更新日:2024/7/31
妊娠後期に葉酸は必要?その理由といつまで飲めばいいのかも解説
「葉酸を妊娠初期に飲んでいたけど後期も飲むべき?」
「妊娠後期に飲む意味はあるの?」
と思ったことはありませんか?
妊娠初期を過ぎたからなんとなくやめてしまった、という人もいるかもしれません。
結論から言うと、葉酸は妊娠後期のお母さんにも欠かせない栄養素。
この記事では、葉酸はいつまで飲めばいいのか、妊娠後期で葉酸を摂る必要性について解説しています。
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この記事に登場する専門家
医療ライター 小久保
現役看護師のWebライター。
自身も高齢出産や、計画出産、無痛分娩、自然分娩の経験あり。
出産・子育て経験を活かし、プレママやママに役立つ情報をお届けします!
葉酸は妊娠後期も必要?いつまで飲めばいいの?
葉酸は妊娠初期だけでなく、妊娠中期から後期、授乳期まで必要な栄養素。
妊娠後期や授乳期まで続けて飲むべきだといえます。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2020年版)では、妊娠初期から授乳期にかけて、葉酸の基準値それぞれが定められています。
とくに、妊娠中期から後期にかけて、葉酸が大量に使われ体外に排泄されるという報告があるように、妊娠後期も葉酸の摂取は欠かせないことがわかります。
もちろん葉酸だけ摂ればいいわけではありません。
妊娠後期は赤ちゃんへの血液供給量が増え、お母さんの血液量も増えるとともに鉄分も不足しやすくなります。
また、赤ちゃんの骨や歯をつくるのにカルシウムも必要です。
妊娠後期は不足しがちな栄養素を補いつつ、赤ちゃんの成長を促す食生活を意識する必要があるでしょう。
葉酸をいつまで飲めばいいのかについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
【助産師監修】葉酸サプリはいつからいつまで必要?おすすめのサプリや選ぶ時のポイントも解説
葉酸がいつからいつまで必要なのか、葉酸サプリを選ぶポイントもあわせてご紹介します。葉酸は、胎児の臓器形成をはじめ、妊娠中に必要な血液をつくるのに必須の栄養素です。葉酸を効果的に摂取するためには、サプリメントから摂取できる合成葉酸の摂取が推奨されています。妊婦の体に優しいサプリを選んで、健康的な生活を手に入れましょう!
妊娠後期に葉酸が必要な3つの理由
妊娠後期は葉酸が大量に使われるため、葉酸が必要になることはお話ししましたね。
ここでは、なぜ妊娠後期に葉酸が必要になるのかを順番に解説します。
- 胎盤関連産科合併症を予防する
- お腹の赤ちゃんの成長を促す
- お母さんの貧血を予防する
胎盤関連産科合併症を予防する
葉酸やマルチビタミンの摂取によって、胎盤関連産科合併症の発症リスクが抑制されたという報告があります。
胎盤関連産科合併症を発症すると、残念ながら有効な治療手段はありません。
そのため、予防がなによりも大切です。
胎盤関連産科合併症は以下の病気を指します。
- 妊娠高血圧腎症
- 常位胎盤早期剥離
- 早産
- 胎児発育不全
胎盤関連産科合併症の原因は、血管の内皮障害です。
血管の内皮とは血管の内側にある細胞のことを指し、血管の健康を保ったり血流をスムーズにしたりする働きをしています。
この血管の内皮細胞がダメージをうけると血圧が高くなったり、小さな血の塊が作られたり、血管が硬くなったりします。
お母さんの胎盤の血管に障害が起こると、胎盤の血流が滞ってしまいます。
その結果、胎盤関連産科合併症を引き起こしてしまうのです。
【妊娠高血圧腎症】
妊娠20週以降に収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上を認めます。
たんぱく尿がなくても、肝機能、腎機能、神経障害や、血液凝固障害、赤ちゃんの発育不良のいずれかを伴うと、妊娠高血圧腎症と診断されます。
重症化すると痙攣が起こったり、脳出血を起こしたり、様々な病気を引き起こします。
【常位胎盤早期剥離】
妊娠中にもかかわらず、子宮から胎盤が勝手にはがれてしまうことをいいます。
その結果、赤ちゃんに障害が残ったり最悪の場合は亡くなってしまったり、お母さんが重篤な状態に陥ったりすることがあります。
【早産】
妊娠22週から36週6日までの出産で、通常の出産予定日よりもかなり早く産まれてくることをいいます。
赤ちゃんの体が十分に作られないまま産まれてくるので、障害が残ってしまうこともあります。
【胎児発育不全】
何らかの原因により赤ちゃんの成長が遅くなることをいいます。
原因不明のものや、お母さんが妊娠高血圧症候群、胎盤やへその緒に問題があると起こることもあります。
お腹の赤ちゃんの成長を促す
