更新日:2024/12/20

妊娠中の黒ずみをどうにかしたい!助産師が解説する原因とおすすめのボディケア方法

妊娠中の黒ずみをどうにかしたい!助産師が解説する原因とおすすめのボディケア方法
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妊娠中は、体の黒ずみが気になったり、シミやそばかすが濃くなったと感じたり、肌が敏感になったりなど、多くの方が肌に関係するトラブルで悩んでいます

また、本当に治るのか、いつ治るのかを心配されている方も多いでしょう。

今回は、妊婦さんの肌トラブルのひとつである「黒ずみ」に関する内容をお届けします。

妊娠中の肌の黒ずみの原因や対策、おすすめの黒ずみケアを知って、妊娠生活の悩みを少しでも取り除きましょう。

この記事に登場する専門家

助産師ライター かなえ

現役助産師ライター。

助産師免許取得後、助産師外来や院内助産を経験し、現在はフリースタイル出産を取り扱うクリニックで勤務。また、地域の学校や親子向けに性教育のおはなし会を開催。

【資格】

・看護師

・助産師

・保健師

・新生児蘇生法インストラクター

妊娠中の黒ずみは元に戻る?

妊娠中は女性ホルモンの変化が起こるため、その影響で多くの女性が肌の黒ずみを感じます。これは妊娠中の変化に伴うものであるため、産後にホルモンの状態が戻ることにより軽減していきます。

しかし黒ずみの原因によっては、戻るのに時間がかかることや戻りにくいことも。

気になる黒ずみの原因について、次で詳しく見ていきましょう。

妊娠中の身体が黒ずみやすい理由は?

妊娠中の黒ずみの最も多い要因は、妊娠に伴う女性ホルモンの変化によるもの。

しかし実は、その他にも、肌の状態により黒ずみができやすい状態になることがあります。

  1. 1女性ホルモンの変化
  2. 2肌の乾燥
  3. 3摩擦による刺激

それぞれの原因について、いつからできるか、いつ治るかも含めて解説します。

女性ホルモンの変化

妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌が増えます。中でも黒ずみに関係するのはエストロゲンです。エストロゲンは色素細胞であるメラノサイトを刺激する働きを持っています。

メラノサイトは、皮膚の色をつける色素であるメラニンを作る細胞です。そのため、エストロゲンの分泌が多い時期である妊娠中は、メラニンの分泌が増えます。その結果として、皮膚に黒ずみやシミ(かんぱん)ができてしまうのです。

女性ホルモンの変化によってできた黒ずみは、妊娠5〜6ヶ月くらいから目立つようになり、産後約1年くらいかけて治ってくることが多いでしょう。

肌の乾燥

妊娠中は、肌が乾燥しやすい傾向があります。初期はつわりなどの影響による水分や栄養不足などが原因となります。

また、妊娠週数が進むにつれ、体の中を巡る血液量が増えるため、必要となる水分や栄養が増えます。さらに、体重の増加に伴い代謝があがるため、水分が蒸発する量も増えます。その結果として、肌が乾燥しやすい状態になってしまうのです。

肌が乾燥すると、外的刺激から肌を守るための肌のバリア機能が低下。そのバリア機能が低下した状態で刺激を受けると、炎症を起こしやすくなってしまいます。炎症が起こると、メラノサイトが刺激されてメラニン色素が発生し、黒ずみとなるのです。

乾燥による黒ずみは、保湿により軽快する可能性があります。しかし、乾燥によるかゆみによりかいたり摩擦が加わると、色素沈着となってしまうこともあります。

摩擦による刺激

妊娠すると、肌が敏感になることも少なくありません。妊娠前には何ともなかったものに刺激を感じることもしばしば。

肌が乾燥しているとバリア機能が低下してしまうため、より刺激に敏感になってしまいます。そのため患部をかくことや、摩擦が原因となって黒ずみになってしまうことがあります。

今まで使っていた化粧品で赤みやかゆみが出たり、下着や服の素材が合わなくなったりすることも。また、お腹や胸が大きくなる過程でかゆみを生じたり、下着や服の締め付けで摩擦やかゆみを伴うことも考えられます。

このような外からの刺激によってできた黒ずみは、ホルモンの状態が戻っても改善しません。そのため、刺激や摩擦を軽減することがとても大切です。

妊娠中に黒ずみが起こりやすい場所

黒ずみの原因となるメラニン色素を生成するメラノサイトは、皮膚、眼、粘膜などに分布しています。

特に紫外線を浴びやすい部位や、外陰部などの色がついている部分などでは高密度で存在しています。

ここでは、妊娠中に黒ずみが起こりやすい場所や、いつから落ち着いてくるかについても紹介していきます。

陰部

性器は、もともとメラノサイトが高密度で存在している場所です。また、ショーツなどの摩擦によりメラニンが発生しやすい場所でもあります。

妊娠中は女性ホルモンの変化により、妊娠していない時よりメラノサイトが刺激されやすいため、黒ずみが強くなります。性器の黒ずみは、産後にホルモンが落ち着くことにより軽減していきます。

