更新日:2025/6/27

産後におすすめの飲み物は?助産師が教える母乳にいい飲み物・避けたい飲み物

助産師が教える母乳にいい飲み物・避けたい飲み物
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出産後のママのカラダの中では、赤ちゃんの栄養源となる母乳がつくられます。

母乳の原料となるのは、ママが口から摂取した食べ物や飲み物。

忙しい育児の中では特に忘れがちな水分補給ですが、母乳のためにいい飲み物を知っておきたいですよね。

今回の記事では、母乳にいい産後におすすめの飲み物と避けたい飲み物について紹介するとともに、産後の水分摂取のコツについて助産師がわかりやすく解説していきます。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaco監修・産婦人科医】薬膳漢方検定所有 加藤智子先生

産婦人科医専門医、健康スポーツ医、抗加齢専門医、更年期カウンセラー

"産後も栄養補給できていますか?”
栄養補給は産後も重要。しっかり栄養を接種しないと母乳が栄養不足になり赤ちゃんに影響を与える恐れも。食事から十分な栄養を摂るのはなかなか難しいので、サプリメントの併用をおすすめしています。

"産後のママのケアは後回しにしがちですよね”産後は、これまで経験のない身体の使い方が増えます。
しかし、なかなか自分の体調ケアまで手が回らないママも多いよう。mamacoの和漢成分は全身に向けられた効果があり、体調維持が期待できます。

産後におすすめの飲み物7選

産後のママのカラダは、妊娠中から出産にかけての変化やダメージの回復をしたり、赤ちゃんを成長させる母乳をつくったり、赤ちゃんをお世話するエネルギーをつくったりと大忙し。

そんな産後のママが飲む飲み物を選ぶポイントは3つあります。

  1. ママのカラダの回復を促す飲み物を選ぶ
  2. 赤ちゃんによくない成分が入った飲み物は控える
  3. 母乳の分泌を増やす飲み物を選ぶ

>>詳しくはこちらからチェック!

まずは、このポイントをおさえた、産後におすすめの飲み物を7つ紹介します。

  • 麦茶
  • ハーブティー
  • 黒豆茶
  • たんぽぽ茶
  • ルイボスティー
  • ごぼう茶

人間のカラダの60%は水分でできているため、わたしたちにとって水分は必要不可欠。

水はナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルを含んでいて、カラダの機能が正常にはたらくようにサポートしてくれます。

また、過剰に摂取することでカラダに害となる糖分などの成分も含んでいないため、たくさんの水分が必要な産後にぴったりの飲み物といえます。

麦茶

焙煎した大麦が原材料である麦茶は、ナトリウムやカリウム、リン、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。

さらに、麦茶にはポリフェノールが含まれていて、カラダの老化をおさえる抗酸化作用も期待できる他、麦茶の香りの成分である「アラキルピラジン」が血流をよくしてくれます。

母乳をつくるためには、カラダの中の血流をよくして、乳房にある乳腺へとたくさん血液を送ることが大切。血行をよくする麦茶は、母乳の分泌を増やすことにつながる産後におすすめの飲み物です。

ハーブティー

ハーブティーとは、ハーブと呼ばれる植物をお湯で煮出して作るお茶。使用するハーブによっていろいろな効果がありますが、リラックス効果が高く、ストレスを緩和したり安眠を促すことが期待できます。

