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更新日:2026/10/28

基礎体温が低いままでも妊娠出来た人はいる?上がらない原因や対処法を解説

基礎体温が低いままでも妊娠出来た人はいる?上がらない原因や対処法を解説
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「もうすぐ生理予定日なのに基礎体温が上がらない」「基礎体温が低いままだと妊娠していないの?」と、不安に感じていませんか?

一般的に、妊娠すると基礎体温の高温期が続くといわれています。しかし、基礎体温が低いからといって、必ずしも妊娠していないとは限りません。

しかし基礎体温が上がらない原因には、不妊原因が隠れている可能性もあるため注意が必要です。

この記事では、基礎体温が低いままでも妊娠する可能性があるのか、体温が上がらない原因や対処法について不妊カウンセラーが解説します。

この記事に登場する専門家

薬剤師ライター/妊活カウンセラーさっちゃん

婦人科系製薬メーカー、調剤薬局、漢方薬局での勤務を経て、現在はフリーランス薬剤師として活動中。
オンライン服薬指導、婦人科領域の遠隔相談、医療ライター業に加え、自身の不妊・不育の経験を活かして妊活カウンセリングやセミナー講師としても活動。薬膳料理教室もオンラインで開催中。

基礎体温が低いままでも妊娠することはある?

基礎体温が低い=妊娠していないとは限らない

まずはじめに、基礎体温と妊娠の関係について解説します。

基礎体温が低い=妊娠していないとは限らない

妊娠していても、基礎体温が思うように上がらないケースはあります。

基礎体温は、睡眠時間や測定時刻、体調などの影響を受けやすく、正確に測定できていない可能性があるためです。

また、季節による変動や個人差もあり、もともと高温期の体温が低めの方もいます。さらに、排卵が予想より遅れている場合は、高温期に入るタイミングがずれることも考えられます。

妊娠の可能性を確認するには妊娠検査薬を

妊娠の可能性を確認するには妊娠検査薬を

妊娠しているかどうかを確認するには、基礎体温ではなく妊娠検査薬を使用しましょう。

基礎体温は排卵や妊娠の可能性を知る手がかりになりますが、妊娠の有無を確定することはできないためです。

一般的な市販の妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後から使用できます。妊娠すると分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを尿中から検出する仕組みです。

なお、妊娠検査薬は精度の高い検査方法ですが、妊娠の確定診断はできません。 陽性反応が出た場合は、産婦人科を受診して妊娠の状態を確認しましょう。

妊娠検査薬の使い方や使用時期については、次のコラムも読んでみてくださいね。

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基礎体温が低いままの原因

基礎体温が低いままの原因は正しく測定できていないなどある

一般的に、妊娠すると基礎体温が高い状態が続くとされているため、体温が低いままだと何がおこっているのか不安に感じる方もいるでしょう。

ここでは、基礎体温が低いままになる主な原因について詳しく解説します。

正しく測定できていない

基礎体温が低いままの場合、測定方法や測定するタイミングが影響している可能性があります。

基礎体温は、わずかな体温の変化を記録するため、測定条件によって数値にばらつきが生じやすいのが特徴です。

例えば、起床時間が日によって異なる、睡眠時間が短い、測定前に体を動かしてしまうといった場合は、正確な数値が得られないことがあります。

また、一般的な体温計では小さな変化を捉えにくいため、基礎体温の測定には小数点以下2桁まで測れる婦人体温計を使用しましょう。

できるだけ毎朝同じ時間に、目覚めたら体を動かさず、舌の裏側に体温計を当てて測定することが大切です。

正しい測り方についておさらいしたい人は、こちらをチェックしてくださいね。

普段から基礎体温が低め・季節によるもの

基礎体温が低いままの原因は普段から基礎体温が低め・季節によるもの

もともとの体温が低い方や、季節による影響で基礎体温が低めに推移する場合もあります。

基礎体温には個人差があり、高温期でも必ず37℃近くまで上がるわけではありません。もともと体温が低い方は、高温期でも36℃台前半など、比較的低い数値になることがあります。

