更新日:2025/6/5

産後に目がおかしいのはなぜ?原因と症状、今日からできるセルフケア方法を紹介

産後に目がおかしくなる原因や目の不調をやわらげるセルフケア方法を紹介
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出産後に「なんだか目の調子がおかしい……」と感じる方は、実は意外と多いもの。視界がぼやけたり、目が乾きやすくなったり、これまで気にならなかった症状が出てくると、「これっていつまで続くの?」と不安になりますよね。

この記事では、産後に目の不調が起こる原因をわかりやすく解説。さらに、忙しい育児の合間にも取り入れやすいセルフケア方法をご紹介します。

ちょっとした工夫が目の疲れをやわらげることにつながります。すぐにできるケアをぜひ試してみてくださいね。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生

産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー

"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。

"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。

産後、目がおかしい…この違和感はいつまで続くの?

出産後に「なんだか目がかすむ」「すぐに目が疲れる」といった違和感を覚えるママは少なくありません。これは、産後の身体にかかる負担や、ホルモンバランスの変化が関係しています。

多くの場合、不調は一時的なもので身体の回復とともに落ち着いていきますが、回復のスピードには個人差があるもの。無理を続けてしまうと、視力の低下につながってしまうこともあります

育児が始まったばかりだからこそ気を張ってしまうかもしれませんが、まずは今の身体の状態や目がおかしい原因を知り、自分自身をいたわることも大切です。

産後の過ごし方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

床上げっていつ?助産師がすすめる産後の過ごし方やケアのポイント

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産後に目がおかしくなる原因

それでは、目の不調が起こる原因を見ていきましょう。

産後に起こる身体の変化をはじめ、生活リズムの変化や心身の疲労など、さまざまな要因が関係しています。

ホルモンバランスの変化

妊娠中は出産に向けて女性ホルモンの分泌が増加しますが、産後は一転して急激に減少します。

このホルモンバランスの大きな変化が自律神経に影響を与え、ピントが合いにくくなったり、眼精疲労を感じやすくなったりといった不調を引き起こすことがあります。

また、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロゲン)には、目のうるおいを保つ働きがあるため、減少することで目の乾燥や不快感を感じやすくなることもあります。

出産時のいきみ

出産後、白目が赤くなっていることに気づくママもいるかもしれません。

これは分娩時の「いきみ」が原因であることが多く、強く力んだ際に血圧が上昇し、白目の血管が切れて出血した状態です。

見た目が気になるかもしれませんが、通常は1〜2週間ほどで自然に落ち着いていきます。なかなか出血が引かない場合は、眼科を受診して状態を確認してもらいましょう。

疲れや睡眠不足

産後は赤ちゃんのお世話に追われ、どうしても睡眠が不規則になりがち。そのため、慢性的な疲れを感じやすくなります。

疲れがたまると脳の働きにも影響し、目で見た情報を正確に処理する力が低下してしまうことも。物をすぐに認識しづらくなったり、コントラスト(明暗)が把握しにくくなったりと、さまざまな目の不調を引き起こすことがあります。

産後の睡眠不足が気になっている方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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栄養不足

赤ちゃんのお世話を優先するあまり、自分の食事が後回しになっていませんか?

目の健康を保つためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素が欠かせません。これらの栄養が不足すると、視神経の働きや涙の分泌に影響が出ることも。目の機能が十分に発揮されず、疲れ目などの不調を感じやすくなります。

目の健康に必要な栄養については、こちらで詳しく紹介しています。

産後に摂りたい栄養素など、食事のポイントを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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産後の食事は、お母さんの心身の回復と、赤ちゃんの栄養となる母乳の生成を意識した食事を摂ることが大切です。産後のお母さんの特徴を捉えて、摂取が必要な栄養素を知っておきましょう。また、摂らない方が良いものについても知っておきましょう。産後に必要な栄養素の補給にはサプリメントの使用も有効です。

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スマートフォンの使いすぎ

育児中の疑問を検索したり、赤ちゃんの寝ている間にSNSをチェックして一休みしたり……そんな時間も大切ですが、スマホの使いすぎが目に負担をかけていることもあります。

スマホが発するブルーライトはエネルギーの強い光です。目の疲れを招きやすく、さらに夜の使用は睡眠の質を下げる心配もあります。

産後はもともと目がデリケートな状態なので、使用時間はほどほどにして目を休ませてあげることが大切です。

産後のママに起こりやすい目のトラブル

さまざまな原因から、産後は目の調子がおかしくなりやすい時期です。

では、具体的にどのような症状が現れるのか、産後に起こりやすい目のトラブルについてご紹介します。目に現れる不調は一見軽いように思えても、じつは全身の不調につながることもあります。

目に現れる不調とその影響

産後に感じやすい目のトラブルには、次のようなものがあります。

  • 視界がぼやける
  • まぶしさを感じやすい
  • 目が痛む
  • 目が乾きやすい
  • 目が充血する
  • まぶたがむくむ

これらの症状が続くと、目の周りだけでなく、首や肩の筋肉がこわばってしまうことも。その結果、肩こりや頭痛、さらには全身のだるさや疲労感につながる場合があります。

産後の肩こりが気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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受診の目安は?こんなときは病院へ

