
更新日:2025/10/22
妊娠検査薬はコンビニに売ってる?選び方や一緒に始めたい妊娠準備を助産師が紹介

妊娠かな?と思ったとき、「すぐに妊娠検査薬を試してみたい!」「一刻も早く検査の結果を知りたい!」と思うのは当然のこと。
コンビニは24時間営業しており、誰もが利用しやすいところ。そんなコンビニで検査薬を買うことができたら嬉しいですよね。
実は妊娠検査薬には色々な種類があり、種類によって販売場所も異なります。
今回は、
・妊娠検査薬はコンビニで買えるのか
・妊娠検査薬の選び方と種類
・妊娠検査薬はいつから使うことができるのか
・妊娠かも?と思ったら始めたいこと
について、助産師が詳しく解説していきます。
自分に合った妊娠検査薬選びや、妊娠と同時に始めてほしいこともぜひ参考にしていただけると幸いです。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医
毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。
"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。
妊娠検査薬はコンビニで買える?
まずは、コンビニで妊娠検査薬は買えるのか、購入できる場所について紹介していきます。
取扱いがないコンビニが多い
結論から言うと、多くのコンビニでは妊娠検査薬を購入することはできません。
実は、妊娠検査薬は「第2類医薬品」に分類されており、薬剤師や登録販売者がいる店舗でのみ販売が可能な商品のうちのひとつ。そのため、薬剤師や登録販売者が常駐していないコンビニでは取り扱われていません。
ドラッグストアが併設された大型のコンビニでは販売されていることもありますが、全国的にはごく少数です。
確実に買える場所は?
妊娠検査薬は、薬剤師または登録販売者のいる店舗で購入することができます。
ドラッグストア
ドラッグストアは、薬剤師や登録販売者が勤務する取扱店です。そのため、妊娠検査薬の購入も可能。
特に都市部では24時間営業のドラッグストアが多く、夜間でも購入しやすい傾向があります。一方、地方や郊外などでは、薬剤師や登録販売者が不在の時間帯には購入できないところも。
確実に購入したい方は、午前10時〜18時ごろに行くのがおすすめですよ。自分の行く時間帯に購入できるのか不安な方は、ドラッグストアの調剤カウンターに問い合わせて聞いておくと安心です。
オンライン
店舗に出向いて妊娠検査薬を購入することに抵抗がある場合は、オンラインでの購入も検討してみましょう。
オンラインでも「医薬品販売許可」を持つ店舗であれば、購入することが可能です。注文から届くまでの期間は購入先によって異なるため、確認した上で注文することが大切です。
♦︎オンライン購入のチェックポイント
- サイトに「販売業許可番号」が明記されている
- 薬剤師または登録販売者の氏名が記載されている
- 日本国内で流通しているブランドである
- 使用期限・保管条件が明記されている
- フリマ・個人サイトではない
海外製のものは感度が高いものもあるため、正確な診断のためには国産ブランドのものを選ぶのが良いでしょう。
妊娠検査薬の選び方については、こちらで解説しています。
妊娠検査薬はいつから使える?
妊娠検査薬は、妊娠かな?と思ってすぐに使用できるわけではありません。
妊娠検査薬は、妊娠すると尿中に排出されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出して判定するもの。このhCGは、着床後に分泌が始まります。
受精卵が子宮内膜に着床するのは、受精から約6〜10日後。そして、hCGの分泌量が増えるのは、受精から約9〜10日後。尿中でも検出できるレベルになるのは、12〜14日後くらいから。
つまり、一般的な妊娠検査薬で検査できるようになるのは、早くても生理予定日くらいとなります。
タイミング | hCGの濃度 | 検査薬の反応 | 備考 |
---|---|---|---|
排卵後6〜10日 | 5〜25IU/ml | 陰性のことが多い | 受精卵の着床前 |
排卵後10〜12日 | 25〜50IU/ml | ごく一部で陽性になることもある | 早期検査薬なら反応する可能性がある |
生理予定日ごろ | 50〜100IU/ml | 約90%が正確に判定 | 一般的な検査薬で反応 |
生理予定日1週間後 | 100〜200IU/ml | ほぼ100%正確 | メーカーが推奨する検査時期 |
排卵のタイミングは生理周期によってズレることも珍しくありません。そのため正確に検査するためには、生理の予定日の1週間後以降に検査薬を使うことが理想です。
妊娠検査薬の使用時期に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
妊娠検査薬の選び方
実は、妊娠検査薬には色々な種類があり、「反応する時期」「感度」「判定方法」「販売規制」に違いがあります。
ここでは、3つのタイプの妊娠検査薬について分かりやすく解説します。
- 1早期妊娠検査薬
- 2一般的な妊娠検査薬
- 3デジタルタイプ
【早期妊娠検査薬】早めに結果を知りたいとき
