活アドバイザー2級・サプリメント管理士認定講座 終了証取得など
子供が出来ない夫婦の特徴
妊活を続けているのになかなか妊娠ができない場合、いくつかの不妊の原因が考えられます。女性と男性それぞれに当てはまるかチェックしてみてください。
女性の特徴
女性の妊娠しにくい原因として挙げられる特徴はこちらです。
- 年齢が35歳を過ぎている
- 月経異常がある
- 子宮内膜症の疑いがある
- 性感染症にかかっている(または既往歴あり)
一般的に高齢出産と呼ばれる年齢は35歳以上です。35歳を過ぎると自然妊娠できる確率が下がります。
<30代の妊娠確率:健康な男女が排卵日近くで性交渉をした場合>
- 30~34歳 25~30%
- 35~39歳 18%
30代前半と比べ、35歳を過ぎるとガクッと妊娠確率が下がります。35歳を境に卵子の質が低下するからです。そのため、妊娠確率の高い排卵日付近で性交渉をしても妊娠しにくいケースが増えます。
また、生理が決まったタイミングでこなかったり、生理期間が長いなどの月経異常がある場合、妊娠しにくい原因になることもあります。
生理不順だと排卵日を把握することが難しいので、妊娠しやすいタイミングを逃している可能性も。
生理不順で妊娠を望んでいる場合、一度クリニックなどで診察してもらうことをおすすめします。
また、子宮内膜症や子宮筋腫など女性特有の病気が不妊の原因になっているかもしれません。子宮内膜症は20〜30代の女性が発症しやすい病気です。
そして、自分でも気づきにくい性感染症(性病)にかかっている場合もあります。特に妊娠に影響のある性病は、クラミジアです。
感染者の約8割に自覚症状がないクラミジアは、性交渉により感染します。妊娠しにくくなるリスクだけでなく、出産時に母子感染する恐れもあります。
おりものが増えたり下腹部痛があったりする場合は、注意が必要です。性感染症が疑われる場合は、自分一人ではなくパートナーと一緒に検査しましょう。
男性の特徴
男性の妊娠しにくい原因として挙げられる特徴はこちらです。
- 年齢が35歳を過ぎている
- 肥満気味
- 喫煙している
意外と知られていないのが、男性の不妊原因です。
まず、女性と同じく35歳を過ぎると妊娠しにくくなります。女性と違うのは、妊娠率がガクッと下がるのではなく、ゆるやかに低下していくことです。年齢を重ねるごとに精子量や濃度、運動量が低下します。
肥満度を計測する指標として使われるBMI数値では、数値が高くなるごとに精子の数が減少することが分かっています。
毎日の生活習慣が大きく関係する肥満は、バランスの偏った食事が原因のひとつ。忙しい毎日でも、妊娠しやすい体を作るために必要な栄養素は摂り入れたいですよね。
そんな人は、1日2粒で妊活に嬉しい成分を補給できる男性専用の妊活サプリメントもぜひチェックしてみてくださいね!
妊娠しにくい男性の特徴として、喫煙も挙げられます。タバコを吸うと、ニコチンの働きにより血管が収縮しやすくなり、血流に影響を与えます。
すると、十分な血液が体内に巡らないことで、勃起障害や精子数を低下させてしまいます。喫煙が妊娠に悪影響であることは明らかなので、妊娠を望むなら禁煙を考えましょう。
妊活における男性のNG行動についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
妊活で男性がやるべきこと10選!精子の質を下げるNG行動もあわせて解説
本記事では、妊活で男性がやるべきことを10選にして紹介します。妊活前には夫婦でよく話し合い、風疹の抗体検査や精液検査を受けましょう。妊活中は、禁煙や禁酒などを徹底して生活習慣を見直すことが大切です。精子の質が落ちるNG行動や男性にとっても妊活が大切な理由も合わせて解説するので、これから赤ちゃんを迎えるためにも本記事を役立ててみてください。
子供が出来ない夫婦に共通する原因
一緒に生活している夫婦は、なかなか妊娠につながらない共通する原因が生活の中にあるかもしれません。当たり前となっている習慣が原因になっていないか確認してみてください。
生活習慣が乱れている
生活リズムが乱れていると、いつの間にか体が妊娠しにくい状態になっている可能性があります。例えば次のような習慣に心当たりはありませんか?
