更新日:2024/4/30
妊娠中の葉酸はなぜ必要?効果から効率的な摂取方法まで完全ガイド
あなたは、
・妊娠中に葉酸が必要な理由を知りたい
・妊娠がわかってから葉酸を飲み始めても間に合うのか知りたい
・葉酸の効率的な摂り方を知りたい
とお考えではありませんか?
妊娠してから葉酸の必要性を知り、なぜ妊婦に葉酸が必要なのか、今からでも間に合うのか気になりますよね。
結論から言うと、葉酸は赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防とママの健康のために必要です。
この記事では、妊娠中に葉酸が必要な理由や摂取量、葉酸の多い食べ物について解説します。
また、葉酸を摂るためにサプリメントの併用を推奨する理由やおすすめの葉酸サプリメントについても紹介しますので、商品購入の際に参考にできますよ。
この記事を読んで、今日から葉酸サプリメントを始めましょう。
この記事に登場する専門家
看護師ライター Kamon
専門学校卒業後、総合病院で看護師として9年勤務。自身も不妊治療を経験。
クリニックへの転職を機に医療系ライターとして活動開始。
<保有資格>
・看護師
妊娠中はなぜ葉酸が必要なの?
妊娠中に葉酸が必要な理由は以下の2つです。
- 赤ちゃんが健やかに成長するため
- 母体のさまざまなリスクを抑えるため
それぞれ説明します。
赤ちゃんが健やかに成長するため
葉酸は細胞や神経のはたらきを助けるため、お腹の中にいる赤ちゃんの「神経管閉鎖障害」を予防します。
check ✔︎
神経管閉鎖障害とは?
妊娠初期(妊娠4~12週頃)に起こる胎児の先天性異常です。脳や脊髄のもととなる神経管が閉じないことで起こります。
脳がうまく形成されない「無脳症」や、障害や麻痺が残る「二分脊椎」など、さまざまな障害が残る可能性があります。死産や早産のリスクも高まります。
神経管閉鎖障害の予防には、妊娠初期に十分な量の葉酸を摂ることが大切です。
そのため、妊娠1ヶ月前からの摂取が望ましいと言われています。
「妊娠前から葉酸を飲んでなかったけど今からでも間に合う?」と心配なママは先にこちらをご覧ください。
また、神経管閉鎖障害や葉酸について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
葉酸は妊娠前から摂るの!?葉酸が妊娠に必要な理由を解説!
葉酸不足は神経管閉鎖障害である二分脊椎のリスクがあります。予防のために妊活期から摂取しましょう。ブロッコリーやレバーなどの食事からでは妊娠中に必要な葉酸摂取量が不足するため、厚生労働省もサプリメントを推奨しています。妊婦さんの貧血や赤ちゃんの成長のためにも、妊活期から出産まで葉酸の摂取を続けましょう。
母体のさまざまなリスクを抑えるため
葉酸はママの貧血や妊娠合併症などの予防に効果があります。それぞれ簡単に説明します。
貧血予防
妊娠中は赤ちゃんに送る血液が必要になるため、ママは貧血になりがちです。
葉酸はビタミンB12とともに赤血球のはたらきを助けるため、貧血の予防に効果的です。
妊娠の合併症予防
ホモシステインというアミノ酸が妊婦の体に溜まってしまうと、高血圧や胎盤剝離、胎児発育不全、早産などの合併症を起こしやすいと言われています。
葉酸はホモシステインの代謝を促すため、これらの合併症の予防に効果が期待できます。
check ✔︎
そもそも葉酸とは?
葉酸はビタミンB群の一種です。
細胞の中にあるDNAやRNAなど、細胞の成長を助けてくれる作用があります。
妊婦だけでなくすべての人に必要な栄養素です。
妊娠合併症と葉酸の関係について詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてくださいね。
妊娠中期に必要な葉酸量は?飲み続ける期間と中断のリスクも解説
妊娠初期から飲み続けてきた葉酸ですが、妊娠中期からはどうするのが正しいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか?本記事では妊娠中期に必要な葉酸量と、中断した場合はどうなるのかについて詳しく解説します。
葉酸はいつからいつまで飲めばいいの?
葉酸は妊活中~授乳中まで飲みましょう。
妊娠初期は赤ちゃんの成長のために、妊娠中期はママの貧血や合併症予防のために必要です。
産後は母乳のもとである血液のはたらきを助け、体の回復もサポートしてくれます。
参考文献:厚生労働省「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」
今から飲んでも間に合う?
「妊娠前から葉酸を飲んでこなかったけれど、今から飲んでも間に合う?」と心配なママもいるでしょう。
妊娠初期(妊娠0~15週)であれば、今すぐ葉酸サプリメントを飲み始めましょう。
この時期は+400μgの葉酸の摂取が必要で、赤ちゃんの成長に非常に重要です。
葉酸は食事から摂ることが基本ですが、効率的に摂るならサプリメントも併用すると良いでしょう。
おすすめのサプリメントを今すぐ知りたい方はこちらをご覧ください。
妊娠中に必要な葉酸の量は?
妊娠中に必要な葉酸の量は、実は時期によって異なります。
葉酸の過不足についても一緒にご覧ください。
葉酸の推奨摂取量は時期によって異なる
厚生労働省の定める葉酸の推奨摂取量は、以下の通りです。
時期 | 追加摂取が必要な葉酸量 |
---|---|
妊活中~妊娠初期 | +400μg |
妊娠中期~後期 | +240μg |
授乳中 | +100μg |
時期によって葉酸の推奨摂取量は変わりますので、サプリメントも使い分けるのがおすすめですよ。
葉酸が不足するとどうなるの?
