更新日:2024/9/6

葉酸サプリは途中で変えるべき?妊娠期別のサプリの選び方とおすすめ商品を紹介【助産師解説】

葉酸サプリは途中で変えるべき?妊娠期別のサプリの選び方とおすすめ商品を紹介【助産師解説】
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「葉酸サプリは途中で変えるべき?」「どんなサプリを選べばよいか分からない」と悩んでいませんか?

妊娠前から授乳期にかけて、葉酸は通常時より多くの量が必要になるため、食事だけで補えないときは葉酸サプリが役立ちます。

妊娠初期の摂取がとくに大切な葉酸ですが、葉酸サプリはいつまで飲むべきなのか、初期以降も同じサプリを飲み続けていいのか、また、数多くのサプリの中からどれを選べばよいのか迷われる方も多いでしょう。

この記事では、葉酸サプリを途中で変えるべきか悩んでいる人に向けて、妊娠期別の選び方やおすすめの商品を紹介します。

時期別に必要な葉酸がしっかり摂れる葉酸サプリを先に知りたい人はこちらからどうぞ。

この記事に登場する専門家

助産師 四辻有希子

大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。

〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター

葉酸サプリは途中で変えたほうがいい?

妊娠前から授乳期にかけて、赤ちゃんの成長に伴いママの体は大きく変化するため、時期によって必要な栄養素の種類や量も変わってきます。

のため葉酸サプリは、妊娠の時期に合った栄養素が含まれたものに途中で変えるのがおすすめです。

娠の時期は、

  • 妊活中
  • 妊娠中(初期・中期・後期)
  • 授乳期(産後)

と3つの段階に分かれ、厚生労働省では時期ごとに適した栄養摂取の推奨量を定めています。

えば、葉酸は妊活中から妊娠初期が特に必要で、授乳期になると推奨量は少し減ります。さらに、妊娠中でも初期と後期では、鉄分やビタミンAの推奨量が異なります

もそも、葉酸サプリはいつまで飲み続けるべきなのか疑問に思う方も多いでしょう。次で詳しく解説します。

葉酸サプリ選びのヒントとして、以下の記事もぜひ参考にしてください。

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葉酸サプリはいつまで飲み続ければいいの?

「葉酸は妊娠初期が大切だから、サプリは中期以降は飲まなくてよいのでは?」と考えていませんか?中には、むしろ葉酸を摂らない方が良いという情報を見て、不安になっている方もいるのではないでしょうか。

論から言うと、どの時期も葉酸は通常より多めに摂ることが推奨されているため、葉酸サプリは妊活期から授乳期まで続けて飲むことがおすすめです。

に、妊娠時期ごとの葉酸の重要性について解説します。

妊活〜妊娠初期は葉酸サプリの活用が推奨されている

厚生労働省は赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間は食事に加えて、サプリからの葉酸摂取を推奨しています。

経管閉鎖障害とは、妊娠初期に起こる赤ちゃんの先天性の異常です。神経管は妊娠6週ごろに作られるため、妊娠に気づく前に形成が終わってしまう可能性もあります。そのため、妊活期から十分な葉酸を摂ることが大切です。

酸はブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれていますが、食品中の葉酸(ポリグルタミン酸型)は水や熱、光に弱く、体に吸収されにくい性質があります。