また、冬場は室温や寝具などの影響で測定値が変動する場合もあります。

ただし、季節だけが原因で基礎体温が上がらなくなるとは限りません。体温の数値だけで判断するのではなく、低温期と高温期の差があるかを確認することが大切です。

排卵が起こっていない(無排卵)

基礎体温が低いまま続く場合は、排卵が起こっていない「無排卵」の可能性も考えられます。

通常、排卵後は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えることで基礎体温が上昇します。しかし、排卵が起こらない場合は黄体ホルモンが十分に分泌されず、高温期への移行がみられないことがあります。

無排卵でも生理のような出血が起こる場合があるため、出血があるからといって必ずしも排卵しているとは限りません。

無排卵の原因には、生活習慣やストレスのほか、ホルモン分泌に関わる病気などが隠れていることもあります。主な原因について、詳しくみていきましょう。

原因①ホルモンバランスの乱れ

ストレスでホルモンバランスが乱れると無排卵になることも

排卵には、脳と卵巣から分泌されるホルモンが深く関わっています。

しかし、強いストレスや睡眠不足、過度なダイエット、激しい運動などによってホルモン分泌が乱れると、排卵が遅れたり、起こらなくなったりすることがあります。

特に、急激な体重減少や極端な食事制限は、排卵に必要なホルモンの分泌を抑える原因になるため注意が必要です。

原因②無排卵になる病気が隠れている

排卵が起こらない背景には、婦人科や内分泌系の病気が関係している場合もあります。

代表的なものに、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があります。PCOSは排卵が起こりにくくなる病気で、生理不順や無排卵の原因となります。

詳しくは、こちらの記事で解説しています。

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また、甲状腺機能の異常や高プロラクチン血症なども、ホルモン分泌に影響して排卵障害を引き起こすことがあります。

黄体ホルモンの分泌・機能が十分でない

排卵が起こっていても、黄体ホルモンの分泌や働きが十分でない場合は、基礎体温が上がりにくくなることがあります。

排卵後に形成される黄体からは、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、基礎体温を上昇させるとともに、子宮内膜を妊娠に適した状態に整える働きをしています。

この働きが十分でない状態は「黄体機能不全」と呼ばれ、高温期が10日以下と短くなったり、低温期と高温期の体温差が0.3℃未満になったりする場合があります。

高温期が短い、体温の上昇がはっきりしないといった状態が続く場合は、婦人科で相談することをおすすめします。

黄体機能不全について詳しく解説している記事も、ぜひ参考にしてください。

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そもそも基礎体温とは?

妊娠の可能性を知る手がかりとなる基礎体温

妊娠の可能性を知る手がかりとなる基礎体温ですが、そもそもどのようなものなのか、何がわかるのか、詳しく知らない方もいるでしょう。

ここでは、基礎体温の基本的な仕組みについて詳しく解説します。

基礎体温からわかること

基礎体温を継続して記録することで、次のようなことがわかります。

  • 排卵の有無: 低温期と高温期が二相に分かれていれば、排卵が起こっている可能性が高い
  • 妊娠の可能性: 高温期が18日以上続く場合は、妊娠している可能性がある
  • ホルモン分泌の異常: 高温期が短い場合は黄体機能不全などが疑われる

特に、妊娠を希望している方にとって、排卵やホルモン分泌の異常に早く気づけることは大きなメリットです。

異常が疑われる場合は、早めに婦人科で相談することで、不妊の原因を調べるきっかけにもなります。

低温期と高温期はなぜ分かれる?

基礎体温が低温期と高温期に分かれるのは、排卵後に体温を上昇させる黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えるため

基礎体温が低温期と高温期に分かれるのは、排卵後に体温を上昇させる黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えるためです。

月経開始から排卵前までは、主に卵胞ホルモン(エストロゲン)が働き、基礎体温は比較的低い状態が続きます。一方、排卵後は黄体ホルモンの分泌が増え、その作用によって基礎体温が約0.3~0.5℃上昇します。

妊娠しなかった場合は、黄体ホルモンの分泌が減少し、生理が始まる頃に体温が下がります。一方、妊娠が成立すると黄体ホルモンの分泌が維持されるため、高温期が続く傾向があります。

