更新日:2024/10/1
妊婦さんは牛乳を飲んでもいいの?アレルギーとの関係と一日の摂取量を解説
「妊娠中に牛乳を飲むと赤ちゃんの乳アレルギーにつながる」と聞いたことはありませんか?
妊娠前は気にせずに飲んでいた牛乳でも、お腹に赤ちゃんがいる妊娠中は「本当に大丈夫なのかな?」と不安になりますよね。
しかし、妊娠中の牛乳と赤ちゃんの乳アレルギーには関係性がないといわれています。むしろカルシウムがとても豊富な牛乳は、妊娠中こそ摂り入れたい食品です。
今回は、妊娠中の牛乳による影響や栄養素について詳しく紹介します。
この記事に登場する専門家
mina
産後に体調を崩した経験から、身体をつくる食事や栄養素について知識を深める。食でのインナーケア・肌のスキンケア・香りのアロマケアで、トータルバランスを整えるケアサポート強みとするライター。
<保有資格>
食生活アドバイザー2級・サプリメント管理士認定講座 終了証取得など
妊娠中に牛乳を飲んでも大丈夫?アレルギーとの関係は?
妊娠中に牛乳を飲んでも胎児への影響はありません。
これまで牛乳やヨーグルトなどの乳製品はアレルギーが起こりやすいイメージがあり、デリケートな妊娠中は摂取を控えた方がいいと思われてきました。
しかし、牛乳に限らず、妊娠中に食べ過ぎた食べ物があっても、赤ちゃんのアレルギーを起こしたという報告はありません。
むしろ、妊娠中はカルシウムが必要な時期なので、豊富なカルシウムを含む牛乳はとてもおすすめの飲み物といえます。
また、食物アレルギーだけでなくアトピーも同様です。牛乳を含む乳製品の食事制限をしたからといってアレルギーを起こさないとは限りませんので、注意しましょう。
(参考文献:日本小児アレルギー学会 アレルギーガイドライン2021 第6章リスク因子と予防 日本産婦人科医会 乳製品をとりすぎると、赤ちゃんがアトビーになりやすいのですか?)
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豆乳は飲んでも大丈夫?
牛乳の代替品として人気の豆乳も、妊娠中に飲んでも胎児への影響はありません。
豆乳には血液を作る鉄分や、ホルモンバランスを整えるイソフラボンが豊富なので、妊娠中の体調サポートに役立ちます。
しかし一方で、豆乳のカルシウム量は牛乳の1/7ほどしかありません。カルシウム摂取を目的として飲むのには向かないでしょう。
(参考文献:文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年 豆乳 牛乳 )
妊娠中の牛乳の1日の摂取量は?
妊娠中の牛乳は、1日コップ1杯200mlを目安に飲みましょう。
牛乳が好きで毎日のように飲んでいる方もいると思います。特に体調に問題がなければ、普段と同じくらいの量を飲み続けても大丈夫です。
しかし、牛乳はカロリーと脂質の多い飲み物であることには注意が必要です。
<牛乳200mlに含まれるカロリー、脂質>
- カロリー:約128kcal
- 脂質:約7.6g
カルシウムが必要だからといって、1日に2杯3杯も牛乳を飲むと、ご飯1.5杯分ほどのカロリーと同じになります。
妊娠中は体重が増えやすい時期なので、体重管理が必要です。牛乳=太る飲み物ではありませんが、適量の摂取を心掛けましょう。
妊娠中の体重管理について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
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飲み過ぎは下痢や腹痛の原因に
牛乳を飲み過ぎると体重の増加だけでなく、下痢や腹痛の症状が現れます。理由は牛乳に含まれる乳糖が分解されないまま大腸へ運ばれるためです。
体内に存在する乳糖を分解する酵素がうまく働かず、大腸に水分(牛乳)が分解されないまま大量に送られると下痢につながります。
しかし、牛乳を過剰に飲み過ぎた場合でも胎児への影響は報告されていませんので安心してくださいね。
「牛乳を飲みたいけど、お腹が心配」という方は、次の飲み方を参考にしてください。
- 一度に飲まず複数回に分けて飲む・・・乳糖が分解しやすくなる
- ホットミルクで飲む・・・腸への刺激を抑え、乳糖を分解する酵素の働きが活性化する
- 乳糖が少ない乳飲料を試してみる
しかし、中には乳糖が原因ではなく、牛乳アレルギーや過敏性腸症候群などの症状によりお腹の不調を感じる方もいます。気になる方は医師に相談しましょう。
(参考文献:一般社団法人 Jミルク 牛乳を飲むとおなかがゴロゴロするのはなぜ?)
