更新日:2024/11/14
排卵出血中は妊娠しやすいって本当?妊活のタイミングや不正出血との違いを詳しく解説
妊活中の方のなかには、排卵出血は「妊娠しやすい時期の目安なのでは?」と考えている方もいるでしょう。
この記事では、排卵出血中は妊娠しやすいのか?という疑問から、妊娠と排卵出血の関係、そして排卵出血に似ている不正出血について解説していきます。
この記事に登場する専門家
看護師ママライター むねゆか
看護師ママライター
産婦人科勤務経験と2児のママ。
2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!
排卵出血中は妊娠しやすいの?妊活のタイミングが知りたい!
排卵出血は妊娠しやすい期間とほぼ同じ排卵前後にみられる出血のため、排卵出血=妊娠しやすい日と思ってしまいますよね。
一方で、妊娠しやすい期間は排卵4日前から排卵日1日後の5日間。
両方の期間に大きなズレはありませんが、実は排卵出血中=かならずしも妊娠しやすいとはいえません。
その理由を詳しく見ていきましょう。
排卵出血と妊娠の関係
排卵出血中が妊娠しやすいとは限らない理由は2つあります。
1つめは、排卵出血の原因がはっきりと分かっていないことです。
排卵出血の原因には、排卵で卵子が飛び出す際の出血、ホルモンの変化によって子宮内膜の一部が剥がれ落ちた出血、など諸説あります。
原因が明確でないため、排卵出血がいつ起こるのか正確には分からないのです。
2つめに、妊娠しやすい期間の中でも、特に妊娠の確率が高い日は排卵日2日前だということです。
卵子の寿命は排卵してから24時間と短く、この期間に精子と受精しなければいけません。
しかし、排卵出血はいつ起こるか分からないため、排卵出血を目安にタイミングをとっても、その日が必ずしも妊娠しやすい日だとは限らないのです。
タイミング法で妊活をしている方には、排卵出血はあいまいな目安となるため他の方法で妊娠しやすい目安を知る方がよいでしょう。
また、排卵出血の症状がある方のなかには、出血中に性交して妊娠に問題がないか心配になる方もいると思います。
出血していても妊娠には問題ないため、心配せずにタイミングをとりましょう。
排卵出血以外に妊娠しやすい時期が分かる目安はある?
排卵出血以外に妊娠しやすい時期を知るための目安はこちらです。
それぞれ詳しく解説していきます。
おりものの変化
おりものは月経周期の中で、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の影響を受けて、量や性状が変化します。
妊娠しやすい時期である排卵期には、精子を受け入れやすくするために粘り気が強く、量の多い透明なおりものが出るのが特徴です。
妊娠前のおりものの特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
妊娠前のおりものの特徴を徹底解説!量や色はどうなる?生理前との違いが早わかり!
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体の変化
排卵前後は、女性ホルモンのバランスが変化することで、体の不調を感じる方もいるでしょう。
排卵前後に感じやすい不調はこちら。
- むくみ
- 眠気
- だるさ
- イライラ
- 胸の張り
- お腹や下腹部に痛み(排卵痛)
排卵前後に感じるこれらの症状と似たものに、月経前症候群(PMS)があります。PMSは生理の10日ほど前から起こることが多いです。
症状を感じる時期によって、排卵前後の症状かPMSかの判断をしましょう。
オギノ式で予測する
オギノ式は別名「リズム法」ともよばれています。
妊娠しやすい日と妊娠しにくい日を、生理周期から割り出す計算方法です。
生理周期から「14」を引くことで、生理予定日から何日目に排卵が起こるかが分かります。
例)生理周期が30日の場合:30-14=16
↓
生理が開始した日から16日後が排卵日
しかし、生理が順調な方でも、ちょっとした環境の変化やストレスで排卵日がずれることもあるため、オギノ式はあくまで目安として使うのがよいでしょう。
また、生理周期が不安定な方はオギノ式は使えないため、次の方法を試してみてください。
もっと正確に排卵日が知りたいと思ったら・・・
妊娠を目指してもっと正確に排卵日が知りたいと思ったら、以下の3つを取り入れましょう。
手軽に排卵日を知れるのは基礎体温や排卵検査薬、より確実なのは病院での排卵日予測です。
基礎体温測定
毎日起床時に測定した基礎体温の変化から排卵日を知る方法です。
測定した値を基礎体温表やアプリなどに記録することで、排卵日を知ることができます。
排卵日は、低温期から高温期に移行する直前の一番体温が低い日です。
基礎体温を1周期測定しただけでは、排卵日や妊娠しやすい期間は分かりづらいかもしれません。
何度か基礎体温を測定して記録を続けると「そろそろ排卵日が近いな」と気づくことができますよ。
基礎体温についてはこちらの記事で詳しく解説しているため、もっと深く知りたい方はぜひチェックしてみてください。
基礎体温は妊活中に必須?基礎体温の測り方からわかることまでまるっと解説!
