
更新日:2026/3/30
妊娠は何歳までできる?男女別の目安とリスク、妊活の始め方を助産師が解説

なんとなく妊活を前向きに考え始めた時に、気になるのが「そもそもいつまで妊娠できるんだろう」という疑問。妊活に取り組むに当たって、自分はあとどれくらい妊娠に挑戦することができるのか気になりますよね。
この記事では、妊娠は何歳までできるのか、また加齢によるリスク、妊活のステップなどについて、助産師が解説します。
妊活や不妊治療の進め方を考える上での参考になると嬉しいです。
この記事に登場する専門家
【葉酸サプリmitas監修・妊活専門産婦人科医】美加レディースクリニック院長 金谷美加先生
生殖医療専門医、産婦人科医、母体保護法指定医、医学博士
実は妊活期と妊娠期では必要な栄養素は違います。市販の葉酸サプリは「妊活期」と「妊娠期」を分けていないものもありますが、時期ごとに必要な栄養素を摂ることが大切です。
栄養だけでなく、冷えにも気をつけたいもの。子宮の血流が悪いと卵子着床が難しくなり不妊の一因にも繋がるため、しっかりと体を温めることが大事です。
妊娠は何歳まで可能?年齢と妊娠の関係
女性が妊娠できる年齢は、明確に「◯歳まで」とは決まっておらず、個人差が大きいと言えます。しかし医学的には、妊娠の可能性は年齢とともに大きく低下することが分かっています。
まずは、年齢と妊娠率の関係についてみていきましょう。
女性が妊娠できる年齢の上限は?
女性が妊娠できる年齢の上限には個人差があります。その理由は、主に卵巣に残っている卵子の数と卵子の質が人によって違うことが関係しています。
女性は、お腹の中にいる胎児の時から、将来的に卵子になる細胞を持っています。その数は一生の間に増えることはなく、年齢と共に減っていき、最終的には閉経を迎え妊娠する能力がなくなります。
日本人女性の平均閉経年齢は約50歳前後とされていますが、実際には閉経の10年前くらいから卵巣の機能は徐々に低下し、妊娠の可能性も少しずつ下がっていきます。
医学的には妊娠の可能性が大きく変化し始めるのは30代半ば頃からと考えられており、実際に35歳を過ぎたあたりから妊娠率が急激に低下することが分かっています。
※日本生殖医学会が公開しているデータを元に作図
しかし、年齢だけで妊娠の可能性が決まるわけではありません。妊娠には月経周期や排卵の状態、子宮や卵管の環境、そしてパートナーの精子の状態など、さまざまな要因が関係します。
また、生殖補助医療(不妊治療)を行った場合は、自分の卵子での体外受精の成功率は44〜45歳ごろが大きな限界であると考えられています。(※1)このことから、日本での保険適用での不妊治療は43歳未満までと定められています。
しかし、これらはあくまで統計的な傾向。実際に、更年期や閉経だと思って受診した結果、妊娠していたという方がいるのも事実です。妊娠の可能性は個人差が大きいと言えるでしょう。
自然妊娠と年齢の関係
自然妊娠のしやすさも、年齢と共に徐々に低下していきます。
女性の卵子は年齢と共に数が減るだけでなく、染色体のエラーが起こりやすくなることが分かっています。この染色体異常によって、受精しても着床しにくくなったり、流産の確率が高くなったりと妊娠率の低下につながるのです。
出典:M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition.
♦︎一周期あたりの自然妊娠率
- 20代:20〜25%程度
- 30〜34歳:15〜20%程度
- 35〜39歳:10〜15%程度
- 40歳頃:5%前後
年齢別の妊娠確率について詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
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妊娠適齢期はいつ?
妊娠適齢期とは、医学的にみて妊娠しやすく、妊娠・出産のリスクが比較的低い年齢の時期を指します。その点で考えると、20代前半〜30代前半が母体にとっても赤ちゃんにとっても良い時期だと言えるでしょう。
この時期は、卵子の質が良い・排卵が安定して起こりやすい・そして、妊娠や出産の合併症のリスクが比較的低い時期です。
日本では、35歳以上で初めて出産する場合を高齢出産と定義しており、次のようなリスクが上がることが知られています。
・流産
・妊娠高血圧症候群
・妊娠糖尿病
・染色体異常
男性の年齢も妊娠力に関係する?
