
更新日:2025/3/27
アトピーは妊娠中に悪化するって本当?スキンケアのポイントと赤ちゃんへの影響を徹底解説

「妊娠したらアトピーが悪化した…」
「アトピーが赤ちゃんに遺伝しないか心配」
そんな不安を抱えていませんか?
妊娠中はホルモンバランスの変化や体調の影響で、アトピーの症状が変わりやすくなります。
そのため、今まで使っていた薬やスキンケアが使えるのか、食事で改善できるのかなど、妊娠前とは違った視点で対策を考える必要があります。
この記事では、妊娠中にアトピーが悪化する理由や、妊娠中でもできるスキンケア・食事の工夫について詳しく解説します。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医
毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。
"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。
アトピーが妊娠中に悪化しやすい理由
妊娠中、アトピー性皮膚炎の症状は悪化することが多いといわれています。(※1)
まずはその理由についてみていきましょう。
免疫の変化
妊娠すると、体は赤ちゃんを守るために免疫のバランスを変化させます。
この影響でアレルギー反応が強くなり、アトピーの症状が出やすくなることがあるのです。
また、アレルギー反応に関与する「肥満細胞」という組織が活性化しやすくなるともいわれており、かゆみや湿疹が増す原因になることもあります。(※1)
発汗の増加
妊娠中はホルモンの影響で汗腺が活発になり、汗をかきやすくなります。
汗は皮膚を刺激し、アトピーのかゆみを悪化させる原因になるため、お肌をこまめに拭いたり洗い流したりして清潔を保つことが大切です。(※2)
ストレスの増加
妊娠中はホルモンの変化や体の変化によって、ストレスが溜まりやすくなります。
特に、お腹が大きくなって好きな体勢で眠れなかったり、育児の不安を抱えていたりすると睡眠不足や体調不良になってしまうことも。
そのような状況が続くと、ストレスによる影響でアトピーの症状が悪化しやすくなります。(※2)
妊娠中のアトピーに薬は使える?
妊娠中でもアトピーの薬を使うことはできますが、自己判断での使用は避けたほうが安心です。
ステロイドの外用薬は、医師の指示のもとで使えば安全とされていますが、効果の強い薬剤や使い方には注意が必要です。
また、アトピーで処方されることの多い抗ヒスタミン薬や免疫抑制剤の中には、妊娠中の安全性が確立されていないものも。
薬を使うか迷ったときは、産婦人科と皮膚科の両方で相談するのがおすすめです。(※1)
妊活~妊娠中の薬の服用について解説している記事も、ぜひ参考にしてください。
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妊娠中でもできるアトピー対策4つ
妊娠中は、肌の状態を整えながら、無理のない範囲で対策をすることが大切です。
妊婦さんができる対策を4つ紹介します。
- 入浴やシャワーで皮膚の清潔を保つ
- 低刺激のスキンケアを選ぶ
- バランスの良い食事と腸内ケアを意識する
- ストレスをためない工夫をする
入浴やシャワーで皮膚の清潔を保つ
シャワーで汗やほこりを洗い流すことで、肌を清潔に保ちやすくなります。
特に、汗をかいたまま放置すると肌のバリア機能が低下し、かゆみが悪化することがあるため、こまめにシャワーを浴びるのがおすすめです。
お湯に浸かると角質に水分が補われ、乾燥を防ぐのに役立ちます。(※1)
ただし、熱すぎるお湯は皮膚の油分を奪ってしまうため、お風呂はぬるめの温度に設定し、入浴後はすぐに保湿することが大切です。(※3)
低刺激のスキンケアを選ぶ
妊娠中はホルモンバランスの変化により、肌が敏感になりやすくなります。
できるだけ刺激の少ないスキンケアを心がけると、アトピーの症状を落ち着かせやすくなるでしょう。
保湿剤としては、ヘパリン類似物質や尿素が含まれるものが、肌の水分を保持するのに役立ちます。
皮膚からの水分蒸発を防ぐために、ワセリンやオリーブオイル、つばき油などを活用するのも良い方法です。(※1)
スキンケアの際は、ゴシゴシこすらず、優しくなじませるようにすると肌への負担が減りますよ。
バランスの良い食事と腸内ケアを意識する
アトピーの改善には、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
特に腸内環境を整えることが症状の軽減につながるといわれており、発酵食品や食物繊維を意識して摂ると、腸活と栄養補給の両方をサポートできます。
妊娠中は必要な栄養素が増えるため、偏りのない食事を意識しながら、善玉菌を増やすヨーグルトや納豆、味噌などを取り入れると良いでしょう。
腸内環境を整える食事や、妊婦さんにおすすめの腸活については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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栄養補給と腸活のWケア!妊婦さん向けサプリ「mamaru」
mamaruは、妊娠中に必要な栄養の摂取と腸活が同時にできる妊婦さん向けのオールインワンサプリです。
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産婦人科医の厳しいチェックのもと厳選された成分だけでつくられているので、妊娠初期から後期までママと赤ちゃんの健康をしっかり支えます。
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近年、腸内環境と免疫の関係の深さが注目されており、腸を整えることはアレルギー反応やウイルスから体を守ることにもつながると考えられています。
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妊婦さんにおすすめの腸活サプリは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
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ストレスをためない工夫をする
ストレスはアトピーの悪化につながることがあるため、できるだけリラックスできる時間を作ることが大切です。
ヨガや深呼吸などの簡単なリラックス方法を取り入れると、心と体の緊張が和らぎます。
また、お気に入りの音楽を聴いたり、アロマを焚いたりするのも気分転換につながるので、自分に合った方法を見つけると良いでしょう。
家族や友人と会話を楽しむことも、気持ちを軽くするのに役立ちます。
無理をせず、自分のペースで過ごすことを意識するのがポイントです。
妊娠中のアトピーは赤ちゃんに遺伝する?
