更新日:2025/10/25

妊娠中期の吐き気はよくあること?原因・対処法・食べられないときの栄養ケアまで解説

原因・対処法・ケアも解説
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妊娠中期に入ってから吐き気がぶり返すと、「つわりは終わったはずなのに…」と不安になりますよね。

実はこの時期の吐き気は、ホルモンや胃の圧迫、疲労などによって起こることがあり、めずらしい症状ではありません。

この記事では、妊娠中期の吐き気の原因や赤ちゃんへの影響、日常でできる対処法、さらに食べられないときの栄養ケアまでわかりやすく解説します。

ひとりで悩まず、安心できる方法を一緒に見つけていきましょう。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医

毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。

"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。

まきレディスクリニック

妊娠中期に吐き気が起こるのはなぜ?

妊娠初期のつわりが落ち着いたあとでも、体の内側では大きな変化が続いています。

ホルモンや自律神経、胃腸の動きに影響が出ることで、中期にもムカムカや吐き気が現れることも。

まずは、妊娠中期に起こる吐き気の原因を具体的に解説していきます。

ホルモンの変化・自律神経の乱れ

妊娠中の吐き気に大きく関わるのは、ホルモンバランスの変化と、それにともなう自律神経の乱れです。

妊娠初期に多く分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、つわりの原因のひとつとされます。

妊娠中期にはこのhCGは徐々に減っていきますが、代わってエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが増え始めます。

◆エストロゲン:脳の嘔吐中枢を刺激したり嗅覚を敏感にすることで、「特定のにおいで吐き気がする」という不快感を引き起こすこともあります。

◆プロゲステロン(黄体ホルモン):子宮を守るために筋肉をゆるめる働きがあり、同時に食道と胃の境目も緩めてしまうため、胃酸が逆流しやすくなり胸やけや吐き気につながります。

こうしたホルモン変化によって自律神経が揺らぎ、胃腸の動きが弱まることで、食後や空腹時に吐き気を感じやすくなります。

「中期だからつわりは終わるはず」と思っていても、体の中ではまだ大きな変化が続いているのです。

子宮の拡大や胃の圧迫

妊娠中期になると、赤ちゃんの成長に合わせて子宮がさらに大きくなり、胃を下から押し上げるようになります。

とくに食後で満腹になったタイミングで、胃を押し上げられるように感じたり、胸のつかえや不快感をおぼえたり、「吐き気がこみ上げる」と感じたりすることもあります。

気持ち悪いからと横になると、さらに圧迫が強まることがありますが、これは異常ではなく赤ちゃんの成長にともなう変化のひとつです。

妊娠中期は「吐き気も困るけど、実は便秘にも悩んでいて…」という方も多いでしょう。妊婦さんが便秘になりやすい原因や改善方法もあわせて読んでみてくださいね。

貧血・血糖値の低下・疲れ

妊娠中期は赤ちゃんに酸素を送るために血液量が増える一方で、鉄分の不足による貧血や、血液が薄まることによる貧血を起こしやすくなります。

貧血になるとじゅうぶんな酸素が脳へ届きにくくなり、吐き気やふらつき、動悸につながることもあります。

さらに、食事の間隔が空くことで血糖値が下がりやすくなることも、ムカムカや吐き気の一因です。

血糖値の低下や疲労によって自律神経が乱れると、めまい・頭痛・下痢などほかの不調とともに吐き気を感じることもあります。

吐き気はいつまで続く?赤ちゃんへの影響は?

