
更新日:2025/7/24
【医師監修】産後の悪露はいつまで続く?色・量・期間の目安と異常の見分け方

あなたは、
「産後の悪露はいつまで続くの?」
「この量って普通?」
「病院に行くべき症状は?」
とお悩みではありませんか?
悪露は子宮が回復していく過程で見られる自然な現象ですが、量や色、においに変化があると心配になりますよね。
この記事では、悪露の一般的な経過やケアのポイントをわかりやすく解説します。
さらに、異常が疑われるサインや受診の目安も紹介するので、気になる症状がある方は参考にしてみてくださいね。
体の回復を見守る大切なサインとして、悪露をしっかり観察しながら、無理せず産後の時間を過ごしましょう。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生
産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー
"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。
"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。
産後の悪露はいつまで続くの?
出産後、女性の体は少しずつ妊娠前の状態へと戻っていきます。その過程で見られるのが「悪露(おろ)」です。
悪露は、出産直後から始まり、色や量を変化させながら1ヶ月ほど続くのが一般的です。
ただし、個人差も大きく、中には6週間程度続く方や、逆に早めにおさまる方もいます。
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そもそも悪露ってなに?
悪露とは、出産後に子宮から排出される分泌物のこと。
血液のほかに、子宮内膜の残りや分泌液などが含まれています。
生理に似ていますが、量や期間、におい、粘度などに違いがあります。
次に、悪露の一般的な経過を確認していきましょう。
一般的な悪露の経過
悪露は、色・量・におい・粘度などが日を追って変化していきます。これは、子宮の回復が順調に進んでいるサインでもあります。
ここでは、産後の悪露の経過をおおまかに4つの時期に分けて紹介します。
自分の体の状態と照らし合わせながら確認してみましょう。
産後すぐ〜4日
この時期は、悪露の量がもっとも多く、鮮やかな赤色をしています。
出産直後は生理2~3日目よりも量が多いため、夜用ナプキンより大きい「産褥パッド」が必要です。
レバー状の血のかたまりが出ることもありますが、小さくて数回程度なら心配いりません。
産後5日~2週間
子宮の収縮が進むにつれて、悪露の量が少しずつ減り、色も茶色やピンク色に変化していきます。
この頃になると、産褥パッドではなく夜用ナプキンでも間に合うようになってくる方も多いでしょう。
においや色に異変がなければ、順調な回復と考えられます。
産後2〜3週間
悪露の色がさらに薄くなり、黄色や白っぽいおりもの状になります。
粘り気が出てくることもありますが、量もグッと減り、1日中ナプキンを取り替えずに済む日も出てきます。
この時期は体力も徐々に戻ってくる頃ですが、まだ無理は禁物。悪露が戻ることもあるので、安静第一です。
産後4〜6週間
悪露がほとんど見られなくなる時期です。
人によっては、この時期でもまだ少量の色つきおりものが続くこともありますが、日常生活に支障のない程度なら問題ありません。
ただし、悪露の量が再び増えたり、赤色に戻ったりする場合は注意が必要です。体に負担をかけすぎた可能性もあるため、すぐに安静にしましょう。
Q.悪露と生理、どう見分ける?
「悪露が終わったと思ったら、また出血が…」という場合、生理が再開したのか、悪露が再び出たのか判断に迷うことも。
表を参考に、悪露と生理の違いを確認してみましょう。
■悪露と生理の違い
悪露 | 生理 | |
---|---|---|
始まる時期 | 出産直後 | 産後1~2か月以降(授乳中はさらに遅れる) |
出血の色 | 赤 → 茶 → 黄白と変化 | 基本的に赤 |
出血のにおい | 血なまぐさいにおい | 特ににおいは強くない |
継続期間 | 約4~6週間 | 3~7日間程度 |
排出物 | 血液+子宮内膜などの混合物 | 子宮内膜が主成分 |
授乳をしていない人は、産後1~2ヶ月で生理が戻ることが多いですが、母乳育児中の方は半年〜1年生理がないことも珍しくありません。
出血の状態を日々チェックすることは、体の変化に気づくためにもとても大切ですよ。
産後の生理について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをチェックしてくださいね。
では次に、悪露のケア方法について見ていきましょう。
悪露のケア方法のポイント
悪露が続いている間は、デリケートゾーンの衛生と体への負担軽減が重要です。清潔に保つことで感染リスクを防ぎ、快適に過ごせるようになります。
以下のケア方法を日常に取り入れて、体の回復をしっかりサポートしていきましょう。
産褥パッドやナプキンをこまめに交換する
悪露の量が多い時期は、2〜3時間おきにパッドやナプキンを交換するのが理想的です。特に寝起きには溜まっていることが多いため、朝一番にチェックを。
長時間の使用はムレやかぶれ、さらには細菌感染のリスクにもつながります。こまめに交換し、清潔を保ちましょう。
通気性のよい下着・衣類を選ぶ
デリケートゾーンは蒸れやすく、炎症やかぶれが起こりやすい部位。
悪露が続いている間は、綿素材のゆったりした下着や衣類を選び、通気性を意識しましょう。
締めつけの強い下着やガードルは、悪露の流れを妨げる恐れもあります。
骨盤ベルトなどを使用するときは締め付けすぎず、自分の体調に合わせた強さで装着しましょう。
悪露が長引く・増える…これって異常?
