更新日:2025/5/23

妊婦さんはなぜ乾燥しやすい?助産師が解説する原因と今すぐ始めたいスキンケア・インナーケア

妊婦さんはなぜ乾燥しやすい?助産師が解説する原因と今すぐ始めたいスキンケア・インナーケア
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妊娠してから「肌がかさつく」「かゆみが出る」など乾燥に悩む妊婦さんは少なくありません。これらの肌トラブルは、妊娠中ならではのホルモンバランスや体の変化などが関係しています。

この記事では、妊娠中特有の肌が乾燥しやすい理由や、妊娠中でも簡単に取り組むことができるケアをスキンケアとインナーケアに分けて解説します。

妊娠中もトラブルに負けない健やかな肌を保ちたい妊婦さん必見です!

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医

毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。

"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。

まきレディスクリニック

妊婦さんが乾燥しやすい理由

妊娠中は、さまざまな原因により肌が乾燥しやすくなっています。まずは、妊婦さんの肌が乾燥しやすい理由について解説していきます。

ホルモンバランスの変化

妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が大きく変化します。

特にエストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に増えることで、皮脂の分泌量や水分保持機能にも影響が出やすくなります。

エストロゲンは、肌のうるおいを保つ働きを持っていますが、妊娠後期にかけてはそのバランスが崩れることも少なくありません。その結果、肌の乾燥を感じやすくなるのです。

皮膚の伸びや水分保持力の低下

妊娠中は適度な体重増加が必要です。そして、妊娠の経過に伴い、特にお腹やお尻、太もも、バストなどがサイズアップします。その過程で、皮膚が引き伸ばされます

皮膚が引き伸ばされた部分にはストレスがかかるため、肌を守るバリア機能や保湿機能を担う一番外側の「角質層」が大きく乱れることに。その結果として、肌の乾燥につながるのです。

皮膚が引き伸ばされることによって起こる「妊娠線」については、こちらの記事で詳しく解説しています。▼

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生活リズムや免疫バランスの変化

妊娠中はホルモンバランスや体だけでなく、体調や体型の変化により、活動量や生活リズムが変わることも。また、お腹が大きくなってくると睡眠の質が低下してしまうことも少なくありません。

これらの変化は、体の循環が悪くなったり、新陳代謝が低下したりすることの原因になります。そして、その結果として、肌が生まれ変わるサイクルであるターンオーバーにも悪影響を及ぼしてしまうのです。

さらに、乱れた生活習慣が続くと腸内環境が悪くなり、便秘や免疫力の低下にもつながります。

妊婦さんの悩みのタネになりやすい「便秘」については、こちらの記事で解説しています!▼

妊婦は便秘になりやすい?妊婦を困らせる便秘の原因と改善方法を解説【薬剤師執筆】

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乾燥対策①インナーケア

ここからは、インナーケアとアウターケアに分けて、妊娠中にできる乾燥対策を紹介します。

乾燥をはじめとした肌トラブルを予防するためには、インナーケアが欠かせません。体の中に入れる栄養素などを見直すことも、大切な乾燥対策となります。

まずは、今すぐ始めたいインナーケアを見ていきましょう。

  1. 1妊娠中に不足しやすい栄養素を摂る
  2. 2肌のうるおいを守る栄養素を摂る
  3. 3水分の摂り方を見直す

妊娠中に不足しやすい栄養素を摂る

私たちの肌は食事などから摂った栄養素によって作られています。肌を作る上で欠かせない栄養素は、以下の3つ。

  • たんぱく質
  • ビタミン類
  • ミネラル類

これらの栄養素は、肌を作る上で重要な役割をしているだけでなく、赤ちゃんの成長や発育に欠かせない栄養素でもあります。そのため、妊娠中はこの3つをいつもより多く摂ることが推奨されています。

たんぱく質

肉や魚、卵、大豆製品に多く含まれる栄養素。肌の細胞やコラーゲンの材料となります。

ビタミン類

ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどがあります。

ビタミンA

レバー、にんじん、かぼちゃなどに含まれる栄養素。皮膚や粘膜の健康に関係します。

妊娠中の過剰摂取には注意が必要ですが、適度な摂取は赤ちゃんの発育にも必要です。

ビタミンB群

豚肉、納豆、バナナなどに含まれる栄養素。新陳代謝や皮脂のバランスを整える役割を担っています。

ビタミンC

ブロッコリー、いちご、キウイなどに含まれる栄養素。

コラーゲンの生成を助け、抗酸化作用によりハリや弾力を守ります。また、肌のトラブルの回復をサポートする役割も担っています。

ビタミンE

ナッツ、かぼちゃ、アボカドなどに含まれる栄養素。血行促進や抗酸化作用により、老化を予防します。

ミネラル類

ミネラル類には、亜鉛や鉄分があります。

亜鉛

牡蠣、牛肉、ナッツなどに含まれる栄養素。肌の細胞の修復や合成に必要です。

鉄分

赤身肉、レバー、小松菜などに含まれる栄養素。体に酸素を運ぶ役割を担っており、血流を良くして肌に栄養を届けます

実は、妊娠中に多く摂ることが推奨されている栄養素は他にもあります。妊娠中の食事については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。▼

