更新日:2024/12/25
サウナは不妊の原因になる?妊活中の女性への影響や入る際の注意点を解説
「サウナは妊活に悪い影響を与えるって聞いたけど、本当?」
妊活中の女性の中にはこのような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
サウナにはさまざまな効果が期待できる一方で、高温の環境に身を置くため体に負担がかかるイメージもありますよね。ホルモンバランスや妊娠の成立に悪影響がないか、気になっている方も多いかもしれません。
この記事では、サウナが妊活に与える影響や、妊活中にサウナを利用する際の注意点などについて詳しく解説します。
この記事に登場する専門家
ライター/管理栄養士 鈴木亜子
大学卒業後、主に医療機関にて生活習慣病をはじめさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。現在は医療に従事した経験や豊富な栄養指導経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆や監修に携わる。
妊活中のサウナが妊娠に与える影響
サウナが好きで、妊活中もサウナに入りたいと考えている方もいるかもしれません。サウナは妊娠にどのような影響を与えるのでしょうか。
女性だけでなく、男性に与える影響についてもチェックしていきましょう。
女性の場合
結論からいうと、現時点ではサウナが女性の不妊に直接影響を与えるという明確な医学的根拠はありません。
しかし、高温の環境は身体への負担が大きく体調不良を招きやすいため、妊活中のサウナ利用は注意が必要であるといえます。
また、身体を温めすぎることで着床しにくくなる可能性も否定できないとのデータも。つまり、妊活中のサウナの利用は控えるべきであるといえるのかもしれません。
とはいえ、サウナを適切に利用することにより期待できるメリットもあります。妊活中の女性がサウナに入るメリットについて、先に知りたい方はこちらからどうぞ。
check ✔︎
妊娠中はサウナに入ってもいい?
一般的に、妊娠中のサウナの利用は控えるべきであるとされています。
お腹の赤ちゃんへの悪影響は明らかにされていないものの、サウナに入ることで体温が上昇しすぎると流産や胎児の先天性異常のリスクが高まる可能性も報告されています。
また、熱さによりめまいや脱水などの症状が現れれば、転倒の恐れもあるでしょう。ママの体調や赤ちゃんの正常な発育のためには、妊娠中はサウナの利用を控えるか、細心の注意を払う必要がありそうです。
男性の場合
サウナの高温環境は、男性の妊活に悪影響をおよぼす要素の一つです。身体、とくに下半身が高温にさらされると、精子の数や質、運動率が一時的に低下する可能性があります。
サウナに入ることで精子を作る機能そのものに問題が生じるわけではないため、妊活中はサウナの利用を控えるか、短時間の利用にとどめることが適切であるといえるかもしれません。
サウナ以外のNG習慣や、男性ができる妊活については以下の記事で紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
男性ができる妊活とは?妊娠しやすくなるコツや男性がやるべき検査を紹介【助産師監修】
妊活とは、男性もパートナーと足並みを揃えて、検査を受けたり、生活習慣を整えたり、妊活の方向性を話し合うなど、少しずつ始めるもの。本記事では、男性が妊活でやるべきことをまとめています。精子の質を下げるNG習慣や男性が受けるべき検査も解説しているので、何から始めればよいか分からない妊活中の男性の方は参考にしてください。
妊活中にサウナに入るときの注意点
妊活中は控えたいサウナですが、入りたい場合は以下の点に注意しましょう。
- 長時間の利用は避ける
- 水分補給をこまめに行う
高温下での身体への負担を考慮しながら入らなければ体調不良を起こしやすいばかりか、妊娠しにくい状況をつくってしまう可能性も。
ここでは、妊活中のサウナ利用の注意点をご紹介します。
長時間の利用は避ける
妊活中にサウナに入る場合は、短時間にとどめましょう。高温の場所に長時間いることで生じる体調不良や高体温は、妊活に支障をきたす可能性があります。
サウナ室内にいる時間を短めに、外気浴(休憩)の時間を長めにとるなどの調整を行えば、サウナの安全性がより高まるでしょう。
なお、サウナ室内は高い場所ほど高温です。なるべく低い位置に座ることも、身体に負担をかけないためのポイントといえますね。
水分補給をこまめに行う
