更新日:2024/5/8

妊婦はいつまで葉酸をとればいいの?必要な時期と理由について解説!【助産師解説】

葉酸の摂取が必要な時期と理由を解説
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妊娠初期に「妊婦さんは葉酸をとりましょう」と聞き、葉酸サプリを始めた方も多いのではないでしょうか。

また、葉酸サプリメントを勧められたから飲み始めたけれど、いつまで葉酸をとり続ければいいのか悩む方もいるかもしれません。

葉酸は妊娠に関わらず必要な栄養素ですが、妊娠中はより多くとる必要があります。

この記事では、妊婦さんがいつまで葉酸をとればいいのか、葉酸が必要な時期と理由について解説します。

この記事に登場する専門家

助産師 はるはる

大学卒業後助産師として、地域周産期の総合病院に勤務。
日々妊娠、出産、育児、母乳ケアとさまざまな業務に携わっている。

〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・アドバンス助産師
・新生児蘇生法Aコース修了

妊婦はいつまで葉酸をとればいい?

妊娠中には葉酸が必要とよく言われますが、妊婦さんはいつまで葉酸をとればいいのでしょうか。

葉酸が最も必要とされる時期は、妊活中~妊娠初期です。

しかし妊娠中期以降、そして産後の授乳期にも必要と言われています。

葉酸は妊娠前後(妊活中~授乳期まで)長い期間、摂り続けるのがおすすめです。

次でその理由を見ていきましょう。

【時期別】妊婦はなぜ葉酸が必要なの?

妊婦さんになぜ葉酸が必要なのでしょうか。

葉酸の必要な理由や量は時期によって異なります。

ここからは、時期別に葉酸が必要な理由を解説します。

妊娠前〜妊娠初期は赤ちゃんの神経を作るため

葉酸が一番必要な時期は妊活中~妊娠初期です。

赤ちゃんの神経などが作られる大切な時期で、妊娠初期に葉酸が不足すると、赤ちゃんの先天異常のひとつである神経管閉鎖障害のリスクが高くなることがわかっています。

神経管閉鎖障害とは、神経の元になる脳や脊髄などが未発達のまま、閉鎖されないことで起こる病気です。

神経閉鎖障害の代表的な病気は以下の2つです。

  • 二分脊椎
  • 無脳症

神経管閉鎖障害になると、赤ちゃんの脳や脊髄といった、体の大切な部分が正常に機能しなくなってしまいます。

神経管閉鎖障害と診断されたら、生まれてから障害がある場合があり、無脳症の場合は治療法がないため、お腹の中でなくなってしまい、死産や流産になることがほとんどです。

そのため、神経管閉鎖障害を予防するために、妊娠初期の葉酸は必要と言われています。

赤ちゃんの神経は妊娠4週ごろと、妊娠がわかる前から作られ始めるため、妊活中から葉酸をしっかりとるように言われているのです。

2020年版の「日本人の食事摂取基準」では、0~75歳以上まで葉酸の推奨量または目安量が定められており、18歳以降における推奨量は240μg/日です。

妊娠を希望する女性、妊娠初期の女性は「通常の食品以外の食品に含まれる葉酸を400µg/日摂取することが望まれる」と定められており、通常よりも多くの量を必要としていることがわかります。

お腹の中の赤ちゃんが成長するために、葉酸が多く使われるため、妊娠初期は特に葉酸が必要です。

神経管閉鎖障害は葉酸をしっかりととることで予防が可能なため、妊活中~妊娠初期は葉酸の追加推奨量が設定されているのです。

妊活中~妊娠初期は葉酸が不足することがないよう、推奨量の葉酸摂取を目指しましょう。

ただ、推奨されている葉酸量はかなり多く、食事だけで十分にとることは難しいため、サプリメントで必要量をとることがおすすめです。

厚生労働省でも、食事だけでなく、葉酸はサプリメントでとることを推奨しています。

妊娠の1ヶ月前から葉酸の摂取が必要ですが、妊娠はいつするかわからないため、妊娠を考えるタイミングで葉酸をとりはじめましょう。

妊活中におすすめの葉酸サプリはこちらから、妊娠初期に必要な葉酸の量について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

妊娠初期に必要な葉酸の量は?~食事とサプリで効率よく葉酸を摂ろう!~

妊娠初期に必要な葉酸の量について解説しています。妊娠初期は赤ちゃんの成長サポートと神経管閉鎖障害のリスクを下げるために葉酸の必要量が他の時期よりも多くなっています。食事から240μg、サプリメントから400μgを摂るように意識しましょう。

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妊娠中期〜妊娠後期は血液をつくるため

葉酸は妊娠中期以降も必要です。

妊娠初期と比べてとるべき量は減りますが、妊娠中期以降も付加量があります。

妊娠中期以降は240μg/日の付加が推奨されており、血液を作るために必要とされます。

葉酸は血液を作る元になるため、葉酸が不足すると貧血になる可能性があるのです。

妊娠中期以降の妊婦さんの体は、赤ちゃんに十分な栄養を送るため、必要な血液量が増えます。

葉酸が不足していると、必要な血液量が作られないことがあります。

また、血液は酸素や栄養を妊婦さんの体に送るだけでなく、赤ちゃんにも酸素や栄養を届ける働きがあります。

妊娠中期以降は、酸素や栄養をしっかりと赤ちゃんに届け、健やかな成長を促すためにも葉酸を摂取しましょう。

妊娠中に必要な葉酸量が摂れるおすすめのサプリはこちらから、妊娠中期の葉酸についてより詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。

妊娠中期におすすめの葉酸サプリは?初期とは違う理由と摂取量も解説!