ほとんどの目の不調は一時的なもので自然におさまることが多いですが、次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 視力が極端に落ちた
  • 強い頭痛やめまいを伴う
  • 日常生活に支障をきたすほど不調が続いている

こうした場合には、早めに眼科などの医療機関を受診しましょう。また、産後健診の際に気になる症状があれば、遠慮せずに相談してみてくださいね。

今日からできる!産後の目のセルフケア5選

産後の身体が回復していくにつれて、目の症状も次第に落ち着いていくといわれていますが、目をいたわり、疲れをためないための工夫も大切です。

ここからは、今日からすぐに始められるセルフケア方法を5つご紹介します。

  • まばたきを意識する
  • 遠くを見る時間をつくる
  • 目を温めて血行を促す
  • ツボ押しやマッサージでリフレッシュ
  • ビタミン・ミネラルをしっかり補給する

まばたきを意識する

まばたきには、涙を目の表面に広げて乾燥を防ぐ効果があります。そのため、まばたきの回数が減ると目が乾燥し、疲れを感じやすくなります。

目の乾きを感じやすい方は、意識してまばたきをしましょう

また、ギュッと目を閉じてパッと開いたり、交互にウインクしたりといった動きも、目の周りの筋肉のストレッチになり、疲れ目のケアに効果的です。

遠くを見る時間をつくる

目の疲れをやわらげるには、意識的に遠くを見る時間をつくって、目をリラックスさせることも必要です。

ピントを合わせるために働く「毛様体筋」は、近くを見続けることで緊張し、凝り固まってしまいます。

遠くを見ることで緩めることができるため、ついついスマホを見てしまうという方はとくに、意識的に遠くを見て毛様体筋をほぐしましょう

目を温めて血行を促す

疲れ目には、目の周りを温めて血行を促すケアも◎。血流がよくなることで、目の周りの筋肉がゆるみ、疲れをやわらげることができます。

市販の「ホットアイマスク」を使うほか、濡らしたタオルを電子レンジで温めて作る「蒸しタオル」も手軽でおすすめです。

ツボ押しやマッサージでリフレッシュ

目の不調をやわらげるツボを押すことで、リフレッシュにつながります。

眼球を押さないよう注意し、ツボを「ゆっくり押してゆっくり緩める」を5セットほど繰り返しましょう。

睛明(せいめい)

目頭と鼻のつけ根の間にあるくぼみ。かすみ目、充血、目の痛みに◎。

魚腰(ぎょよう)

眉毛の中央にあるくぼみ。目の充血や腫れ、ドライアイ、目の痛みに。

承泣(しょうきゅう)

黒目の真下にあるくぼみ。疲れ目、かすみ目、ドライアイに効果的です。

さらに、目の周りの骨に沿って、指の腹でやさしくなでるようにマッサージするのもおすすめ。血行がよくなることで、疲労の回復が期待できますよ。

ビタミン・ミネラルをしっかり補給する

目の健康を保つには、身体の内側からのケアも大切です。とくに目の疲労や不調にアプローチできる4つの栄養素を、積極的に摂っていきましょう(※)。

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • 亜鉛

ビタミンA

角膜の表面を保護する粘液の成分で、角膜の炎症や乾燥の予防に役立ちます。

【ビタミンAを含む食材】
にんじん、小松菜、ほうれん草、レバー、卵

ビタミンB群

ビタミンB1は目の神経の疲れをやわらげ、ビタミンB2は角膜や粘膜の再生を促進。また、ビタミンB12は視神経の働きをサポートします。

【ビタミンB群を含む食材
豚肉、レバー(牛・豚・鶏)、卵、あさり、海苔

ビタミンC

抗酸化作用があり、水晶体の酸化を防ぎます。目の疲れや充血の予防にも◎。

【ビタミンCを含む食材
ピーマン、ブロッコリー、アセロラ、イチゴ、キウイ

亜鉛

免疫機能を高め、目の健康維持やドライアイの改善に役立ちます。

【亜鉛を含む食材
牡蠣、牛肉、ゴマ、海苔、カシューナッツ

これらの栄養素を意識して摂ることは、目の健康を保つ上でとても大切です。

とはいえ、毎食しっかり栄養バランスを考えて食事を準備するのは、なかなか大変ですよね。そんなママには、サプリメントの活用がおすすめです。

「mamaco」は、産後の栄養サポートを考えて作られたサプリメント。産後に摂りたいビタミンやミネラルがバランスよく配合され、目の健康に役立つビタミンA・B群・C・亜鉛もしっかりカバーしています。