早めに検査結果を知りたいときは、「早期妊娠検査薬」と呼ばれるタイプのものを選ぶのがおすすめ。
早期妊娠検査薬は、hCGに対する感度が高く(25mIU/ml)、一般的なタイプのものと比較して少量のhCGに反応するしくみになっています。そのため、比較的早い時期に使用することができます。
しかしその分、偽陰性・偽陽性など間違った結果が出るリスクもやや高い傾向があります。
早期妊娠検査薬は、検査薬としての安全性確認がより厳しい「第1類医薬品」に分類され、薬剤師からの説明が必要な検査薬です。そのため、薬剤師がいる薬局やドラッグストアでしか購入できません。
♦︎主な商品名
チェックワンファスト など
【一般的な妊娠検査薬】正確な結果が知りたいとき
正確に検査を行いたい場合は、最も多く販売されている一般的な妊娠検査薬の使用が良いでしょう。
早期妊娠検査薬と比べて感度がやや低い(50mIU/ml)という欠点はありますが、hCGの分泌量が十分に増えてからの使用となるため、精度が高いというメリットがあります。金額的にも、一般的な妊娠検査薬が一番安い価格設定となっています。
♦︎主な商品名
チェックワン、ドゥーテスト など
【デジタルタイプ】見やすさを重視するなら
分かりやすいものが良いという方におすすめなのが、デジタルタイプの妊娠検査薬です。
検査の方法は従来型と同じしくみですが、反応の強度を電子センサーで読み取り、デジタル表示されるのが大きな違いです。「陽性/陰性」と結果が文字で明確に出るため、間違った判断をしにくいというところがメリットです。
しかし、2025年時点では、日本ではまだ医薬品承認を受けていません。そのため、国内の通販で販売されてはいますが、日本で正式な医薬品として認められていないものという扱いになります。
さらに、一般的な妊娠検査薬と比較して価格設定が高いという点と、使用する際には自己責任となるのが注意点です。
♦︎主な商品名
クリアブルーデジタル など
「いつ妊娠が確定するの?」という疑問に関しては、こちらの記事を参考にしてくださいね。
妊娠かも?と思ったらやるべきこと6選
「妊娠したかも?」と思ったら、妊娠検査薬の使用のほかにもやるべきことがあります。
最後は、助産師の視点から妊娠検査薬の購入と同時に始めて欲しいことを6つ紹介します。
- 栄養バランスを整える
- カフェインの摂取量を見直す
- アルコールと喫煙を控える
- 睡眠と休息をしっかりとる
- ストレスを溜めない
- 産婦人科へ受診する
栄養バランスを整える
妊娠かも?と思ったら、赤ちゃんが育つ土台であるお母さんが元気に過ごすことがとても大切です。健やかな体を保つためには、栄養バランスを考えた食事を摂りましょう。
- 主食、主菜、副菜をそろえて1日3食を意識しよう
- 加工食品を控え、たんぱく質をしっかり摂ろう
- 野菜、果物、海藻類からビタミン・ミネラルを補おう
- 食事はしっかり噛んで食べよう
また、摂った栄養素をしっかり吸収するためには、腸内環境が整っていることも重要ですよ。
つわりのような症状があって、食事が思うように摂れないという方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
妊娠かも?と思ったときから始めたい葉酸の摂取
妊娠前~妊娠初期に、特に意識して摂るべき栄養素が「葉酸」です。葉酸は、赤ちゃんの生まれつきの病気である「神経管閉鎖障害」を予防する効果があることが分かっています。
ほうれん草やブロッコリー、海藻などに多く含まれますが、食事から摂取する場合は、吸収の効率がよくありません。また、日本人は体質的に吸収が十分にできない人が多いことが分かっています。
そのため厚生労働省では、食事に合わせて一日あたり+400μgの葉酸をサプリメントから摂取することを推奨しています。
「妊娠かも?」と思ったときからの葉酸摂取におすすめの葉酸サプリは「mamaru(ママル)」です。
mamaruには、妊娠前から妊娠初期にかけてサプリメントからの摂取が推奨されている葉酸400μgに加えて、妊娠中のお母さんと赤ちゃんに必要な鉄分やビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランスよく配合されています。
また、腸内環境を整える働きのある乳酸菌や食物繊維、ラクトフェリンなどの成分も配合。
栄養素の吸収の入口は腸の粘膜であるため、腸内環境が整っていることは、摂った栄養を効果的に吸収するために不可欠なんですよ。
mamaruは、産婦人科医が監修した妊娠中の女性に特化して作られたサプリメント。専門家による厳しいチェックのほか、国内の認定工場で作られており(GMP認証)、品質がしっかり管理されているところもポイントです。
また、不必要な添加物を使用していない点も、赤ちゃんにいらないものは体に入れたくない妊婦さんには嬉しいですよね。
mamaruは全国のドラッグストアで販売されており、大手ドラッグストアチェーンのスギ薬局では、妊娠検査薬と同じ棚で手に取ることができます。ぜひ妊娠検査薬と一緒に購入してくださいね。
ドラッグストアでチェックしていなかった!という方は、オンラインからの購入がおすすめ。実は公式サイトから購入すると、店頭よりもお得な限定価格でゲットできるんです!
