更新日:2024/2/27

妊婦に葉酸は欠かせない?妊娠中からはじめる葉酸サプリメント

妊娠中からはじめる葉酸サプリメント

妊娠したら摂ったほうが良いと言われている「葉酸」。

葉酸とは、ビタミンB群の水溶性ビタミンの1つです。DNAの合成や細胞分裂に必要で、妊娠中は赤ちゃんの成長を助けるため、妊婦には欠かせない栄養素です。また、葉酸は赤血球の成長も助けているため、貧血の予防にもつながります。

本記事では、葉酸が妊婦に必要な理由や最適な摂取量、おすすめの摂り方をご紹介します。ぜひご覧ください。

この記事に登場する専門家

看護師ライター Kamon

専門学校卒業後、総合病院で看護師として9年勤務。自身も不妊治療を経験。
クリニックへの転職を機に医療系ライターとして活動開始。

<保有資格>
・看護師

葉酸が妊婦に必要な理由

葉酸が妊婦に必要な理由は、神経管閉鎖障害や妊娠合併症のリスクを減らすためです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

神経管閉鎖障害のリスクを減らす

葉酸は細胞の中にあるDNAやRNAなどの核酸合成を促し、細胞の成長を助けてくれるため、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らします。

経管閉鎖障害とは、妊娠初期に起こる先天性異常で、無脳症や二分脊椎などがあります。

赤ちゃんは受精卵から成長する過程で、神経管という管ができて、それが脳や脊髄となります。神経管がうまく形にならないことで起こるのが、神経管閉鎖障害です。神経管閉鎖障害は障害や麻痺、流産、死産の原因となります。

酸は、神経管閉鎖障害の予防になるため、妊娠初期からの摂取が望ましいと言われています。

妊娠高血圧症候群や早産のリスクを減らす

妊娠初期に重要と言われている葉酸ですが、妊娠中にも摂取することで妊娠高血圧症候群などの胎盤関連産科合併症のリスクを減らします。

胎盤関連産科合併症」とは妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剝離、胎児発育不全、早産などの妊娠に関する合併症の総称です。血液中にホモシステインというアミノ酸の成分が蓄積すると「胎盤関連産科合併症」を起こしやすいと言われています。

酸とマルチビタミンを摂取することで、ホモシステインの代謝を促し、胎盤関連産科合併症の予防につながります。

妊娠前からの摂取でダウン症予防になる?

残念ながら、葉酸とダウン症予防についての関連は明らかになっていません。

しかし、論文では、葉酸をよく摂っていた妊婦と、そうでない妊婦では、葉酸をよく摂っていた妊婦のほうが、ダウン症の子どもを生むリスクが減ったと報告されています。

酸がダウン症予防になると断言はできませんが、神経管閉鎖障害や胎盤関連産科合併症の予防につながるため、妊婦は葉酸を摂取するのが望ましいでしょう。

どうして妊娠初期に葉酸が必要なの?〜葉酸が赤ちゃんに与える影響と摂取量の目安【助産師執筆】

妊娠初期に「葉酸」が必要だということは、聞いたことがあると思います。葉酸は妊娠初期のお母さんと赤ちゃんにとって、とても大事な栄養素です。この記事では、妊娠初期に葉酸が必要であると言われている理由、葉酸の摂取量とおすすめの摂取方法、葉酸に関するよくある疑問について解説していきます。

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葉酸は妊娠前から授乳中まで摂取したほうが良い

妊娠前からの摂取が勧められている葉酸ですが、実は妊娠中・授乳中に摂取することで様々なメリットがあります。

妊娠中の葉酸サプリメントの効果

「葉酸が妊婦に必要な理由」でも説明したように、妊娠中に葉酸を摂取することで、妊娠高血圧症候群などの胎盤関連産科合併症のリスクを減らす効果があります。

娠中の葉酸サプリメント「mamaru」では、妊娠期に必要なヘム鉄や亜鉛・カルシウムが配合されており、妊娠中に不足しがちな栄養素をカバーしてくれます。また、乳酸菌・食物繊維・ラクトフェリンなどの菌活性成分が配合で、腸内環境を整えてくれるため、便秘ぎみのママにおすすめです。

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葉酸サプリメントはいつまで飲んだほうがいい?