成人男性の精巣では生涯を通して精子が作られるため、男性側は妊娠力にあまり影響しないと思われがちです。
しかし実際には、男性も女性同様に、加齢とともに生殖機能が低下することが分かっています。精子の質を左右する精子の数や運動性が低下したり、精子のDNA損傷の割合が増加する傾向があるのです。
- 35歳ごろ~:精液量や運動率が減少
- 50歳以上:前進運動率が著しく低くなる
この結果として、受精できても着床できなかったり、流産になる可能性が高くなってしまうことも。
生殖補助医療(体外受精・顕微授精)においても、男性が40歳以上になると、妊娠率・出生児率は有意に下がり、さらに50歳を超えると受精しても胚(成長した受精卵)が順調に発育できない割合が高くなると報告されています。
そのため、妊活や不妊治療をどのように進めていくかは、女性だけでなくカップルで話し合い、取り組んでいくことがとても重要です。
「妊娠しやすい男性の年齢」については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
年齢が上がることによる妊娠のリスクとは?
女性の体は年齢とともに少しずつ変化していきます。
特に妊娠に関わる「卵子の質」や「体の機能」は、年齢の影響を受けやすい要素。そのため、年齢が上がるにつれて、妊娠までにかかる期間や、妊娠中や出産時のリスクは大きくなる傾向があります。
ここでは、年齢が上がることで起こりやすくなるリスクや変化について解説します。
妊娠しにくくなる理由

年齢が上がると妊娠しにくくなる理由は、卵子の数と質が変化するためです。
女性の卵子は生まれたときから数が決まっており、新しく作られることはありません。お腹の中にいる胎児期には約600〜700万個あった卵子のもとは、生まれた時には約100〜200万個まで減少、さらに思春期には約30万個ほどとなり、その後も加齢とともに減少していきます。
卵子の数が減る=妊娠のチャンスが減る要因のひとつといえます。
また、年齢が上がると卵子の質が徐々に下がり、受精機能が低下します。
- 受精しにくくなる
- 受精しても受精卵がうまく成長しない
- 着床まで進みにくい
このことから、妊娠につながりにくい状態になってしまうのです。
流産率の変化
年齢が上がると、妊娠できたとしても流産の確率が高くなる傾向があります。
流産の多くは、赤ちゃんの染色体の異常によって起こります。染色体のエラーがある卵子は、受精してもその後の細胞分裂が正常に進まず、途中で成長が止まってしまうのです。
♦︎年齢と流産率の変化
- 20代:約10%
- 30〜34歳:約15%
- 35〜39歳:約20%
- 40歳以上:約30〜40%
卵子は長い年月を女性の体の中で過ごすため、母体の年齢とともに染色体のエラーが起こりやすくなることが分かっています。
妊娠中・出産時のリスク

年齢が上がると、妊娠中や出産時の合併症が起こる確率もやや高くなることが分かっています。
特に35歳以上の妊娠は、次のようなリスクが増える傾向があります。
♦︎妊娠中のリスク
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠糖尿病
- 前置胎盤
- 早産
♦︎出産時のリスク
- 帝王切開の割合が増える
- 分娩に時間がかかる
- 医療介入が必要になることが多い
これらは、年齢の上昇に伴う血管の柔軟性や代謝機能の低下、子宮や筋肉の働きの低下などが影響していると考えられています。
若い年代では妊娠中からトラブルが表面化しにくいのに対し、高齢になると慎重に過ごしていてもトラブルが起こりやすい傾向があるといえるでしょう。
「年齢に伴うリスク」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
妊活を考えるときに知っておきたいこと3選
妊娠する能力は、年々下がっていくのが現実。だからこそ、妊娠までの期間をできるだけ効率よく有意義に過ごすことがとても大切です。
ここからは、年齢による影響を知ったうえで、妊活に前向きに取り組んでいきたいと考えている方に知っておいてほしいことを紹介します。
カップルで検査を受ける必要性
妊娠のためには、女性側と男性側両方の生殖機能が大きく関係します。
なかなか妊娠に至らない場合は、どちらか一方ではなく、どちらにも原因がある場合も。実際に、不妊の原因の約半分は男性が関係していることが分かっています。
そのため、まずは妊娠に向けて、自分自身とパートナーに問題があるかどうかをあらかじめ知っておくことが大切です。
妊活にチャレンジしてみて、思うように進まない場合に検査を受けるという方法もありますが、先に検査を受けて体の状態を知っておくことで、自分たちにあった方法で妊活を進められるというメリットがありますよ。
妊娠に関わる体の状態を知るためには「ブライダルチェック」がおすすめ。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
排卵のタイミングを知る
妊娠のための第一歩は「排卵のタイミングを知る」こと。
女性の排卵は、約28日間の月経周期の中で一度しか起こりません。そして、排卵した卵子の寿命は24時間。そのうち受精することができる期間はさらに短いのです。
