更新日:2024/12/25

産婦人科を受診するときの服装は?持ち物や妊娠が確定した後の流れも解説

産婦人科を受診するときの服装には基本的な決まりはないが、診察の内容によっては医師が膣を触診する「内診」がある可能性もあるため、着脱しやすい服装がよい
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産婦人科を初めて受診する人の中には、「どんな服装で行けばいいのだろう?」「検査のために避けた方がいい服装はある?」と頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか?

この記事では、産婦人科を受診するときの服装や持ち物、妊娠が確定した後の流れについて解説します。

妊娠の可能性があり、初めて産婦人科を受診する人は参考にしてみてくださいね。

この記事に登場する専門家

萩 ゆう

現在子育て中のママライター。妊娠・出産、子育ての体験をもとに記事を執筆。また、マラソンを得意としフルマラソンサブ3の記録を持つことから、体づくりやスポーツ系メディア等でも活動中。

産婦人科を受診するときの服装

産婦人科を受診するときの服装には、基本的な決まりや指定はありません。

しかし、診察の内容によっては医師が膣を触診する「内診」がある可能性もあるため、着脱しやすい服装がよいでしょう。

そのほか、内診台に上がりやすいような脱ぎ履きしやすい靴を選ぶことをおすすめします。

初診~妊娠初期は内診しやすい服装がおすすめ

妊娠検査薬で陽性になったばかりの妊娠確定前や妊娠初期には、子宮の中の赤ちゃんの様子を確認するための内診があるので、スカートがおすすめです。

スカートだとショーツを脱ぐだけでOKなので手間がかかりません。タイトスカートではなくゆったりした丈や幅があるものが良いでしょう。

内診室の着替えスペースが狭いことを予測し、着脱しづらいタイトなタイツやストッキングの着用は避けることをおすすめします。

妊娠中期以降はお腹を出しやすい服装がおすすめ

妊娠が確定した後の中期以降の検診からは、お腹の上から超音波を当てる経腹エコーになるので、上下分かれた服がよいでしょう。

トップスとズボンなどスムーズにお腹が出せる服装が望ましく、ワンピースはおすすめしません。

特に冬場の検診では冷え対策は必要ですが、着こみ過ぎは避けましょう。

産婦人科を受診するときの持ち物

産婦人科を受診するときには、どんなものを用意したらいいのでしょうか。検診時に必要な持ち物をご紹介します。

健康保険証

産婦人科を受診する際には、必ず健康保険証を忘れずに持っていきましょう。

妊娠を確認するための検査は自費ですが、万が一婦人科系の病気など異常が見つかった際は保険適用になります。

お金

初診は特に多くお金がかかることがあるので、多めのお金を持っていくと安心です。

検査内容によっても変動しますが、5,000〜10,000円ほどになるケースも。

病院によってはクレジットカードや電子マネーが使えないこともあるかもしれません。普段より多めに現金を用意しておくとよいでしょう。

妊娠が確定して母子手帳が交付されると、妊婦健診に使える補助券が配布されます。補助券を持参し忘れると、実費で清算しなければならないので、補助券がある人は忘れずに持参してください。

