更新日:2024/4/30

妊娠超初期と生理前を見分けるポイントとは? | 助産師監修

女性が妊娠検査薬の結果を確認しています。
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体調に異変、もしかして妊娠した?それとも生理前だから?と悩んでいる方。

この記事を読めば、「妊娠超初期と生理前の見分け方」、「妊娠の疑いがある場合にはどうしたらいいのか」、「妊娠検査薬の正しい使い方」がわかります

この記事に登場する専門家

助産師 四辻有希子

大学院を卒業後、助産師として地域周産期母子医療センターの産科病棟勤務。
不妊治療から妊婦健診、出産、産後の母乳育児外来まで幅広く周産期の助産ケアに関わっている。

〈資格〉
・助産師、保健師、看護師
・ICLS認定インストラクター
・新生児蘇生法「専門」コース修了
・J-CIMELSインストラクター

妊娠超初期とは?

妊娠は妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期と以下のように分かれています。「妊娠超初期」とは妊娠初期の中でも時期が最も早い、妊娠0~3週のことを指します。(※医学的専門用語ではない)

この時期は受精卵が着床する段階で、まだ妊娠が成立しているとは言えません。しかし、体調に何らかの異変があらわれる人もいます。この体調の異変は「妊娠超初期症状」と呼ばれています。

期間妊娠初期 (0~15週)妊娠中期 (16~27週)妊娠後期 (28~40週)
週数0 ~ 15週16 ~ 27週28 ~ 40週

妊娠超初期症状と生理前症状(PMS)

妊娠初期にはプロゲステロンとエストロゲンというホルモンが増加します。プロゲステロンは生理前症状(PMS)を引き起こすホルモンでもあるため、妊娠超初期症状と生理前症状(PMS)は似ている症状が多く、見分けるのが難しいです。ここでは、妊娠超初期症状と生理前症状(PMS)と妊娠超初期の特有の症状を解説していきます。

妊娠超初期症状と生理前症状(PMS)共通の症状

  • 下腹部痛がある
  • 腰痛がある
  • 頭痛やめまい、立ちくらみがする
  • 胸が張る
  • 食欲が増加または減少する
  • 吐き気がする
  • 匂いに敏感になる
  • 強い眠気に襲われる 
  • 便秘になる
  • イライラしたり、気分が沈んだりする


妊娠超初期特有の症状

・おりものの量が増える、色が変わる

受精するとエストロゲンというホルモンの分泌量が増え、おりものの量が増加します。また、おりものが水っぽくなり色が薄くなる場合があります。


・少量の出血がある 

受精卵が着床する際に子宮内膜が傷ついて、少量の出血が起こることがあり、「着床出血」と言います。ただし、着床出血は必ず起こるわけではありません。


・生理予定日になっても、高体温が続く

通常、生理予定日になると体温が低下します。体温が変化せずに高温期が続く場合には、妊娠している可能性が高いです。


・生理がこない

普段生理周期が安定してるのに、予定日を1週間過ぎても生理がこない場合には妊娠の疑いがあります。しかし、ストレスなどの影響で生理が遅れる場合もあるので、焦らず医療機関を受診してみましょう。

妊活をしている方、妊娠が発覚した方にもおすすめの栄養素が「葉酸」です。

そんな必須栄養素について解説しているのが下記の記事です。ぜひご覧ください!

妊娠の疑いがある場合

妊娠検査薬で確認

妊娠の疑いがある場合には、妊娠検査薬を使ってみましょう。ドラックストアなどで1000円前後で購入できます。


○妊娠検査薬を使うタイミング

妊娠検査薬は適切なタイミングで使用しないと正しい判定が出ません。

妊娠検査薬は尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)に反応します。hCGは妊娠4週目を過ぎた頃から尿中に排出されるようになるので、生理予定日を1週間経過した頃を目安に使用しましょう。

※どうしても早く検査をしたい方

どうしても早く検査をしたい方は早期妊娠検査薬を使用しましょう。早期妊娠検査薬はhCGの反応感度が高く、生理予定日の3~4日前から陽性反応を確認することができます。


○妊娠検査薬を使う時の注意点

水分を摂りすぎない

水分を摂りすぎると、尿が薄まって、妊娠しているのに陰性判定が出てしまう場合があります。


朝一番の検査がおすすめ

検査をする時間帯は定められていませんが、朝一番の尿が最も濃く正確な判定が出やすいと言われています。


妊娠検査薬の使用期限を確認

妊娠検査薬には使用期限があります。使用する前に期限が過ぎていないか確認しましょう。


○妊娠検査薬で陽性が出たら

妊娠検査薬はあくまで参考です。

陽性が出ても、正常に妊娠しているとは限りません。

陽性が出たら、早めに産婦人科を受診しましょう。

また陰性でも、検査結果や身体の調子に不安がある場合には、医療機関の受診をおすすめします。

妊娠超初期に気をつけるべきこと

・飲酒をやめる

アルコールの摂取は赤ちゃんの脳の発育を阻害する「胎児性アルコール症候群」のリスクを高めます。

・たばこをやめる

たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、酸素や栄養が胎児に十分に行き届かなくなります。副流煙にもニコチンが含まれるので、ママだけでなくパパもたばこをやめましょう。

・カフェインを控える

カフェインの過剰摂取は胎盤に影響を及ぼし、低出生体重のリスクにつながると言われています。カフェインを多く含むコーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどは控えるようにしましょう。

・薬の服用に注意

妊娠中は胎児に悪影響があるため飲んではいけない薬が存在します。

薬を服用する場合には、必ず医師に相談しましょう。


・感染症に注意

妊娠中は免疫力が低下します。

妊娠中に感染症にかかると胎児にも影響を及ぼします。

マスクの着用や手洗いうがいで感染を防止しましょう。


・葉酸を摂取する

葉酸は胎児の神経組織の発達を助け、神経管閉鎖障害のリスクを低下させます。

また葉酸には造血機能があり貧血を予防します

妊娠したら葉酸サプリを飲もう

妊娠中に必要な栄養素がひとつにまとまったオールインワン葉酸サプリmamaru(ママル)がおすすめです。

赤ちゃんの健康リスクを減らす葉酸、妊娠期に不足しがちな鉄分、ビタミン、ミネラル、さらに乳酸菌などの菌活サポート成分も配合されています。

参考文献

赤ちゃん本舗【荻田石監修】妊娠超初期の症状とチェックリスト

たまひよ【医師監修】妊娠超初期の症状とサイン、気をつけたいこと

ムーニー【医師監修】妊娠検査薬の正しい使い方。早期検査薬についても

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