更新日:2024/9/6
40代の妊活のすべて!妊娠の確率を高める方法はある?
高齢出産の増加に伴い、40代で妊活する方も増えてきています。
40代で妊活をする方のなかには、
「仕事がひと段落つき、生活に余裕が出てきたから妊娠を意識した」
「1人目の子育てが落ち着き、2人目の妊活を考えたのが40代」
という方もいるのではないでしょうか。
しかし40代での妊娠は、20代、30代に比べると厳しいのも事実…。
では、妊娠確率が下がっている40代が、妊娠の確率を高める方法はあるのでしょうか?
この記事では、40代での妊活が難しいと言われる理由とともに、知っておきたい妊娠の確率を高める方法をまとめています。
この記事に登場する専門家
看護師ママライター むねゆか
看護師ママライター
産婦人科勤務経験と2児のママ。
2つの実体験を活かして、妊活・妊娠についての情報を発信します!
40代は妊娠が難しい?
年齢が上がると妊娠率が低下することは、多くの方が知っていると思います。
では、実際の妊娠率はどれくらいなのでしょうか?
年齢別の1周期あたりの妊娠率はこちら。
また、1年間避妊せずに妊活をした場合の年齢別の妊娠率はこちらの通り。
2つの表から、年齢が上がるにつれて妊娠が成立する確率が低くなっていくのが分かります。
では、年齢が上がると妊娠成立が難しい理由はなんなのでしょうか?
その理由は、「卵子の老化」だといわれています。
妊娠率が下がる原因は「卵子の老化」
「卵子の老化」がなぜ起こるのか?
これは女性の体が、閉経に向けて進んでいくことが関係しています。
卵子の卵である「卵胞」の数は、お母さんのおなかの中で過ごしている胎児期が一番多く、出生時には200万個、思春期になると30~50万個と、年齢を重ねるごとに徐々に減少していきます。
そして37歳くらいには2万個まで減り、卵胞が1,000個になる頃に閉経をするといわれています。
1回の月経周期の中で、数十個の卵胞が卵巣の中で成長します。
しかし、実際に排卵される卵子はその中のたった1つなのです。
年齢を重ねることで、体が老化するように、卵巣機能も低下していきます。
そして数が減少していく卵胞の質も低下していくのです。
卵巣機能の低下、卵胞の質の低下、これら二つの要因から卵子が老化してしまうのです。
卵子が老化すると、仮に受精ができても細胞分裂がしにくくなり、受精卵の成長が途中で止まってしまうケースも少なくありません。
また、受精卵の質が低下していることで、子宮に着床しにくくなるともいわれています。
これらが、妊娠率の低下につながっているのです。
そして、卵子の老化は赤ちゃんの先天性疾患の原因にもなります。
卵子の元である卵胞から卵子に成長する間に、減数分裂という過程があります。
減数分裂とは、受精に向けて卵子がもともと持っている遺伝情報を半分にするための分裂のこと。
これは、受精卵になる際に、卵子と精子が1つの染色体をもった卵となるために必要な分裂です。
この減数分裂がうまくいかないことで、染色体異常が発生してしまうことがあります。
年齢と妊活の関係については、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
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40代の妊活方法【自然妊娠と不妊治療】
卵子の老化から、妊娠が難しいといわれる40代の妊活。
40代での妊娠に向けて、有効な妊活方法はあるのでしょうか?