この時期の吐き気は初期のつわりとは違い、ホルモンの変化や胃の圧迫などによる一過性の反応。

妊娠の経過そのものを左右するものではないとされています。

ただし、吐き気が長く続く、体重が減る、水分も摂れないなどの症状がある場合は、早めに医師へ相談することが安心につながります。

妊娠中期の吐き気は一時的なケースが多い

妊娠5〜7ヶ月ごろは、体がホルモンバランスや胃の位置変化に慣れていく途中です。

そのため、吐き気やムカつきが一時的に現れることがありますが、多くは体が安定していくにつれて落ち着いていきます。

いったん治っても、空腹・食べ過ぎ・疲労などをきっかけにぶり返すこともありますが、これは異常ではなく一過性のものです。大きな波より小さな揺れが残っている時期、と捉えてくださいね。

中には「吐き気もつらいけど、眠くて家事も仕事も集中できなくて…」と悩んでいる人もいるかもしれません。

妊娠中期に起こる眠気の理由や、眠気を覚ます方法をわかりやすく解説した記事もあわせてご覧ください。

赤ちゃんに影響はある?

短期間の吐き気や食事量の減少によって、赤ちゃんに影響が出ることはほとんどありません。

母体には、優先的に赤ちゃんへ栄養を届けるしくみが備わっています。軽い吐き気程度なら、すぐに赤ちゃんの成長を左右することはありません。

ただし、「吐き気で水分も摂れない」「動けない」といった状態は、母体にも負担がかかります。無理をせず早めに医療機関へ相談しましょう。

こんな症状があれば病院へ相談を

吐き気だけでなく、つぎのような症状がある場合には受診をおすすめします。

  1. 1頭痛・めまい・動悸が続く
  2. 2下痢や発熱をともなう
  3. 3嘔吐が止まらず水分も摂れない
  4. 4体重が急激に減っている

これらの症状は、脱水症状や貧血、妊娠高血圧症候群などのサインである可能性もあります。

我慢するのではなく、安心のために受診するという気持ちで、早めに医師や助産師に相談してくださいね。

つらい吐き気を和らげる日常の対処法3つ

妊娠中期は、仕事や家事を以前と同じようにこなしている方も多いはず。

ここでは、そんな忙しい時期の不調を乗り切るための「吐き気を和らげる対処法」を3つご紹介します。

朝・通勤・仕事中など場面に合わせてセルフケアを行う

吐き気を感じやすいのは、血糖値が下がりやすい朝や、動作が増える通勤・仕事中です。

空腹のまま動き始める前に「何かひと口」が大きな予防になります。

  • 朝起きたらすぐに、ビスケットやゼリー飲料をひと口
  • 通勤中には、マスク+ガムやグミ・キャンディでにおいと空腹をブロック
  • 仕事中はこまめな休息と水分補給で、血糖値の急な低下を防ぐ

「立っているだけで気分が悪い…」と感じる日はできるだけ座るなど、がんばらない工夫を優先しましょう。無理にこなそうとするほど自律神経が乱れやすくなります。

においや姿勢を整えて無理をしない

においや体勢など、妊娠中の吐き気の引き金になりがちなことを避けるのも対処法のひとつです。

  • 調理中は換気とマスクでにおいをカット
  • 食後すぐに横にならず、背中を少し起こして休む
  • 就寝時はクッションで上半身を少し高めに

リラックスするときは、胃を押さえつけないように、ゆるやかな角度で体を支えると楽になります。

横になると悪化することもあるので、そのときの体調に合わせてみてくださいね。

食事は少しずつこまめに食べる

一度に食べようとすると吐き気を誘発しやすいので、「量より頻度」を意識してみましょう。

  • スープ・おにぎり・果物・クラッカーなど、軽く食べやすいものを常備
  • 温すぎる飲み物は胃を刺激する場合があるので、常温〜冷たい飲み物で
  • うどんやおかゆなど、消化しやすいものを中心に
  • ゼリーやアイスクリーム・豆腐など、水分が多く飲み込みやすい食べ物も◎

妊娠中期の吐き気も「つわり」と同じように、食べるのもままならないはず。吐き気があるときに試してみたい食事のコツを管理栄養士がわかりやすく紹介している記事も参考にしてみてくださいね。

