更新日:2025/9/26

産後の免疫力低下はいつまで続く?原因と免疫力を上げる方法、赤ちゃんへの影響まで

産後に免疫力が下がる原因と免疫力を上げる方法、赤ちゃんへの影響まで
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「風邪をひきやすくなった」「疲れやすい」など、産後の体調が安定しないと感じることはありませんか?

産後はホルモンバランスや生活リズムが大きく変化するため、免疫力が下がりやすい時期です。「この状態はいつまで続くの?」と不安になるママも多いでしょう。

この記事では、産後の免疫力低下はいつまで続くのかをはじめ、その原因や免疫力を高める方法、赤ちゃんへの影響について詳しく解説します。

産後は赤ちゃんのことを優先しがちな時期ですが、ママ自身の体調にも目を向け、自分を労わって過ごすことを意識していきましょう。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生

産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー

"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。

"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。

産後の免疫力低下はいつまで続くの?

産後は免疫力が下がりやすく、妊娠前との体調の違いに戸惑うママも少なくありません。まずは、産後の回復の目安から見ていきましょう。

産後の体の回復には3か月~1年かかる

出産を終えた体は、すぐに妊娠前の状態へ戻る訳ではありません。産後6〜8週までの期間を「産褥期」と呼び、妊娠で大きくなった子宮が元に戻ったり、妊娠中に急増していた女性ホルモンが一気に減少したりと、体に大きな変化が起こります。

産褥期については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ただし、産褥期が終わっても、体力や免疫力が完全に回復したとはいえません妊娠前と同じように体調が安定してきたと感じられるのは、一般的に産後3か月〜1年ほどといわれています。

回復のペースは個人差が大きい

回復するまでに「3か月〜1年」と幅があるのは、ママの年齢やもともとの体力、妊娠・出産の経過、出産回数など、さまざまな要因が関係しているからです。

さらに、母乳中心かミルクを活用するかといった授乳方法や、睡眠・食事といった生活リズムの整い具合も大きく影響します。

早く元気を取り戻せることもありますが、人によってはさまざまな要因によって回復が滞ってしまう場合も。産後の体の変化や日々の過ごし方が免疫力の低下と深く関わっているのです。

では、どのようなことが免疫力低下につながってしまうのか、その原因を次で詳しく見ていきましょう。

産後に免疫力が下がる5つの原因

免疫力を下げる原因として、次の5つが挙げられます。

  1. ホルモンバランスの変化
  2. 夜間授乳や夜泣きによる睡眠不足
  3. 赤ちゃんのお世話による体力の消耗
  4. 栄養不足や食生活の乱れ
  5. 育児によるストレス

それぞれどのように関係しているのかを、チェックしていきましょう。

1.ホルモンバランスの変化

妊娠すると「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という2つの女性ホルモンの分泌が急増しますが、出産を機に一気に減少します。

なかでもエストロゲンには、免疫細胞を活性化して病原体から体を守る働きがあるため、急激に減少することで体調を崩しやすくなるのです。

さらに授乳中は、母乳分泌を促すホルモンの「プロラクチン」が増えます。プロラクチンには卵巣の働きを抑える作用があるため、エストロゲンの分泌が抑えられた状態が続くことに。こうしたホルモンバランスの変化が、産後の免疫力低下に影響しています。

2.夜間授乳や夜泣きによる睡眠不足

低月齢の赤ちゃんは夜も授乳が必要なため、ママはまとまった睡眠が取りづらい日々が続きます。体内時計が徐々に整うことで夜間の授乳は不要になってくるものの、生後5〜6か月頃からは夜泣きが増え、まだまだ眠れない夜が続くかもしれません。

睡眠不足は自律神経のバランスに影響するため、「疲れやすい」「だるさが続く」など、心身の不調を引き起こす場合があります。

寝たい気持ちはあるのに、なかなか眠れないということもありますよね。上手く眠れない原因や対策については、以下の記事も参考にしてくださいね。

3.赤ちゃんのお世話による体力の消耗

赤ちゃんのお世話は24時間体制で、休む間もなく気を配る毎日が続きます。精神的な疲れに加え、新生児でも3キロ前後の重さがあるため、肉体的にも負担がかかるもの。

同じ姿勢での抱っこや授乳が続くと、腕や腰の筋肉ばかりに負担がかかり、こりや痛みを感じやすくなります。こうした疲れが慢性化すると、血行不良から頭痛やめまい、胃腸の不調につながることもあります。

