更新日:2025/1/27

温活におすすめの食べ物は?管理栄養士が教えるレシピや体を温める飲み物、妊活との関係まで

温活におすすめの食べ物は?レシピや体を温める飲み物、妊活との関係まで詳しく紹介
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いわゆる「温活」に役立つ食べ物や飲み物を積極的に食事に取り入れて、妊活に活かそうと考えている方も多いですよね。体を冷やさないようにすることは、妊娠しやすい体づくりのサポートに役立ちます

しかし温活に役立つ食べ物、飲み物にはどんなものがあるのか、正直よくわからないという方もいるでしょう。

本記事では、体を温める効果が期待できる食べ物や飲み物を中心に、管理栄養士がおすすめするレシピや温活と妊活の関係などについて解説します。

食べ物以外の温活に役立つ生活習慣についても紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事に登場する専門家

ライター/管理栄養士 鈴木亜子

大学卒業後、主に医療機関にて生活習慣病をはじめさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。現在は医療に従事した経験や豊富な栄養指導経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆や監修に携わる。

温活におすすめの食べ物と飲み物

食べ物や飲み物の中には、体を温めてくれる効果が期待できるものがあります。冷えに悩んでいる方は、毎日の食事にこのような食材を取り入れてみましょう。

まずは、温活におすすめの食べ物や飲み物を紹介します。

体を温める食材

体を温める食材には、以下のようなものがあります。

食材の種類具体的な食材
肉・魚類鶏肉、鶏レバー、豚レバー、鮭、かつお、ぶり
野菜類しょうが、ねぎ、にら、にんにく、かぼちゃ、かぶ
果物桃、さくらんぼ、ライチ
その他発酵食品(納豆やヨーグルト、キムチ、味噌など)、とうがらし、こしょう、さんしょう

上記の分類は、「薬膳(やくぜん)」の考え方によるものです。中国の伝統的な医学にもとづく薬膳は、冷えやのぼせといったその人が持つ体質を改善させるための食事であるといえます。

体を温める食材がある一方で、体を冷やす食材もあります。温活のためには体を冷やす食材の摂りすぎに注意しつつ、体を温める食材を上手に取り入れてみましょう

ただし、特定の食材に偏らないよう、バランスのよい食事を心がけることを忘れないようにしてくださいね。

体を温める飲み物

温かい飲み物は、内側から体を温めるのに効果的です。なかでも含まれる成分などから温活におすすめの飲み物を紹介しましょう。

紅茶

茶葉を発酵させて作る紅茶は、体を温める効果が期待できます。ウーロン茶も発酵茶の一種ですが、発酵を途中で止めて作られる「半発酵茶」です。より温活効果が高いのは紅茶であるといえるでしょう。

紅茶に生姜とはちみつを入れた「ハニージンジャーティー」もおすすめですよ。ただし紅茶にはカフェインが含まれているため、摂りすぎには注意してくださいね。

妊活中のカフェインの摂取については、以下の記事で詳しく解説しています。

妊活中カフェインをとってもOK?気になる疑問を解説【助産師解説】

妊活中におけるよくあるお悩みとしてカフェインを摂取してよいかという相談があります。結論、妊活中にカフェインを少し摂取するのは問題ないですが、摂りすぎない方がいいです。その理由と、代替となる飲み物についてもご紹介します。

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ハーブティー

温活に役立つハーブティーには、以下のようなものがあります。

  • カモミールティー
  • ルイボスティー
  • ローズマリーティー

ハーブティーには、リラックス効果やホルモンバランスを整える効果も期待できます。温活とあわせ、心身の健康維持にも役立つかもしれませんね。

甘酒

米と水、米麹を発酵させて作る甘酒は「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高い飲み物。発酵食品であることから、体を温める効果も高いと考えられます。

酒粕から作る甘酒と違いアルコールは含まれていないため、幅広い世代におすすめの温活飲料です。

温活食材を使用したおすすめレシピ3選【管理栄養士監修】

体の芯から温まるためには、温活食材を積極的に使った料理を毎日の食生活に取り入れることが大切です。

ここでは、管理栄養士が勧める温活レシピを3つご紹介します。どれも手軽に作れるレシピなので、ぜひ試してくださいね。

かぼちゃと長ねぎのポタージュ

体を温める長ねぎとかぼちゃを組み合わせたポタージュは、寒い季節にぴったり。朝食にもおすすめの一品です。

  1. かぼちゃは種とワタ、皮を取り除き一口大に切る
  2. 長ねぎは小口切りにする
  3. 鍋に1と2、水、コンソメを入れて中火で煮込む
  4. かぼちゃが柔らかくなったら3を火からおろす
  5. 少し冷ました4と牛乳をミキサーに入れ、なめらかになるまで混ぜる
  6. 5を鍋に戻し、温めながら塩・こしょうで味をととのえる