妊娠中のアトピーで気になるのが、赤ちゃんへの影響ですよね。
アトピーは遺伝的な要因が関係していると考えられていますが、必ずしも赤ちゃんに受け継がれるわけではありません。(※2)
アトピーは様々な原因で発症する可能性があり、しかも、原因がひとつとは限りません。
つまり親がアトピーでも、赤ちゃんが必ず発症するわけではないのです。
アトピーは、遺伝だけでなく生活習慣や環境が要因になることもあるため、出産後はできるだけ赤ちゃんの肌に負担をかけない工夫をすることが大切です。
赤ちゃんのアトピーを予防するためにできること
最後に、赤ちゃんのアトピーを防ぐためにできることを解説していきます。
妊娠中の食事制限はしない
妊娠中の食事制限は、アトピー予防への効果がまだわからないだけではなく、ママや赤ちゃんにとって有害といわれています。(※2)
また、妊娠中の野菜摂取が、子どものアトピー性皮膚炎の発症を予防する可能性があるという研究も進められているものの、まだはっきりとした結論は出ていません。
そのため、いくら「アトピー予防に良い」と聞いたからといってその食材だけを摂るのではなく、さまざまな食材を偏りなく摂ることが大切です。
でも、毎日の食事の栄養バランスに気を付けるのは大変。
”バランスの良い食事”を続けることがストレスになってしまうかも…と心配な方は、妊婦さん向けサプリ「mamaru」をぜひご活用ください。
mamaruは、妊娠中に必要な栄養素をぎゅぎゅっと詰め込んだオールインワンサプリ。
赤ちゃんの健康リスクを減らす葉酸は厚生労働省が推奨する400μg、体の成長をサポートする鉄分やカルシウム、DHA/FPAもたっぷりと摂ることができます。
あれもこれもと色々なことを考えなくても、毎日手軽に必要な栄養を補給できますよ。
産婦人科医が監修していて、サプリメントに使われがちな着色料や保存料などが無添加なのもポイント。
余計なものは摂りたくない敏感な時期だから、安心できるものを選びたいママにもぴったりです。
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生後すぐからの保湿ケア
アトピーの予防には、新生児期からの予防的な保湿ケアが重要とされています。
新生児から保湿を始めると、アトピーを発症するリスクが約30%低下するという研究データも。(※4)
沐浴後に全身に保湿剤を塗ることで、肌のバリア機能を守ることができますよ。
<正しいスキンケアのポイント>
- 1なるべく防腐剤や着色料、香料など余計なものが入っていない石けんを使用
- 2石けんをよく泡立てて、優しくもむように洗う
- 3石けんが残らないようによくすすぐ
- 4沐浴後はすぐに低刺激の保湿剤を全身に優しく塗る
赤ちゃんのスキンケアについては、こちらの記事で詳しく解説しているためあわせてご覧ください。
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赤ちゃんの皮膚は、大人の半分の厚さしかなく、刺激に弱い傾向にあります。そのため、ちょっとした刺激にも敏感です。
優しく洗って優しく保湿するためには、羊水由来のmitera organicsシリーズがおすすめですよ。
新生児から使える無添加ベビー石鹸「mitera organics ベビーソープ」
赤ちゃんの肌にやさしい固形石鹸を探しているなら、「mitera organics ベビーソープ」がおすすめです。
皮膚科医監修のもと作られたこの石鹸は、赤ちゃんがお腹の中で守られている環境をヒントに開発されました。
羊水に含まれる保湿成分や、胎脂に由来するバリア機能を再現するために、10種類のアミノ酸やスクワランを配合。ふわふわの泡で、生まれたての肌を包みます。
さらに、6つの無添加で刺激を抑え、職人が丁寧に手作りしているのも魅力。
デリケートな赤ちゃんの肌を優しく守りながら、健やかに保ちます。
ベビー石けんの選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
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沐浴後の保湿ケアには「mitera organics ベビーローション」
mitera organics ベビーソープで洗った後はmitera organicsベビーローションで優しく保湿しましょう。
このローションは、赤ちゃんが羊水の中で守られていた環境を再現するため、11種類のアミノ酸を配合し、お肌にしっかりと水分を補給。
さらに、胎脂に含まれるセラミドの働きを活かして肌を潤わせ、乾燥から肌を守ります。
また、ベビーソープと同じくベビーローションも皮膚科医が監修。赤ちゃん肌への刺激をできるだけ抑えた無添加処方で、安心して使うことができます。
ベビーソープとローションが一緒になったお得なセットもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
無添加のベビーローションのおすすめが知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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アトピーは妊娠中に悪化する可能性あり!スキンケアと生活習慣の改善で対策しよう
妊娠中は、ホルモンバランスの変化などによりアトピーが悪化しやすくなります。
肌が敏感になり、かゆみや乾燥が気になることもありますが、適切なスキンケアや生活習慣の見直しで症状を和らげることができるでしょう。
対策として、スキンケアはもちろんのこと、腸内環境を整える発酵食品や食物繊維の摂取を意識すると、内側からのケアにつながります。
「mamaru」を上手に活用して、妊娠中の栄養補給と腸活を始めましょう。
参考文献
(※1)専門医のためのアレルギー学講座 XV.妊娠とアレルギー疾患 3.妊娠とアトピー性皮膚炎
(※2)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021|日本アレルギー学会・日本皮膚科学会作成
(※3)入浴後皮膚乾燥と入浴中塗布化粧品の保湿効果|日本健康開発雑誌 第39号 2018年
(※4)Horimukai K, et. al., J Allergy Clin Immunol. 2014 Oct;134(4):824-830.
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