葉酸が不足すると赤ちゃんの成長に悪影響があるだけでなく、ママに貧血や神経症状などが現れることがあります。
重症になると舌のしびれや味覚低下、うつ症状などのリスクを高めるため、葉酸不足には注意しましょう。
反対に摂取量の上限はある?
食品から葉酸を摂る場合、摂りすぎることはほとんどないでしょう。もし摂りすぎてしまっても尿から排泄されるため、あまり心配いりません。
ただし、過剰にサプリメントを飲んでしまうと、まれに神経障害などがみられることがあります。
1日1000μgを超えないように、サプリメントは摂取量を守って飲みましょう。
葉酸が多く含まれる食べ物
葉酸は緑黄色野菜、豆類、果物、レバーなどに多く含まれます。表をご覧ください。
食品 | 1食あたりの量(g) | 1食あたりの葉酸の量(μg) |
---|---|---|
レバー(鶏) | 100 | 1300 |
ほうれん草 | 80(1/2本) | 88 |
ブロッコリー | 60(小皿1皿分) | 72 |
アスパラガス | 40(2~3本) | 72 |
いちご | 80(4~5個) | 72 |
納豆 | 50(1パック) | 60 |
葉酸は水に溶けやすい性質があるため、以下の調理方法で工夫して食べましょう。
- サラダなど生で食べる
- ゆでるのではなく電子レンジ調理する
- スープなどでゆで汁も飲む
- 野菜ジュースにする
葉酸を多く含む食べ物について詳しく知りたい方は、こちらもチェックしてみてくださいね。
【助産師監修】葉酸の多い食べ物一覧|妊娠中におすすめのメニューから一日に必要な摂取量まで徹底ガイド
妊娠中は葉酸の多い食べ物を摂りたいと考えている人も多くいるのではないでしょうか。葉酸はママの健康や赤ちゃんの成長に大きく係わる重要な栄養素のひとつです。そのため、妊活開始とともに葉酸の積極的な摂取を始めましょう。この記事では、葉酸の多い食べ物や摂り方について紹介します。
選ぶ食材や調理方法で葉酸を摂れる量は増えますが、食事だけでは不十分になることがほとんどです。
ほうれん草であれば1日12株も食べなくてはいけないため、毎日続けるのは難しいですよね。
葉酸を効率的に摂るためには、サプリメントの併用がおすすめです。
葉酸を効率的に摂るならサプリメントがおすすめ
実は、葉酸には天然と合成の2種類があり、妊娠中には体での吸収率が良い合成葉酸(サプリメント)が勧められています。
ここでは、
- サプリメントがおすすめの理由
- 妊娠中のおすすめ葉酸サプリ
について紹介します。
サプリメントがおすすめの理由
サプリメントに含まれる「合成葉酸」は、食べ物に含まれる「天然葉酸」より吸収率が良いのが特徴です。
天然葉酸は「ポリグルタミン酸」と呼ばれ、消化管で「モノグルタミン酸」に分解されてから吸収されます。
対して、合成葉酸(サプリメント)ははじめから「モノグルタミン酸」であるため、天然葉酸より吸収率が高いです。
さらに、サプリメントならビタミンやミネラルなど、他の栄養素も一緒に摂れるためおすすめです。
妊娠中の葉酸サプリなら『mitas』シリーズがおすすめ
妊娠中のママには、mitasシリーズの『mamaru』がおすすめです。
妊娠期に必要なヘム鉄や亜鉛・カルシウムが配合されており、妊娠中に不足しがちな栄養素をカバーしてくれます。
また、乳酸菌・食物繊維・ラクトフェリンなどの菌活性成分が配合されており、腸内環境を整えてくれるため、妊娠前から便秘体質のママにもおすすめですよ。
これからつわりで十分な栄養素を摂れなくなる心配もあるため、妊娠がわかったら葉酸サプリですぐに準備をしましょう。
また、妊娠中と産後では葉酸の必要量が変わってくるため、サプリを使い分けましょう。
産後、授乳中のママには「mamaco」がおすすめです。
鉄やビタミンA・DHAを多く含むことで、ママや赤ちゃんに必要な栄養素をカバーしてくれます。
また、リラックス効果のある和漢成分が配合されており、育児で大変なママの疲れをケアしてくれますよ。
妊娠中は葉酸サプリを飲んで赤ちゃんの健やかな成長をサポートしよう
葉酸が赤ちゃんとママに必要な理由は以下の4つです。
- 赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防
- ママの貧血予防
- ママの妊娠合併症の予防
- 産後は母乳を作り、疲労回復をサポート
今まで葉酸を摂ってこなかったママも、今日から葉酸サプリメントを始めましょう。
mitasシリーズの『mamaru』は、妊娠期に必要なヘム鉄や亜鉛・カルシウムが配合されているほか、菌活性成分によって妊娠中に悩まされやすい腸内環境までしっかりとケアできます。
粒が小さく、つわりがひどい方でも飲みやすいため、妊娠中の方は、ぜひ一度手に取ってお試しくださいね。
あなたへのおすすめ
mitas series オンラインショップ