妊活をはじめると、基礎体温を測りましょうと推奨されることが多いですよね。妊活中にはなぜ基礎体温が必要と言われているのでしょうか。この記事では、妊活と基礎体温の関係と、正しい基礎体温の測り方、基礎体温からわかることについて解説します。
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基礎体温測定の注意点は?
基礎体温測定には2つの注意点があります。
1つめは、毎日忘れずに測定すること。
2つめは、起床後に体を起こしたりせずに、寝たままの状態で測定することです。
基礎体温は少しの体の動きで変化してしまうため、寝る前に枕元に体温計を用意しておきましょう。
排卵検査薬
排卵検査薬は、尿から排卵日を知ることができる検査キットです。
排卵検査薬には複数本の検査キットが入っているので、次の生理予定日の17日前から毎日1~2回検査しましょう。
検査は、毎日決まった時間にするのがよいですよ。
結果が陽性になったら排卵日1~2日前のサイン。
妊娠の確率が高いのは排卵2日前なので、検査で陽性になった日にタイミングを合わせて妊活しましょう。
病院での排卵日予測
基礎体温や排卵検査薬はドラッグストアで購入できて手軽にできる方法ですが、もっと確実な方法で排卵日が知りたいという方は病院での検査がおすすめです。
産婦人科に相談すると、尿とエコー検査から排卵日を予測して、医師が性交のタイミングを指導してくれますよ。
★排卵検査薬とともに、ドラッグストアで手軽に買える妊活サプリはこちらからチェック!
妊娠しやすい期間についてもっと知りたいという人は、こちらの記事も参考にしてください。
妊娠しやすい期間はいつからいつまで?タイミングから排卵日の計算方法までわかりやすく解説
妊娠しやすい期間は、排卵日の4日前~排卵日の次の日までの5日間。その中でも特に妊娠しやすい日は、排卵日2日前です。排卵日を知る方法は、基礎体温測定、おりものの変化、体調の変化、排卵検査薬です。タイミング法のほかにも、生活習慣を見直す、運動、ストレス解消、冷え性対策、葉酸サプリを取り入れることで、妊娠に向けて体を整えていきましょう。
妊娠しやすいからだに近づくためにできること
妊娠しやすい目安を知る以外にも、毎日の生活で妊娠に近づくためにできることがあります。
また、妊娠をしやすい体を目指すだけでなく、妊娠後の赤ちゃんの健やかな成長のために、妊活期から準備をしていきましょう。
生活リズムを整える
妊娠に関係するホルモンをしっかりと分泌させるには、生活リズムを整えることが大切。
1日7~8時間の睡眠で体を整えていきましょう。
睡眠の質を上げるために、運動もおすすめです。
運動は睡眠の質を上げるだけでなく、ストレスの解消と血の巡りも良くして、妊娠しやすい環境を整えることができますよ。
また、飲酒や喫煙は避けて、バランスのよい食事に気を付けることも妊娠しやすい体作りには重要です。
食事をしっかり摂ることで女性ホルモンを分泌する脳や、生殖器である卵巣、子宮がしっかりと働いてくれます。
妊活期からバランスのよい食事に気を付けることで、赤ちゃんの成長に必要な血液もきれいになりますよ。
ストレス解消とリラックス
妊活中は生活を改善したり、毎月のスケジュールに気を配ったり、小さな積み重ねが気づかないうちにストレスとして溜まっていくことがあります。
ストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れにつながります。
自分に合ったストレス解消法を実践して、ストレスを感じてもため込まないようにしていきましょう。
