更新日:2025/1/27

妊娠中にはちみつは食べちゃダメ?赤ちゃんへの影響や嬉しい効果を解説

赤ちゃんへの影響や嬉しい効果を解説
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あなたは、

・妊娠中にはちみつは食べられるのか知りたい
・妊婦にはちみつがNGと言われる理由を知りたい
・はちみつの効果について知りたい

とお考えではありませんか?

結論から言うと、妊娠中にはちみつは食べられます。

この記事では、妊婦にはちみつがNGと言われる理由やはちみつの効果について説明します。

また、妊娠中のはちみつの選び方や摂り方の注意点まで解説するので、安心してはちみつを食べることができますよ。妊娠中でも美味しくはちみつを食べましょう。

この記事に登場する専門家

看護師ライター Kamon

専門学校卒業後、総合病院で看護師として9年勤務。自身も不妊治療を経験。
クリニックへの転職を機に医療系ライターとして活動開始。

<保有資格>
・看護師

妊娠中に「はちみつ」は食べられる?

結論からいうと、妊娠中にはちみつは食べられます。ママの食べたはちみつが胎児に影響することはないため、安心して食べて大丈夫です。

では、なぜ妊婦にはちみつがNGといわれるのでしょうか?その理由を見ていきましょう。

妊婦さんにはちみつはNGといわれる理由

実は、1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べることはNGとされているため、妊婦さんも食べてはいけないと誤解されるケースがあるようです。

はちみつには、自然由来の「ボツリヌス菌」の芽胞(がほう)が含まれている場合があります。

大人であれば、腸内環境が発達しているため、ボツリヌス菌を摂取しても健康上の問題はありません。

しかし、1歳未満の赤ちゃんが摂取してしまうと、乳児ボツリヌス症を引き起こす可能性があります。

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乳児ボツリヌス症って?

生後1歳未満の赤ちゃんがボツリヌス菌の芽胞(がほう)を摂取し、腸内で毒素が産生されることによって発症する病気。
まれな病気だが、命に関わる可能性があるため、1歳未満の赤ちゃんにははちみつを与えないことが最も効果的な予防策といわれる。

そのため、厚生労働省も1歳未満の乳児にははちみつを与えないよう呼びかけています。

ボツリヌス菌が胎盤を通ることはないので、妊婦さんは安心してはちみつを食べてくださいね。

参考:厚生労働省 ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。

妊娠中のはちみつにはどんな効果がある?

妊娠中のはちみつは、美味しく食べられることはもちろん、以下4つの効果があります。

  1.  エネルギー補給ができる
  2.  免疫力のサポート
  3.  便秘の改善
  4.  美肌効果

妊娠中に嬉しい効果ばかりなので、チェックしていきましょう。

1. エネルギー補給ができる

はちみつは天然の糖分(主にブドウ糖と果糖)を含んでいるため、素早くエネルギーを補給できます。

自然なエネルギー源として栄養価が高いので、つわりで食事が摂れないときにもおすすめですよ。

血糖値の上昇もゆるやかであるため、砂糖の代わりに使用するのも良いでしょう。

2. 免疫力のサポート

はちみつには抗菌作用があります。

妊娠中は免疫力が下がりやすいので、免疫機能のサポートとしても効果的です。

また、のどの痛みを和らげる抗炎症作用もあります。

薬を飲めない妊婦さんのサポート食品としてもおすすめですよ。

3. 便秘の改善

はちみつに含まれるオリゴ糖は、腸内の善玉菌(特にビフィズス菌)のエサとなり、腸内環境を整える働きがあります。

妊娠中はホルモンの影響で便秘が起こりやすいと言われています。

便秘でお悩みの方は、ぜひはちみつを取り入れてみましょう。

また、ヨーグルトには善玉菌が豊富に含まれているため、はちみつと組み合わせることで、さらに腸内環境を整える効果が高まりますよ。

妊娠中の便秘改善方法について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。

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4. 美肌効果

はちみつはビタミンやミネラルなどが豊富で、肌の健康をサポートしてくれます。

また、抗酸化作用によって肌の老化を防ぎ、潤いを保つ助けになります。

妊娠中はホルモンバランスの変化で肌荒れを起こしやすいので、美肌効果は嬉しいですね。

妊娠中のスキンケアについて、詳しくはこちらのコラムもチェックしてみてくださいね。

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妊娠中に食べるはちみつの選び方

妊娠中に口に入れるものは、安全性や栄養価が気になりますよね。

はちみつには主に以下の3種類があります。

  • 純粋はちみつ:天然成分100%で品質基準を満たしている
  • 加糖はちみつ:水あめや果糖などを含んだ加工品。香りや風味はあるものの栄養価は下がっている
  • 精製はちみつ:はちみつから色や匂い、栄養成分を取り除いたもの。加工食品や化粧品に使われる

妊娠中は抗菌作用や栄養価の高い「純粋はちみつ」を選ぶと良いでしょう。

安価なはちみつには、加糖されているものや加熱処理後に精製しているものがあり、「ハチミツ風味」の商品があるので注意しましょう。

また、はちみつができる過程で農薬が使用されているかも注目すべきポイントです。

国産は無農薬の商品も多く見られるので、商品情報をよくチェックして選んでくださいね。輸入品の場合は、農薬の残留検査をクリアしたものがおすすめですよ。

妊娠中にはちみつを摂るときの注意点は?

妊娠中にはちみつを摂るときの注意点は以下の3つです。

  • 食べすぎない
  • アレルギーに注意
  • 妊婦糖尿病の場合は控える

妊娠中はさまざまな体調の変化が起こるので、必要に応じて主治医と相談しましょう。

食べすぎない

はちみつは糖分が高いため、食べすぎには注意しましょう。1日あたり小さじ1〜2杯程度が目安です。

妊娠中にはちみつを摂りすぎてしまうと、体重増加や妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病などの合併症をまねく可能性があります。

はちみつは栄養価が高いからとたくさん食べるのではなく、バランス良く栄養を摂ることが大切です。

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アレルギーに注意

はちみつは多くの人にとって安全な食品ですが、まれにアレルギー反応が起こる場合があります。

かゆみ、じんましん、口や喉の違和感などを感じた場合はすぐに食べるのをやめましょう。

症状の悪化などがあった場合は、主治医に相談してくださいね。

妊婦糖尿病の場合は控える

はちみつは糖分が高いため、血糖値管理が必要な場合は食べられない可能性があります。

すでに妊娠糖尿病と診断されている方は、食べるのを控えましょう。

一度、主治医に相談してから摂ってくださいね。

妊娠糖尿病について詳しく知りたい方はこちらのコラムをチェックしてみてくださいね。

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ただし、ママの食べたはちみつが胎児に影響することはないため、妊娠中でも安心して食べられますよ。

はちみつには、以下4つの効果が期待できます。

  1.  エネルギー補給ができる
  2.  免疫力のサポート
  3.  便秘の改善
  4.  美肌効果

妊娠中に嬉しい効果ばかりなので、ぜひ日々の食生活にはちみつを取り入れてみてくださいね。

はちみつにはいくつか種類がありますが、抗菌作用や栄養価の高い「純粋はちみつ」がおすすめです。

もし、妊娠糖尿病などの合併症がある場合は、主治医と相談しながら食べましょう。

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