葉酸サプリメントは、授乳期まで飲むことをおすすめします。

母乳は血液から作られ、赤ちゃんに必要な栄養を届けます。葉酸は造血を助ける働きがあるため、授乳期にも必要な栄養素なのです。

後の葉酸サプリメント「mamaco」では、鉄やビタミンA・DHAを多く含むことで、ママや赤ちゃんに必要な栄養素をカバーしてくれます。また、リラックス効果のある和漢成分が配合されており、育児で大変なママの疲れをケアしてくれます。

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妊娠前・妊娠初期に葉酸サプリメントを飲んでいなかった場合

妊娠前・妊娠初期に葉酸サプリメントを飲んでいなかった場合は、気が付いた段階から飲み始めましょう。葉酸は妊娠中~授乳期まで必要な栄養素です。

ちゃんの神経管が作られるのは妊娠初期(受胎後4週ごろ)であるため、葉酸は妊娠の1カ月前からの摂取が望ましいと言われています。しかし、妊娠してから葉酸の必要性を知ったママもいるでしょう。妊娠中や授乳中から飲んでも十分に効果があります。ママと赤ちゃんのために継続して飲みましょう。

し、これから妊活を始める方や2人目の妊娠を希望している方がいれば、妊娠前から葉酸サプリメントを飲みましょう。

妊活期の葉酸サプリメント「mitas」では葉酸はもちろんのこと、ヘム鉄やビタミンDなど妊活期に必要な栄養素が含まれています。また、和漢成分配合で身体を温めてくれる作用があるため、妊活にピッタリ。温活で赤ちゃんを迎える準備をしましょう。

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【助産師監修】葉酸はいつからいつまで必要?葉酸サプリを選ぶポイントを徹底解説

葉酸がいつからいつまで必要なのか、葉酸サプリを選ぶポイントもあわせてご紹介します。葉酸は、胎児の臓器形成をはじめ、妊娠中に必要な血液をつくるのに必須の栄養素です。葉酸を効果的に摂取するためには、サプリメントから摂取できる合成葉酸の摂取が推奨されています。妊婦の体に優しいサプリを選んで、健康的な生活を手に入れましょう!

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葉酸の1日摂取量の目安は?

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成人女性の葉酸の推奨量は1日240μgです。
妊活中~授乳中は追加で摂取が必要なため、表をご覧ください。

追加摂取の推奨量
妊活中、妊娠前 +400μg
妊娠中 +240μg
授乳中 +100μg

妊活中、妊娠中、授乳中それぞれ必要な葉酸の推奨量は変わってきます。自分の状態にあったサプリメントを選びましょう。

妊活中の葉酸の必要量はどれぐらい?妊活中の葉酸の疑問について解説

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葉酸を摂りすぎるとどうなる?

食品から葉酸を摂る場合、摂りすぎることがあまりないため、ほとんど心配はいりません。もし、摂りすぎてしまっても、尿から排泄されてしまいます。

ただし、過剰にサプリメントを飲んでしまうと、まれに神経障害などがみられることがあります。1日1000μgを超えないように、サプリメントは用法用量に従って飲みましょう。


葉酸の摂取は妊娠前に始めよう!効果から不足時のリスクまで徹底解説

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葉酸を多く含む食品

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葉酸を多く含む食品はレバー、緑黄色野菜(ほうれん草・ブロッコリー・アスパラガス)いちご、納豆、焼きのり、などです。

食品 1食あたりの量(g) 1食あたりの葉酸の量(μg)
レバー(鶏) 100 1300
ほうれん草 80(1/2本) 88
ブロッコリー 60(小皿1皿分) 72
アスパラガス 40(2~3本) 72
いちご 80(4~5個) 72
納豆 50(1パック) 60
焼きのり 3(1枚分) 57