体を動かすのが好きな方は運動をしてみたり、部屋にリラックスできるアロマを焚いたりするのもよいですね。
妊活を始めて禁酒している方も、生理期間だけは解禁してストレス発散するのもおすすめですよ。
血行を促進してからだの巡りをよくする
妊活中は、なるべく体を冷やさない生活をしましょう。
体が冷えると卵巣や子宮まで冷えてしまい、卵子の成長や着床する環境を阻害してしまうこともあります。
血行をよくするためには、お風呂に入ることがおすすめです。
普段シャワーで簡単に済ませてしまっている方も、湯船に浸かってゆっくりと体を温めましょう。
入浴中のマッサージも、血行促進の効果がありますよ。
ほかにも、温かい飲み物や体が温まる食材を選ぶことで、体の中から温活をするのもよいですね。
妊娠しやすい体作りについてもっと知りたくなったという人は、こちらの記事でも紹介していますよ。
妊娠しやすい体作りのためにできること8つ!妊娠しやすい人の特徴から学ぶ妊活のコツ
妊娠しやすい体作りのためにできることはバランスのよい食事を心がける、適度な運動、適正体重に近づける、禁酒・禁煙、ストレスを溜めない、冷え性対策、葉酸サプリを取り入れることです。妊娠しやすい人の特徴を参考に、妊娠しやすい体づくりを目指しましょう。
妊活サプリを取り入れる
妊娠しやすい体に近づくために、食事や温活などさまざまな工夫をしていても「これで足りているのかな?」と不安になることがありますよね。
そんな時は妊活サプリの力を借りましょう。妊活サプリには、妊活中に必要な栄養素が厳選して配合されているので、食生活から妊活をサポートしてくれますよ。
妊活サプリを選ぶときに特に注目したいのは、妊活中に必要な量の「葉酸」がしっかりと入っているかということ。
葉酸は赤ちゃんの先天異常である神経管閉鎖障害を予防する効果があり、そのためには妊活期間から400μgの葉酸を摂ることが大切なんですよ。
オールインワン葉酸サプリの「mitas」なら、葉酸400μgはもちろん、その他の妊活に必要な栄養をしっかりとカバーしてくれます。
さらに、高麗人参や生姜などの和漢成分が体を中から温めて、妊活中に大敵の冷えから守ります。
mitasには、産婦人科医も注目しているビタミンDもたっぷりと配合。
ビタミンDは、妊娠のしやすさに貢献し出生率を高める働きが期待できるため、妊活中に積極的に取り入れたい栄養素なんですよ。
また、妊活中に飲むサプリは、赤ちゃんのことを考えて信頼性の高い商品を選びたいですよね。
しかし、医薬品と違いサプリメントには法律や基準が設けられていません。
信頼できる商品の判断には「GMPマーク」や「安心安全マーク」がついているかがポイント。
GMPマークは、厚生労働省が認可したGMP認定工場で作られているという証です。
GMP認定工場は、品質基準をクリアした商品しか製造できない工場で、厳しい品質管理が行われる医薬品も製造している工場なんですよ。
安心安全マークは、一般的なサプリメントでは通常行われない厳格な検査をクリアした場合に付与されるマークです。
mitasにはもちろんこの2つのマークがついていますよ。
さらに信頼性の証として、ドラッグストアの販売許可があります。
mitasは大手ドラッグストア「スギ薬局」と「マツモトキヨシ」から販売を認められた商品です。
しかも、スギ薬局では妊活サプリ部門で売上1位をとっているんですよ。
※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績
mitasはスギ薬局、マツモトキヨシの店頭でも購入できますが、もっとお得に買うなら公式サイトからの購入がおすすめ!