方、サプリに含まれる葉酸(モノグルタミン酸型)は、食品由来のものよりも吸収されやすいとされています。 

のため、葉酸を効率よく摂取するためにも、食事だけでなくサプリの活用が大切です。

妊娠中期以降も葉酸の積極的な摂取が必要

「妊娠中期になると神経管はすでにできているから、もう葉酸サプリは必要ない?」と思う方も多いかもしれません。

かし、妊娠中期以降も、通常の2倍の量の葉酸を摂ることが推奨されています。

酸は赤ちゃんの健やかな成長とママの健康維持に必要なビタミン。妊娠初期だけでなく、中期以降もしっかり摂取しておきたい栄養素です。

た、「産婦人科診療ガイドライン 産科編2023」でも、「妊婦にとって必要な量を考慮し、妊娠期間を通じて摂取してもよい」とされています。

娠中期も食事だけでは葉酸が不足することがあるため、葉酸サプリを上手に活用するのが良いでしょう。

授乳期間中も葉酸の栄養補給は大切

授乳中も、普段より100μg多くの葉酸が必要とされています。

授乳中は母乳を通じて、赤ちゃんの成長に必要な葉酸を届けています。また、産後は授乳以外に赤ちゃんのお世話もあり、多くのエネルギーと栄養が必要な時期です。

葉酸は妊娠中だけでなく、産後も赤ちゃんとママの健康を守るために欠かせない栄養素ですが、体内に蓄えておくことができません。

そのため、産後もこまめに、かつ継続的に摂取することが大切です。

ただ、産後は赤ちゃんのお世話が優先され、食事から十分な葉酸を摂るのが難しい場合もあるかもしれません。

そのような場合は、無理をせず授乳中もサプリを続けて、葉酸の栄養補給を考えてみるのがおすすめです。

葉酸サプリをいつまで続けるかについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

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妊活~授乳期までの葉酸サプリの選び方

妊娠前から授乳期までの葉酸サプリを選ぶときは、それぞれの時期に必要な葉酸や鉄分、ビタミンAなどの栄養素がしっかり含まれているかを確認すると良いでしょう。

こでは、妊娠時期ごとの葉酸サプリの選び方のコツを紹介します。

【妊活~妊娠初期】厚生労働省推奨の葉酸量が含まれているかをチェック

妊活期から妊娠初期にかけては、赤ちゃんの神経管閉鎖障害を予防するための葉酸量1日400μgが含まれているサプリがおすすめです。

た、葉酸はたくさん摂れば良いというわけではなく、1日1mgを超えないよう注意する必要があります(医師の指導がある場合を除きます)。葉酸を過剰に摂り続けると、ビタミンB12の欠乏症の診断が難しくなる可能性があるためです。