葉酸は水に溶けやすく、光や熱に弱いため、調理に工夫が必要です。サプリメントは体での吸収率が良いため、効率よく葉酸を摂取できておすすめです。

葉酸と一緒に摂りたい栄養素

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葉酸と一緒に摂りたい栄養素は鉄分・亜鉛・カルシウム・ビタミンC・ビタミンB12などです。表で詳しく説明します。

ママに必要な理由 多く含む食品
鉄分 妊娠中は胎盤を通して赤ちゃんに血液が送られます。ママは貧血になりやすいため、鉄分を多く摂りましょう。 レバー・赤身の肉・あさりなど
亜鉛 亜鉛は細胞分裂に関わる栄養素で、赤ちゃんの成長を促します。亜鉛は妊娠中不足しがちになるため、積極的に摂りましょう。 赤身の肉・牡蠣・チーズなど
カルシウム 日本人女性はカルシウムが不足しがちです。カルシウムは赤ちゃんの骨や歯をつくります。カルシウムの吸収率をあげるために、ビタミンDと一緒に摂ると良いです。 乳製品・大豆・ほうれん草など
ビタミンC ビタミンCは皮膚や骨、血管など、細胞のコラーゲンを作るために必要です。鉄の吸収も助けてくれます。 レモン・イチゴ・ブロッコリーなど
ビタミンB12 ビタミンB12は造血作用があり、ママの貧血予防に必要です。また神経の働きを助けます。 レバー・あさり・しじみなど

妊娠中はさまざまな栄養素が必要になります。葉酸だけでなく、たくさんの栄養素が含まれるサプリメントを選ぶのが良いでしょう。

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葉酸サプリメントを利用しましょう

葉酸サプリメントは食品よりも吸収率が良いため、効率よく葉酸を摂れます。妊婦は、サプリメントを利用しましょう。

酸は食品からも摂れますが、水に溶けやすく、光や熱に弱い性質があるため、十分に摂取できないことがあります。妊娠中は葉酸が多く必要になるため、食事だけはなくサプリメントでカバーしましょう。

また、サプリメントはビタミンやカルシウムなど、妊娠中に必要な栄養素も同時に摂取できます。つわりがひどく、食事のバランスが保てていないママにもおすすめですよ。

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妊活サプリって必要なの?おすすめの選び方と必要葉酸量や成分の解説 ※助産師監修

医師監修!妊活サプリの必要性、選び方、葉酸量、成分について詳しく解説しています。男女別必要栄養素も紹介しているので、妊活を考えている全ての方におすすめです。妊活成功へ導くサプリメント選びをサポートする記事です!

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まとめ

葉酸は妊婦には欠かせない栄養素で、神経管閉鎖障害や妊娠高血圧症候群・早産のリスクの低下、貧血予防につながります。

妊娠前からの摂取が望ましいですが、妊娠中や授乳中でも十分に効果があります。葉酸サプリメントでしっかり葉酸を摂りましょう。

「葉酸サプリメントはたくさん種類があってどれを選べばいいかわからない」とお悩みのママには「mamaru」はいかがでしょうか。

「mamaru」では、妊娠期に必要なヘム鉄や亜鉛・カルシウムが配合されており、妊娠中に不足しがちな栄養素をカバーしてくれます。また、乳酸菌・食物繊維・ラクトフェリンなどの菌活性成分が配合されており、腸内環境を整えてくれるため、便秘ぎみのママにおすすめです。

授乳期に向けた葉酸サプリメント「mamaco」、妊活期に向けた葉酸サプリメント「mitas」もありますので、ぜひチェックしてください。

参考文献:厚生労働科学研究研究費補助金(こども家庭総合研究事業)平成14~16年度 総合研究報告書「日本人女性の葉酸代謝関連酵素遺伝子多型と先天性異常(神経管欠損症およびダウン症候群等)の発生予防効果に関する基礎的研究」2005年3月(参照2024-02-08)

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