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その出血は本当に排卵出血?不正出血との違い
排卵時期に少量の出血があると排卵出血だと思ってしまいがちですが、その出血は本当に排卵出血でしょうか?
不正出血にはこれらの種類があります。
- 排卵出血(中間出血)
- 器質性出血
- 機能性出血
- 着床出血
- その他の出血
不正出血の中には、治療が必要なものや、命に関わるものもあります。
「大丈夫だろう」と放っておかずに、出血が続いたり繰り返したりする場合は受診をしましょう。
排卵出血(中間出血)
排卵出血の原因ははっきりと分かっていません。
排卵の際に卵胞が破れて起こるもの、排卵時期に分泌量が増える女性ホルモンの影響によるものなど、諸説あります。
生理が終わって2週間目前後の排卵の時期に起こるため、中間出血ともよばれています。
出血は1~3日程度と短い期間で、量が少ないのが特徴です。
排卵出血があっても妊娠しにくいなどの影響はありません。
器質性出血
器質性出血は、子宮や卵巣、膣の病気が原因の不正出血です。
生理の出血量が多い、生理痛が強い、性交時に出血する時は、器質性出血のサインかもしれません。
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫、感染症などにより出血している可能性があるため、出血の原因を知るために病院を受診しましょう。
機能性出血
機能性出血は、ホルモンバランスの乱れが原因の出血です。
ホルモンバランスが不安定になりやすい思春期や更年期などに起こることが多いといわれています。
ホルモンバランスの乱れはストレスや環境の変化などが原因となることが多いですが、なかには無排卵月経や黄体機能不全などのホルモンの病気が隠れていることもあります。
心配な時は病院に相談しましょう。
着床出血
着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床するときに血管を傷つけてしまうことが原因で起こる出血です。
出血の量は少量で、生理予定日前後にみられます。
出血する期間には個人差があり、数時間で収まる方もいれば1週間ほど続く方もいますが、ほとんどは2~3日で収まります。
着床出血は、妊娠した方のおおよそ5人に1人が経験する出血です。
すべての方が着床出血をするわけではないので、出血がなかったからといって心配しなくても大丈夫ですよ。
着床出血についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
【助産師解説】着床出血はいつ起こる?生理との違いや特徴、妊娠の可能性を完全ガイド
「これって着床出血?」と迷っている人必見!着床出血は、出血の時期から生理と見分けるのが難しい症状です。この記事では、着床出血の特徴やいつ起こるのか、生理との違いについて助産師が詳しく解説!今のあなたの症状と照らし合わせて、妊娠の可能性をチェックしてみましょう。
その他の出血
排卵出血、器質性出血、機能性出血、着床出血以外にも不正出血はあります。
たとえば、性交の時に膣が傷ついてしまい出血することもあるでしょう。
また、受精卵が子宮以外の場所に着床してしまう「異所性妊娠」で出血することもあります。
不正出血の中には様子をみてもよい出血もありますが、出血が命の危険のサインであることもあります。
出血が続く、痛みがあるなど、おかしいなと思ったら病院を受診しましょう。
出血はからだが発するサインかも!原因を知って妊娠に近づこう
排卵出血は、妊娠しやすい期間とほぼ同じ時期にみられる出血です。
しかし、出血がある期間に妊活をしても、必ず妊娠できるわけではありません。
一番妊娠しやすい日がいつかは、ほかの方法で予測するのが良いでしょう。
そして、排卵出血だと思っていても、実は別の病気が隠れていることもあります。
出血の原因が子宮やホルモンだった場合、妊娠を妨げる可能性もあるため、出血が続く時は病院で検査をしましょう。
妊活は妊娠しやすい期間にタイミングをとることが大切ですが、赤ちゃんを迎える準備の1つとして葉酸サプリの摂取も忘れないようにしましょう。
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赤ちゃんを迎え、健やかな健康を応援するために、妊活中はmitasを取り入れましょう。
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