「もう終わると思っていたのに、また赤い出血が…」
「においが気になる」
「量が増えている気がする」
そんな時は、悪露の異常のサインかもしれません。
ここでは、悪露にまつわる異常のサインや、考えられる原因、受診の目安について詳しく紹介します。
異常が疑われる悪露のサイン
悪露は時間の経過とともに減少し、色も赤→茶→黄白へと変化していくのが一般的です。
しかし、以下のような症状が見られる場合は、異常な悪露の可能性があるため注意が必要です。
◆こんな悪露は要注意
- 出血の色が鮮やかな赤のまま2週間以上続いている
- 悪露の量が急に増えた/ナプキンを1時間おきに替えるほど多い
- レバー状の大きな血のかたまりが繰り返し出る
- 悪臭(腐敗臭・ツンとしたにおい)がする
- 下腹部に強い痛みや圧痛がある
これらの症状は、子宮復古不全(子宮の戻りが不十分)や子宮内感染などが原因の可能性もあります。「ちょっと変かも」と感じたら、無理をせず、早めに医師の診察を受けましょう。
また、悪露がなかなか終わらないときは、以下のような要因が影響している可能性があります。
◆ 悪露が長引く原因として考えられること
- 子宮の収縮・回復が遅れている(子宮復古不全)
- 胎盤や卵膜の一部が子宮内に残っている(胎盤遺残)
- 子宮内膜炎などの子宮内感染症
- 帝王切開後の回復遅延
- 産後の過労・ストレスによるホルモンバランスの乱れ
- 栄養不足や貧血により体の回復が遅れている
とくに、栄養不足による子宮の回復の遅れは見落とされがちな原因の一つ。鉄分やビタミン、ミネラルなど、産後に必要な栄養素をしっかりと補うことが大切です。
産後の栄養補給におすすめのサプリはこちらからチェックできますよ。
産後の食事のポイントについて先に知りたい方は、こちらからどうぞ。
病院に行くべき症状は?
「悪露がちょっと気になるけど、様子を見ても大丈夫かな?」
そんなとき、受診のタイミングを判断するのは難しいですよね。
悪露は自然な体の反応ではありますが、気になる症状を放置すると感染が悪化したり、子宮の回復がさらに遅れたりすることもあります。
以下のような症状が見られる場合は、自己判断せず、早めに病院を受診しましょう。
- 出血量が急に増え、1時間に1枚以上ナプキンが必要
- 赤い出血が2週間以上続いている
- レバー状の血の塊が頻繁に出る
- 悪露が悪臭を放っている(腐敗臭・ツンとする刺激臭など)
- 38℃以上の発熱がある/寒気や悪寒がする
- 下腹部にズキズキするような強い痛みが続いている
- 動悸や息切れ、めまい、意識が遠のく感じがある
特に、「出血が止まらない」「感染のサインがある」「全身症状が出ている」といった場合は、我慢せず早めに医師へ相談することが大切です。
軽い症状でも、「不安だな」「いつもと違うかも」と感じたら、遠慮せず受診しましょう。
出産後の体はとてもデリケートです。小さな異変に気づいてあげることが、体を守る第一歩になりますよ。
子宮の回復を促す産褥期の過ごし方
産褥期(さんじょくき)は、出産によってダメージを受けた体を元の状態に戻していく大切な時間。この時期をどう過ごすかによって、悪露の経過や子宮の回復スピードにも大きく影響します。
無理をせず、自分の体と向き合いながら、しっかりと休養・栄養・衛生を意識して過ごすことが大切です。
とくに、基本となるポイントは次の3つ。
- 無理をせず、しっかり休む
- 栄養バランスのとれた食事をとる
- 入浴は医師の許可が出てから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
無理をせず、しっかり休む
悪露が長引く一因は、無理をして子宮の回復が遅れていること。
出産は全治1ヶ月以上の大けがとも言われます。家事や育児に手が回らなくても、まずは体を休めることを優先しましょう。
◆こんなふうに休むのがおすすめ
- 家事や買い物は、パートナーや家族にできるだけ任せる
- 赤ちゃんが寝ているタイミングで一緒に仮眠をとる
- 産褥期は「休むのが仕事」と割り切る
- 痛みや疲れがあるときは無理せず横になる
とくに初産の方は、「しっかりしなきゃ」とがんばりすぎてしまう傾向があります。けれど、産褥期をゆっくりと過ごすことが、結果的に早く元気な状態に戻る近道です。
「自分を甘やかす」くらいの気持ちで、体をいたわって過ごしましょう。
産褥期には「産後ケア」の利用もおすすめ。気になる方は、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
栄養バランスのとれた食事をとる
産後の体は、大量の出血や出産のダメージで大きくエネルギーを消耗しています。
