更新日:2024/7/31
「正中線」って何?消すためにするべきおすすめの方法5選!
妊娠中、多くの女性が経験する正中線。
「正中線が産後全然消えないんだけど、どうすればいいの?本当に困ります。」こんな風に思われるお母さんも多くいらっしゃると思います。
そこで今回、正中線について詳しく掘り下げ、解決策やおすすめのケア方法をご紹介します。
妊娠期間中も産後も自信を持って過ごすために、正中線にまつわる疑問や悩みを解消していきましょう!
この記事に登場する専門家
助産師 四辻有希子
大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。
〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター
正中線とは何か?
正中線とは、おなかの中央に現れる縦の線のことです。
正中線は妊娠中におなかの中央からおへその上や下に現れ、黒や茶褐色をしています。
この線は、妊婦さんのおよそ70%に見られ、妊娠が進むにつれてお腹がゆっくりと大きくなり始める頃、具体的には妊娠5〜6ヶ月頃にできやすいです。
正中線は、妊娠期に起こる変化の一部であり、個人差はありますが、できても完全に消えますので、安心してくださいね。
正中線の他に、妊娠線でお悩みのママさんも多いのではないでしょうか。次の記事では、消えにくいとされる妊娠線の消し方について分かりやすく解説しています。
妊娠線を消したいと考えているママさんは必見です。
【完全版】これを見れば、妊娠線を消す方法のすべてがわかる!おすすめの方法3選!
一度できるとどうしても消すことの難しいのが、妊娠線。しかし、妊婦さんの5割は妊娠線ができると言われており、多くのお母さんの悩み。そこで、この記事では、どうしたら妊娠線ができないのか、そしてできてしまった妊娠線を消せるのかをご紹介します。
正中線ができる原因
正中線は、妊娠中に起こる体の変化の一部であり、その原因はホルモンの影響と皮膚の色素生成の増加に関連しています。少し難しい内容になるので、図を使って説明します。
<正中線のでき方>
妊娠が進む過程で、子宮内膜に受精卵が着床しやすくする妊娠準備ホルモン"プロゲステロン"の量が増えていきます。この影響で、皮膚の色素を作るメラニンが皮膚の中で増加することで、肌の色が徐々に茶色に変化していきます。
妊娠中は、メラニン色素がお腹の中央に集まりやすく、正中線となります。
正中線はどれくらいで消える?
一般的には半年から1年ほどかかるといわれていますが、実際にはプロゲステロン(妊娠準備ホルモン)の分泌量に大きく影響されます。実際に消える過程を図を元に説明します。
<正中線の消える過程>
妊娠8〜9ヶ月後にはプロゲステロンの分泌量がピークに達し、臨月の頃から徐々に減少し、出産後はさらに減少が加速します。
出産後は、徐々にホルモンバランスが安定していき、メラニン色素量が正常に戻ると、正中線は徐々に消えていきます。
なお、正中線が完全に消えるまでの期間は、個人差があり3ヶ月で消える場合もあれば、2年以上かかる方もいらっしゃいます。
消えるまでの期間は、体内のホルモン変化や肌の特性によって異なるため、消えるのが早い人もいれば、遅い人もいます。
正中線を目立たなくする対処方法
そうはいっても早く綺麗なお腹を取り戻したい!そう思われるお母さんも多いはず。
そこで、ここでは、正中線を目立たなくする方法を5つ紹介します。
1.お腹の皮膚を保湿するお肌に潤いを与えること
新陳代謝を高め、皮膚の乾燥を抑えるためには、オイルや保湿クリームを積極的に活用することが大切です。
さらに、CICAの製品を使用することで、新陳代謝を促進する効果が期待できます。
でも実際どの製品を使えばいいの?そう思われる方も多いはず!そこで、今回おすすめの製品を一つ紹介します。
Mitera Organics (ミテラオーガニクス)
どうしてこの製品が一番なのか。ポイントは3つあります!