- 栄養バランスの偏った食事が多い
- 食事から就寝までの時間が短い
- 睡眠時間が少ない
夫婦二人とも仕事をしている場合、食事の支度が難しい日もありますよね。外食やお惣菜など出来合いの食事が中心となっていませんか?
どうしてもお惣菜やお弁当は味付けが濃く、食べたいものだけを選んで買ってしまうので、偏食になっている場合もあります。
妊娠しやすい体を作るには、まず十分な栄養素を摂り入れることが大切です。そんなご夫婦は、妊娠を望む二人がそれぞれに必要な栄養素がしっかり摂れるサプリメントをぜひ活用してみてください。
食事と同じくらい、健康な体を作る上で重要なのが睡眠です。毎日最低でも6時間以上は睡眠時間を確保しましょう。
就寝中は成長ホルモンが分泌される時間です。卵子や精子の成長に必要なホルモンなので、十分な睡眠時間をとってください。
また、夕食から就寝までは3時間を目安に空けることも大切です。食べてすぐ寝ると肥満の原因になりますよ。
喫煙やアルコールを過剰に摂っている
喫煙やアルコールの習慣は、妊娠を妨げる大きな原因となりえます。
男性の喫煙によるリスクは冒頭で紹介しましたが、女性の喫煙は卵巣の機能低下や卵子の老化を招きます。また、受精卵が着床する子宮内膜が薄くなることで、着床しづらい状態も作ってしまいます。
さらに、過剰な量のアルコールも不妊の原因のひとつ。
女性の場合は生理周期が乱れ、排卵日の特定が難しくなることもあります。また、アルコールの摂取量が増えると流産率が増加することが分かっています。
男性の場合は、アルコールの摂取により体温が上昇することが不妊に繋がることも。体温が上がることで、精子を作る精巣の温度も上昇します。精子は温度が低い方が作られやすいので、お酒の飲みすぎには注意が必要です。
過剰な量のアルコールは性欲の低下にも繋がるので、妊活中は適度な飲酒量を心がけましょう。
妊活中のアルコールの摂取について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
[助産師がお答えします!]妊活中のアルコールは大丈夫?注意したい飲み物とおすすめの飲み物
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性感染症の既往歴がある
今までの性感染症の病歴が妊娠に影響している可能性があります。
- 女性…クラミジア感染症
- 男性…淋菌、クラミジア感染症
女性のクラミジア感染症は、主に膣から菌が侵入し体の奥へと進行します。卵巣や卵管の炎症、卵管障害などを起こし、不妊の原因となります。
男性の性感染症による影響は、尿道炎から始まります。治療せず尿道炎を放置すると、精子の通り道を塞ぐ精巣上体炎を発症します。精液の中に精子が存在しない無精子症となり、不妊の原因となります。
そもそも不妊とは?
日本産婦人科学会によると、夫婦ともに健康で1年以上自然妊娠ができない状態が不妊であるとされています。
不妊の原因は男女どちらか、もしくは両方に何らかの原因があるケースもありますが、原因不明であることもあります。
もしあなたが1年以上妊娠が出来ていないなら、次で紹介する”今からできること”を参考にしてみてください。
妊娠するために今から夫婦でできること
妊娠するには二人の力が必要です。一方だけが体調を整え妊娠に向けて動くのではなく、二人で足並みをそろえて妊活を行いましょう。
ただ、男性が妊活に前向きでないというケースも少なくありません。そのような場合にもおすすめの手軽な妊活アイテムがあるので、ぜひチェックしてみてください。
二人で妊活を行う
2人で妊娠に近づくための習慣を共有しましょう。例えば次のような習慣です。
- 彩の良い食事を摂る
- ジムやウォーキングで一緒に運動する
- 共通の趣味でストレス発散
毎日の食事で、どの栄養素をどのくらい摂るか計算して調理することは難しいですよね。
バランスのとれた食事を手軽に摂るポイントは、色です。できるだけ食卓に並ぶ色を多くしましょう。
カラフルな食材には、ポリフェノールやカロテノイドなど体をサポートする重要な栄養素が豊富です。赤、黄色、緑だけでなく紫(なすや紫玉ねぎ)や黒(黒ゴマや海苔)の食材も取り入れてくださいね。
また、体重管理も妊娠率に関係します。外に出て動くことはストレスの発散にもなるので、休みの日はジムに行ったり、買い物は歩いて行ったりなど、ちょっとした運動から始めてみてください。
二人で体調を整えるならそれぞれに合った妊活サプリを
妊娠するには、男女それぞれが必要な栄養素を摂り体調を整えることが必要です。
女性は葉酸や鉄分、男性は亜鉛やビタミンを積極的に摂り入れ、妊娠しやすい体を作りましょう。
それぞれに必要な栄養素を手軽に補うなら、妊活サプリmitasの「カップルセット」がおすすめです。
mitasシリーズのカップルセットは、女性の妊活をサポートする栄養素や和漢素材が摂れる「mitas」と、男性の妊活に特化した栄養素がギュッと詰まった「mitas for men」の2つがセットになっています。
女性向けのmitasは血液を作る材料や、巡りをサポートする成分を数多く含みます。体内の巡りを良くすることで、赤ちゃんを迎えるための体づくりを目指せます。
男性向けのmitas for menは、精子の材料となる亜鉛や精力を高めるマカ、豊富な抗酸化成分を含みます。
どちらも不妊症専門医の監修・推奨がされている、「なかなか妊娠できない…」という夫婦にぴったりのサプリメントです。
さらに、カップルセットを飲んでいた夫婦は、mitasを単体で飲んでいた女性よりも、同シリーズの妊婦さん向けサプリに移行した割合が1.3倍も高いというデータも!
