更新日:2024/8/7

赤ちゃんの障害が不安…後悔しないために妊娠中にできること

妊娠中にできる検査や障害の原因を解説
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赤ちゃんの健康についての不安は、妊娠中ずっとついて回ります。特に、障害の有無に関して気になる方は多いでしょう。なぜ障害が現れるのか、原因は何なのかを事前に知っておくことで、防げることもあります。

また、現在は出生前診断で胎児の状態を知ることも可能です。少しずつ不安を取り除きながら気持ちの準備を整えていきましょう。

今回は、赤ちゃんの障害の種類や原因について紹介します。また、妊娠中の”今”できることもあわせて紹介しています。今からできることを先に知りたい方はこちらをご覧ください。

この記事に登場する専門家

mina

産後に体調を崩した経験から、身体をつくる食事や栄養素について知識を深める。食でのインナーケア・肌のスキンケア・香りのアロマケアで、トータルバランスを整えるケアサポート強みとするライター。

<保有資格>
食生活アドバイザー2級・サプリメント管理士認定講座 終了証取得など

赤ちゃんの障害はママのせいではない

「体調には万全を期してきたのに」「検査も異常がなかったのに」赤ちゃんの障害が分かったら、自分を責めてしまいがち。しかし、赤ちゃんの障害はママのせいだけでは決してありません。複数の原因が考えられます。

どれだけ健康を意識した生活をしてきても、100%防ぐことはできません

しかし、今からやれることが何もないわけではありません。正しい情報を知り、妊娠中にできることから始めましょう。

障害を持って生まれる確率

実は、何かしらの障害を持って生まれてくる赤ちゃんは、20〜30人に1人といわれています。意外と多いと思ったかもしれませんね。そのため、障害があることは決して珍しいことではありません

しかし、だからといって対策をするに越したことはありません。妊娠中でも、赤ちゃんの障害の有無を知る方法はあります。また、障害の原因を知ることで妊娠中の”今”できることもあります。

出産の準備として、赤ちゃんの障害についても知っておきましょう。

(社会福祉法人 京都済生会病院 出生前診断について‐血液検査で赤ちゃんの染色体異常がわかるNIPT‐

赤ちゃんの障害の原因

赤ちゃんの障害には、いくつか原因があります。その中には、ママが対策できる原因も含まれています。まずは、障害の原因について紹介します。

遺伝

親のどちらかが障害を持っている場合、子どもにも遺伝する可能性があります。また、可能性として祖父母の障害が遺伝する場合もあります。しかし、遺伝する正確な確率についてのデータは現在ありません。親や、祖父母からの遺伝の可能性、または子だけで起こる突然変異の場合もあります。

遺伝による障害には2つあります。

  • 染色体異常
  • 遺伝子変異

染色体異常症とは、細胞内にある染色体の数や形が変化して起こる病気です。ヒトの染色体は46本あり、2本が1対になって計23対の染色体があることが正常です。染色体異常は、3本で1対になったり、1対が1本しかない場合に起こります。

<主な染色体異常>

  • ダウン症候群(21トリソミー)・・・21番目の染色体が1本多い。知的障害や精神障害など。
  • エドワーズ症候群(18トリソミー)・・・18番目の染色体が1本多い。心疾患や先天異常が起こりやすい。
  • パトー症候群(13トリソミー)・・・13番目の染色体が1本多い。1年以内に亡くなることが多い。

遺伝子変異とは、DNAの一部である遺伝子が変異することで起こります。遺伝子が変異していく過程で、うまく修復できずにそのまま生き残ったものを呼びます。

<主な遺伝子変異>

  • 脊髄性筋萎縮症
  • 筋ジストロフィー
  • 血友病 など

染色体異常と遺伝子異常の症状は共通しています。いくつかの症状が当てはまる場合は、染色体か遺伝子による異常症を疑うきっかけになるでしょう。

  • 体や頭が小さい
  • なかなか歩けない
  • 言葉が遅い
  • 顔つきの特徴(目が離れている、耳の位置が低いなど)
  • 自閉症の特徴がある
  • てんかん発作がとまらない
  • 筋力が弱い など