胸(乳輪・乳頭)

乳輪や乳頭も、もともとメラノサイトが高密度で存在している場所です。それ以外にも、妊娠中に分泌が増える「副腎皮質刺激ホルモン」もメラニンの生成を活発にするという働きがあります。これらの影響により、妊娠中は乳輪や乳頭の色が濃くなる傾向があります。

また、バストのサイズアップに伴い下着の摩擦が強くなることもメラニンの生成を促進させてしまいます。

乳輪、乳頭の黒ずみや色は、産後にホルモンが落ち着いてくると軽減していきます。

脇も黒ずみやすい場所のうちのひとつです。脇は、毛の処理や服などにより摩擦がおきやすい場所であるため、メラニンが発生しやすい傾向があります。

また、人によっては脇に副乳という乳腺組織があることも。副乳がある人は女性ホルモンの影響を受けやすいため、より黒ずみやすくなります。

副乳は、産後に乳房の張りを感じるタイミングで、同じように違和感を感じることによって気付くことが多いでしょう。

脇の黒ずみに関しても、ホルモンの影響によるものであれば、産後にホルモンが落ち着いてくると軽快していきます。

しかし、摩擦などにより黒ずんでしまった場合は、落ち着くのに時間を要したり、自然には治らない場合もあるでしょう。

お腹(正中線)

妊娠すると、へその上下に真っ直ぐの線ができることがあり、これを「正中線」といいます。

この正中線は、細胞分裂の際の名残で、実は男女問わずある線です。普段は白や透明の色をしているため、目立たず存在を気にすることもありません。

妊娠すると、女性ホルモンの影響でメラニン色素が増えることにより色がつきます。正中線の黒ずみは個人差があり、妊娠5〜6ヶ月くらいから目立つようになる人もいれば、生まれる頃になっても目立たない人もいます。

正中線の黒ずみもホルモンの影響であるため、産後にホルモンが落ち着くことにより目立たなくなっていきます

正中線は、妊娠線とは異なる線です。妊娠線ができるしくみは、正中線ができるしくみとは全く異なるため、気になる人はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

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助産師おすすめ!妊娠中の黒ずみケア4選

妊娠中の肌の黒ずみの原因は、女性ホルモンの変化によりメラノサイトが刺激され、メラニンの生成が活発になって起こることが多いと言えます。そして、女性ホルモンが落ち着けば軽快することがほとんどです。

一方で、刺激や摩擦によりできてしまった黒ずみは、産後に軽快することは難しいかもしれません。

そのため妊娠中の黒ずみケアでは、摩擦や刺激から肌を守ることが重要です。さらにメラニンの生成を抑えるための栄養素を摂ることも有効です。

おすすめのケアを4つ紹介するので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

  1. 1たっぷり保湿する
  2. 2こまめに水分を摂る
  3. 3ビタミンCを摂る
  4. 4肌着を変えてみる

たっぷり保湿する

妊娠中は肌が乾燥しやすい状態であるため、全身しっかりと保湿をすることが大切です。

保湿クリームを塗るタイミングは、肌が濡れている状態の方が浸透が良いため、入浴後がおすすめです。乾燥を強く感じる時には、追加で別のタイミングで塗るのも良いでしょう。

また、妊娠中は通常時と比べて肌が敏感になりやすい傾向があります。そのため、できるだけ優しい成分の保湿クリームを使うのがおすすめ。

妊娠中のデリケートなお肌のために作られた、黒ずみケアにおすすめの保湿クリームを紹介します。

優しくうるおう保湿クリームならmitera organicsがおすすめ

妊娠中の黒ずみケアにおすすめの保湿クリームは、mitera organics(ミテラオーガニクス)です。ミテラは、ギリシャ語で「母」を意味しています。

mitera organicsは、皮膚科医監修の妊婦さんに嬉しい天然由来成分にこだわって作られたクリーム

敏感になりやすい妊婦さんの肌でも安心して使うことのできる弱酸性、低刺激、無添加が特徴のひとつです。

さらに、ただ保湿するだけではなく、黒ずみケアの役割をしてくれる14種類のアミノ酸とビタミンC誘導体も含まれています。

  • アミノ酸…肌に近い天然保湿成分で、摩擦の原因にもなるかゆみを優しくケア
  • ビタミンC誘導体…肌の乾燥によるメラニンの生成を抑える

使いやすいポンプタイプで、つわりなどの体調に合わせて、微香性タイプと無香料タイプから選ぶことができるのも嬉しいですね!