牛乳に含まれるカルシウムは母体と胎児に必要な栄養素
カルシウムは、骨や歯の形成に必要不可欠な栄養素です。妊娠中は胎児の分のカルシウムも必要になるため、普段以上に意識して摂り入れなければいけません。
カルシウムがなぜ必要なのか、働きを理解しておきましょう。
<カルシウムの働き>
- 骨や歯を強くする
- 筋肉の収縮
- 神経の安定 など
カルシウムの99%は骨や歯、1%は血液、筋肉、神経に存在しています。
カルシウム=骨のイメージがありますが、身体の機能をスムーズに動かすために必要な栄養素でもあります。
そのほか、精神的な安定にもカルシウムが必要であることをご存知ですか?脳の興奮を抑えてくれるので、イライラしやすい人はカルシウム不足が考えられますよ。
このように、カルシウムは誰にでも必要な栄養素です。女性の場合、妊娠や授乳による摂取量の変化はありません。
<カルシウム推奨摂取量>
- 18~49歳 女性・・・650mg/日
通常時も妊娠中も、1日あたり650mgのカルシウム摂取量が推奨されています。
しかし実は、カルシウムは不足しがちな栄養素といわれ、ほとんどの方が足りていないことが分かっています。
<実際のカルシウム摂取量(令和4年度)>
- 20代女性・・・359mg
- 30代女性・・・350mg
- 妊婦・・・500mg
- 授乳婦・・・411mg
推奨量の650mgに対し、6割ほどしか摂取できていません。
「毎日牛乳を飲んでいるのになぜ足りていないの?」と思う方もいると思いますが、カルシウムは吸収されにくい栄養素です。
こちらの吸収率を高める方法も参考に、ぜひ意識して摂ってみてくださいね。
(参考文献:農林水産省 成長期にカルシウムをたくさんとって骨の貯金をしよう 長寿科学振興財団 カルシウムの働きと1日の摂取量 厚生労働省 令和4年国民健康・栄養調査)
妊娠中のカルシウム不足による影響
妊娠中にカルシウムが足りないと、母体の骨に貯蔵してあるカルシウムが溶けだして、胎児へ運ばれます。母体のカルシウム量が減少していくと、妊娠後骨粗しょう症のリスクが高まります。
妊娠後骨粗しょう症の症状は、骨がもろくなることで腰や背中に痛みを感じること、また、弱い力で骨折する脆弱性骨折が起こりやすくなり、背骨の変形につながるおそれがあります。
妊娠中~授乳期に起こりやすい妊娠後骨粗しょう症は、妊娠中のカルシウム摂取量に大きく影響します。ただカルシウムを摂るだけでなく、推奨量を目指すことも意識しましょう。
また、妊娠中はカルシウム以外にもさまざまな栄養素が必要になります。
妊婦さんが摂りたい栄養素については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
【最新】妊娠中に取るべき栄養素7選!
妊娠中には、赤ちゃんの栄養が心配のお母さんも多いはず。そこでこの記事では、妊娠中に重要な栄養素を7つ紹介し、それぞれの栄養素別におすすめの食材を紹介します!ママさん必見です!
吸収率を高める栄養素と一緒に摂るのがおすすめ
カルシウムは通常の食事からでは、20〜30%程しか体内に吸収されません。
<カルシウムの吸収が低い理由>
- 胃液の減少によりカルシウムの化合物が溶けにくくなる
- 腸管粘膜の機能低下により血液に送られない
- ビタミンD不足
小腸で吸収されるカルシウムですが、腸内環境が乱れているとうまくカルシウムを吸収することができません。
また、カルシウムの吸収を阻害するリンの摂取量が多いと、うまく吸収されません。リンは加工食品に多く含まれているので、コンビニのお弁当やカップラーメンなどを頻繁に食べている場合は食生活を改めましょう。
効率的にカルシウムを吸収するには、ビタミンDと一緒に摂ることがおすすめ。ビタミンDと一緒に摂ることで、カルシウムが小腸の細胞膜に吸収されやすくなります。
ビタミンDが豊富な食材は小魚やキノコ、卵などです。カルシウムが豊富な牛乳やチーズと組み合わせて、カルシウムの吸収率を高めましょう。
しかし、妊娠中に栄養素の吸収率やバランスを気にし続けるのはなかなか難しいですよね。しかも、妊娠中に必要な栄養素はカルシウムだけでなく、葉酸や鉄分、ビタミンなどたくさんの成分があります。
効率的かつ手軽に栄養素を補うなら、これらがオールインワンで摂れるサプリメントを活用しましょう。次で妊娠中に特化したおすすめのサプリメントを紹介します。
(参考文献:愛知県薬剤師会 Q15.ビタミンD剤の働きについて教えてください?)