プリは手軽に栄養摂取できるメリットがある反面、過剰摂取には注意が必要です。

活から妊娠初期の葉酸サプリは、過不足ない葉酸摂取が叶う1日400μgの葉酸が含まれているものを選びましょう。

神経管閉鎖障害の発症原因は葉酸不足だけではないため、確実に予防できるものではありません。

【妊娠中期以降】鉄分の摂取も意識してサプリを選ぼう

妊娠中期以降は葉酸だけでなく、鉄分の配合量にも注目してサプリを選びましょう。娠時期ごとの鉄分の推奨摂取量は次の通りです。

妊娠時期別鉄分の1日の推奨量】

  • 妊娠初期…2.5m
  • 妊娠中期・後期…9.5mg
  • 授乳期…2.5mg

分は血液に存在する赤血球を構成する重要な栄養素です。

ちゃんがどんどん成長していく妊娠中期から後期にかけては、血液循環量が増えるため、血液をつくり酸素を運ぶ鉄分が多く必要になり摂取量も増える時期です。

の時期は体内の栄養や酸素を十分に届ける必要があるため、多くの鉄分が必要になります。

娠中期以降は、鉄分が不足しないように、サプリを選ぶ際は鉄分の配合量も意識できると良いですね。

妊娠中のサプリの選び方は以下のコラムもご参考ください。

妊娠中の葉酸サプリの選び方は?おすすめ商品も紹介

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【産後・授乳期】ビタミンAを含むサプリがおすすめ

産後・授乳期には、通常よりもビタミンAの推奨摂取量が増えるため、ビタミンAを含むサプリを選ぶのがおすすめです。

妊娠時期別ビタミンAの1日の推奨量】

  • 妊娠初期・中期…0mg
  • 妊娠後期…80mg
  • 授乳期…450μgRAE

タミンAは、皮膚や口、鼻、喉、肺、気管支、膀胱、子宮など、さまざまな部位の構成成分になるビタミンです。

タミンAは、妊娠初期に過剰摂取すると、赤ちゃんの耳の形に影響を与える可能性があります。そのため、妊娠初期はビタミンAの摂取量に注意が必要です。

だ、妊娠後期以降になると、ビタミンAはむしろ通常時よりも多く必要になります。授乳期は必要量がさらに増加します。

婦さん用に作られているサプリはビタミンAを含まないものが多いため、授乳期にはビタミンAを適量含むサプリへの切り替えを検討してもよいでしょう。

時期別に必要な栄養が補える!おすすめの葉酸サプリはmitasシリーズ

活中から産後は、どの時期も葉酸が多く必要になるため、食事に加えて葉酸サプリの活用がおすすめです。

くさんの葉酸サプリの中から自分に合ったものを選ぶポイントは、妊活期、妊娠中、授乳期といったそれぞれの時期に合わせた商品を選ぶことです。

くにおすすめなのが、妊活期から産後まで、からだの「いま」に合わせてつくられた時期別葉酸サプリの『mitas series(ミタスシリーズ)』です。

  • 活期向けの『mitas(ミタス)』
  • 妊娠期向けの『mamaru(ママル)』
  • 産後・授乳期向けの『mamaco(ママコ)』

の3つのラインナップをご用意しています。れぞれ詳しく紹介します。

【妊活期】過不足ない葉酸摂取と温活が同時に叶うmitas

『mitas』は、妊活中の女性のためにつくられた、厚生労働省が推奨する葉酸400μg、和漢素材4種類、さらに20種類以上の豊富な栄養素が含まれた葉酸サプリです。

活期から妊娠初期は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすためにも、過不足ない葉酸摂取が大切です。1日400μgの葉酸がしっかり摂れるmitasは、この時期にピッタリのサプリです。

た、mitasの開発にあたり、妊活中の女性や妊婦さん数十名に丁寧なヒアリングを行うと、とくに次のようなお悩みが多く挙げられました。

  • 夏場の冷房が気になる
  • 羽織が年中手放せない
  • 巡りの悪さが気になる

こうした声に応えるため、mitasは葉酸以外にも心と体をほっとさせてくれる高麗人参、陳皮、なつめ、生姜などの馴染みのある和漢素材を配合しました。

mitasは、葉酸摂取とともに体を巡らせ、寒さに負けない体づくりをサポートする妊活女性にうれしい栄養を一度に摂取できるオールインワンサプリです。

産婦人科医監修の妊活期に特化したmitasをぜひチェックしてみてくださいね!

【妊娠期】妊娠中の葉酸・鉄分補充と菌活ができるmamaru

『mamaru』は、妊活中に不足しがちな葉酸・鉄分をはじめとした妊娠中に必要な20種類以上の栄養素の補給と菌活ができるオールインワンサプリです。

妊娠中期以降は鉄分の必要量が増えるため、妊活期サプリmitasよりも5mg多く鉄分が含まれています。

葉酸に加えて鉄分も十分に摂りたい方で、葉酸サプリを途中で変えるか悩んでいる方におすすめです。

さらに、mamaruには、葉酸や鉄分に加え、乳酸菌250億個以上やラクトフェリンなど、普段の生活では十分に摂りづらい菌活成分も配合。食物繊維も含むため、内側から巡りをよくし、体内環境を整えることで、妊娠中の健康的な生活をサポートします。

妊娠中は心も体も大きく変化する時期です。楽しみがある一方で、気がかりなことも増えるかもしれません。

『mamaru』は心も体もスッキリとさせて、これからママになる方の生活を応援します。

【産後・授乳期】ママと母乳のために必要な栄養が詰まったmamaco

『mamaco』は、産後・授乳期のママのために作られた、母乳の栄養補給と育児中の体調ケアをサポートする産後専用サプリです。

mamacoは授乳期に必要な栄養素をしっかりと考慮し、葉酸120μgとビタミンA500μgを配合しています。

後のママは、「母乳の栄養が気になるけれど、忙しくて食生活が乱れがち」という悩みを抱えやすいものです。mamacoは、そんなママたちに必要な栄養素をぎゅっと詰め込みました。