母子手帳の交付については、こちらの記事でも解説しています。

母子手帳はいつもらう?もらえる場所や必要なもの、気になる受け取り方のQ&Aを解説

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お薬手帳

お薬手帳を持っている人は、これまで飲んだ薬の履歴やアレルギー歴が確認できるお薬手帳を持参しましょう。

最近ではスマートフォンで管理できるお薬手帳も出ています。医師から提示をお願いされたら、スムーズに見せられるようにしておきましょう。

生理用ナプキン

内診時に軽い出血を起こすことがあります。

出血時にショーツなどを汚さないためにも、生理用ナプキンがあると安心です。

基礎体温表など症状をまとめたメモ

基礎体温をつけている場合は基礎体温表を持っていきましょう。

生理の状況や、症状や気になっていることなどを簡単にまとめたメモがあると、スムーズに診察が進められます。

アプリや手帳など使いやすいツールを活用して、体調の変化などのメモを残しておきましょう。

妊娠検査薬が陽性!初診前に知っておくべきこと

妊娠検査薬が陽性になったら、嬉しい気持ちもありつつ、どんなことを確認して何からはじめたらいいのか分からなくなりますよね。

初診前に知っておくべきことについてまとめたので、参考にしてください。

産婦人科の選び方

妊娠が確定したら、まずは産婦人科を選びましょう。妊婦健診で定期的に通う必要があるため、アクセス情報などを調べて通いやすい場所を選んでくださいね。

出産まで視野に入れ、

  • 無痛分娩対応か
  • 母児同室か
  • 立ち合い出産可能か

など、気になる情報をもとにかかりつけの産婦人科を決めるといいでしょう。

受診目安は妊娠5〜6週目

「妊娠検査薬が陽性になってどのタイミングで病院を受診したらいいの?」と悩む人もいるのではないでしょうか。

産婦人科を受診する時期は「妊娠5〜6週目」、最終月経初日から35〜42日目の間がよいでしょう。

この時期は、妊娠判定に重要なhCGホルモン(ヒト絨毛生ゴナドトロピン)の分泌がピークを迎える時期なので、正確な妊娠判定がしやすいタイミングです。

妊娠2〜3週目のように時期が早すぎると、赤ちゃんを包む袋である胎嚢(たいのう)が確認できずに妊娠が確定できない場合があり、再受診の可能性が出てきます。

妊娠検査薬で陽性になっても、産婦人科を受診する最適な目安を把握して受診することをおすすめします。

赤ちゃんの胎嚢や心拍が確認できるタイミングについては、こちらの記事を参考にしてくださいね!

【助産師監修】心拍確認はいつできる?確認後の流産率と過ごし方のポイントを解説

「赤ちゃんの心拍確認はいつできるんだろう」と不安に思っているママはいませんか?この記事では、赤ちゃんの心拍確認ができる時期や2回目の受診で確認できるケース、心拍確認後の流産率について解説します。また、心拍確認後の過ごし方とやるべきこと4つ についても紹介するので、ぜひこれからの参考にしてくださいね。

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妊娠が確定した後の流れは?

妊娠が確定した後の一般的な流れを解説します。必要な手続きや決める内容に漏れがないように進めましょう。

妊婦検診を受ける

妊娠が確定したら、全14回の妊婦健診を受ける必要があります。

妊婦健診は、ママと赤ちゃんの健康状態を確認する大切な健診。妊娠高血圧症候群妊娠糖尿病など思わぬ合併症に気付く可能性もあるので、決められたペースで忘れずに受診するよう心がけてください。

また、医師と会話ができる機会にもなるので、妊娠中の不安や悩みについても遠慮せず相談すると良いでしょう。

妊娠届出書を出して母子手帳をもらう

妊娠が確定したら、住んでいる自治体の窓口に「妊娠届出書」を出して母子手帳を交付してもらいましょう。母子手帳は妊娠・出産・子育てに関する記録を残し、母子の健康を管理するために重要な役割を果たします。

また、母子手帳と一緒に、妊婦健診で使える補助券も同時にもらえます。

自治体によって支援制度などもさまざまです。受けられるサポートについても、窓口で確認してみましょう。

出産する病院を決める

出産する病院を決めることも大切です。

妊娠初期に通っている産婦人科やクリニックでそのまま出産する場合もありますが、病院の設備や方針、妊婦さんの状況に応じて、別の病院に移ることもあります。

病院は、総合病院、個人のクリニックや診療所、助産院など種類は多岐に渡ります。

何かあった時にすぐ向かえるかどうかはもちろん、費用やサポート体制などをチェックし、健康状態や出産のリスクに応じて、適切な場所を選ぶことをおすすめします。

体に気をつけて過ごす

体に気をつけて過ごすことも、赤ちゃんの健康を守るためにやるべきことのひとつです。

アルコールやたばこをやめることはもちろん、貧血などのトラブルも多い時期なので、無理をしないように心がけましょう。

また、バランスの良い食事で必要な栄養素を摂ることも必須です。特に、妊娠が分かったら葉酸を意識的に摂るように意識しましょう。葉酸は赤ちゃんの先天性異常である「神経管閉鎖障害」の予防に有効と言われています。

妊娠初期は赤ちゃんの細胞が急速に増え、脳やせき髄のもととなる神経管が形成される大切な時期です。この時期に葉酸が不足すると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクが高まる可能性があります。

葉酸は、ほうれん草やブロッコリーに多く含まれますが、食事だけで補えない分はサプリメントから補給するようにしましょう。

妊娠初期にサプリメントから葉酸を補うことは、厚生労働省からも推奨されています。妊娠初期から飲むのにぴったりの葉酸サプリは、次の項目で詳しく紹介します。

妊娠中に葉酸サプリを飲むべき理由やサプリの選び方について詳しく知りたい人は、こちらもチェックしてみてくださいね。

【助産師監修】妊娠初期に葉酸を飲まなかったけど大丈夫?赤ちゃんへの影響と今から摂ったほうがいいのかも解説!

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妊娠検査薬で陽性になったら葉酸サプリを始めましょう。赤ちゃんの神経などがつくられる妊娠初期は、より多くの葉酸が必要になるタイミングです。

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産婦人科の受診時には事前に服装や持ち物を確認しよう

産婦人科を受診する際には、スムーズに診察を受けるために、事前に適切な服装や必要な持ち物を準備しておくことが大切です。

服装は、妊娠の時期ごとに診察しやすいものを選ぶことがポイントです。持ち物も準備をしっかり整えることで、診察時の負担を軽減し、医師とのやり取りもスムーズに進むでしょう。

妊娠が確定したら、ママと赤ちゃんの健やかな健康をはぐくむために、葉酸を意識的に摂りましょう。

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