(参考文献:国立精神・神経医療研究センター NCNP病院 染色体異常症・遺伝子異常症とは 社会福祉法人 京都済生会病院 出生前診断について‐血液検査で赤ちゃんの染色体異常がわかるNIPT‐

感染症

母体を通じて胎児に感染する「母子感染」には、次の3つに分けられます。

  • 胎内感染・・・赤ちゃんがママの体内で感染
  • 産道感染・・・産道を通る時に感染
  • 母乳感染・・・母乳を通じて感染

細菌やウイルスなどの微生物からの感染で、赤ちゃんに障害があらわれる場合もあります。

注意したい感染症はこちら。

  • 先天性トキソプラズマ感染症
  • 先天性サイトメガロウイルス感染症

先天性トキソプラズマ感染症は、加熱が不十分な肉やネコの糞などが感染源です。主な症状は、視力障害や遅発性障害があります。

また、先天性サイトメガロウイルス感染症は神経に関わる障害を残す場合があります。

<症状>

  • 肝機能異常
  • 小頭症
  • 水頭症
  • 難聴
  • 発達遅れ
  • 運動障害 など

サイトメガロウイルスは、子どもの唾液や尿に多く含まれています。大人の半数以上は免疫を持っていますが、胎児が感染すると上記の症状や、流産、死産に至る場合もあります。

妊娠中に初めて感染しても、胎児に障害が発症するのは1割程度です。防ぐ方法としては、子どもの唾液や尿に触らないこと。触れた場合は、よく洗ってください。不安な方は、主治医と抗ウイルス薬治療や感染の診断について相談しましょう。

(参考文献:東京都福祉局 母子感染とは 神戸大学医学部産科婦人科学教室 妊婦が感染すると胎児に感染するサイトメガロウイルス母子感染の実情と症状 小児慢性特定疾病情報センター 先天性トキソプラズマ感染症

栄養不足

妊娠中に栄養が不足すると、胎児の低体重や早産につながる可能性があります。特に日本は先進国の中でも低体重児が多いです。理由の一つにママの栄養不足が挙げられます。

ダイエットや、偏った食事で十分な栄養が胎児へ届かず、2500g未満の低出生体重児で生まれる場合があります。

<低出生体重児で生まれた場合に考えられる影響>

  • 脳性まひのリスクが高くなる
  • 発達障害のリスクが高くなる
  • 精神運動発達が遅くなる

また、成人後に生活習慣病になるリスクが高くなるという報告もあります。

妊娠中に必要な栄養素はたくさんありますが、その中でも葉酸は必ず摂取しましょう。別名「成長ビタミン」とも呼ばれる葉酸は、胎児の発育に必要不可欠です。推奨量を摂取することで、先天異常のひとつである神経管閉鎖障害のリスクを下げることができます

脳や脊髄の元となる神経管は妊娠初期に形成されますが、その時期に葉酸が不足していると神経管の一部がうまく作られません。

そのため、次のような先天異常の可能性があります。

  • 二分脊椎
  • 無脳症

二分脊椎とは、生まれつき背中の皮膚欠損がある状態。先天奇形の中でも高い頻度で起こっており、運動障害や排泄障害などの症状があります。

無脳症は、脳が欠損しており死産になる可能性が高いです。

神経管閉鎖障害は、唯一予防することのできる先天異常といわれています。栄養素を摂ることで防げるのであれば、積極的に行動したいですよね。

神経管閉鎖障害について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

神経管閉鎖障害と葉酸にはどんな関係がある?赤ちゃんの先天異常をサプリメントで予防しよう【助産師執筆】

葉酸を摂取することで発症を予防することができるといわれている「神経管閉鎖障害」。神経管閉鎖障害とはどんな病気なのか、その原因や検査方法などを、葉酸との関係性を含めて詳しく解説します。赤ちゃんの先天異常を予防するために、妊活中にできることを今から始めていきましょう。