そんな限られた妊娠のチャンスを逃さないために、排卵日の予測はとても重要。自分自身で排卵のタイミングを知るためには、色々な方法があり、複数の方法を組み合わせて行うのがおすすめです。
- 基礎体温を測る
- おりものの変化を観察する
- 排卵検査薬を使う
- 妊活おりものシートを使う
排卵日をより正確に知りたい場合は、産婦人科や生殖医療科への受診もおすすめですよ。
排卵日予測の具体的なやり方は、こちらの記事でチェックしてくださいね。
妊活のステップ
ある程度自分たちで妊活に取り組んでみても、なかなか思うように妊娠に至らない場合は、次のステップについて考えることも大切です。
「不妊治療」と聞くと、不安や抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、まずは説明を聞くところから始めてみても良いかもしれません。
不妊治療を行う際は、自然妊娠に近い「一般不妊治療」からスタートすることが多く、それでも妊娠に至らない場合は「生殖補助医療」に進みます。
- 1一般不妊治療(タイミング法・人工授精)
- 2生殖補助医療(体外受精・顕微授精)
不妊治療は、年齢やAMH(残りの卵子の数)、今までの経過などに合わせて進めていきます。
それぞれの治療について詳しくは、こちらの記事で確認してみてくださいね。
助産師が教える妊娠に向けて今からできる体づくり3つ
できるだけリスクの少ない状態で妊娠・出産するためには、土台となる体を整えることが大切です。体を整えることは、妊活の時期はもちろんですが、出産や育児をする上でも欠かせませんよ。
生活習慣を整える
生活習慣を見直すことは、ホルモンバランスや血液の巡りを整えるために重要です。
- 早寝早起き
- 生活リズムを整える
- 質の良い睡眠をとる
- 適度に運動する
- ストレスを抱えすぎない
これらは、妊娠の成立に関係する「卵子の質の低下を防ぐ」「排卵を安定させる」ことにも繋がります。妊娠後の合併症予防のためにも、妊活中から生活を整えておきましょう。
妊娠に必要な栄養を意識する
実は、妊娠に向けて摂った方が良いと言われている栄養素がいくつかあります。妊娠しやすい体の土台を整えるためには、毎日の食事でこれらの栄養をバランスよく摂るようにしましょう。
| 栄養素 | 働き | 多く含まれる食品 |
|---|---|---|
| 葉酸(ビタミンB9) | DNA合成・細胞分裂をサポートし、受精卵の発育や着床環境を整える | ほうれん草、ブロッコリー、枝豆、レバー |
| 鉄分 | 子宮内膜への血流を改善し、着床しやすい環境を整える、貧血予防にも | 赤身肉、レバー、あさり、小松菜 |
| ビタミンB群(B6・B12など) | ホルモンバランスの調整、葉酸の働きを助ける | 肉、魚、卵、バナナ |
| 亜鉛 | 卵子・精子の形成や受精をサポート、細胞分裂に関与 | 牡蠣、牛肉、ナッツ類 |
| ビタミンD | 子宮内膜の受容性を高め、着床しやすい状態に関与 | 鮭、きのこ類、卵 |
| オメガ3脂肪酸(DHA・EPA) | 抗炎症作用や血流改善により子宮内環境を整える | サバ、イワシ、サンマ、アマニ油 |
| ビタミンE | 抗酸化作用により卵子や子宮の老化を防ぎ、血流を改善 | アーモンド、アボカド、かぼちゃ |
ポイントは、毎日コツコツ続けることです。1日だけしっかりと意識しても、他の日の食事が乱れていれば、十分な栄養素を体に補給することはできません。
サプリメントを上手に活用する
妊活にプラスに働いてくれる栄養素を継続的に摂るために、活用して欲しいのが「サプリメント」です。特に「葉酸」は、厚生労働省でも妊活中からサプリメントなどを活用して多めに摂ることが推奨されています。
葉酸と一緒に他の栄養素も摂ることができるサプリを活用すると、簡単で手軽に栄養補給をすることができますよ。
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mitasには、厚生労働省がサプリから摂るべき量として推奨している葉酸400μgに加え、吸収率の良いヘム鉄が5mg、着床を助ける栄養素として知られているビタミンDが50μgなど、妊活のために嬉しい栄養素がたっぷりと配合されています。
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また、巡りをサポートして温活に役立つ和漢成分が一緒に摂れるのも嬉しいポイントです。
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妊娠のためには、年齢だけでなく体の状態を整えることが大切
女性が妊娠できる年齢は個人差が大きいですが、加齢とともに妊娠率は下がり、リミットがあるというのが統計上の事実です。
だからこそ、ご自身の体の変化について理解した上で、妊娠に向けて体の状態を整えることが大切です。
mitasは、妊活中の女性を応援しています。
参考文献:
(※1)一般のみなさまへ - 生殖医療Q&A:Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?
参考資料:
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