
更新日:2025/10/25
新生児の母乳量はどのくらい?目安量と測り方、足りてるサインをチェック【産婦人科医監修】

母乳育児が始まると「どのくらい飲めていれば普通?」「足りていないのでは…」と不安になるママも多いでしょう。
母乳量には大きな個人差があり、数字だけでなく、赤ちゃんやママのサインで「足りているか」をチェックすることが大切です。
この記事では、新生児期の母乳量の目安や測り方、母乳が足りているサイン、不安なときの見直しポイントまでを、産婦人科医監修でわかりやすく解説します。
安心して母乳育児を続けられるヒントを一緒に見つけていきましょう。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生
産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー
"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。
"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。
新生児の母乳量はどのくらい?

新生児の1日に必要な母乳量は、一般的に約500〜600mlが目安です。
体重1kgあたり約20mlほどと言われますが、赤ちゃんの成長ペースや授乳のタイミングによって大きく変化します。
生後すぐは数mlから始まり、日ごとに少しずつ増えていくのが自然な流れです。
「どのくらい飲めていたら大丈夫なのか」は数字だけでは判断できませんが、平均的な目安を知っておくことは安心につながります。
1回あたりの母乳量の目安
新生児が1回に飲む母乳量は、生後日数や吸う力によって変化します。生後すぐから1週間、1ヶ月と経つにつれて赤ちゃんの胃も大きくなり、自然と飲める量も増えていきます。
- 生後0〜3日ごろ:1回5〜10ml
- 生後4〜7日ごろ:1回20〜40ml
- 生後1週間〜1ヶ月ごろ:1回50〜80ml
ただしこの数字はあくまでも、成長にともなう自然な増え方の目安です。
赤ちゃん自身が必要な量を飲んでくれるようになるので、数字よりも「満足そうな表情や体重の変化」を大切にしてくださいね。
母乳量の測り方

母乳はミルクのように目で量を確認できないため、「どれくらい飲めているんだろう…」と不安になりやすいもの。
そこで、母乳量を測る方法を2つご紹介します。
①授乳前後の体重をベビースケールで測る
赤ちゃんの授乳前と授乳後の体重差を比べることで、飲んだ母乳量をおおよそ把握できます。
病院や産院でも用いられる方法で、「10g体重が増えていれば、約10ml飲んだ」と考えられますね。
②搾乳して量を測る
搾乳器や手で母乳を搾って、どのくらい出ているかを確認してみましょう。
ただし、「搾れる量=赤ちゃんが飲める量」ではありません。赤ちゃん自身の吸う力によって、まだ必要な量が出ていない場合や、反対に、搾乳よりも多く引き出せることもあります。

また、母乳量が足りているかは赤ちゃんの様子から判断できることもあります。
「母乳が足りている赤ちゃんのサイン」を先に知りたい方はこちらから読んでみてくださいね。
反対に、母乳がよく出るママの特徴については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
授乳回数やリズムの目安

新生児期の授乳リズムは2〜3時間おきと言われていますが、実際には母乳は「欲しがるだけ与える」のが基本です。
◆新生児の授乳回数は「1日8〜12回」、それ以上でも心配いりません
新生児はまだ胃が小さく一度にたくさん飲めないため、こまめに授乳して栄養を補います。
一般的には1日8〜12回ほどが目安とされますが、これはあくまで「平均的な範囲」であり、回数だけで母乳が足りているかどうかを判断することはできません。
◆授乳のリズムは「時間よりも欲しがるタイミング」でOK
実際の授乳の間隔は不規則で、30分で欲しがることもあれば、数時間眠る日もあります。
泣いたり口をパクパク動かしたりする「赤ちゃんからのサイン」があれば、時間に関係なく授乳して大丈夫ですよ。