産後の肩こりが気になる方は、以下の記事も参考にしてくださいね。

4.栄養不足や食生活の乱れ

実は、授乳はとてもエネルギーを使う行為で、1日あたり500〜700キロカロリーも消費するといわれています。そのため、授乳中にお腹が減りやすいのは自然なこと。

そんなとき、空腹を満たすためにインスタント食品やお菓子など手軽なものばかり選んでしまうと、どうしても栄養バランスが偏りやすくなります。栄養が不足すると体の回復が遅れたり、腸内環境や粘膜の健康を脅かす原因にも。

免疫力を上げるためにも、できる範囲でバランスのよい食事を意識していきましょう。

産後の上手な栄養の摂り方については、こちらからチェックできますよ。

5.育児によるストレス

産後のママは赤ちゃんに付きっきりで、自由な時間が少なくなりがち。行動範囲が狭まったり、時間に追われながら動いたりすることで、心も体もお疲れ気味ということも珍しくありません。

ストレスは自律神経のバランスを乱し、免疫力を低下させる原因になります。無理をせず、少しでもリフレッシュできる時間を作ることを意識してみてくださいね。

ストレスがたまり続けると、産後うつを引き起こす可能性もあります。産後うつについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

免疫力の低下が続くとどうなる?産後に起こりやすい体のサイン

免疫力が下がった状態が続くと、体や心にさまざまなサインが現れます。どのような症状が現れるのか見ていきましょう。

免疫力が下がっているときに出やすい症状

「免疫力が落ちているかも?」と気づくきっかけは、人によってさまざまです。よくあるのは、風邪をひきやすくなったり、疲れがなかなか抜けなかったりすることですが、ほかにも次のような症状が出やすくなります。

  • 風邪をひくと長引いてしまう
  • ちょっとした傷が治りにくい
  • 肌荒れやニキビなど肌の不調を感じる
  • 便秘やお腹の不調が続く
  • 足や顔がむくみやすい

放っておくとさまざまな不調につながる恐れがあるため、免疫力を上げるよう生活習慣を見直していきましょう。

免疫力を上げる方法は、こちらからチェックしてくださいね!

産後のだるさや疲れやすさは貧血が原因の場合も。産後の貧血について気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。

ほかにも、目の不調が気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

受診の目安は?

体調の変化が軽いうちは休養や生活習慣の見直しで回復することもありますが、なかには医療機関でのサポートが必要な場合もあります。

とくに以下のような症状があるときは、早めに受診を検討しましょう。

  • 発熱が数日続いている
  • 強い倦怠感、めまい、動悸がある
  • 気分が落ち込みやすい、不安になりやすいなど、心の不調が続く

産後は「自分のことは後回し」と思ってしまいがちですが、ママの健康が赤ちゃんの安心にもつながります。無理をせず、気になる症状は早めに相談してくださいね。

産後の免疫力を上げる4つの方法

免疫力をアップさせ早く元気を取り戻すには、日々の過ごし方もポイントに!

ここからは、毎日の生活のなかで意識したい、免疫力を上げる4つの方法をご紹介します。

1.日中に仮眠をとる

授乳や夜泣きで夜はどうしても細切れの睡眠になりがち。夜間にしっかり体を休めるのが難しい分、日中に無理をしすぎず赤ちゃんがお昼寝している間にママも一緒に横になるのがおすすめです。

20分ほどの短い仮眠でも疲れをやわらげたり、ストレスを軽減したりする効果があります。家事の手を止めて、思い切って体を休める時間をつくってみてくださいね。

2.軽い運動やストレッチを取り入れる

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、血流をよくして免疫細胞を活性化するのに役立ちます。

「運動」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、無理のない範囲から始めれば大丈夫。赤ちゃんを抱っこしたままスクワットをしたり、お散歩を兼ねて外の空気を吸ったりするだけでも、気分転換になって心身ともにリフレッシュできますよ。

3.バランスの良い食事で栄養を補う

授乳中はエネルギーや栄養の消費が増えるため、バランスのとれた食事をとることが大切です。

とくに次の栄養素を意識して摂るようにしてみましょう。

◆たんぱく質
筋肉や血液のもとになり、体力回復に欠かせない
栄養素。肉・魚・卵・大豆製品に多く含まれます。

◆鉄分
出産時の出血や母乳によって失われやすく、
不足すると貧血の原因に。レバーや赤身肉などに含まれるヘム鉄は吸収率がよく、ほうれん草や豆類などに含まれる非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。