鮭とチーズのおにぎり

鮭とチーズは、温活におすすめの食材です。どちらの食材も温活に役立つだけではなく、良質なたんぱく質をはじめ、体に欠かせない栄養素が多く含まれています

お好みでおかかやごまを混ぜ込んだり、のりを巻いたりしてもおいしいですよ。

  1. プロセスチーズを細かい角切りにする(5mm角程度)
  2. 焼き鮭をほぐしたもの(または鮭フレーク)と1をご飯に混ぜる
  3. 好みの形、大きさのおにぎりをつくる

鶏手羽とかぶの煮込み

体を温める食材を組み合わせた、食べごたえのある一品。シンプルな味付けですが、鶏の旨みが存分に味わえます。

体を温める効果の高いしょうがを加えるのもおすすめ。夕食のおかずにいかがでしょうか。

  1. かぶは皮をむき、縦半分に切る
  2. 手羽元は、食べやすいよう骨に沿って包丁で切れ目を入れる
  3. だし汁、しょうゆ、みりんで煮汁を作り、2を入れて煮込む
  4. アクを取り除きながら5分程度煮たら、かぶを加え柔らかくなるまで煮る

妊活中におすすめの食事については、こちらの記事でも紹介しています。

妊活中におすすめの食事や避けたい食べ物はある?必要な栄養素を知って妊娠しやすいカラダをつくろう【助産師執筆】

妊活中は食事が非常に重要。妊娠しやすいカラダづくりや今後授かる赤ちゃんのために、食生活を見直していく大切な時期です。栄養素の中には妊活中の男女をサポートしてくれるものもたくさんあります。必要な栄養素を積極的に取り入れて、妊娠しやすいカラダをつくっていきましょう!

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反対に体を冷やす食べ物はある?

温活に役立つ食べ物がわかったところで、反対に体を冷やす食べ物についても知っておきましょう。体を冷やす食べ物を摂りすぎないようにすることも、温活には効果的です。

体を冷やす食べ物の特徴は、暑い地域で育つものや夏に旬を迎えるもの、水分を多く含むものが多い傾向にあります。

食材の種類具体的な食材
夏野菜トマト、きゅうり、ナス、レタス、すいかなど
熱帯・南国のフルーツバナナ、パイナップル、マンゴー、メロンなど
その他白砂糖、コーヒー、緑茶、ビールなど

コーヒーや緑茶が体を冷やす飲み物であるとされる理由はいくつか考えられますが、その一つがカフェインです。

カフェインには利尿作用があります。体内の水分を尿として排出すると、同時に熱も放出されます。つまり尿を多く出す作用が高いカフェインを含む飲み物は、体を冷やしやすいといえるでしょう。

ただし、これらの食べ物を一切食べてはいけないというわけではありません。夏の暑い時期に適度に摂取すれば暑気払いに役立つほか、ビタミンやミネラルなどの摂取源としても不可欠です。

重要なのはバランスのよい食事を心がけること。体を温める食材と冷やす食材をバランスよく組み合わせ、自分の体調に合わせて調整するようにしてみてくださいね。

温活が妊娠しやすい体づくりに欠かせない理由

冷えは万病のもとともいわれますが、妊娠にも悪影響を及ぼす可能性があることも知られています。ここでは温活が妊活に欠かせない理由や、効果的にケアする方法などを紹介します。

温活と妊活の関係

妊娠を望む女性にとって、子宮や卵巣の冷えは大敵です。体が冷えると血流が滞りがちになります。血流が滞り、子宮や卵巣に栄養や酸素が十分に届かなくなると、機能の低下につながる恐れも。その結果、妊娠しにくくなってしまう可能性も否定できません。

反対に温まっている状態の体は、血流もスムーズです。血流がよくなると、体のすみずみまで酸素や栄養が届きやすくなり、全身の機能向上に役立ちます

もちろん子宮や卵巣の機能にもよい影響を与えるほか、ホルモンバランスを整えたり免疫力を高めたりすることで、妊娠しやすい体づくりをサポートしてくれるでしょう。

妊活中の温活については以下の記事でも解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

妊活中の温活って効果があるの?冷え性の影響と解消法【助産師執筆】

女性に多い「冷え性」は、実は妊活にも影響を及ぼします。冷えが妊活に与える影響と、妊活中の温活の効果について解説していきます。加えて、妊活において重要な睡眠、食べ物、入浴などについても解説していますので、妊活している男女共に必見です!