とくに生後1〜2週間は、赤ちゃんが何度も飲みたがる「頻回授乳」が多い時期です。
これは母乳が足りていないからではなく、吸われる刺激で母乳を増やそうとする、体の自然な働きかけ。むしろ、母乳育児を軌道に乗せていく大切なプロセスです。
授乳回数やリズムは「規則正しいかどうか」ではなく、赤ちゃんがごきげんで体重がゆるやかに増えているかどうかがポイント。
あなたの赤ちゃんのペースを、焦らず見守ってあげましょう。
チェックリストで確認!母乳が足りてるサイン

母乳は見えないからこそ「足りてる?」の不安が生まれやすいものです。でも、赤ちゃんやママの体には、母乳が足りていることを示すサインがきちんと現れます。
ここでは、助産師さんたちが赤ちゃんを見守るときにも大切にしている「母乳が足りてるサイン」をまとめました。
1.赤ちゃんのサイン

赤ちゃんの体は、母乳が足りているかどうかをちゃんと教えてくれます。
おっぱいを飲んだ後、口元が緩んで安心したように眠ったり、穏やかに過ごしたりしていれば、十分に飲めているサインです。
飲み足りないときには、口を動かしたり泣いたりして、またおっぱいを探すしぐさが見られます。
母乳が足りていれば体内の水分も十分に保たれ、肌や唇もしっとりとしています。

1日に6回以上のおしっこが出ているか、うんちは回数よりも「やわらかく、黄色〜黄緑色であるか」を目安にチェック。
肌や唇がカサついていたりするときには、水分不足のサインかもしれません。
体重の増え方には体格差はありますが、1週間で100〜200g、1ヶ月で500g〜1kgほどのゆるやかなペースで増えていれば順調です。
これらのサインすべてが当てはまらなくても、いくつか見られれば母乳は足りていると考えられるので心配しすぎないでくださいね。
2.ママのサイン

母乳が足りているかどうかは、赤ちゃんだけでなく、ママの体にもサインとして現れます。
張っていた乳房が授乳のあとにやわらかくなったように感じたり、ふくらみが落ち着くことがあります。これは赤ちゃんがしっかり母乳を吸えているサイン。
また、授乳や搾乳するときに母乳が漏れることがありますが、それも体が母乳をつくろうと働いている証拠です。

授乳中に眠気を感じたり、リラックス感をおぼえたりするのは、母乳が出るときに分泌されるオキシトシンやプロラクチンというホルモンの働きによるもの。ママの体が母乳育児のリズムに入っているサインです。
「赤ちゃんが飲めているかどうか不安」というときこそ、自分の胸や心の変化にも目を向けてみてください。数字では見えなくても、ママの体はちゃんと母乳を届ける準備をしてくれていますよ。
「足りてないかも」と感じたらどうする?

「母乳が足りていないのかも…」と感じるのは、それだけ赤ちゃんのことを大切に思っている証拠です。チェックリストを見ても心配が残るときは、次の項目で、授乳の姿勢やママ自身の体調を見直してみましょう。
必要なときにはミルクを足すことも大切な選択肢です。でもその前に、まずは今できるケアを一緒に探してみませんか?
母乳が足りないと感じたときに見直したい5つのこと

「母乳が足りていないのかも」と感じたとき、できることはたくさんあります。
授乳の姿勢や睡眠、栄養バランスなど、ママの体を整えるためのポイントを5つ紹介していきます。
授乳の姿勢やリズムを整える

授乳でいちばん大切なのは、ママと赤ちゃんのどちらにも負担が少ないことです。
クッションなどを使って体を支えるだけで、赤ちゃんの吸いつきが安定しやすくなります。
また、痛みがあるときは、浅くくわえている可能性があります。そっと深くくわえ直させてあげるだけで楽になることもありますよ。
正しい授乳姿勢については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
また、授乳のリズムはまだ整っていなくても大丈夫。頻回授乳は、母乳を増やそうとする自然な合図として受け止めてみてくださいね。
睡眠とストレスのバランスをとる