このように、基礎体温の変化は女性ホルモンの働きと深く関係しています。

1日の数値ではなくグラフ全体を見ることが大切

基礎体温を確認するときは、1日ごとの数値に一喜一憂せず、グラフ全体の変化を見ることが大切です。

基礎体温には個人差があり、「36.7℃以上でなければ高温期ではない」といった明確な基準はありません。

例えば、高温期の体温が36.5℃程度でも、低温期より約0.3℃以上高い状態が続いていれば、二相性の変化がみられると考えられます。

また、睡眠不足や測定時間のずれなどによって、一時的に体温が上下することもあります。

そのため、1日だけ体温が下がったからといって、妊娠していないと判断する必要はありません。数週間から数周期のグラフを通して、低温期と高温期の変化があるかを確認しましょう。

妊娠したときのグラフの変化について詳しくまとめているコラムも、ぜひ読んでみてくださいね。

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基礎体温を正しく測るポイント

基礎体温は、測定方法やタイミングによって数値が変動しやすいため、正しい方法で測ることが大切

基礎体温は、測定方法やタイミングによって数値が変動しやすいため、正しい方法で測ることが大切です。測定方法が間違っていると、低温期と高温期の変化を正確に把握できない可能性があります。

ここでは、基礎体温を正しく測るための3つのポイントを紹介します。

朝起きてすぐ、体を動かす前に測る

基礎体温は朝目覚めたら、起き上がらずに布団の中で測定しましょう。

基礎体温は、体が安静な状態にあるときの体温を測るもので、起床後に体を動かすと体温が変化し、正確な数値が得られないことがあるためです。

例えば、トイレに行ったり、歩いたりした後では、安静時の体温とは異なる可能性があります。

就寝前に体温計を枕元など手の届く場所に置いておくと、目覚めてすぐに測定できるので便利です。また、測定中もできるだけ体を動かさず、安静な状態を保つことが大切です。

婦人体温計を舌の下に入れて測る

婦人体温計を舌の下に入れて測る

基礎体温を測るときは、小数点以下2桁まで測定できる婦人体温計を使用しましょう。

基礎体温は、低温期と高温期のわずかな温度差を確認するため、一般的な体温計では細かな変化を捉えにくいことがあるためです。

測定するときは、体温計の先端を舌の裏側にある付け根付近に当て、口を軽く閉じて測ります。

舌の上や口の端など、毎回異なる場所で測ると数値にばらつきが生じることがあるため、同じ位置で測定することが大切です。

また、婦人体温計には短時間で測定できる予測式と、一定時間かけて測る実測式があります。使用する体温計の説明書を確認し、正しい方法で測定しましょう。

できるだけ同じ時間・同じ条件で測る

基礎体温の変化を正確に把握するためには、毎日できるだけ同じ時間帯・同じ条件で測定することが大切です。

基礎体温は、睡眠時間や起床時刻、体調などの影響を受けるため、測定条件が異なると数値にばらつきが生じることがあります。

例えば、休日だけ起床時間が大幅に遅くなった場合や、睡眠不足の日は、普段と異なる数値になる可能性があります。

できるだけ一定の睡眠時間を確保し、毎朝同じ時間帯に測定することを心がけましょう。

ただし、測定時間がずれてしまった場合も、測定をやめる必要はありません。起床時間や睡眠不足、体調の変化などを一緒に記録しておくと、後からグラフを振り返る際に役立ちます。