1周期あたりの40代の妊娠率は、40~44歳で5%、45歳以上になると1%と低いため、「妊娠をしたい」と意識した時点から、早めに妊活を始めることが大切です。
自然妊娠(タイミング法)と不妊治療の妊活方法を2種類に分けて解説していきます。
自然妊娠(タイミング法)
タイミング法とは、最も妊娠しやすいとされる排卵の2日前頃に性交渉を持つ方法です。
妊娠確率を高めるなら排卵日に性交渉をもった方がいいのでは?と思われる方がいるかもしれません。
2日前に性交渉をもつ理由は、精子、卵子の寿命が関係しています。
それぞれの寿命は、精子が女性の体内で約72時間、卵子は約24時間です。
排卵のタイミングで卵管膨大部に精子が待機することで、受精する確率が上がるのです。
タイミング法を行うために重要な排卵日を知るには、基礎体温の測定や市販の排卵検査薬を使用する方法があります。
ただし、40代の女性が早く妊娠成立させるためには、妊活を始めると決めたらすぐに婦人科を受診して、より正確に排卵日を知ることが大切です。
婦人科では、経腟超音波検査で卵胞の大きさを確認することや尿の中のホルモンを測定することで、排卵日を推定します。
排卵日が推定できたら、医師より性交渉のタイミング指導がされます。
40代の妊娠率は1~5%と低い確率となっているため、早い段階で不妊治療も視野に入れて妊活をしていきましょう。
不妊治療
40代女性の妊娠率は他の年齢から比べるとかなり低い結果となっているため、妊娠を希望したら早い段階で不妊治療も視野にいれていきましょう。
多くの場合、不妊治療はタイミング法、人工授精、体外受精の順番でステップアップしていきます。
しかし、40代の方がより早く妊娠するためには、不妊治療の中でも妊娠率が高い体外受精、顕微授精を選択することが推奨されています。
また、不妊治療には高額な費用がかかることがデメリットでしょう。
他にも、受診のために何度も通院が必要となり、仕事など自身の都合をつけなければいけない場合もあります。
不妊治療を受けるかどうかについての選択は、専門医、そしてパートナーとしっかり相談をしていくことが大切です。
2022年4月より、体外受精が保険適用となり、費用面の負担が少なくなって不妊治療のハードルが下がったように感じます。
しかし、対象年齢は女性の年齢が43歳未満と定められており、40代で妊活を考えた方は対象年齢に当てはまらない方もいるかもしれません。
その他、治療回数や婚姻関係についてなどの決まりがありますので、自身が条件に当てはまるか確認してみましょう。
妊娠を意識してすぐに不妊治療を検討することに抵抗がある方がいるかもしれませんが、妊娠はスタートであり、妊娠のあとには出産、そして育児が待っています。
早い段階で妊娠をすることで、その後の育児のために時間をつなげていくことができます。
妊娠を考えた時点から、先を見据えて行動をしていきましょう。
妊活について、定義からさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
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40代で妊娠する確率を高める方法は?
とはいえ、費用面でも精神面でもできれば自然妊娠したい、というのが本音ですよね。40代で自然妊娠を目指す方に大切なことは以下の通りです。
排卵日の把握
妊活を始めるときにはまず正確な排卵日の把握をしましょう。
排卵日を知るために、毎朝基礎体温を測定することや市販の排卵検査薬を使用することも有効ですが、より正確に排卵日を知るには婦人科を受診しましょう。
妊娠する確率が低くなる40代には、排卵日をきちんと把握して妊活を行っていくこと、そして妊活の回数を多くすることが必要です。
正確な排卵日を知るために、婦人科の受診を検討していきましょう。
婦人科の受診では、医師や看護師から専門的なアドバイスが受けられること、婦人科系の疾患などがないかの検査を受けられることもメリットです。
健康的な生活を送り、体調を整える
妊娠を意識したら、まず自身の生活を振り返ってみましょう。
- しっかり睡眠はとれていますか?
- 食事はバランスよく食べていますか?
- 最近運動はしましたか?