出産後は、赤ちゃんのお世話でまとまった睡眠がとれない日が続きますが、母乳のために必要なのは「長く眠ること」よりも、短くても体と心をゆるめる時間をとることです。
ストレスが続くと、母乳の分泌を促すオキシトシンの働きが弱まりやすくなることも。
授乳の合間に、5分間でも目を閉じて深呼吸するだけでも休息になります。
睡眠時間というよりも、「休むこと」と「がんばること」のバランスを意識してみてくださいね。
水分と栄養バランスを見直す

母乳は血液からつくられるため、水分補給はとても大切です。授乳のたびにひと口ずつお茶や白湯を飲むだけでも、体は母乳づくりを続けてくれます。
「水分って実際どのくらい飲めばいいの?」という疑問や、授乳中の水分補給については、こちらの記事を読んでみてくださいね。
同じく食事も、完璧な栄養バランスを目指す必要はありません。忙しい日や食欲がわかない日は、おにぎりやスープなど、食べられるものだけでもじゅうぶん。
無理をしないことが、母乳育児を続けるための力になります。
それでも栄養が気になるときには、食事だけで補おうとせずに、サプリメントや栄養サポート食品に頼るのもひとつの方法ですよ。
食事だけで足りない栄養は『mamaco』でサポート
「母乳には栄養が欠かせないのに、時間も余裕もない…」
産後は赤ちゃんのお世話疲れや気力の低下で、栄養のことまで考えるのは大変ですよね。
そんなときに頼れるのが、母乳の栄養補給と育児中の体調ケアのためのサプリメントです。

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- ビタミンA:眼の健康を守る
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母乳を作るサポートはもちろん、赤ちゃんの強い体づくりも応援します。「バランスよく食べられなくても、赤ちゃんのための栄養を諦めたくない」というママの強い味方です。
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母乳や育児への不安、ストレスにもアプローチしながら、ママの健康維持をサポートします。
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助産師などの専門家に相談する

母乳への不安をひとりで抱えるのはとても苦しいもの。そんなときは、助産師さんや医療機関に相談してみましょう。
産婦人科や助産院の「母乳外来」では、授乳姿勢や抱っこのアドバイス、乳房ケア、赤ちゃんの体重チェックなどを行います。
「本当に足りているの?」「もっと上手に飲ませるにはどうしたらいい?」など、人には聞きにくい悩みも、専門家に相談してみると、心が軽くなりますよ。
母乳外来と聞いて「どんなときに行けばいいの?」「なんて言えばいいのかわからない」というママのために、母乳外来に行くタイミングや相談できることをわかりやすく解説した記事も読んでみてくださいね。
家族にサポートをお願いする

授乳はママにしかできないことですが、そのほかのことは思い切って家族にサポートしてもらいましょう。
たとえば、授乳のあとの「げっぷ」や夜のおむつ替え、抱っこを代わってもらうだけで楽になります。
「母乳をあげる人」と「支える人」とで、協力し合いながら母乳育児を続けてくださいね。
ママと赤ちゃんのペースを大切に、母乳育児を軌道に乗せよう

母乳育児には、明確な母乳の量や「こうあるべき」という正解はありません。よく飲む日も、思うように飲まない日も、それぞれが赤ちゃんとの大切な時間です。
不安を感じたときには、姿勢や休養などにも目を向けながら、家族や専門家にも頼ってください。母乳育児は、ママひとりの努力ではなく、支えてくれる人とのチームで続けていくものです。
母乳の分泌量や、赤ちゃんへの栄養が不安なときには、サプリで足りない栄養をプラスしてみませんか?
『mamaco』は母乳の原料になる栄養素を詰め込んだ授乳期サプリ。「ママ」と「こども」の両方の栄養バランスをサポートします。
赤ちゃんとママ自身の「母乳が足りてるサイン」を上手に確認しながら、もっと楽な気持ちで母乳育児を軌道に乗せてくださいね。
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