妊娠中のカルシウムを効率よく補うなら葉酸サプリ「mamaru」で
1日たった4粒で妊娠中に必要なカルシウムや栄養素を補える「mamaru」は、妊婦さんのために作られたオールインワンサプリメントです。
胎児の成長には、ママからの栄養が非常に重要。だからこそ、毎日確実に必要な栄養素を摂り入れましょう。mamaruの特徴はこちらです。
牛乳3杯分のカルシウムを配合
mamaruに含まれているカルシウムは200mg。牛乳3杯分にもなるカルシウムを手軽に摂ることができます。
通常通りの食生活にmamaruをプラスするだけで、妊娠中の推奨摂取量を目指せますよ。
また、mamaruにはカルシウムを含めて計20種類以上の栄養素が詰まっています。胎児の成長をサポートする葉酸や、血液を作る鉄分にビタミンB12、胎児の脳の成長をサポートするEPA/DHAも配合されています。
さらに、腸内環境を整える3種類の乳酸菌や食物繊維、ラクトフェリンも同時配合。
妊娠中は便通が乱れやすい時期なので、便秘やお腹のトラブルに悩みがち。mamaruに含まれる菌活サポート成分が善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを整えます。
カルシウムをはじめとした、ママと赤ちゃんに嬉しい成分がたっぷり入ったmamaru。妊娠中の心強い味方としてぜひ活用してみてくださいね。
出産率を高めるラクトバチルス菌を増やす成分が一緒に摂れる
近年、出産率を高める成分として注目されている「ラクトバチルス菌」をご存知でしょうか?
子宮内に存在する菌の一種であるラクトバチルス菌が90%以上子宮内に存在していると、そうでない方と比べて無事に出産できる確率が50%以上も高まるという報告があります。
このラクトバチルス菌は、タンパク質の一種であるラクトフェリンが増殖をサポートします。mamaruはそこに着目し、ラクトフェリンをたっぷりと配合。
安定した妊娠生活のサポートのために、ぜひ取り入れてくださいね。
産婦人科医が監修・推奨
mamaruは産婦人科医の監修・推奨がされたサプリメントです。専門医に認められた信頼感があります。
また、厚生労働省が認めた品質管理基準をクリアしたGMP認証マークを取得しています。
このGMP認証マークは、医薬品の製造の場合は義務となりますが、サプリメントの製造においては任意です。
しかしmamaruは、妊娠中の大切な身体に入れるものだから、信頼して飲んでほしいという想いからGMP認証マークを取得しました。
さらに、mamaruはドラッグストアのスギ薬局で『妊活サプリ売り上げナンバーワン』を獲得!
※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績
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妊娠中は牛乳を飲んで母体と赤ちゃんの骨を丈夫にしよう
カルシウムが豊富な牛乳は、妊娠中も積極的に飲みましょう。
牛乳を制限しても胎児のアレルギーの発症には関係しません。妊娠中の今は、必要な栄養素を補うことが何よりも大切です。
しかし、妊娠中に必要なカルシウムを牛乳だけで補うことはおすすめできません。吸収率が低いカルシウムは、思っているほど体に取り込めていないかもしれませんよ。
カルシウムをはじめとした妊娠中の栄養素をバランスよく効率的に摂り入れるには、「mamaru」の活用がおすすめです。
通常時でも不足しがちなカルシウムなので、妊娠が分かったら確実に摂取量を補えるサプリメントが必要です。
赤ちゃんに送る栄養とママの健康維持は、mamaruがしっかりサポートします。
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