更新日:2023/12/11

妊娠中の胃痛の原因は何?気になる胃痛の原因と対処法、病院受診の目安について解説 | 助産師執筆

妊娠中胃が痛い時の対処法のイラスト

妊娠中、胃痛の症状がみられる人がいます。

「なんで胃痛があるの?」「いつまで続くの?」「原因は何?赤ちゃんは大丈夫?」などいろいろな疑問があるでしょう。

この記事では、妊娠中に胃痛がある場合の原因と対処法、気をつけることを解説します。


妊娠中の胃痛の原因


妊娠中の胃痛の原因は、以下のとおりです。

ホルモンバランスの影響

まずはホルモンバランスの影響です。

妊娠によりホルモンバランスが変化し、妊娠を維持する働きのあるホルモンは、消化管の動きが鈍くなります。

そのため、胃での消化に影響が出て、胃痛が出ることが多いと考えられています。

ホルモンバランスの影響は個人差があるので、全く症状が出ない人もいれば、症状が重く出る場合もあります。

つわりの嘔吐による影響

次に考えられる原因は、つわりで嘔吐していることによる影響です。

特に妊娠初期は、つわりがある人が多いです。

つわりにもいろいろなタイプがありますが、つわりで嘔吐してしまう場合、嘔吐により胃酸で胃が傷ついて胃痛がみられることがあります。

頻回に嘔吐していて、胃痛がある場合は、つわりによる嘔吐が原因の可能性があります。

食べたものの影響

他に考えられる原因は、食べたものの影響です。

生ものを食べた、食べ過ぎた、脂質の多いものを食べたなど、食べたものによる影響で胃痛がある場合です。

この場合、食べたものによる一時的な影響で胃痛がみられているため、時間の経過とともに症状が改善していくことが多いでしょう。

便秘の影響

また、便秘でも胃痛が出ることがあります。

妊娠中は、ホルモンバランスの影響と、大きくなる子宮が腸を圧迫するため、便秘になりやすい状態です。

軽い便秘であれば、胃痛が出ることはあまりありませんが、便秘がひどくなると、胃痛がみられることがあります。

大きくなった子宮で圧迫されている影響

妊娠すると、赤ちゃんの成長に伴い、子宮はどんどん大きくなります。

妊娠前の子宮は、鳥の卵ぐらいの大きさですが、妊娠するとどんどん大きくなります。

妊娠に伴い、子宮がどんどん大きくなると、大きくなった子宮が胃を圧迫するため、胃痛がみられることがあります。

ストレスによる影響

ストレスは体へさまざまな影響を与えます。妊娠していない場合でも、ストレスで胃痛が出たことがあるという人もいるでしょう。

妊娠中は、不安や生活の変化などさまざまな不安からストレスを感じることがあります。ストレスは自律神経が乱れ、胃痛につながる可能性があります。

精神的なストレスが影響している場合は、ストレスの原因となっているものを改善しないとなかなか症状改善につながらないでしょう。

他の病気が隠れている可能性

つわりや食べたものの影響であれば、本人も思い当たる原因がありますが、そうでない場合、他の病気が隠れている可能性があります。

妊娠中に胃痛がみられる病気として、HELLP症候群などがあります。

HELLP症候群は、胃痛以外にも、嘔吐、血圧が高くなるなどの症状があります。

急激に悪化する胃痛など、考えられる原因がない場合や胃痛が続く場合などは、他の病気が隠れている可能性があるため、自己判断せず医師に相談しましょう。


妊娠中の胃痛への対処法

では、妊娠中に胃痛がある場合、どうしたらいいのでしょうか。

ここからは、妊娠中の胃痛への対処方法をご紹介します。

消化のよいものを食べる

まずは、消化のよいものを食べることです。

当たり前のことですが、揚げ物や脂質の多い食べ物を食べると、胃痛が悪化する可能性があります。

そのため、食べ物はゼリーやうどんなど、消化によいものを食べましょう。

温める

また、冷えにより症状が悪化している可能性があります。

冷えは万病のもとと言いますが、妊娠中の冷えは胃痛だけでなく、お腹の張りなど体への影響が大きいです。

そのため、体を冷やさないようにしましょう。

夏場でも体を冷やさないように室内ではカーディガンなどを着たり、レッグウォーマーを着用したりなど、冷えないようにしましょう。

胃痛がある場合は、湯たんぽやカイロなどでお腹や腰を温めるようにしてもいいですね。

締め付けのない下着や衣類を着用する

他にも、締め付けのない下着や衣類を着用しましょう。

下着や衣類の圧迫により、胃痛が出ることがあります。

そのため、ゆったりとしたものを着用しましょう。

妊娠してから体型が変化し、妊娠前の衣類や下着では締めつけがきつい場合があります。妊娠後はマタニティ用に変更するなど、ゆったりとしたものを着用しましょう。

食後すぐに横にならない

また、食後すぐに横にならないことも大切です。食後すぐに横になることで、胃酸が逆流し胃痛の原因になることがあります。

食後すぐに横になりたいこともあるかもしれませんが、できればすぐには横にならず、少し上体を起こして過ごしましょう。

ソファでしばらく過ごしてから横になるなどすると、胃痛の悪化が防げるかもしれません。

小分けに食事する

食後に胃痛がみられる場合は、食事の回数を変更することをおすすめします。

1日3食の食事では、食事量が多く胃痛が出る人は、5食〜6食など分割して小分けに食事するといいでしょう。

1回の食事量が減ることで、消化の負担が減り、胃痛が改善することがあります。

仕事などで小分けに食事することが難しい場合は、満腹まで食べないように腹八分目を意識して食事するといいでしょう。

病院を受診する目安は?

妊娠中、胃痛がみられたら、病院を受診するべきか悩むこともあるでしょう。

対処法を試してもよくならない、もしくはどんどん症状がひどくなる場合は受診をしてください。

原因がはっきりしていることもありますし、原因がない場合もありますが、妊娠中に心配な病気がないか、確認できます。

また、妊娠中は自己判断で胃薬を飲むことはやめましょう。市販薬では妊娠中に飲めないものもありますので、薬を飲む場合は、必ず医師に確認してください。

妊娠中に飲める胃薬がないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、妊娠中でも飲める薬はあるので、必ず医師に相談しましょう。

妊娠中胃痛があれば何に気をつけたらいい?

妊娠中に胃痛があった場合、何に気をつけたらいいのでしょうか。

ここからは、妊娠中に胃痛があった場合の注意点について解説します。

胃痛が繰り返し起こる

まずは胃痛が繰り返し起こる場合です。嘔吐に伴うものや食べたものの影響の場合、一時的に胃痛がみられることがありますが、繰り返して胃痛があったり、胃痛が続いたりすることはありません。

そのため、胃痛が繰り返し何度も起こる場合は、一度原因を調べるために受診をし、医師に相談しましょう。

胃痛とともに下痢や嘔吐を伴う

胃痛とともに下痢や嘔吐を伴う場合も注意が必要です。

胃痛だけであれば、経過をみていれば問題ないこともありますが、胃痛だけでなく下痢や嘔吐がみられる場合、他の病気や感染症の可能性があります。

そのため、胃痛とともに下痢や嘔吐がある場合は、医師に相談しましょう。


まとめ

妊娠中は体の変化が大きく、妊娠前にはみられなかったような体調の変化が体調が起きることがあります。

妊娠中に胃痛がある場合、一時的なものであれば心配ありませんが、症状が続く場合には注意が必要です。

はっきりとした原因がないこともありますが、胃痛が続く場合、自己判断せず医師に必ず相談しましょう。


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