関連記事

また、妊娠中に必要な葉酸をはじめとした栄養素を効率的に摂れるサプリメントはこちらをご覧ください。

(参考文献:国立高度専門医療研究センター 医療研究連携推進本部 低体重による出生は心血管疾患や生活習慣病リスクを増加 平成30年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 低出生体重児保健指導マニュアル

後悔しないために妊娠中の今できること

障害の原因を知ったうえで、今できることを紹介します。妊娠中にできる検査や生活習慣の見直しまで、やれることはすべてやっておきましょう

出産前にできる検査をしておく

妊娠中に胎児の状態を確認できる出生前診断。疾患の有無や、適切な分娩方法を知るためにおこなう検査です。

すべての障害を見つけられるわけではありませんが、ママだけでなく、夫婦やパートナーと一緒に考えましょう。

超音波検査

非確定的検査(異常の可能性を調べる検査)である超音波検査は、エコー検査とも呼ばれています。妊婦健診でおこなわれる超音波検査は、出生前診断の一つです。胎児の首の後ろの厚さ、発育状況を含め、疾患の有無を確認します

また、胎児の心臓や内臓を精密に調べる胎児精密超音波検査もあります。こちらの検査は限られた医療機関でしか受けられません。しかし、超音波検査と同様で非確定的検査のため、染色体の変化等については可能性しか分かりません。

NIPT(新型出生前診断)

NIPTも非確定的検査です。母体の採血検査で、胎児の染色体の変化を調べます。母体の血液には、胎盤から漏れ出た胎児のDNAが含まれています。そのため、母体の血液から胎児のDNAを調べることができます。

NIPTで検査できるのは、13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーの3種類のみです。この3種類の変化によって生まれる赤ちゃんの割合は、2/3程度といわれています。

検査結果は、陰性・陽性で表されますが、偽陽性の場合もあります。いずれにしても、診断の確定ができない検査であることを理解しておきましょう。

羊水検査

羊水検査は、確定的検査といわれる疾患の診断を確定する検査です。

母体のお腹に針を刺して、胎児の細胞を含む羊水を採取します。染色体の異常やDNAを検査して、胎児の状態を確認します。

超音波検査や血液を採取するNIPTと違い、流産や破水のリスクが約0.3%あります。リスクも含めて検査をおこなうかどうか、家族やパートナーとしっかり話し合いましょう。

(参考文献:兵庫医科大学 出生前診断についてキチンと知っていますか

生活習慣を見直す

妊娠前と比べ活動が制限される妊娠中は、ストレスが溜まりやすいです。日常の活動一つとっても、胎児を気に掛けることが多いですよね。

お腹が大きくなってくると、出かけるのも大変になりますが、体調が安定している日は散歩をしたり、軽く身体を動かしたりしましょう。

外に出て運動すると、思考も前向きになるのでおすすめです。

マタニティヨガに挑戦したり、ウォーキングシューズを揃えてウォーキングを始めたりすると楽しくおこなえますよ。

また、生活習慣を整えるポイントで大事なのが睡眠です。妊娠前と同じサイクルで過ごしていると、デリケートな妊娠中の身体には負担がかかっていることも。

睡眠時間は、最低でも6時間は確保しましょう。寝すぎることも胎児の発育にはよくないので、睡眠は6時間以上10時間以内を意識しましょう。

十分な栄養を摂り体調管理をおこなうことが大切

胎児の成長には、ママからもらう栄養が重要です。今日から始められることは、妊娠中の今、必要な栄養素をしっかり摂ること。実は、簡単なようで難しいことでもあります。

たとえば、女性に不足しやすい鉄分。胎児の成長が進むにつれて、摂るべき鉄分の量は増えます。しかし、必要な鉄分すべてを食事だけで補うことは現実的ではありません

妊娠中期以降は1日16mgの鉄分が必要になりますが、吸収率が低い鉄分は、食事に気を使っている方でも1mgほどしか摂取できないといわれています。鉄分が豊富な食事を続けても、必要量には届かないかもしれません。

また、必要な栄養がわかっていてもつわりで思うように食事ができない日もありますし、バランスよく食べているつもりでも、実際に吸収されている栄養が少ないなんてことも十分考えられます。