※2023年4月の調査結果(自社調べ)
夫婦で始める妊活はmitasのカップルセットから!手軽に飲めるカップルセットが、二人の妊活習慣をサポートします。
不妊検査を受ける
妊娠できない期間が長いなら、一度不妊検査を行ってみることも選択肢のひとつです。不妊検査は男女それぞれで検査内容が異なり、妊娠しにくい原因を見つけられるかもしれません。
<女性の検査内容>
- 経腟超音波検査
- 子宮卵管造影検査
- 血液検査
<男性の検査内容>
- 精液検査
- 泌尿器科的検査
女性の検査では、子宮の形や卵管の閉塞の有無などを確認します。場合によってはより精密な検査として、MRI検査を行う場合もあります。
男性の精液検査では、精子量や質などを確認します。また、泌尿器科的検査では、精巣の診察や採血により詳しく原因の特定を行います。
漠然とした不安を抱えて過ごすよりも、原因を知ることで妊娠までの道のりが明確になります。原因を突き止めることに前向きになれない夫婦もいるかもしれませんが、まずは二人で話し合うところから始めてみてください。
体外受精を含む不妊治療を検討する
「検査後に不妊の原因が明らかになったらその次はどうするの?」と、不妊検査後の流れについてよく知らない方も多いと思います。
子供を授かる方法として、不妊治療の開始を検討できます。
<不妊治療の内容>
- タイミング法
- 排卵誘発法
- 内視鏡手術
- 人工授精
- 生殖補助医療(体外受精、顕微授精)
不妊治療を行ったからといって、確実に妊娠ができる訳ではありません。
ただ、妊娠は年齢を重ねるごとにリスクが増え、妊娠や出産が難しくなります。そのため、少しでも早く不妊治療を始めることで妊娠できる可能性を高めることに繋がります。
不妊治療や費用について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
不妊治療の保険適用の条件は?年齢や回数から気になる費用までわかりやすく解説
不妊治療の保険適用を受けるための年齢や回数には条件があるため、事前にチェックして治療を始めるタイミングを考えることは大切です。本記事では、不妊治療の保険適用の条件や治療費、あらかじめ知っておくとお得になることもあわせて紹介するので、不妊治療の費用が心配な方は参考にしてください。
思い当たる原因を改善して夫婦で妊娠に近づく行動を
今までの生活を振り返ってみて、いかがでしたか?当たり前に行ってきた習慣が、妊娠を遠ざけていた可能性はありませんか?
食事のバランスを見直したり、睡眠時間を優先的に確保したりすることは、今日からでも始められます。
もし生活習慣を整えても妊娠ができないなら、不妊検査を検討することも頭の片隅に入れておいてください。原因を知ることで遠回りせずに、妊娠に向けて動き出せるかもしれませんよ。
今できることは、二人で生活リズムを整えて妊娠しやすい体を作ることです。mitasシリーズのカップルセットで、お互いに妊娠へ向け足並みをそろえていきましょう。
一緒に始めるからこそ、気持ちも共有することができます。手軽に始められる妊活アイテムとして、ぜひ今から取り入れてみてくださいね。
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