基礎体温の測り方のポイントについてはこちらのコラムでも詳しく解説しています。

基礎体温がガタガタでも妊娠できる?グラフが乱れる原因から対処法まで画像付きで解説

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基礎体温が低いままのときの対処法

基礎体温が低いままの場合は、原因に合わせた対処が大切です。

基礎体温が低いままの場合は、原因に合わせた対処が大切です。

測定方法や生活習慣を見直すことで改善する場合もありますが、排卵に関わる病気が隠れている可能性もあります。

ここでは、基礎体温が上がらないときに取り組みたい対処法を紹介します。

まずは2~3周期の変化を確認する

基礎体温が低いままの場合は、まず2~3周期を目安に記録を続け、体温の変化を確認してみましょう。

基礎体温は睡眠時間や体調などによって変動するため、1周期だけでは普段の傾向を判断しにくいことがあります。

継続して記録することで、低温期と高温期の区別があるか、高温期がどのくらい続いているかなどを把握しやすくなります。

また、生理開始日や不正出血の有無、体調の変化なども一緒に記録しておくと、婦人科を受診する際にも役立ちます。

ただし、生理不順が続いている場合や、高温期がみられない場合は、2~3周期を待たずに婦人科へ相談しましょう。

睡眠・食事・運動など生活習慣を整える

基礎体温が低いままの場合は、睡眠や食事、運動などの生活習慣を見直すことも大切

基礎体温が低いままの場合は、睡眠や食事、運動などの生活習慣を見直すことも大切です。

睡眠不足や過度なダイエット、激しい運動などはホルモン分泌に影響し、排卵が乱れる原因になることがあります。

食事では、主食・主菜・副菜をそろえて栄養バランスを整え、鉄・カルシウム・ビタミンDなど、不足しがちな栄養素を意識して摂取しましょう。

また、妊娠を希望する方は、妊娠前から葉酸を十分に摂取することも大切です。厚生労働省でも、通常の食事に加え、サプリメントなどから1日400μgの葉酸を摂取することが推奨されています。

妊活中の栄養補給をサポートするアイテムとして、葉酸サプリを取り入れましょう。

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基礎体温が低い原因はさまざまですが、妊娠に向けた体づくりには、日々の生活を整え、必要な栄養素を十分に摂取することが大切です。

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ストレスをため込みすぎない

基礎体温が上がらないときは、ストレスをため込みすぎないことも大切です。強いストレスが続くと、ホルモン分泌に影響し、排卵が遅れたり、無排卵になったりすることがあります。

また、妊活中は基礎体温の変化が気になり、毎朝の測定自体がストレスになってしまう方も少なくありません。そのため、十分な睡眠をとる、軽い運動をする、趣味の時間を楽しむなど、自分に合った方法でリラックスする時間をつくりましょう。

基礎体温の測定が負担になっている場合は、無理に続ける必要はありません。ホルモンバランスの乱れはストレスだけが原因とは限りませんが、心身の負担を減らし、無理のないペースで妊活に取り組むことが大切です。

続くなら婦人科へ相談する

基礎体温が低いままが続くなら婦人科へ相談を

基礎体温が低い状態が続き、高温期への移行がみられない場合は、婦人科で相談しましょう。

無排卵やホルモン分泌の異常などが関係している可能性があり、原因によっては治療が必要になるためです。婦人科では、必要に応じてホルモン検査や超音波検査などを行い、排卵の状態や原因を調べます。

特に、生理不順が続いている方や、妊娠を希望しているのになかなか妊娠しない方は、早めに相談することが大切です。

基礎体温は2~3か月ほど記録を続けると、体温の変化を把握しやすくなりますが、早めの妊娠を希望する場合は、記録が十分にそろっていなくても受診して問題ありません。

妊娠に向けて適切な対処をするためにも、気になる症状があれば早めに相談しましょう。

基礎体温が低いままでも焦らず、原因に合わせた対処を

基礎体温が低いままでも焦らず、原因に合わせた対処を

基礎体温が低いままでも、必ずしも妊娠していないとは限りません。

基礎体温は測定方法や体調、ホルモンバランスなどによって変動するため、1日の数値だけで妊娠の有無を判断することはできません。

妊娠の可能性がある場合は、適切な時期に妊娠検査薬を使用して確認しましょう。

また、基礎体温が上がらない状態が続く場合は、無排卵などが関係している可能性もあります。生活習慣を整えるとともに、生理不順や高温期がみられない状態が続く場合は、早めに婦人科で相談することが大切です。

葉酸サプリmitasは、妊活をがんばる女性を栄養面からサポートします。

参考:
1)病気がみえる vol.9: 婦人科・乳腺外科.医療情報科学研究

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