mitera organicsは「CICA配合」の妊娠線クリームです。肌の弾力を補う、「CICA(ツボクサエキス)」と潤いを与える「ビタミンC誘導体」を贅沢に配合されています。
妊娠中はお腹が大きくなるから、潤いだけでは不十分。膨らむお腹をやさしくケアするように「弾力+潤い」を与えてくれます。さらには乾燥による「くすみ」までケアしてくれるのが嬉しいポイントです。
また、商品化にあたって、皮膚科医が監修しており、低刺激。敏感肌の方にもおすすめ。ベタつきも少ないので、朝夜どちらでも使え、香りも無香料で毎日使いやすいアイテムです。
miteraの商品詳細はこちら>>
ここまで正中線について説明してきました。
産後に多い悩みとして挙げられるのがうつ状態になってしまったというお悩み。そんなうつへの対策について、分かりやすくまとめていますので是非ご覧ください。
ママと家族に知ってほしい産後うつ対策
産後うつにならないためには、ママとパパ・家族全員で、ママと赤ちゃんが健やかに過ごせるよう気をつけなければいけません。ここでは産後うつになってしまう原因、症状だけではなく、ママと家族ができる産後うつ対策をお伝えします。
2.ビタミンCを積極的にとる
正中線を消すには、ビタミンCを積極的に摂取することが重要です!
ビタミンCには、メラニン色素の過剰生成を抑制する作用があり、既存の色素沈着を薄くする効果も期待できます。
積極的に摂取することで、正中線を薄くする働きがあるんです!
そのため、日常生活で野菜や果物を積極的に摂ることがおすすめです。
3.健康的な生活
健康的な生活を送るために、食生活においてもバランスの良い食材を摂取することが必要です。
卵に含まれるタンパク質や柑橘類に含まれるビタミンC、アーモンドに含まれるビタミンEなどの栄養素は、血行を改善しメラニン色素の排出に有効な働きを持っています。
このような食材を組み合わせることで健康的な体を作りましょう。
4.十分な睡眠
十分な睡眠には、新陳代謝を高める効果があります。子育てで忙しいと思いますが、
短くても質の高い睡眠を心がけることが大切です!
5.温かいお湯に浸かる
体を温めるために温かいお湯に浸かることは、健康に良い習慣です。特にお腹を温めることで血行を促進し、皮膚のターンオーバーをサポートできます。
また、腹巻きを使ってお腹を温め、血液の循環を促進し、新陳代謝を活性化することもおすすめです!
産後のお悩みとして母乳をいつまであげるべきかという相談も多いです。そんな方は、下の記事も参照してみてください。
母乳はいつまであげればいい?栄養と免疫に注目して解説
母乳をいつまであげればいいのかは明確な決まりはありません。そこで卒乳や断乳の時期を考える参考にしてもらうために、母乳の栄養と免疫に着目して説明します。多くのママが断乳を考える時期もあわせて紹介しています。
正中線の予防のために心がけること
正中線の予防方法として、「保湿」、「ビタミンC」の摂取、「体重管理」をご紹介します。
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保湿:
保湿力の高いクリームやオイルなどを習慣的に使い、皮膚の潤いを保つことが重要です。
ビタミンCの摂取:
ビタミンCには、メラニン色素の生成を抑える働きがあり、妊婦さんに大切な葉酸や鉄分、カルシウムの吸収も助けてくれる栄養素でもあるので意識的に摂っていくことが予防に重要です。
急激な体重の増加は避けよう:
適切な体重のコントロールは、正中線や妊娠線の予防だけではなく、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスク軽減にもつながります。妊娠経過に問題がなければ、軽い運動を取り入れるのも非常に効果的です!
まとめ
正中線は生理的な変化の一部です。しかし、かゆみや不快感を伴うことがあるため、適切なケアが大切です。
そのために、保湿やビタミンCの摂取、体重管理が有効です!また、気になる場合は医師や助産師に相談し、アドバイスを受けることをおすすめします。
しかし、正中線が現れてもそれを恥ずかしいと感じず、新しい生命を育てている証拠だと思ってみると、少し肩の力が抜けると思います。
妊娠中も産後も赤ちゃんのことで忙しいと思いますが、できる限り自分の身体も大切に、妊娠期間や産後を楽しんで過ごしましょう!
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