更新日:2024/6/27
妊娠初期に必要な葉酸の量は?~食事とサプリで効率よく葉酸を摂ろう!~
妊娠したら摂った方がいいとよく聞く葉酸。
妊活や妊娠を期に、葉酸を意識するようになった人は多いのではないでしょうか。
しかし、葉酸についてはまだまだ知らないことが多く、
「妊娠初期はどのくらいの量を摂ればいいの?」
「葉酸が多く含まれている食べものはなに?」
「サプリメントをのむ理由は?」
など、さまざまな疑問をもっている人もいるでしょう。
この記事では、妊娠初期に必要な葉酸の量についてを中心に、妊娠初期によくある葉酸の疑問を解説していきます。
葉酸を効率的に摂る方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
この記事に登場する専門家
看護師ママライター むねゆか
看護師ママライター
産婦人科勤務経験と2児のママ。
2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!
妊娠初期に必要な葉酸の量は?
18歳以上の成人が摂るべき葉酸の量は1日240μg、妊娠するとそれに加えて推奨される量が増えます。
妊娠中に必要な葉酸の量はこちらです。
時期 | 必要な葉酸の量 |
---|---|
妊娠初期(~13週) | 普段の食事240μg+サプリメント400μg |
妊娠中期(14週~)・妊娠後期 | 普段の食事240μg+サプリメント+240μg |
妊娠初期だけ、必要な葉酸の量が多いのはなぜでしょうか?
それは、時期によって赤ちゃんとママに与える葉酸の効果に違いがあるからです。
葉酸は赤ちゃんとママにとってたくさんの良い影響がありますが、注目したいのは「神経管閉鎖障害のリスクを下げる」効果です。
神経管閉鎖障害とは、赤ちゃんの脳と脊髄の元である「神経管」に障害が起こる病気です。
神経管閉鎖障害が起こると、赤ちゃんがお腹の中で亡くなったり、障害が残ったりする可能性も。
神経管は妊娠初期から作り始められ、妊娠6週頃には完成します。
その他にも、妊娠初期は心臓や脳などの体の重要な部分が多く作られます。
そのため、妊娠初期は葉酸の必要量が多くなっているのです。
妊娠中の葉酸を、食事とサプリメント両方から摂ることに疑問をもった人もいると思います。
サプリメントから葉酸を摂る理由については後半で解説しますが、先に知りたい方はこちらからどうぞ。
妊娠初期の葉酸については、こちらの記事でも詳しく解説していますのでチェックしてみてください。
どうして妊娠初期に葉酸が必要なの?〜葉酸が赤ちゃんに与える影響と摂取量の目安【助産師執筆】
妊娠初期に「葉酸」が必要だということは、聞いたことがあると思います。葉酸は妊娠初期のお母さんと赤ちゃんにとって、とても大事な栄養素です。この記事では、妊娠初期に葉酸が必要であると言われている理由、葉酸の摂取量とおすすめの摂取方法、葉酸に関するよくある疑問について解説していきます。
なにを食べれば葉酸が摂れる?
葉酸は、ほうれん草の葉から発見された栄養素です。
葉のラテン語「folium」から、folic acid=葉酸と名付けられたという由来も。
ほうれん草のほか、色の濃い葉物野菜には葉酸が多く含まれています。
また、チーズやいちごなどの果物類は、間食として食べることができるおすすめ食品です。
<調理でのポイント>
葉酸は熱に弱く、水に溶けやすい性質があります。
調理法によっては、同じ食材でも摂れる葉酸の量が違います。
野菜類は、サラダなど生のまま食べるのがおすすめ。
加熱するのであれば、茹でるよりも焼いた方が葉酸をより多く摂ることができますよ。
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妊娠中のレバーには注意が必要!?
レバーは葉酸のほかに鉄分も豊富で、妊娠中のママが効率的に栄養をとるには抜群の食品であるように思います。
しかし、レバーにはビタミンAも豊富に含まれています。
ビタミンAは、赤ちゃんの奇形を発症する原因ともいわれています。
絶対に食べてはいけない!というわけではありませんが、食べる量には注意しましょう。
1日に必要な葉酸が摂れる食事メニューを紹介
こちらは18歳以上の成人が、1日で必要な葉酸240μgが摂れる食事メニューです。
色々なものを頑張って食べないと!と努力しなくても、普段の食事に少し気を付けるだけで葉酸が取れそうな気がしませんか?
妊娠初期はこのメニューにプラスして葉酸400μgが必要です。
図にあるメニューに400μgを追加するとなると、この2倍の量を食べなければいけません。
カロリーだけでなく、他の栄養素も摂りすぎてしまう可能性がありますね。
妊娠中、食事だけで必要な葉酸の量を摂取することはむずかしいことが分かりました。
食事以外で葉酸を効率的に摂る方法については、次で説明していきます。
葉酸が多く含まれる食べ物については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【助産師監修】葉酸の多い食べ物一覧|妊娠中におすすめのメニューから一日に必要な摂取量まで徹底ガイド
妊娠中は葉酸の多い食べ物を摂りたいと考えている人も多くいるのではないでしょうか。葉酸はママの健康や赤ちゃんの成長に大きく係わる重要な栄養素のひとつです。そのため、妊活開始とともに葉酸の積極的な摂取を始めましょう。この記事では、葉酸の多い食べ物や摂り方について紹介します。
葉酸を効率的に摂るならサプリメントがおすすめ!