とくに子宮の修復や体力回復、母乳の分泌などには、多くの栄養が必要不可欠です。
しかし、赤ちゃんのお世話や睡眠不足などで、ゆっくり食事をとる余裕がない方も多いでしょう。
そんなときこそ、できる範囲で「栄養を意識した食事」を心がけることが大切です。
■産後にとくに意識したい栄養素
栄養素 | 役割 |
---|---|
鉄分 | 出産による出血や悪露で失われやすく、貧血予防に欠かせない |
たんぱく質 | 筋肉や子宮など、体の組織の修復に必要 |
カルシウム・マグネシウム | ホルモンバランスや神経の働きをサポート |
ビタミン類(B群・C・Dなど) | 代謝を助け、免疫力や疲労回復にも効果的 |
食物繊維 | 産後に起こりやすい便秘対策にも◎ |
和食中心の献立(ご飯・味噌汁・魚・野菜のおかず)を意識すると、自然と栄養バランスが整いやすくなりますよ。
産後の食事のポイントについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
忙しい毎日に、産後サプリ「mamaco」をプラスして
とはいえ、育児に追われる毎日の中で、食事だけで必要な栄養素をすべて補うのはとても難しいもの。
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mamacoは、産婦人科医が監修した、ママの体の回復をサポートするために作られた産後サプリ。
葉酸・鉄・カルシウム・ビタミン・ミネラルなど、20種類以上の栄養素を1日4粒でバランスよく補えます。
中でも注目なのが、ビタミンD・カルシウム・マグネシウム。
これらは母乳を通して赤ちゃんの骨の形成に必要なだけでなく、ママの免疫機能やホルモンの安定にも深く関わっていて、産後の体の回復に不可欠な成分です。
また、mamacoには、高麗人参・なつめ・陳皮などの和漢成分も配合。
産後の疲れやすさ、ホルモンの乱れが気になるママのコンディションを内側から整えてくれます。
さらにmamacoは、母乳育児に必要な栄養もWでサポート!
特にビタミンDは、母乳育児中の赤ちゃんの8割以上が不足しているとも言われており、母体からしっかり補いたい栄養素の一つです。
そのほかにも、
- 出産による貧血対策にうれしい鉄・葉酸
- 赤ちゃんの目や脳の発達をサポートするビタミンA、DHA、EPA
など、育児中のママと赤ちゃんをまるごとサポートする成分がぎゅっと詰まっています。
「悪露の量が多くて貧血ぎみ…」
「休む時間もなく、栄養も偏りがち…」
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mamacoは赤ちゃんとママのことを第一に考え、香料・着色料・保存料など6つの添加物を不使用。
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産後サプリについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのコラムをチェック。
入浴は医師の許可が出てから
産後しばらくは、感染リスクを避けるため湯船はNG。
悪露がほぼおさまり、医師の許可が出るまではシャワーで清潔を保つことが基本です。
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入浴を再開できるタイミングの目安は?
経腟分娩の場合:悪露がおさまり、出産から2~4週間後を目安に
帝王切開の場合:傷口の状態を見て、医師の確認が必要
いずれの場合も、1ヶ月健診で医師に確認してから入浴を再開してくださいね。
体を冷やさないよう、入浴後はすぐに体を拭いて温かくしましょう。
悪露は子宮回復のサイン!焦らず、体をゆっくり整えていこう
悪露は、出産直後から始まり、色や量を変化させながら1ヶ月ほど続くのが一般的です。
以下のケアを取り入れて清潔に過ごしましょう。
- 産褥パッドやナプキンをこまめに交換する
- 通気性のよい下着・衣類を選ぶ
もし、「いつまでも赤い出血が続く」「悪臭がする」など、気になる変化を感じたら、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。
また、産褥期(さんじょくき)は、出産によってダメージを受けた体を元の状態に戻していく大切な時間。しっかりと休養・栄養・衛生を意識して過ごすことが大切です。
とはいえ、育児に追われる毎日では、栄養バランスの整った食事を毎日用意するのはなかなか大変。
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