妊娠中期の葉酸サプリは妊娠初期とは選び方が変わります。胎児の成長スピードの速い妊娠中期は、初期とは葉酸の使われ方が違うためです。妊娠初期から同じ葉酸サプリを摂り続けている方は、見直した方がいいかもしれません。妊娠中期におすすめの葉酸サプリを紹介します。

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産後・授乳中は母乳を作るため

妊娠中は赤ちゃんのために葉酸が必要ですが、出産が終わると必要なくなるのでは?と疑問に思う方もいるかもしれません。

産後・授乳中は、母乳を作るために葉酸が必要と言われています。

葉酸は血液の元となりますが、母乳は血液でできています。

葉酸が不足すると、母乳の元になる血液が少なくなるため、母乳の分泌量が増えない可能性があるのです。

そのため、産後も特に授乳期間は葉酸は必要と言われていて、100μg/日の付加が推奨されています。

妊娠中と比べると付加量は少なくなりますが、食事だけでの摂取は難しいため、産後もサプリメントを併用しながら摂取するのがおすすめです。

産後・授乳期におすすめの葉酸サプリはこちらからどうぞ。

葉酸はどうやってとればいいの?

ここまで葉酸の必要性について解説しましたが、では葉酸はどうやってとればいいの?と思う方もいるでしょう。

葉酸を多く含む食材は以下などです。

  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • レバー

食事からの摂取が基本ですが、葉酸は熱に弱い特性があるため、加熱すると必要量が摂取できない可能性が高く、毎日摂取量を意識して食事をとるのは大変なもの。

また、レバーなど妊婦さんが過剰摂取に気をつけなければいけない食べ物などもあります。

そのため食事からだけでなく、サプリメントを活用することがおすすめです。

葉酸が含まれる食べ物についてもっと詳しく知りたい人は、こちらもチェックしてみてくださいね。

【妊婦必見】葉酸が豊富な食べ物とは?葉酸を効率よく摂取する方法をご紹介

妊婦に必要な栄養素である葉酸は、普段の食べ物から十分な量が摂取できるのでしょうか?100gあたりで葉酸が最も多く含まれている食品でも、栄養素の過剰摂取が懸念される場合もあります。また、妊娠中はつわりの影響もあり、思うような食事が取れません。胎児の成長のために、安心のできる葉酸サプリメントを取り入れ、必要な栄養素を補いましょう。

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葉酸には2種類ある

酸には天然葉酸と合成葉酸の2種類があります。

天然葉酸は、食事からとることができる葉酸で「食事性葉酸」とも言われています。

合成葉酸は、サプリメントや栄養機能食品に含まれている葉酸です。

合成葉酸と天然葉酸は体で利用できる生体利用率に違いがあります。

合成葉酸は生体利用率が高く体に吸収されやすいため、妊娠中は合成葉酸の摂取が推奨されています。

ただし、「日本人の食事摂取基準」で示されている葉酸の推奨量は食事性葉酸を基準にしています。

そのため、1日の摂取量が推奨量を超えてしまわないように、サプリを飲むときは記載されている量を守ってくださいね。

葉酸はサプリメントで効率的に取ろう

サプリメントに含まれる葉酸は、ほとんどが合成葉酸です。

サプリメントを上手に活用すれば、妊娠中に必要な葉酸量をしっかり摂ることができるでしょう。

しかし、葉酸サプリメントは様々なメーカーから販売されているため、種類が多く、どのサプリメントを選べばいいのかわからないという方もいるかもしれません。

そんな方におすすめのサプリメントが「mamaru」です。

mamaruは、厚生労働省が推奨している妊娠中に必要な葉酸量400μgを配合しています。

他にも、鉄やビタミン、食物繊維など、食事だけでは不足しがちなミネラルも多く含んでいます。

妊娠中に嬉しい栄養素が含まれているため、これ1つで必要な栄養が摂取できますよ。

また、妊娠中は食の好みが変化したり、赤ちゃんの成長に多くの栄養が使われるため、栄養素が不足しがち。

バランスのとれた食生活を意識していても、毎日必要量を満たした食事をとることは難しいでしょう。

そのため、葉酸以外にもさまざまな成分が摂れるサプリメントを上手に使うのがおすすめです。

また、サプリメントって体によくないのでは?と思う方もいるかもしれません。

mamaruは、葉酸や他の成分も全て自然素材を使用し、無添加にこだわっています。

さらに国内有数のGMP認定工場で製造されているため、妊娠中でも信頼して飲むことができますよ。

妊娠中は食事とあわせて、mamaruで葉酸と必要な栄養を補給してくださいね。

葉酸は妊娠中〜授乳期まで続けて摂取しよう

妊婦さんにとって葉酸はとても大切な栄養素。

妊活中〜産後・授乳期まで、長期間の摂取が必要です。

段の食生活を見直すことも大切ですが、葉酸を摂取するには、食事以外にもサプリメントを取り入れることがおすすめです。

サプリメントを選ぶときには、葉酸以外にも、妊娠時期に合わせて必要な栄養素が含まれているものを選ぶと、バランスよく必要な成分が摂取できるでしょう。

mamaruは、妊娠中に嬉しい栄養素をぎゅっと凝縮した葉酸サプリメントです。

このサプリメント1つで葉酸はもちろん、妊娠中の体に必要な栄養がバランスよく摂取できます。

「葉酸サプリメントは初めてで、どれを選んだらいいのかわからない」「サプリメントの飲みにくさが気になる」「できるだけ安全なものを選びたい」という妊婦さんから選ばれているmamaruを、ぜひ妊娠中の体調のサポートに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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