母乳のもとになる鉄分、赤ちゃんの健やかな発育に必要なDHAを配合し、母乳の栄養補給をサポートします。

また、育児中のママの元気を応援する7種類の和漢素材を配合

和漢素材は、薬膳料理にも使われる高麗人参、丁子、陳皮、タンポポ、甘草、なつめなど、産後の元気を支えるものばかりです。これらはスーパーでは手に入りづらい食材ですが、mamacoなら手軽に摂取できるのが嬉しいポイントですね。

育児中は、十分な睡眠が取れず、元気が足りないと感じることもあるかもしれません。そんな時でも、イキイキと赤ちゃんとの時間を楽しみたいママを『mamaco』はそっと応援します。

必要な栄養は食事からが大前提!サプリはあくまでもサポート役と考えよう

ここまで葉酸サプリの必要性について紹介してきましたが、ひとつ覚えておいてほしいことがあります。

それは、栄養の摂取は「食事からが大前提」であり、「サプリはあくまでもサポート役」ということです。

娠前から産後にかけて、ママに必要な栄養素は変わります。そのため、妊娠を機に食生活を見直すことはとても大切です。

際に20〜40代の女性は、野菜の摂取量が目標である350gに達していません。また、妊娠前の鉄分摂取量も推奨量に満たない現状があります。

酸や鉄分は、レバーやほうれん草などに多く含まれています。とくに野菜には、妊娠中に不足しやすいビタミンやミネラルを多く含むため、副菜などでたっぷり摂りたいところですね。

このように、理想的なのは妊娠の時期に合ったバランスの良い食事です。ただ、妊娠中はつわりなどで食事が思うように摂れなかったり、産後は育児で忙しく、食事の準備が負担になったりすることもあります。

娠中は栄養をしっかり摂ることが大切ですが、同時にママの負担を減らし、ストレスを少なくすることも大事です。赤ちゃんとの時間を楽しむことができるよう、必要に応じてその時期に合った葉酸サプリを活用すると良いでしょう。

葉酸の多い食べ物が気になる方はこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

【助産師監修】葉酸の多い食べ物一覧|妊娠中におすすめのメニューから一日に必要な摂取量まで徹底ガイド

妊娠中は葉酸の多い食べ物を摂りたいと考えている人も多くいるのではないでしょうか。葉酸はママの健康や赤ちゃんの成長に大きく係わる重要な栄養素のひとつです。そのため、妊活開始とともに葉酸の積極的な摂取を始めましょう。この記事では、葉酸の多い食べ物や摂り方について紹介します。

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妊娠期は必要な時期に必要な栄養素を無理なく摂ろう

妊娠期はどの時期も、通常より多めの葉酸摂取が推奨されています。そのため、葉酸サプリは妊活期から授乳期まで続けるとよいでしょう。

た、赤ちゃんの成長に伴いママの体も変化するため、時期ごとに必要な栄養素の種類や量も変わってきます。無理のない範囲で食生活を見直しながら、必要に応じて時期に合った葉酸サプリを上手に活用してみましょう。

酸サプリを選ぶ際は、葉酸や鉄分、ビタミンAなど、その時期に必要な栄養素がしっかり含まれているか確認することが大切です。

らだの「いま」に合わせた時期別葉酸サプリの『mitasシリーズ』は、これからママになる方を応援しています。あなたの「いま」に合わせてぜひご活用くださいね。

参考:
1)
厚生労働省:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について 
2)
日本産科婦人科学会:産婦人科診療ガイドライン一般産科編2020
3)
厚生労働省:日本人の食事摂取基準2020
4)
厚生労働省:妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針

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