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妊活+温活のWケアにはサプリの活用も◎

妊活と温活を効果的に両立させたいなら、サプリメントの活用も視野に入れましょう。

数あるサプリの中から特におすすめしたいのが、妊活期に必要な栄養素をオールインワンで摂取でき、かつ温活成分も配合した「mitas(ミタス)」です。

mitasには、厳選した和漢素材を配合。

生姜(しょうが)」や「陳皮(ちんぴ)」といった、体を芯から温めたりめぐりをよくしたりする効果が期待できる成分が、寒さに負けない体づくりをサポートしてくれますよ。

さらに、胎児の先天異常のリスク低減のため、妊活期からの摂取が推奨されている葉酸をはじめ、妊娠しやすさを高めるビタミンD、不足しがちな鉄やカルシウムなどをまるごと摂取できます。

とくに葉酸は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において推奨される1日あたり400μgを配合。まだ妊娠に気づく前から、お腹の赤ちゃんの発育もサポートします。

妊活と温活を同時にサポートするmitasは、公式サイトからの購入が一番お得。スギ薬局で一番売れている(※)妊活サプリのmitasは、ぜひこちらからチェックしてくださいね。

※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績

食べ物以外の温活に役立つ生活習慣

食べ物から体を温める以外にも、温活に役立つ生活習慣はたくさんあります。毎日の生活に効果的な生活習慣を取り入れることで、効率よく温活が進められるでしょう。

ここでは手軽に始められる3つの生活習慣を紹介します。

軽い運動

適度な運動は血流を促進させ、体を温めることに役立ちます。体を追い込む運動である必要はなく、ウォーキングやストレッチ、ヨガなど負荷が低めの運動でかまいません。無理なく続けられる運動をチョイスしましょう。

可能であれば腹筋やスクワットなど軽めの筋トレを行うことも有効です。筋肉量が増えると基礎代謝量が増し、冷えにくい体づくりに役立ちます。

入浴

シャワーで済ませずに、湯船に浸かる習慣をつけましょう。体の芯から温めるには、ややぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。

湯船に浸かってしっかりと体を温めれば、快眠にもつながりますよ。

質のよい睡眠

睡眠不足は、体温調節の役割を持つ自律神経の乱れにつながります。自律神経の乱れは冷えの一因であるとされているため、質のよい睡眠をしっかりとることも温活には重要です。

6〜8時間程度の睡眠時間を確保するほか※1、以下の点を意識することで良質な睡眠を心がけましょう。

  • 就寝2〜3時間前の入浴※2
  • 就寝前のデジタル機器の使用は控える
  • 寝具や寝室の環境を整える

十分な睡眠時間、質の高い睡眠が妊活に与える影響については、以下の記事で詳しく解説しています。

妊活中は男女ともに睡眠が大切!妊娠率の上がる睡眠時間とは?

妊活中には男女ともに6〜8時間程度の質の高い睡眠をとることで妊娠率を上げることができます。アメリカの研究からわかった男女別の妊娠しやすい睡眠時間や、妊活中に睡眠の質を上げる方法を解説します。

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温活に良い食べ物を選んで内側から体を温めよう

温活には、食べ物や飲み物が大きな役割を果たします。体を温める食べ物や飲み物を積極的に取り入れることで、冷えにくい体質を目指しましょう。

一方で体を冷やす食べ物もあります。体を冷やす食べ物は摂らないようにする必要はなく、どちらもバランスよく摂ることが大切です。

あわせて適度な運動や質のよい睡眠、湯船にゆっくり浸かることを意識して、より効率的な温活を目指してくださいね。

温活で冷えにくい体になると、妊活にも好影響をもたらします。温活と妊活を両立させたい方は、ぜひ温活に役立つ成分を配合した妊活サプリ「mitas」の活用を検討してみてください

mitasは1日4粒で、妊娠しやすい体づくりをサポートします。

参考文献:

※1 厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド 2023

※2 厚生労働省 e-ヘルスネット 快眠と生活習慣

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