更新日:2025/5/12

妊婦さんが疲れやすいのはなぜ?原因と今すぐできる対処法を詳しく解説

妊婦さんが疲れやすいのはなぜ?原因と今すぐできる対処法を詳しく解説
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「妊娠したらなんだか疲れやすくなった……。これって私だけ?」
「赤ちゃんの成長や妊娠の継続に支障はない?」

このような不安を抱えている妊婦さんもいるでしょう。妊娠中は、ホルモンバランスの変化や赤ちゃんの成長に伴う体への負担から、疲れやすいと感じることが多くなります。

この記事では、妊娠初期・中期・後期それぞれの時期における疲れやすさの原因や、効果的な対処法を詳しく解説します。健やかな妊娠生活を送るために、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmamaru監修・産婦人科医】まきレディスクリニック院長 風本真希先生

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、検診乳腺超音波 認定医

毎日多くの妊婦さんの検診に立会い、相談にのっている。患者さんのお話に真摯に耳を傾けることが信条。

"葉酸だけでいい” そう思っていませんか?
実は妊婦さんに必要な栄養素は葉酸だけではありません。妊活期に比べ鉄分がより必要になるだけでなく、ビタミン・ミネラルと様々な栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。
"体のコンディションの変化や、日常生活の成約がたくさん”。妊娠中は、体のコンディションの変化や、お腹に赤ちゃんがいるというこれまでと異なる環境の中、生活にも様々な制約が。
日々の健康に気を使い、体調管理することが大切です。

まきレディスクリニック

【時期別】妊婦さんが疲れやすいと感じる原因

妊娠初期の急激なホルモンバランスの変化や、中期・後期の赤ちゃんの成長に伴って大きくなるお腹など、さまざまな原因により、妊婦さんは常に疲れを感じやすくなります

まずは、時期別の疲れやすさの原因について、詳しく見ていきましょう。

妊娠初期

妊娠初期に疲れやすいと感じるのは、プロゲステロンと呼ばれるホルモンの分泌が急激に増加することが原因です。プロゲステロンは、子宮内膜を安定させて妊娠を維持する重要な役割を担います。

一方で、妊娠していないときよりも体温を高い状態に維持するため、眠気やだるさを引き起こすこともあります。

また、つわりによる食欲不振や嘔吐(おうと)の症状も、疲労感を増大させる要因の一つです。

さらに妊娠初期は、赤ちゃんの成長に必要な血液量が大きく増加します。貧血になりやすく、その症状として疲労感が現れることもあります。

妊婦さんのつわりや貧血の症状については、以下の記事で詳しく紹介しています。

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妊娠中期

妊娠中期に入ると、つわりの症状も落ち着き、ホルモンの変化にも身体が慣れ、疲労感が気にならなくなる方も多いでしょう。

とはいえお腹は徐々に大きくなり、それに伴い体重も増加してきます。腰や背中に負担がかかるようになり、疲れやすいと感じることも少なくありません。

また、この時期も初期に引き続き貧血による疲労感が出ることもあります。

妊娠後期

妊娠後期の疲れやすさは、大きくなったおなかによる睡眠への影響が主な要因といえるでしょう。

子宮が膀胱(ぼうこう)を圧迫するようになり、夜中に何度も目覚めてトイレに行かなければいけないことも出てくるかもしれません。

また、大きなお腹で寝るときの姿勢が定まらなかったり、胎動が活発になったりすることでよく眠れなくなり、疲れが取れないと感じてしまうこともあります。

妊娠後期に感じることが多いさまざまなマイナートラブルについての記事も、ぜひ参考にしてくださいね。

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妊娠中の疲れ対策に効果的な生活習慣5選

妊娠中に疲れやすくなる原因はさまざまですが、日々の生活習慣を見直すことで疲労感の軽減に役立つこともあります。

ここでは、妊娠中の疲れ対策に有効な生活習慣を5つ紹介します。

規則正しい生活

規則正しい生活を送ることは、疲労回復に効果的です。まずは毎日同じ時間に起床し、カーテンを開けて日光を浴びましょう。体内リズムが整うと睡眠の質を高める効果が期待でき、疲労回復に役立つでしょう。

また、食事の時間もなるべく決めて3食均等に摂ることを心がけると、体への負担を軽減できます。特に朝食は、一日を元気に過ごすための大切なエネルギー源。抜かずに摂るようにしましょう。

バランスの良い食事

母体と胎児の健康を維持するために不可欠なのが、栄養バランスの良い食事です。バランスの良い食事で体に必要な栄養素をまんべんなく摂取することは、疲れ対策としても効果的でしょう。

特に、十分な摂取で疲労軽減の効果が期待できるとされているのが、ビタミンB群です。

ビタミンB群は糖質や脂質、たんぱく質からエネルギーをつくり出すのに欠かせない栄養素。8種類のビタミンB群をしっかり摂れるバランスの良い食事は、疲れにくい体作りにも役立つでしょう。

【8種類のビタミンB群と含まれる主な食べ物】

  • ビタミンB1:豚肉、ナッツ
  • ビタミンB2:さば、アーモンド
  • ナイアシン:たらこ、まぐろ、かつお、鶏むね肉
  • ビタミンB6:まぐろ、にんにく、バナナ
  • ビタミンB12:しじみ、あさり
  • 葉酸:ブロッコリー、アスパラガス、ほうれん草、いちご
  • パントテン酸:鶏ささみ、納豆、卵
  • ビオチン:大豆、きのこ類、ナッツ