赤ちゃんにも使える優しい素材のみで作られているので、無香料タイプを選べば産後の赤ちゃんのスキンケアとしても長く使えます

パッケージのおしゃれさや可愛さも、毎日のケアを続けるモチベーションになりそうですよね。

黒ずみケアはたっぷりの保湿が肝心!妊婦さんのデリケートなお肌を優しく保湿するなら、黒ずみにアプローチできるmitera organicsをぜひ始めてみてくださいね。

黒ずみと同じくらい妊婦さんを悩ませる妊娠線については、こちらの記事も要チェック!

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妊娠線はいつからできるの?と気になっている人も多いでしょう。妊娠線ができ始めるのは、妊娠8ヶ月頃〜が最も多いといわれています。この時期は急にお腹が大きくなるので、皮ふが体のサイズアップについていけず妊娠線ができやすくなるのです。一度できると産後も跡が残ってしまうので、お腹が大きくなり始める妊娠5ヶ月頃〜予防ケアを始めましょう。

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こまめに水分を摂る

妊娠中の黒ずみケアでは、適切に水分を摂ることも大切です。

妊娠中は体の中を巡る血液量が増え、水分の蒸発も増えます。そのため、意識して水分を摂ることも忘れないようにしましょう。

妊娠中は一気にたくさんの水分をとると、尿として排泄されやすい傾向があります。コップ一杯程度の水分を複数回に分けてこまめに摂ることが大切です。

また、利尿作用のある水分は、体の水分補給には向いていません。妊娠中の飲み物は、冷たすぎない水やノンカフェインのお茶などが良いでしょう。

妊婦さんにおすすめの飲み物については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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ビタミンCを摂る

ビタミンCは、メラニンが作られる時に働く酵素であるチロシナーゼの活性化を阻害する働きを持っています。

そのため、ビタミンCを含む基礎化粧品を使用することや、ビタミンCが含まれる食品を摂ることで、メラニンの生成を阻害することができます。

黒ずみ予防のためには、ビタミンCを意識して摂るのが良いでしょう。

ビタミンCが多く含まれる食品

  • アセロラ
  • ケール
  • グァバ
  • 海苔
  • 赤ピーマン

妊婦さんのために作られた保湿クリーム「mitera organics」にも、ビタミンC誘導体が含まれています

保湿とビタミンCの働きをWで期待できる、黒ずみケアにぴったりの保湿クリームですよ!

肌着を変えてみる

妊娠中の摩擦や刺激を防ぐためには、自分に合った下着選びをすることも大切です。

妊娠中は肌が敏感になることもあるため、下着によりかゆみや赤みが出た場合は変えるのが良いでしょう。

汗が刺激になることもあるため、吸水性や通気性の良い絹や綿などの自然素材のものを選ぶのがおすすめです。

また、ゴムの部分が食い込むことにより摩擦が起こったりかゆみが起こったりすることもあるため、自分のサイズに合ったものを選ぶこともとても大切です。

妊娠中の肌トラブルには優しい成分でしっかりと保湿を

妊娠中は、女性ホルモンのバランスや体質の変化などによって肌の状態も変わるため、黒ずみやすい傾向にあります。

多くの場合は、ホルモンの状態が戻れば落ち着いてきますが、妊娠中の肌の状態やケア不足によっては、産後に戻らないこともあります。

少しでも黒ずみを予防するためには、妊娠中から適切な保湿ケアを行うことがとても大切です。そんな妊娠中の全身の保湿ケアにおすすめなのが、mitera organics(ミテラオーガニクス)です。

mitera organicsは、保湿成分はもちろん、天然由来のアミノ酸やビタミンC誘導体など、妊娠中の黒ずみにアプローチする成分がたっぷり

高い保湿成分により乾燥によって生じる黒ずみケアだけでなく、かゆみの予防や妊娠線の予防にもぴったりです。

赤ちゃんでも使用できる優しい成分のみで作られていて、防腐剤、シリコン、鉱物油、アルコール、着色料、パラベン、石油系界面活性剤、合成香料が全く使われていない無添加処方。

妊娠中の全身ケアにぜひ取り入れてみてくださいね。

参考資料:

現代の妊婦のマイナートラブルの種類,発症率 及び発症頻度に関する実態調査 A survey of the varie

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