mamaruを一番お得に購入するなら、こちらのページをチェックしてみてくださいね。
葉酸は、妊娠前から摂ることが勧められている栄養素です。
「今回はまだ妊娠じゃなかったみたい」という方は、妊活中の栄養補給に特化した妊活サプリの「mitas(ミタス)」がおすすめですよ。
厚生労働省が妊娠前に推奨する葉酸400μgはもちろん、妊娠のしやすさに影響を与えるとして注目されているビタミンDも、業界最多レベルの配合量!
スギ薬局で一番売れている妊活サプリmitasの詳細は、こちらからチェックできますよ。
※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績
妊活中に飲むサプリについては、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
カフェインの摂取量を見直す
カフェインは、お腹の中の赤ちゃんの発達に影響する可能性がある成分です。カフェインの摂りすぎは、流産や低出生体重児のリスクを高める可能性があるとされています。
そのため、世界的にみても、妊娠中や授乳中のカフェインの摂取量について注意喚起がなされています。日本では明確な数値は定められていませんが、摂りすぎに注意とされており1日あたり200mg前後が目安となっています。
ドリップコーヒー1杯あたり、約90gのカフェインが含まれています。また、カフェインはコーヒーだけでなく、お茶やチョコレート、エナジードリンクなどにも含まれています。(※1、2)
コーヒーを飲む習慣がなくても、知らないうちにカフェインを摂っていることもあるため、注意しましょう。
妊娠中のカフェインに関する記事は、こちらも参考にしてみてくださいね。
アルコールと喫煙を控える
妊娠初期のアルコール摂取は、胎児の脳や体の発達に悪影響を及ぼし、身体的特徴・発達障害・行動上の問題が現れる胎児性アルコール症候群(FAS)のリスクが高くなります。(※3)そのため、妊娠中は完全に禁酒する必要があります。
また、妊娠初期の喫煙も同様に、流産、早産、低出生体重児、胎児奇形のリスクの上昇など胎児に悪い影響を与えることが分かっています。妊娠経過や産後においてもさまざまなリスクが上がる(※4)ため、妊娠を意識したら禁煙することが大切です。
睡眠と休息をしっかりとる
妊娠が確定する前である妊娠超初期と呼ばれる時期は、まだ胎児の器官が作られる前の段階ですが、すでにホルモンバランスの変化が始まり、体調に影響が出やすいときです。
睡眠不足や無理な生活は、自律神経の乱れやストレスを増加させる原因にもなるため、十分な睡眠時間と休息を摂る時間を確保するようにしましょう。
ストレスを溜めない
強いストレスや慢性的なストレスは、自律神経のバランスを乱す原因となります。
ストレスによる緊張状態が高まり交感神経が優位になると、子宮や卵巣の血流が低下する可能性があります。また、ストレスによりストレスホルモンであるコルチゾールが増えると、子宮内膜を良い状態に保つ働きのある黄体ホルモンの働きが弱まることも考えられます。
一部の研究によると、ストレスは不妊の原因にもなると考えられており、ストレスケアの必要性が謳われています。
この時期は不安定になりやすいと思いますが、自分なりにストレスとうまく付き合っていく方法を探してみましょう。
産婦人科へ受診する
妊娠の確定診断のためには、子宮内に胎嚢(たいのう)があることを確認する必要があります。つまり、妊娠検査薬が陽性になっただけでは、妊娠の確定ではありません。
正常に妊娠していれば、妊娠6週くらいになると、子宮内に胎嚢を確認することができるようになります。生理の予定日を1週間すぎても生理がこなければ検査薬を試し、受診しましょう。
また、持病などで薬を使用している場合や、普段とっているサプリなどがある場合は、医師に相談しましょう。
妊娠かな?と思ったら検査と共に赤ちゃんを守るケアを始めよう
妊娠を待ち望んでいる方にとって、生理予定日あたりはそわそわする時期。妊娠検査薬を試したいと思ったときは、自分に合ったものを自分に合った方法で購入することを覚えておきましょう。
妊娠検査薬を取り扱っているコンビニは少ないため、自分の目で見て、専門家の意見も参考にしたい場合は、ドラッグストアでの購入が良いかもしれません。ドラッグストアに行った際には、妊娠前からの摂取が勧められている葉酸サプリの購入も忘れずに。
mamaruは、妊娠中に必要な栄養素の補給をサポートするサプリ。「妊娠かな?」と思ったときからmamaruを始めて、健やかなマタニティライフを送りましょう。
参考文献:
(※1)食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
(※3)アルコール|厚生労働省
参考資料:
Does psychological stress affect the outcome of in vitro fertilization? - PubMed
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