妊娠中は食事に加えて、栄養素を確実に補えるサプリメントを活用することがおすすめです。

妊娠中は「mamaru」で必要な葉酸と栄養素を補おう

胎児の先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを下げる葉酸はもちろん、妊娠中に摂るべき栄養素をまとめて摂れるのが、妊娠期専用の葉酸サプリ「mamaru」です。

妊娠中だからこそ、胎児に必要な栄養素をしっかり補う必要があります。

ママの腸活もサポートしてくれるmamaruについて紹介します。

神経管閉鎖障害のリスクを下げる葉酸を400μg配合

胎児の先天異常である神経管閉鎖障害は、葉酸を摂ることでリスクを減らせます

妊娠中に必要な葉酸は、通常時の量に加えて+400μgです。これは、神経管閉鎖障害の予防のために厚生労働省からも推奨されている量です。mamaruは1日4粒で、葉酸400μgをしっかり補えます。

バランスのとれた食事に加えて、推奨されている量の葉酸を摂ることは、妊娠中のママが”今”できることのひとつです。

計20種類以上の豊富な栄養素が摂れる

mamaruは葉酸だけでなく、妊娠中に必要な栄養素をまとめて摂れるサプリメントです。

含まれている栄養素は、なんと計20種類以上

鉄分は、動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄をブレンドし10mg配合。鉄分の吸収を促進するビタミンCは50mg含まれています。同じく食事からでは吸収率が低いカルシウムは200mg、胎児の脳の成長をサポートするDHA/EPAは1mg配合など、必要な栄養がぎゅっと詰まっています。

他のサプリメントを併用しなくても、mamaruだけで妊娠中の赤ちゃんとママに嬉しい栄養がしっかり摂れますよ。

また、ビタミンBには相互作用があり、一緒に摂る種類が多いと吸収が促進されます。全8種類のビタミンB群のうち、mamaruには7種類も含まれています。せっかく摂るなら、より効率よく吸収できる方が嬉しいですよね。

腸内環境のケア成分も

腸内環境を整えることは、妊娠中の身体と心にも影響します。mamaruには、腸内細菌が喜ぶ3つの成分を含みます

  • 3種類の乳酸菌
  • ラクトフェリン
  • 食物繊維

体調が乱れやすい妊娠中は、便秘や下痢に悩む方が多いです。腸と脳は迷走神経でつながっているので、脳で感じたストレスは腸に届きます。この影響もあり、精神的に不安定になりやすい妊娠中は、便通に影響があらわれやすいのです。

腸内を整えるには、善玉菌が喜ぶ食材や菌を摂ることが大切。mamaruに含まれる乳酸菌やラクトフェリンは善玉菌を増やし、食物繊維は善玉菌のエサになります

mamaruは栄養素のカバーだけでなく、妊娠中のママの体調もサポートする葉酸サプリです。

産婦人科医の監修・推奨で信頼度◎

胎児に届くサプリメントだからこそ、信頼できるものを選びたいですよね。mamaruは、日々妊婦さん達のお悩みに触れている産婦人科医の監修・推奨がされているサプリメントです。

専門家が監修しているからこそ、妊娠中の女性のほしい!が詰まったサプリメントが実現できました。

神経管閉鎖障害は、事前に対策できる唯一の先天異常。後悔しないために、今から葉酸サプリを始めてみませんか?

後悔しないためにできることから始めよう

赤ちゃんの障害の原因には、遺伝、感染症、栄養不足などさまざまなものがあります。

ママの意識だけでは防げない疾患もありますが、お腹の中で一緒に過ごす約10か月間、赤ちゃんはママの栄養をもとに生きています。何もできない・しないのではなく、今できることを探して元気な赤ちゃんを抱きたいですよね。

中でも神経管閉鎖障害は、葉酸の十分な摂取によって予防できる疾患です。葉酸サプリのmamaruなら、厚生労働省が推奨している葉酸量400μgがしっかり摂れますよ。

生まれてくる赤ちゃんのために、今からできることを始めてみませんか?

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