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肌のうるおいを守る栄養素を摂る

肌の潤いを保つためには水分をキープする「保水力」や、肌を刺激や乾燥からまもる「バリア機能」をサポートする栄養素が大切です。肌を作る栄養素とともに、バランス良く摂りましょう。

肌のうるおいに大きく関係する栄養素は脂質です。脂質には、オメガ3脂肪酸とセラミドが挙げられます。

オメガ3脂肪酸(EPA、DHA)

オメガ3脂肪酸は、青魚、えごま油、アマニ油、チアシードなどに含まれる栄養素。

良質な脂の代表として知られており、炎症を抑え、肌の保湿力を高める役割を担っています。

セラミド

セラミドは、こんにゃくや米ぬか由来食品などに含まれる栄養素。

高い保湿力を持つことから、化粧品などにも使用されている成分です。

妊娠中は、不足しやすい栄養素や肌のうるおいを守る栄養素を摂りたいと思っても、毎日考えながら準備するのは現実的に難しいですよね。

特に妊娠中は、つわりや食欲の変化、ホルモンバランスの変化などで、思うように活動することが難しいことも少なくありません。

そんな時に頼りになるのが、妊婦さんのために開発されたサプリメントの活用です。

乾燥対策におすすめの栄養を手軽に取り入れるなら「mamaru」

「mamaru」は、厚生労働省でも妊娠中に多く摂ることが推奨されている栄養素がしっかりと配合された妊婦さんのためのサプリメント。

肌のうるおいや肌を守るバリア機能に関係するビタミン類、ミネラル、オメガ3脂肪酸などをしっかり配合。特に妊娠中に不足しやすい栄養素を効率よく補い、内側から肌の乾燥対策をサポートします。

また、産婦人科医が監修し、厳選した成分のみでできている点や、妊婦さんの体に優しい成分設計で信頼して続けられるのもポイントです。

業界最小レベルの小さな粒と、ニオイを抑えるための天然のコーティングで、つわりがあるときにも無理なく飲むことができますよ。

mamaruは多くの妊婦さんに選ばれて、全国の大手ドラッグストアでも取扱い中!

でも一番安く買うなら、まずは公式サイトの限定価格をチェックしてみてくださいね。

忙しい毎日でも手軽に続けることができる「mamaru」で必要な栄養をサポートし、妊娠中も乾燥知らずの素肌を目指しましょう!

水分の摂り方を見直す

乾燥対策のためには、水分そのものの補給も重要です。妊娠中は基礎代謝がアップするため、普通に生活をしていても失われる水分が増加します。

水分を摂る時には、一度にたくさん飲むのは禁物です。一度にたくさん摂ると、尿として排出されたり、むくみの原因になったりしてしまうため、水分補給としては適していません。

しっかり水分を摂るためには、コップ1杯程度を複数回に分けて摂るのがおすすめです。

妊娠中は、

  • 利尿作用がないもの
  • 体を冷やさないもの

を選んで、賢く水分補給を行いましょう。

妊娠中におすすめの飲み物はこちらの記事で紹介しています。▼

助産師が教える妊婦さんにおすすめの飲み物10選!気をつけたい飲み物と摂取のコツも紹介

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乾燥対策②アウターケア

乾燥対策のためには、外から行うアウターケアも大切です。

  1. 1自然素材の下着を選ぶ
  2. 2サイズUPに備えてしっかり保湿をする

簡単に取り入れることができるものも多いため、ぜひ参考にしてみてくださいね!

自然素材の下着を選ぶ

乾燥対策のためには、肌に直接触れる「下着」選びも大切です。妊娠中は肌が敏感になることも少なくありません。下着の素材が刺激になってかゆみが出ることも。

妊娠中は、コットンやシルクなどの天然素材の下着がおすすめです。天然素材のものは、通気性・吸湿性に優れているため、肌に優しく快適に着られるでしょう。

サイズUPに備えてしっかり保湿をする

妊娠週数が進んでくると、お腹やお尻、太もも、バストなどがサイズアップします。

肌が引き伸ばされると、肌の表面の角質層に乱れが起こり、乾燥しやすくなってしまいます。そのため、サイズアップに備えてしっかりと保湿をするのがベター。

妊娠中は、オイルやクリームなどを使って、特に入浴後や乾燥を感じるときなどに保湿をする習慣をつけましょう。

スキンケアアイテム選びのポイント

妊娠中の保湿アイテムを選ぶときのポイントはこちら。

  • 保湿力が高い
  • 刺激が少ない
  • 手軽に使うことができる

妊娠中に使う保湿剤は、しっかりと保湿できることがとても大切です。

また、匂いや刺激に敏感になることもあるため、香料や着色料が使われておらず、低刺激のものを選ぶのがおすすめです。

さらに、特に妊娠後期になってくるとお腹が大きくなるため、保湿剤を塗るだけでも負担がかかるもの。ストレスなく続けるためには、伸びがよく手軽に使うことができる形状のものが良いでしょう。