赤ちゃんを迎える準備の1つとして、自身の体にも気を付けて生活をしていきましょう。
妊娠する前から健康的な生活を送ることのメリットを説明していきます。
■睡眠
質のよい睡眠をとることは、妊娠に必要なホルモンの分泌を促すために重要です。
また、妊活中は気づかないうちにストレスをためてしまいがちですが、睡眠にはストレス発散効果もあるのです。
しっかり睡眠をとって、妊娠に必要なホルモンの分泌をしつつ、ストレスも発散しましょう。
■食事
バランスのよい食事を心がけることが大切ですが、妊娠するために特に気を付けて摂取したい栄養素は、「葉酸」・「鉄分」・「カルシウム」です。
「葉酸」は普段あまり意識しない栄養素かもしれませんが、妊娠時にはとても重要な役割をします。
葉酸は、赤ちゃんの成長をサポートする栄養素なのです。
特に、赤ちゃんの「神経管閉鎖障害」という疾患を予防するのに、厚生労働省からも摂取が推奨されています。
神経管閉鎖障害を予防するためには、妊娠前から葉酸を摂取しなければなりません。
妊娠を意識したら、葉酸を積極的に摂取しましょう。
食事からの摂取だけでは妊娠前から妊娠中にかけての必要量を満たすことが難しいため、サプリメントを活用することがおすすめです。
体質や食習慣の改善にはサプリメントの活用もおすすめ
妊活を始めるにあたり、食習慣の改善が非常に重要ですが、すぐに生活をガラッと変えることは難しいでしょう。
そんな時は、サプリメントを併用することもおすすめです。
葉酸サプリの「mitas」は、赤ちゃんの「神経管閉鎖障害」を予防するために必要な「葉酸」はもちろん、厚生労働省が推奨している妊活中に必要な栄養素が入ったオールインワンサプリメントです。
高麗人参や生姜などの和漢素材配合で、妊活の大敵である冷えをサポートする効果も期待できます。
「人工的なサプリは赤ちゃんの体に影響がないかと心配…」という方も多いと思いますが、mitasは着色料、保存料など6つの無添加で、その製造品質は第三者機関にも認められています。
不妊治療専門医が監修している、妊活中の栄養補給と温活を叶えるハイブリッド葉酸サプリメントをぜひ試してみてください。
40代の妊娠にはパートナーの協力が必要不可欠
40代で妊娠をするためには、生活習慣の改善や婦人科の受診など、今までの生活から大きく変化する方もいるでしょう。
今までとは変化した生活を支えるには、パートナーの協力が不可欠です。
パートナーとしっかりと話し合い、妊娠、妊活方法などを決めていきましょう。
そして、女性だけが頑張るのではなく、パートナーも一緒に頑張る気持ちで妊活を続けていきましょう。
男性も、年齢とともに緩やかに精子の質が低下するといわれています。
この変化は女性ほどではないといわれているものの、男性はなにもしなくてよいわけではありません。
精子の質の向上のために、男性も生活習慣の改善を心がけましょう。
不規則な生活は避け、バランスのよい食事を心掛けること、そして精巣環境を整えることが重要です。
精巣は熱に弱いため、下半身を温めすぎずに、そして物理的な圧迫も避けましょう。
ほかにも、加熱式タバコを含むたばこは血流が悪くなります。
血液の流れが悪くなると、精子の質の低下にもつながるのです。
育毛剤・AGA治療薬を使用している方は、精子に影響を与える成分が含まれている場合もあるため注意しましょう。
まずは、妊活について興味をもつこと、女性任せにせずに一緒に妊活をしていくという意識をもって2人で取り組んでいきましょう。
男性用の妊活サプリメントを取り入れるのもおすすめ
妊活期には、女性だけでなく男性もサプリメントを摂ることがおすすめです。
「mitas for men」は、男性の妊活に必要な栄養を補給できるサプリメントです。
男性不妊の専門医が監修しており、精活力を考えたビタミン類、抗酸化作用のある成分も配合されています。
すぐに生活習慣を変えることは難しいけど、なにかやれることはないか?と考えているなら、まずはmitas for menを取り入れてみてはいかがでしょうか?
mitasとmitas for menがセットになったお得なカップルセットも、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
40代の妊娠の確率は、高いとはいえません。
そのため、妊娠を意識したら早期に動き出すことが大切です。
40代で妊娠を目指すために他の年代と違うことは、早い段階で婦人科受診を検討することです。
本やネットでは得られない、あなた自身の妊活についてのアドバイスが専門家からもらえることもあります。
この記事を参考に、生活習慣を見直しながら妊娠を目指しましょう。
妊娠はゴールではありません。
無事に妊娠ができたら、次は出産、そして育児が待っています。
年齢が上がるごとに体への負担も大きくなるため、なるべく早く妊娠できることが理想ですよね。
妊娠しやすいカラダづくりのためには、必要な栄養を十分に摂ることもとても大切です。
葉酸サプリ「mitas」なら、葉酸だけでなく妊活期に摂りたい栄養をオールインワンで摂取することが可能。
男性用サプリ「mitas for men」とセットになったカップルセットもあわせて、ぜひ40代からの妊活に取り入れてみてくださいね。
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