脱水防止のため、サウナに入る前や休憩のとき、出たあとには水分補給を忘れずに行いましょう。
サウナで大量に失われた身体の水分を補わないと、脱水を引き起こします。脱水は体調不良の原因となるばかりではなく、妊娠にマイナスの影響を与えることも。
のどが乾いたら飲むのではなく、こまめな水分補給をこころがけましょう。
妊活中の女性がサウナに入るメリット
妊娠しやすい体をつくるには、お腹まわりの血流を促したり心身をリラックスさせたりすることも大切です。血流促進や心身をリラックスさせるためには、サウナの適切な利用も一つの方法かもしれません。
ここでは、妊活中の女性がサウナに入ることで期待できるメリットをご紹介します。
血流がよくなる
サウナに入って身体が温められると、血管が拡張し血流が促進されます。
血流がよくなると酸素や栄養が身体のすみずみまで供給されるため、結果的に子宮まわりの血流促進も期待できるでしょう。
また、冷えの解消にも効果的です。血流促進による子宮や卵巣の機能維持や冷えの解消にも役立つサウナは、妊娠しやすい体づくりを後押ししてくれる存在となる可能性があります。
リラックスできる
日常のストレスで緊張した身体やこころをリラックスさせるためには、サウナが効果的であるといわれています。これは、身体を温めたり外気浴でクールダウンしたりといったサウナの一連の流れに、自律神経のバランスを整える効果が期待できるとされているためです。
自律神経は月経や排卵、妊娠にかかわるホルモンの分泌に関与します。自律神経の働きが乱れれば、これらのホルモン分泌も乱れ不妊の原因となることも。
つまりサウナには、心身をリラックスさせる作用とあわせて、妊活によい影響をもたらしてくれる可能性もあるといえます。
サウナよりも効果的!妊活で心がけたい生活習慣
サウナに入ることで妊活に役立つ可能性はありますが、より効果的なのは普段の生活習慣の見直しです。妊娠しやすい体をつくるために、まずは食事や運動、睡眠などの生活習慣を振り返ってみましょう。
妊活中の食事、運動、睡眠について詳しく解説します。
栄養バランスのよい食事
妊活中は、栄養バランスのよい食事を意識しましょう。この時期に食事の栄養バランスが重要なのは、妊娠してからの体調管理のためとお腹の赤ちゃんに必要な栄養素を摂取しておくためです。
妊活中から葉酸や鉄、カルシウムなどをはじめ身体に必須の栄養素をバランスよく摂取することを心がけておきましょう。
妊活中に必要な栄養素やおすすめの食べ物は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
妊活中におすすめの食べ物は?摂るべき栄養とおすすめレシピをご紹介
妊活中は、必要な栄養が入った食べ物をしっかり摂りたいものですね。この記事では、妊活におすすめの食べ物と注目したい栄養素について詳しくご紹介しています。お手軽レシピや避けたい食べ物も紹介していますのでぜひ読んでみてください。
妊活中に必要な栄養がオールインワンで摂れる妊活サプリはこちらで紹介しています。
適度な運動
妊活中に適度な運動を取り入れることは、さまざまな効果をもたらしてくれます。たとえば血流促進やホルモンバランスの調整、適切な体型の維持、ストレス解消などです。
現在、運動習慣がない方はウォーキングやヨガなど、身体への負荷が比較的低い運動から始めてみましょう。激しい運動は逆効果になる場合もあるため、気軽に行える運動をチョイスしてみてくださいね。
良質な睡眠
6〜8時間程度の十分な睡眠時間を含め※1、質のよい睡眠を取ることも妊活に欠かせません。良質な睡眠のためには、睡眠に深く関わるホルモン「メラトニン」の分泌を促す生活習慣を心がけましょう。
質の高い睡眠のためには寝具や室温、光などに配慮した環境をつくることに加え、朝目覚めたらカーテンを開けて朝日を取り入れることも大切。起床時に日光を浴びることで、夜間に分泌されるメラトニンの分泌量が増えるといわれています。
また、メラトニンには強い抗酸化作用があり、卵子と卵胞を構成する細胞を保護している可能性があると報告されています※2。
規則正しい生活で睡眠時間を確保するとともに、質の高い睡眠を意識することが妊活によい影響をもたらすでしょう。
妊活サプリ『mitas』で巡りケアもおすすめ
血流を促し身体の巡りをよくする効果も期待できるサウナですが、妊活中は頻繁に入ることは避けたほうがよさそうです。
それなら巡りケアに役立つサプリメントを活用してみるのも一つの方法です。
温活もできる妊活サプリなら「mitas(ミタス)」がおすすめ。