妊娠中の保湿ケアには「miteraボディケアクリーム」がおすすめ

妊娠中の保湿ケアにおすすめなのが、妊婦さんの肌を考えて開発された「miteraボディケアクリーム」です。

miteraボディケアクリームは、天然由来の保湿成分であるセラミドやシアバター、ホホバオイルなどをバランスよく配合し、乾燥しやすいお腹やバスト、太ももなどにもしっかりとうるおいを届けます。

さらに、香料・着色料・鉱物油・パラベンフリーといった8つの無添加を実現した低刺激設計で、妊娠中の敏感な肌にも安心。

ポンプ式で使いやすく、伸びの良いなめらかなテクスチャーで肌なじみが良いのもポイントです。きっと、毎日のケアが心地よい時間に変わりますよ。

香りも微香性と無香料が選べるので、つわりの時期でも使いやすいですよ。

妊娠線の予防や乾燥によるかゆみ対策として、早めのケアを始めることで、出産後の肌トラブルも軽減されやすくなります。

忙しい妊娠期でも無理なく続けられる「miteraボディケアクリーム」で、お腹の赤ちゃんと過ごす大切な毎日をもっと快適に整えてみませんか?

妊娠線ケアのポイントやクリームの塗り方については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

妊娠線予防クリームはいつから塗るべき?助産師おすすめのマタニティクリームとケア方法

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妊婦さんに多い肌トラブル5つ

妊娠中はホルモンや体調の変化により、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。最後に、妊婦さんに起こりやすい肌トラブルを見ていきましょう。

  • 乾燥肌
  • 妊娠線
  • かゆみ、湿疹
  • 色素沈着、くすみ
  • にきび、吹き出物

乾燥肌

ここまで紹介してきたように、妊娠中は、様々な理由により水分を保持する力が低下し、かゆみや粉ふきが起きやすくなります。

妊娠線

妊娠中の体重増加やサイズアップにより皮膚が裂けるように線状に変化します。特に、サイズアップの大きいお腹やお尻、太もも、バストなどにできやすい傾向があります。

産後に色が薄くなることはありますが、体型が戻っても完全になくなることはありません

ぜひ早めの時期から、mitera妊娠線予防クリームを使ったスキンケアを取り入れてみてくださいね。

かゆみ、湿疹

妊娠中は色々な刺激に敏感になったり、ホルモンの変化が起こったりすることで、かゆみやアレルギー反応が出やすくなることも。妊娠性の湿疹ができることもあります。

色素沈着(くすみ)

妊娠中は、ホルモンの影響でメラニンが活性化し、肌がくすんだりシミができやすくなります。産後に軽快することが多いです。

妊娠中の肌の黒ずみについては、こちらの記事もどうぞ。

妊娠中の黒ずみをどうにかしたい!助産師が解説する原因とおすすめのボディケア方法

妊娠中の肌の黒ずみは、妊婦さんの悩みのタネ。黒ずみはいつになったら治るの?ほんとに治るの?と心配されている方も少なくありません。妊娠中は、ホルモンバランスの変化により黒ずみが起こりやすくなります。しかし、適切なケアを行うことで黒ずみの予防や改善につながります。適切なケアの方法を知っておきましょう。

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ニキビや吹き出物

妊娠によるホルモンバランスの変化により、皮脂バランスの乱れで肌トラブルが増えるケースもあります。

妊娠中の肌荒れについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

妊娠中は肌荒れしやすい?原因と治し方、時期別に気をつけたい肌トラブルを詳しく解説

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妊娠中の乾燥はインナーケアとアウターケアでしっかり予防しよう

妊娠中は、ホルモンバランスや体の変化により、肌が乾燥しやすい状態になります。

そんなときは、

  • インナーケア(栄養や水分)
  • アウターケア(保湿や素材選び)

をうまく組み合わせることで、健やかな肌を保つことができます。

乾燥を防ぐインナーケアの一つとして、ぜひ妊娠期に特化したサプリ「mamaru(ママル)」も活用してみてください。

1日4粒摂るだけで、妊娠中に必要な栄養素と、乾燥対策に必要な栄養素もしっかり補給することができますよ。

また、ボディのアウターケアには「miteraボディケアクリーム」がおすすめ。妊娠中も安心な優しい設計で、しっかりと肌をうるおわせてくれますよ。

妊娠中の乾燥ケアのためには、毎日無理なく続けていくことができる方法を取り入れてくださいね。

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