母乳の分泌をよくするハーブもあるので、ぜひ取り入れてみましょう。

ただし、ハーブティーは種類によってはカフェインが入っていたり、母乳の分泌を減らしてしまう成分が入っていることがあるので注意が必要です。

◉授乳中におすすめのハーブ

  • ローズヒップ
  • カモミール
  • ダンディライオン
  • ジンジャー
  • フェンネル
  • ネトル
  • ジュニパー

◉授乳中に避けた方がいいハーブ

  • セージ
  • ローズマリー
  • ジャスミン

黒豆茶

黒豆茶は、焙煎した黒豆を煮出したお茶です。血行をよくする効果があり、カラダのむくみや冷え性を改善してくれるため、むくみやすい産後のママのカラダにぴったりです。

さらに、血行がよくなることで母乳の分泌を増やす効果や、鉄分やポリフェノールなども含まれているので栄養たっぷりの母乳をつくることにもつながります。

たんぽぽ茶

たんぽぽ茶は、たんぽぽの根・茎・葉を乾燥させて焙煎したお茶。カラダや内臓をあたためて腸の動きを整えることで、便秘を改善する効果があります。

産後は水分が不足しやすかったり、育児でトイレに行くタイミングを逃したりと便秘に悩むママも多いので、そんなときには特におすすめ。

カラダが温まることでめぐりがよくなり、母乳の分泌が増えることも期待できますよ。

また、ビタミンCや鉄分が豊富に含まれているので、母乳への栄養チャージにも効果◎です。

ルイボスティー

ルイボスティーは、「ルイボス」という針葉樹の葉や茎を乾燥させてつくるハーブティー。

マグネシウムが豊富に含まれているので、産後のママに嬉しい便秘対策や睡眠の質の改善が期待できます。

さらに、ポリフェノールやカリウムなどが老廃物の排泄を助けて、むくみの改善にも効果を発揮してくれますよ。

ごぼう茶

ごぼう茶は、ごぼうを乾燥・焙煎して煮出したお茶です。

イヌリンなどの食物繊維が豊富に含まれていて、便秘の改善が期待できる他、ごぼうの皮に多く含まれるサポニンが血行を促すことで、母乳の分泌アップも期待できます。

ビタミンB群もたくさん含まれているので、栄養たっぷりの母乳をつくることにもつながるでしょう。

栄養満点の母乳をつくるためにできることについては、こちらの記事で詳しく解説しています!

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産後はなぜ水分補給が重要なの?

もともと人間のカラダの約60%は水分でできています。

水分は血液やリンパ液、汗などの体液として存在し、カラダの中で栄養の運搬や老廃物の排泄などの役割を担っています。

さらに水分には、産後のママのカラダにとって重要な2つの役割があります。

  • 母乳をつくる原料になる
  • ママのカラダの回復を促す

産後の水分補給が大事な理由について、詳しく見ていきましょう。

飲み物が母乳をつくる原料になる

母乳の約88%は水分からできています。

産後のママのカラダの中では、ママが口から摂取した水分が血液中に取り込まれ、乳房の中にある乳腺でその血液を取り込み、母乳をつくっています

そのため水分が不足すると、母乳の分泌が少なくなってしまうことも…。

母乳をたっぷりとつくるためには水分をしっかりと補給することが大切です。

母乳と水分の関係については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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ママのカラダの回復にも必要

出産後のママのカラダは長い妊娠生活と出産の疲労で疲労困憊の状態。

ママのカラダの回復を促すためにも、水分補給は大切です。

水分をしっかりと摂ることでカラダをめぐる血液の量が増え、産後の回復に必要な酸素や栄養をカラダ中に行き渡らせることができます。

母乳+産後の回復には栄養補給も大切

産後のママのカラダは自分のカラダを回復させたり、母乳をつくったりと大忙し。このような体内のはたらきを促すためには、水分補給だけでなく栄養補給も大切です。

授乳中である産後のママのカラダに必要な栄養素は、実はこんなにあります。

特に産後は貧血になりやすい時期でもあるので、ママの疲労回復のためにも鉄分と葉酸は必須

さらに鉄分は、母乳育児中の赤ちゃんにとっても不足しやすい栄養素なので、ママがたっぷりと摂取することが大切です。

母乳に含まれる栄養素について解説している記事はこちらからどうぞ。

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産後の栄養を食事でまかなうには、普段の食事に加えてこんなにも食材をプラスする必要があります。

産後の育児に忙しい時期に、栄養素と食材を考えながら調理するのはとっても大変。

「でも産後の回復のためにも、赤ちゃんに栄養たっぷりの母乳を届けるためにも、しっかりと栄養は摂りたい…。」

そんなママにおすすめなのが、産後の授乳中のママに必要な栄養をたっぷりとつめこんだ産後専用サプリのmamaco(ママコ)です

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授乳中にサプリを飲むのはダメ?助産師が教える赤ちゃんとママに必要な栄養とサプリの正しい選び方

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授乳期には注意が必要な飲み物も

授乳中は注意が必要な飲み物もあります。

その理由は3つ。

  • ママが口にした成分は、母乳を通して赤ちゃんにも届くため
  • 母乳の分泌を減らしてしまう可能性があるため
  • 乳腺炎の原因になる可能性があるため

産後に水分補給をするときには、飲み物を選ぶことも大切です。この3つを踏まえて、授乳中に避けたい飲み物について詳しく見ていきましょう。

産後に避けたい飲み物4選

産後に避けたい飲み物は4つあります。

  • カフェインを含む飲み物
  • アルコールを含む飲み物
  • 糖分を多く含む飲み物
  • 冷たい飲み物

それぞれ避けたい理由について解説していきます。

カフェインを含む飲み物

カフェインは母乳を通して赤ちゃんへと移行します。

カフェインによって赤ちゃんが興奮状態になり、落ち着かなくなったり、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりする可能性も。