ここでは、mitasの特徴とおすすめポイントを紹介します。
和漢素材が冷えや巡りにアプローチ
mitasは不妊症専門の産婦人科医監修のもと、4種類の厳選した和漢素材を配合。
- 身体の内側から巡りをサポートする高麗人参や陳皮
- 葉酸や亜鉛、鉄など妊活に欠かせない栄養素が豊富ななつめ
- 冷えをケアする生姜
これらの成分が妊活と温活Wケアを叶えます。
体中の巡りが整うと、子宮のまわりにもしっかりと酸素や栄養が届き、妊活にもポジティブな影響を与えるでしょう。
身体を内部からあたためる手助けとなるmitasなら、サウナの頻度を控えても効果的に身体の巡りにアプローチしてくれますよ。
1日4粒で妊活中に必要な葉酸の摂取が可能
ビタミンB群の一種である葉酸は、妊娠前から妊娠初期にかけて十分摂取することで、胎児の先天異常の一つである神経管閉鎖障害の発症リスクを減らすことがわかっています。
厚生労働省による妊活中の葉酸の摂取推奨量は、1日あたり400μg※3。mitasは1日たった4粒で、この量が手軽に摂れます。
葉酸は通常の食事からも摂取できますが、サプリメントなどに利用される合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)のほうが吸収率が高いことがわかっています。
赤ちゃんの正常な発育のためにも、mitasを活用して妊活期から効率よく葉酸を摂取しましょう。
葉酸の種類や吸収率についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてくださいね。
【助産師執筆】モノグルタミン酸型葉酸はなぜ妊活におすすめなの?天然葉酸との違いを徹底解説!
妊活中の女性にとって大事な栄養素である葉酸ですが、実は葉酸には、天然葉酸である「ポリグルタミン酸型葉酸」と合成葉酸である「モノグルタミン酸型葉酸」の2種類あるってご存知ですか?この記事では、合成葉酸「モノグルタミン酸型葉酸」が妊活におすすめな理由を、天然葉酸との違いを交えて徹底解説していきます。
妊活期に欠かせない葉酸以外の栄養素もまとめて摂れる
mitasは「葉酸サプリ」ではありますが、葉酸以外の栄養素もまとめて摂れるオールインワン妊活サプリ。
鉄や葉酸、亜鉛、ビタミンB群といった妊活に欠かせない栄養素をはじめ、20種類以上もの妊活に欠かせない成分を配合しています。
もちろん、妊娠のしやすさに好影響を与えるといわれる産婦人科医注目のビタミンDも業界最多レベルの高配合を実現していますよ。
さらに、子宮内環境にアプローチして、妊娠しやすい身体づくりをサポートしてくれるラクトフェリンも摂取可能。
ラクトフェリンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
ラクトフェリンが妊活にもたらす効果を徹底解説!摂取量やおすすめサプリも
妊活中に意識して摂り入れたい成分である”ラクトフェリン”。タンパク質の一種であるラクトフェリンは、妊娠率を高める成分として注目されています。産婦人科やクリニックなどでも紹介している成分ですが、熱に弱いので食品からの摂取だけでは効果に期待できません。妊活中はラクトフェリン配合のサプリメントを活用し、妊娠率を高めましょう!
スギ薬局で一番売れている妊活サプリmitasは、実は公式サイトからの購入が一番お得!
※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績
妊活+温活のWケアができるmitasの公式サイト限定の特別価格はこちらからチェックしてくださいね。
妊活中のサウナの利用はほどほどに
妊活中の女性がサウナに入ることが不妊の原因になるという根拠はないものの、身体への負担を考えると控えるべきであるといえます。
とはいえ利用頻度や時間、入り方に注意すれば、血流を促したり身体をリラックスさせたりすることで妊活に役立てることも可能です。
それでも少しでもリスクがあるなら妊活中のサウナは避けたいという方は、食事や運動、睡眠などに気を配ることで妊活をすすめていきましょう。
和漢素材配合の妊活サプリmitasなら、サウナの利用を控えても冷えや身体の巡りのケアが可能です。妊活+妊活のお供として、ぜひ役立ててくださいね!
参考文献:
※2 一般社団法人日本卵子学会 JMOR. Vol. 39 (2), 65–73, 2022|生殖とメラトニン―卵巣加齢と生殖補助医療(ART)への応用―|田村 博史
あなたへのおすすめ
mitas series オンラインショップ