しかし中には、これらを実践していても「何日も食べられない…」「嘔吐することが増えて赤ちゃんの栄養が心配…」と感じている妊婦さんもいるでしょう。

そんなあなたは、次の項目で「栄養の補い方」をチェックしてみてくださいね。

妊娠中期に食べられないときの栄養対策

妊娠中期は「食べなきゃ」と思う一方で、吐き気が続くと食事をすること自体が苦痛になることもあるでしょう。

だから食べられない日があっても大丈夫!無理をしない栄養の補い方をご紹介していきます。

つらいときは無理に食べなくても大丈夫

「自分が食べられないせいで赤ちゃんに悪いことをしているかも」と不安になりますが、妊娠中に食べられない日があるのは自然なことです。

母体には赤ちゃんを優先して守るしくみがあり、数日の食欲不振で大きな影響が出ることはほとんどありません。

  • 食べられる日と食べられない日がある
  • におい・体調・気分で変動する
  • 「今日は食べるのを休む日」と割り切ることも立派なセルフケア

吐き気がつらいときは罪悪感を手放して、食べられるものを食べられるときに摂るように心がければじゅうぶんです。

体調が良いときのおすすめメニューや、積極的に摂りたい栄養素については、こちらでぜひチェックしておいてくださいね。

不足しがちな栄養はサプリで補うのも◎

妊娠中期には、赤ちゃんの臓器や神経がさらに発達するため、葉酸・鉄・タンパク質などの栄養素が欠かせません。

葉酸は赤ちゃんの正常な発育サポートに、鉄は血液と酸素の運搬、タンパク質は筋肉や臓器の材料として使われます。

しかし、吐き気や食欲低下がある時期は、肉や魚、野菜などをじゅうぶんに食べることが難しくなります。

そこで選択肢となるのが、「食べられない日の栄養をサポート」してくれるサプリメントです。

妊娠中期の栄養サポートには「mamaru」がおすすめ

『mamaru』は、妊娠中に必要な栄養素をバランスよく配合した、産婦人科医監修の妊娠期に特化した葉酸サプリ

妊娠中期にも大切なこれらの栄養素が1つでカバーできますよ。

  • 妊娠期を通して赤ちゃんの成長を支える葉酸
  • 吸収しやすいヘム鉄
  • エネルギー代謝を支えるビタミンB群
  • お腹のトラブルや体調管理を助ける乳酸菌・食物繊維

さらに、小粒で飲みやすい形状にこだわり、吐き気でつらい時期にも続けやすい、においを抑えた加工もポイントです。

GMP認定の国内工場で製造・無添加かつ第三者機関の安全基準も満たしており、スギ薬局やマツモトキヨシなど大手ドラッグストアでも取り扱われています。

体調がすぐれない妊娠期の栄養は、オールインワン葉酸サプリのmamaruで手軽に補いましょう。

「吐き気で買い物もつらい」「まずは1袋、お得な価格で試したい」というママには、公式サイトからの購入がおすすめです!

ウェブ限定の初回価格はこちらからチェックしてみてくださいね。

妊娠中期の吐き気はめずらしくない!ひとりで不安を抱えないで

妊娠中期の吐き気は特別なことではなく、体が赤ちゃんを守るために変化しているサインです。無理をせず、自分のペースで整えていきましょう。

「もう落ち着くはずなのに…」と不安になるかもしれませんが、この時期の体はまだ変化の途中。ゆらぎや違和感が出ることは珍しくなく、症状を正しく理解することが大切です。

栄養面でも、完璧を目指す必要はありません。吐き気がつらくて食事ができない日が続くなら、サプリメントで栄養を補ってみましょう。

『mamaru』は妊娠中のママと赤ちゃんに欠かせない栄養素を小さな粒に詰め込んだオールインワンサプリメント。

とくに大切な葉酸や、不足しがちなビタミン・ミネラルを補いながら、腸内環境をすっきり保つ菌活サポート成分との合わせ技で、ママの体調管理もサポートします。

吐き気で食べられない日があっても、栄養素がぎゅっと詰まった『mamaru』を取り入れて、「栄養は足りてる、大丈夫!」と安心して妊娠中期を乗り切ってくださいね。

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