また、妊娠中はビタミンB群の一つである葉酸をはじめ、鉄やカルシウムなども積極的な摂取が推奨されます。いずれも食品から摂取可能ですが、十分摂れるか不安な場合は妊婦さん向けのサプリメントの活用も一つの方法ですよ。

妊娠中の栄養バランスはmamaruにおまかせ

栄養素は食事からの摂取が基本ですが、妊娠中に食事に気を遣えるほど万全な体調を保つことは難しいもの。

疲れ対策に有効なビタミンB群に加え、妊娠中に欠かせない栄養素をしっかりと補給するなら、妊婦さんのために作られたmamaru (ママル)がおすすめです。

なんとmamaruは、ビタミンB群8種類のうち、7種類を網羅!1日4粒で妊娠中の体調管理をサポートします。

ビタミンB群の中でも注目したいのが、胎児の正常な発育に関与する「葉酸」。 mamaruは、厚生労働省が妊婦さんに対して推奨する1日あたり400μgの葉酸をしっかりと配合しています※1。

加えて、妊娠期に欠かせない鉄分やビタミン、ミネラルをバランスよく配合し、ママと赤ちゃんの健康をオールインワンでサポートします。

さらに、mamaruには約250億個の乳酸菌に加え、食物繊維やラクトフェリンも配合。これらの成分が腸内環境を整え、妊娠中に起こりやすいお腹の不調にやさしくアプローチします。

乳酸菌とラクトフェリンは、腸内だけでなく子宮内の環境もケアしてくれるのが特徴。善玉菌を増やすことで、子宮内のバランスを整え、流産リスクの低減にも役立つとされています。

妊娠中に気になる添加物は使用していない無添加なので、お腹の赤ちゃんに優しいのも嬉しいポイントですよ。

そんなmamaruは、全国4,400店舗以上のドラッグストアやアカチャンホンポで取り扱われている、信頼性の高いサプリメント。

出産準備のついでに手軽に店頭で購入できるのも嬉しいですが、公式サイト限定の特別価格でさらにお得に手に入れることもできますよ。

妊娠中の栄養サポートと体調管理が気になる方は、ぜひ公式サイトで詳細をチェックしてみてくださいね。

適度な運動

妊娠中の体力維持や心のリフレッシュに役立つのが、適度な運動です。日常生活に取り入れて習慣化すれば、疲れにくくなる可能性があります。

ウォーキングやお腹に負荷がかからないストレッチ、マタニティヨガなど、妊娠中でも安全に行える運動を、体調の変化に注意しながら行いましょう。

妊娠中の運動について、少しでも気になることがある場合は、医師や助産師に相談してみてくださいね。

水分補給

こまめな水分補給を心がけることも、疲れ対策に有効といえるでしょう。

妊娠中は血液量が増加するため、脱水症状を起こしやすい状態です。脱水になると、全身への酸素や栄養素の供給もスムーズに行かず、さまざまな体調不良を引き起こす可能性があります。

だるさや疲労感も、脱水が原因で起こる症状の一つといえるでしょう。

妊娠中は水や麦茶など、カフェインを含まない飲み物がおすすめです。起床時や入浴後など、水分不足になりやすいタイミングをはじめ、1日を通してこまめな水分補給を心がけましょう。

妊娠中の水分補給に適した飲み物については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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良質な睡眠

良質な睡眠は、疲れにくい体づくりや疲労回復に不可欠です。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や身体的な負担により、睡眠の質が低下しがちです。寝室の環境を整えたり、就寝1〜2時間前に入浴したりするなど、睡眠の質を高める工夫を心がけてみましょう※2。

質の高い睡眠のためには、就寝直前の食事やカフェインの摂取を控えることも有効です。ぜひ意識してみてくださいね。

妊娠中の「疲れ」には他の病気が隠れている可能性も

妊娠中の疲れがなかなか改善しない場合は、貧血やうつなどの病気が潜んでいる可能性があります。

妊娠中、体内の鉄はお腹の赤ちゃんのために使われるため、妊娠していないときよりも鉄の需要が高まり、母体に不足しがちです。鉄が不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こし、めまいや頭痛、疲労感などの症状が現れます。

また、疲労感に加え、気分の落ち込みや無気力、強い不安感がある場合、妊娠うつの可能性も考えられるでしょう。妊娠うつはホルモンの変化やストレスなど、さまざまな要因が絡み合って起こります。

友人や家族に相談することで解決できることもありますが、難しい場合はかかりつけの医師や助産師に相談してみましょう。

病気の場合は、早めの診断と適切なケアが重要です。お腹の赤ちゃんのために、ママ自身も早めの対処を心がけてくださいね。

妊娠中のうつについては、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。

妊娠中のうつをセルフチェック!知っておきたいマタニティブルーや産後うつとの違いとは【助産師執筆】

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妊婦さんは疲れやすい!赤ちゃんのためにも無理せず過ごそう

ホルモンの変化や大きくなるお腹など、妊婦さんの体には想像以上に負担がかかっています。

日々の生活の中で、無理をしてしまうこともあるかもしれませんが「少し疲れたな」と感じたら、無理せず休憩を挟むようにすることが大切です。家族や周囲の人に頼りながら、自分のペースでゆったりと過ごしましょう

また、適度な運動や質の高い睡眠、バランスの良い食事を心がけることも必要です。特に栄養バランスの整った食事は、赤ちゃんの正常な発育にも欠かせません。妊婦さん向けの葉酸サプリmamaruを上手に活用して、妊娠中に必要な栄養素をしっかりと補いましょう。

参考文献:

※1 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)

※2 厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド 2023

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