自分の栄養管理までなかなか手が回らないという方でも、手軽に栄養補給できるのが嬉しいポイントです。

また、産婦人科医の監修のもと、母乳栄養に不可欠な葉酸や鉄分、さらにママの体調をケアする和漢植物も配合

慣れない育児で疲れがちな毎日を、内側からサポートできます。

1日4粒を目安に飲むだけなので、無理なく続けやすいと先輩ママからも好評!全国の子育て家庭の口コミをもとに選ばれる「ママリ口コミ大賞」も受賞し、産後のがんばるママを支え続けています。

mamacoはスギ薬局など全国のドラッグストアで購入できますが、まずはお得に試してみたい方は、公式サイト限定の特別価格をチェックしてみてくださいね。

産後に摂りたい栄養素やサプリの選び方については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

産後サプリのおすすめは?助産師が教える選び方と母乳に必要な栄養素、飲むべき理由まで

産後サプリについてはあまり知られていませんが、実は産後のお母さんにこそサプリが必要です。産後は体の回復や授乳、不規則な生活のため色々な栄養素が不足しがちです。この記事では、助産師おすすめの産後サプリや必要な栄養素、サプリメントの選び方などを紹介します。

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目がおかしいと感じたら…産後の生活で気をつけたいポイント

目の調子がおかしいときは、症状を悪化させるような行動を避けることも大切。

産後の生活のなかで、目のために意識したいポイントを4つご紹介します。

  1. 1パソコンやスマートフォンを使うときはこまめに休憩を
  2. 2目薬は授乳中に使用可能なものかチェック
  3. 3濃いアイメイクは控えめに
  4. 4メガネやコンタクトレンズの度数変更は慎重に

パソコンやスマートフォンを使うときはこまめに休憩を

パソコンやスマートフォンを使っていると、つい画面に集中してしまいますよね。

しかし、近くを見続ける時間が長くなると、目の筋肉が緊張しやすくなり、疲れ目やかすみ目につながることがあります。また、まばたきの回数が減って目が乾燥しやすくなる心配も。

スマホやパソコンを使うときは、必要なときだけ使うように心がけ、こまめに休憩を挟むことがポイントです。30分に一度は目を画面から離し、遠くを見てリフレッシュしましょう。

目薬は授乳中に使用可能なものかチェック

授乳中に目薬を使用しても、赤ちゃんに影響が出ることはほとんどないといわれていますが、なかには授乳中の使用が推奨されていないものもあります。

自己判断で使うのは避け、パッケージの注意書きをチェックするか、薬剤師さんに相談し、授乳中でも使える目薬かどうかを確認するようにしましょう。

濃いアイメイクは控えめに

出産後は、親戚や友人が訪ねてくる機会もありますよね。「身だしなみを整えて迎えたい」と思うママも多いかもしれませんが、目の不調を感じている時期は、アイメイクのやり方に注意が必要です。

アイラインやアイシャドウを目のきわまでしっかり引くと、涙の蒸発を防ぎ、目のうるおいを保つ「マイボーム腺」をふさいでしまう可能性があります。その結果、ドライアイやかゆみなどの不快な症状につながることも。

控えめなアイメイクにするなど、目に負担をかけない工夫をしてみてくださいね。

メガネやコンタクトレンズの度数変更は慎重に

産後の視力の変化は一時的なものであることが多いといわれています。

「最近見えにくくなったかも?」と感じて、焦って度数の強いメガネやコンタクトレンズに買い替えてしまうと、あとから合わなくなってしまうことも。また、度が合っていないメガネを無理に使うことで、かえって眼精疲労が悪化する可能性もあります。

視力の変化が気になる場合は、まずは一時的な対策として安価なものを用意するのがおすすめ。眼科で相談してから度数変更を検討しましょう。

産後は身体が回復しようとしている時期。目以外にも身体のために気をつけたいことについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。産後の過ごし方の参考にしてくださいね。

【看護師執筆】産後にやってはいけない3つのこと。産褥期の過ごし方を解説

産後から8週間までの期間である産褥期(さんじょくき)とはママの身体が回復していく期間です。産褥期には入浴・性交・無理をすることは避けましょう。医学的根拠に基づいて他にも産褥期に避けることや過ごし方をわかりやすく解説します。産褥期は無理をせずママの回復に努めましょう。

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目がおかしいのは一時的なことがほとんど!無理せず目や身体を休めよう

産後はホルモンバランスの変化に加え、睡眠不足や栄養不足、スマートフォンの使用など、いくつもの要因が重なることで、目の不調を感じやすくなる時期です。

時間の経過とともに自然に回復していくといわれていますが、つらい症状が続くときは無理をせず、まずは目や身体をしっかり休めることが大切!

マッサージやホットアイマスクを使用してリフレッシュするほか、栄養バランスを整えて身体の内側からケアしていくことも意識してみてくださいね。

「mamaco」は、産後のママに必要な栄養素をしっかり補えるよう設計されたサプリメント。ビタミンやミネラルを無理なく補えるので、忙しい毎日でも手軽にセルフケアが続けられますよ。

無理せずに目や身体をいたわりながら、赤ちゃんとの暮らしを楽しんでくださいね。

参考:

(※)食品成分データベース

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