葉酸は細胞分裂や成熟をサポートする働きがあるため、お腹の赤ちゃんの成長には欠かせません。
赤ちゃんが産まれてからも、細胞分裂は活発に行われます。
妊娠中は胎盤やへその緒を通して赤ちゃんに血液をとどけますが、出産後は母乳を与えることで赤ちゃんに葉酸を届けます。
葉酸はビタミンDのように体内で作ることはできません。
お母さんの母乳が赤ちゃんの血液を作り、成長の源になっているといえますね。
お母さんの貧血を予防する
葉酸は【造血のビタミン】と呼ばれているように、血液を作るためには必要不可欠な栄養素。
妊娠中は葉酸が大量に必要になるため、お母さんの血液から葉酸が失われていきます。
授乳でも葉酸は消費されるため、もともと葉酸の摂取量が少ない人はさらに葉酸が不足し【葉酸欠乏性貧血】を引き起こしてしまうのです。
葉酸欠乏性貧血は巨赤芽球性貧血とも呼ばれ、一般的によく聞かれる鉄欠乏性貧血とは別物です。
葉酸欠乏性貧血は、体のだるさや、息切れ、動悸、めまいなどの症状があらわれます。
また、舌が委縮したり、舌や胃に炎症を起こしたりすることがあり、産後の回復も遅らせてしまうため注意が必要です。
妊娠中の貧血の影響について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。
【助産師執筆】妊娠中の貧血はどんな影響がある?
妊娠中に多くのママさんが経験する貧血。その原因と貧血になった場合の赤ちゃんへの影響だけでなく、貧血にならないための予防法までみっちり記載しました。貧血対策としてぜひ参考にしてみてくださいね!
妊娠後期に必要な葉酸の量は?
日本人の食事摂取基準(2020年版)によると妊娠後期に必要な1日あたりの葉酸の量は、480μg(通常推奨量240μg+240μg)だといわれています。
1,000μgは1mgなので、0.48mgの葉酸を毎日摂取するということになります。
本来なら食事からすべて摂取できるのが理想的ですが、葉酸は熱に弱く、水に溶けやすい性質があります。
つまり、炒めたり、煮たり、長時間水にさらしたりするだけでも、葉酸は失われてしまうのです。
妊娠後期になると葉酸以外にも意識して摂りたい栄養素は、他にもたくさんあります。
そう考えると、葉酸や他の栄養素のバランスを意識しながら食品を選ぶのは大変ですよね。
食事だけでは不足しやすい葉酸や栄養素を効率的に補うには、やはりサプリメントが役立ちます。
食事から葉酸を摂りすぎたと思っても、余分な葉酸は尿として外に排泄されるため問題はありません。
葉酸の量が1日1,000μgを超えないよう、サプリメントは摂取目安量を守りましょう。
葉酸の多い食べ物や、注意点について詳しく知りたい人は、以下の関連記事もご覧ください。
【助産師監修】葉酸の多い食べ物一覧|妊娠中におすすめのメニューから一日に必要な摂取量まで徹底ガイド
妊娠中は葉酸の多い食べ物を摂りたいと考えている人も多くいるのではないでしょうか。葉酸はママの健康や赤ちゃんの成長に大きく係わる重要な栄養素のひとつです。そのため、妊活開始とともに葉酸の積極的な摂取を始めましょう。この記事では、葉酸の多い食べ物や摂り方について紹介します。
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「食事から妊娠に必要な栄養を摂りたいけど、なかなか難しい……」
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妊娠中の不足しやすい栄養素を補いながら、お母さんとおなかの赤ちゃんをやさしくサポートします。
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まとめ
葉酸は妊娠初期だけでなく妊娠後期、さらには授乳期まで欠かせない栄養素です。
葉酸を適切に摂取すると、妊娠後期の胎盤関連産科合併症のリスクが抑えられ、お母さんの貧血予防にも役立ちます。
また、妊娠後期は葉酸だけでなく、鉄分やカルシウムなどの様々な栄養素が必要です。
mamaruは妊娠後期に不足しやすい葉酸や鉄分、カルシウムなどの栄養素を補い、美容成分無配合にもこだわりました。
mamaruをお気軽にお試し頂けるように、複雑な料金プランや面倒な定期縛りも一切ありません。
おなかの赤ちゃんとお母さんのための『mamaru』を、ぜひ一度試してみてくださいね。
(参考サイト)
Folic Acid and Risk of Preterm Birth: A Meta-Analysis |Bingbing Li,1 Xiaoli Zhang,1 Xirui Peng,1 Shan Zhang,1 Xiaoyang Wang,1,2 and Changlian Zhu1,
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