全く摂ってはいけないというわけではありませんが、1日に摂取するカフェインの量は200mg程度、コーヒならコーヒーカップ2杯までにしましょう。

少しでも赤ちゃんへのカフェインの影響をおさえたい場合には、授乳直後に飲むのがおすすめです。

アルコールを含む飲み物

アルコールも母乳を通して赤ちゃんへと移行します。

アルコールは赤ちゃんの脳の発達や成長に悪影響を及ぼす可能性や、眠りがちになったり逆に眠りにくくなったりと睡眠に影響を及ぼす可能性があります。

また、アルコールは母乳をつくるプロラクチン分泌を抑制するため、母乳の分泌を減らしてしまうリスクも

授乳中のアルコールを含む飲み物は控えた方が安心ですが、どうしてもアルコールを飲みたい場合には少量にとどめ、飲酒後の授乳は2時間以上空けましょう

糖分を多く含む飲み物

ジュースや清涼飲料水、デザートドリンクなどの糖分を多く含む飲み物は、乳腺炎が起こるきっかけになるといわれることがあります。

母乳は血液からできているため、血液がドロドロになりやすいものを摂取しすぎると、母乳もサラサラのものからドロドロのものに変化します。すると母乳がうまく外に出にくくなり、詰まってしまう原因になることも。

糖分が直接的な原因ではないとはいわれていますが、悪化すると乳腺炎になることがあるため、注意が必要です。

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乳腺炎とは?

乳腺炎とは、乳腺に炎症が起きることで発熱、乳房の痛みやしこり、倦怠感などが生じる病気のことです。母乳が乳腺の中に溜まることや、乳頭の傷からばいきんが入ることで起こります。

乳腺炎をはじめとした授乳期のおっぱいトラブルについては、こちらの記事が参考になりますよ。

よくあるおっぱいトラブルの種類と対処法は?症状や原因、予防法まで助産師が徹底解説

この記事では、母乳育児でよくあるおっぱいトラブルの種類や対処法、そして母乳育児を長く続けるためのコツについて助産師が解説します。母乳育児をしているお母さんのおっぱいの悩みはさまざま。つらい症状があるお母さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

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冷たい飲み物

冷たい飲み物はカラダを冷やしてしまうため、血液のめぐりを悪化させます。

血液のめぐりが悪くなると、乳房へと流れる血液の量も減ってしまい、つくられる母乳の量も減ってしまう可能性があります

産後はカラダを冷やさない飲み物を選びましょう。

また、産後は飲み物以外にも、避けたいことがいくつかあります。こちらの記事もあわせて参考にしてみてくださいね。

【看護師執筆】産後にやってはいけない3つのこと。産褥期の過ごし方を解説

産後から8週間までの期間である産褥期(さんじょくき)とはママの身体が回復していく期間です。産褥期には入浴・性交・無理をすることは避けましょう。医学的根拠に基づいて他にも産褥期に避けることや過ごし方をわかりやすく解説します。産褥期は無理をせずママの回復に努めましょう。

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産後の水分摂取のコツ

産後の水分摂取は大切だとわかってはいるものの、育児で忙しく時間がすぎてしまい、思うように水分補給ができないママも多いと思います。

最後に、効率よく水分摂取をするコツについて紹介します。

こまめに飲む

水分は一気に飲むのではなく、こまめに飲むのがおすすめです。

カラダが一度に吸収できる水分量は限られています。少量ずつ分けて何度も飲むことで、効率よく水分を吸収していきましょう。

授乳の前や授乳の後、トイレに行った後など、水分を飲むタイミングを決めておくことで、水分摂取を忘れやすいママもしっかりとこまめに飲むことができますよ。

温かい飲み物か常温の飲み物を飲む

口から摂取した飲み物は食道を通り、すぐに胃へと入ります。そのため飲み物の温度は、カラダの中の温度に大きく影響します。

冷たい飲み物を飲むと通過した食道と胃が冷えてしまい、カラダの中も冷えがちに。すると血液のめぐりが悪くなってしまいます。

飲み物を飲むときには、カラダを冷やさないように温かい飲み物か常温の飲み物を選ぶのがおすすめです。

目標は2リットル以上

授乳中は、母乳をつくるためにカラダの中にある水分が大量に消費されます。

そのため、産後の水分摂取は2リットル以上を目標に摂取するようにしましょう。

まとめ

産後のママは、カラダの回復とたっぷりの母乳をつくるために水分摂取が大切です。

◉産後におすすめの飲み物

  • 麦茶
  • ハーブティー
  • 黒豆茶
  • たんぽぽ茶
  • ルイボスティー
  • ごぼう茶

これらをうまく取り入れて、上手に水分を補給しましょう。

また授乳中は、水分を摂取するだけでなくしっかりと栄養を摂取することも大切。

産後専用サプリメントmamacoには、ママの疲労回復をサポートする成分と母乳にいい栄養がたっぷりと配合されていて、育児で忙しいママが手軽に栄養をチャージできます。

ぜひmamacoを活用して、カラダの回復をサポートするとともに栄養たっぷりの母乳をつくっていきましょう。

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