◆カルシウム
母乳を通して赤ちゃんに多く送られる栄養素。
骨格や歯の基礎を作るために必要です。牛乳・小魚・小松菜などを意識して取り入れましょう。

◆葉酸
造血のビタミン」とも呼ばれ、母乳づくりをサポート。緑黄色野菜や果物、豆類に多く含まれています。

産後の食事については、以下の記事でも詳しく解説しています。

不足しがちな栄養素はサプリメントで手軽に補給しよう

栄養バランスの大切さはわかっていても、「毎食しっかり準備するのは大変…」というママも多いのではないでしょうか。そんなときはサプリメントを活用し、効率よく栄養を補うのもおすすめですよ。

産婦人科医が監修した「mamaco」は、産後・授乳期の体に必要なビタミンやミネラルをバランスよく配合したサプリ。葉酸や鉄分、カルシウムといった不足しやすい栄養素に加え、赤ちゃんの脳の発達に欠かせないDHAやビタミンDなどもカバーできます。

ママ自身に必要な栄養と、母乳を通して赤ちゃんに送りたい栄養をWでケアできますよ!

さらに、高麗人参やナツメ、ショウガなどの和漢成分も配合されているので、産後の疲れが気になる体のめぐりをサポートできるのも嬉しいポイントです。

子育て家庭の口コミから選ばれる「ママリ口コミ大賞」を受賞しているほか、厳格な審査をクリアしたサプリにのみ付与される安心安全マークを取得しているのも信頼できる点。

アカチャンホンポやスギ薬局といった大手チェーンでも取り扱いがありますが、公式サイトではここだけの特別価格でお試し可能送料無料でお届け&15日間の返金保証も付いていますよ。

「産後の疲れやすさが気になる」「育児に忙しくて自分の食事にまで手が回らない」と感じているママは、まずは気軽な気持ちでmamacoを始めてみてくださいね。

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4.リフレッシュできる時間をつくる

赤ちゃんのお世話に追われていると、どうしても自分のことが後回しになりがちです。しかし、ストレスは自律神経を乱し、免疫力を下げる大きな原因のひとつ。ほんの少しでも「自分の時間」を持つことが、心と体の回復につながります。

家族に赤ちゃんを見てもらって1人で過ごす時間をつくったり、友人や行政の育児相談を頼って誰かと話したりするだけでも気分が軽くなることがあります。

無理せず、できる範囲でリフレッシュする工夫を取り入れてみてくださいね。

免疫力の低下は赤ちゃんに影響する?

ママが体調を崩すと、「母乳を通じて赤ちゃんに病気がうつるのでは…?」と心配な方も多いかもしれません。しかし、実際には母乳からうつることへの心配は不要だといわれています。

母乳を通じて病気がうつることは少ない

風邪やインフルエンザ、胃腸炎などの多くの病気は、母乳を通じて赤ちゃんにうつる心配はほとんどありません。むしろ、母乳にはママの体内でつくられた抗体が含まれているため、授乳を続けることで赤ちゃんに免疫を届けることができます

そのため、体調が悪いときでも医師から特別な指示がない限り、母乳育児をやめる必要はありません。

とはいえ、体調が悪いと食欲が湧かない場合もありますよね。「母乳のために食事をとりたいけど食欲がない……」というときに上手く栄養を摂る方法については、こちらの記事で紹介しています。参考にしてくださいね。

咳やくしゃみなどの飛沫感染に注意

母乳から病気がうつることは少ないものの、咳やくしゃみの飛沫によって赤ちゃんに感染する可能性はあります。

授乳や抱っこのときはマスクをつけたり、こまめに手洗いをしたりするなど、基本的な感染対策を心がけましょう。

生活習慣を見直して、産後の体の調子を整えていこう

産後の体は、妊娠や出産による大きな変化から回復している途中。そこに赤ちゃんとの新しい生活も加わるため、どうしても免疫力が下がりやすい状況が続きます。

できることから少しずつ生活習慣を整えていくことが大切です。睡眠、食事、運動、リフレッシュの工夫を意識するだけでも、体の回復に役立ちますよ

とくに栄養面は、産後の免疫力アップに欠かせないポイント産後のママのためにつくられた「mamaco」なら、不足しがちな栄養素も効率よく補えますよ!

無理のない範囲で体と心をいたわりながら、少しずつ元気を取り戻していきましょう。

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