食事と葉酸サプリメント、両方とも葉酸が含まれていますが、実は葉酸の種類に違いがあります。
<葉酸の種類>
葉酸の種類 | 吸収率 | |
---|---|---|
食品 | ポリグルタミン酸型葉酸 | 約50% |
サプリメント | モノグルタミン酸型葉酸 | 約100% |
葉酸の種類が違うと、体への吸収率も変わってきます。
食事から摂れる葉酸の吸収率は約50%、サプリメントは約100%です。
サプリメントの方が葉酸を効率的に摂れるため、必要な葉酸量が増える妊娠期には、積極的に活用することがおすすめ!
厚生労働省も、普段の食事にプラスしてサプリメントから葉酸を摂ることを推奨しています。
mamaruは葉酸はもちろん、妊娠期に必要な栄養が詰まったおすすめサプリメント
mamaruは、妊娠中に必要な葉酸400μgを含む、厚生労働省の品質管理基準(GMP)をクリアしたサプリメントです。
サプリメントでありながら医薬品と同レベルの基準で製造されていることは、妊娠中のママにとって信頼できる材料となりますね。
また、妊娠初期はつわりが出てくる時期でもあり、食事を摂ることがむずかしい人もいるでしょう。
mamaruは、妊娠中に必要な栄養も配合された「オールインワンサプリメント」。
つわりで赤ちゃんに必要な栄養が足りていないんじゃないか…と心配な方にもおすすめです。
「つわりがあるけどサプリなら飲めるかも」という人も、なるべく大きな粒のものは避けたいですよね。
mamaruはその点にも配慮して、業界でも最小レベルのサイズを実現!
においに敏感になっているママにも飲みやすいよう、においや味も抑えています。
妊娠初期におすすめのmamaruを、ぜひチェックしてみてください。
葉酸が不足したらどうなるの?
葉酸は、妊娠を期に必要な量が大きく増える栄養素。
その葉酸が不足してしまったら、赤ちゃんとママにどのような影響が出るのでしょうか?
赤ちゃんへの影響
赤ちゃんは、約1mmといわれる受精卵から、妊娠初期までの間に7.5cmほどの大きさに成長します。
葉酸は、常に成長している赤ちゃんのDNA・RNAの合成を助け、細胞分裂を促進させる役割を果たしています。
そのため不足してしまうと、赤ちゃんの発育不全を引き起こす可能性も。
また葉酸は、妊娠初期には「神経管閉鎖障害のリスクを下げる」という大きな役割をもっています。
葉酸を飲んでいなかったからといって、必ずしも神経管閉鎖障害になるわけではありませんが、リスクを下げるためにもぜひ摂っておきたいですね。
ママへの影響
葉酸が不足することでママに起こる影響は、こちらの3つのリスクが高まることです。
- 1貧血
- 2妊娠高血圧
- 3早産
貧血
葉酸はビタミンB12と協力して、赤血球を作る働きをしています。
妊娠中、赤ちゃんに栄養を運ぶためにママの血液量は増えますが、葉酸が不足すると増えた血液に対して赤血球が少ない「貧血」状態になってしまいます。
ママが貧血になると息切れなどの症状が出るだけでなく、ママと赤ちゃんにとって妊娠を継続するのがむずかしい状況になる可能性もあります。
妊娠高血圧
葉酸が不足すると、血管が動脈硬化を起こすといわれています。
動脈硬化になると、血圧が上がり「妊娠高血圧症」となってしまう可能性があります。
妊娠高血圧症は、けいれん発作や脳出血などを引き起こすことも。
赤ちゃんの発育不全や、出産時期ではないのに胎盤がはがれてしまう「常位胎盤早期剝離」など、ママだけでなく赤ちゃんの命の危険にもつながります。
早産
葉酸不足は、早産の原因となるという研究結果が出ています。
早産になった場合、お腹の中で過ごすはずだった期間の赤ちゃんの成長を助けるために、医療による補助が必要なケースがあります。
また、赤ちゃんの命の危険や障害が残ってしまうケースもあることを覚えておきましょう。
妊娠中のどの時期であっても、摂り続けてほしい葉酸。
妊娠時期別に葉酸を飲む理由について、こちらの記事で詳しく解説しています。
妊娠中の葉酸サプリはいつまで飲めばいいの?〜葉酸が必要なのは妊娠初期だけじゃなかった!【助産師執筆】
妊娠中期〜後期に入った妊婦さんの中には「妊娠中の葉酸サプリっていつまで飲めばいいの?」と疑問に思う方もいると思います。妊娠中の葉酸サプリはいつまで飲めばいいのか、葉酸がもたらすカラダへの効果、時期に応じた必要な葉酸の量について解説していきます。
反対に摂りすぎたらどうなる?
葉酸が不足すると、赤ちゃんにもママにも悪影響があることが分かりました。
では、反対に葉酸を摂りすぎた場合どうなるのでしょうか?
葉酸の1日量は、1,000μgを超えないようにとされています。
食べ物から摂る葉酸は体に50%ほどしか吸収されませんが、サプリメントは体内への吸収率がほぼ100%です。
葉酸サプリの飲む量を間違えることが続くと、体に影響が出てくることもあるので注意しましょう。
妊娠初期は葉酸サプリを取り入れて健やかなマタニティライフを
妊娠初期に必要な葉酸量は、普段の食事240μg+サプリメントで400μgです。
食事に気をつけるだけでなく、時期に合った葉酸サプリを取り入れて、適正な量を摂取しましょう。
妊娠初期は、赤ちゃんの成長や無事に出産できるのかなど、心配なことがたくさんありますよね。
特につわりの時期には、赤ちゃんに栄養が届いていないのでは?と心配になるでしょう。
葉酸サプリ「mamaru」は葉酸400μgはもちろん、妊娠中に必要な栄養素がたっぷり入った「オールインワンサプリメント」です。
妊娠初期からmamaruを取り入れて、健やかなマタニティライフを送りましょう。
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